メイン » » » 呉 茂一
くれ しげいち

呉 茂一

くれ しげいち

1897(明治30)〜 1977(昭和52)

昭和期の西洋古典文学研究者

埋葬場所: 5区 1種 1側 9番

 呉秀三の長男。東大卒業後、欧米に留学してギリシア・ラテン文学を修め、「ギリシア抒情詩選」などに流麗な訳文をする。 戦後、東大・名古屋大などの教授を歴任、ギリシア神話の体系的研究に力を注ぎ、ギリシア悲・喜劇や抒情詩の翻訳を数多くする。 1963〜66(S38〜41)、在ローマ日本文化会館初代館長。主要翻訳に「イーリアス」「オディッセイア」「花冠」などある。

<コンサイス日本人名事典>


墓誌

*墓石は和型「呉家累代墓」、裏面「昭和六年十月 呉秀三 建之」。左側に「芳渓呉秀三先生」墓誌碑が建つ。裏面が墓誌となっており、母の呉みな(M45.7.3没・行年38)から刻みが始まる。次に父の秀三、正子、妻のトミヨ、茂一の順で刻む。

*左隣の墓所も呉家であり、舊濱田藩士族本多家の継承者呉氏が永代使用者になっている。呉茂一の後妻みつの本家の墓である。


家系図
家系図


関連リンク:



| メイン | 著名人リスト・か行 | 区別リスト |
このページに掲載されている文章および画像、その他全ての無許可転載を禁止します。