トイレット・トレーニング


「トレーニングを始めるなら1才半から」・・・育児書などを読むと、トレーニングを始める年齢が書かれていますが、3人を育てた経験から「そんなに焦らなくても大丈夫」と言いたくて、それについて書いてみました。

育児書に書いてある年齢は、たまたまお母さんが「チッチは?」って聞いた時にタイミングがあって、オシッコをしてくれたりするとそれを勘違いして「オムツがとれた」なんて事にしているのだと思います。でも、それでは本当の意味で自分でオシッコをしたことにならないのです。
「オムツがとれる」て言う事は、本人が尿意を感じて、自分でトイレに行けるってことなんです。尿意を自覚できる時期が、膀胱の発達の違いにもよるけれど、だいたい3才前後の様な気がします。我が家の子ども達がそうでした。

長男(玄)は、初めての子どもということで、時間的に余裕があり、育児書通り1才半になると同時にトレーニングを始めました。しかし、「オシッコは?」と聞いてもおもらしばかり、余りにとれなくて結局トレーニングパンツをはかせたまま冬を過ごす事になりました。出かける時も失敗した時の為に着替えやパンツやティッシュやら沢山の荷物を持って・・・洗濯物が大変だったことを思い出します。ある時は、近所のおばさんが買い物に一緒に連れて行ってくれたのは良いものの、途中でおもらしをして新しい洋服を着て(買って)帰ってきました。最終的にオムツがとれたのは2才10ヶ月、1年半という長い時間を苦労したことになります。

長女(サキ)は、生まれた時から熱を出した事も余りなく、手のかからない子でした。オムツの方も1才半頃になり「オシッコは?」と聞くと「チッチ!」と返事をしてくれて、「やっぱり2番目だ!出来た子だ!」と感激していましたが、それはぬか喜びで、うまくいきませんでした。そう言ってくれたのは少しの間だけ、それもこちらから聞いた時に返事をするだけで、それこそタイミングが合っていただけでした。お兄ちゃんの時に苦労した経験があったので、ずぼらなお母さんはもう1度オムツをすることにしました。その後オムツがとれたのは、お兄ちゃんよりも少しだけ早かった2才6ヶ月でした。

次男(まさ)は、お兄ちゃんの幼稚園の送り迎えがあり、のんびりとトイレットトレーニングしている時間的余裕がなくて、「まっいいか!!」の気分で、紙オムツをしたまま幼稚園が夏休みになるのを待ちました。そして7月後半、夏休みに入ると同時にトレーニングを始めて、2学期の始業時には、すっかりオムツはとれていました。9月生まれなので本当に3才間近でしたが、1ヶ月という短い時間であっという間にとれてしまいました。

長男は1年半、次男は1ヶ月とかかった時間は違いますが、オムツがとれたのは3人共、3才近くでした。お母さんがのんびりしていたせいか、幸い“おねしょ”の方も1度も失敗することがありませんでした。

最後に、トレーニング中にしてはいけないことを2つ・・・
1つは、失敗した時に叱らない、それから短時間に何度も「オシッコは?」と聞かないことです。これは子どもを神経質にしてしまい逆効果です。そのプレッシャーが「おねしょ」という形で表れる場合があります。(これは知り合いで2軒程聞いています)
もう1つは、その「おねしょ」ですが、夜わざわざ起こしてトイレに連れて行かないと言う事です。あれはかえって“夢心地”の中でオシッコをする癖をつけてしまうだけのようです。もし、失敗しちゃったら叱るのではなく、「オムツをしちゃえ!」ぐらいの軽い気持ちの方が良いかもしれません。だって、トレーニングの目的は、取れる年齢の早さではなく、最終的な結果ですから・・・
焦らず、ゆっくりとトレーニングして下さいね!!


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