03年2月26日 | 夜のうんちくに「アッなるほど!!」 エロビアの泉 | |||||||||
ゲスト:石井正則(進行)、乾貴美子(進行)、シャカ、金村義明、志賀貢(VTR出演) | ||||||||||
ゴールデンタイムにも進出した「トリビアの泉」のヒットのおかげで、ちょっとした豆知識ブームである。その先をにらんで、石井や乾がエロ系の豆知識を持参してきた。これがあればキャバクラ・風俗などでもモテモテ間違いなしという。今回はそんなエロ系豆知識・エロビアを頭に叩き込む。エロビアに対して感心した度合いを示すためには、お尻型オブジェに装着されたパンティーを叩く(「へぇ」ならぬ「アヘ」)。 エロビア披露の前に早速タモリが「ほど」が女性器を表すという小ネタを披露して和やかなスタート。出てくるエロビアは「本気で感じている女の性器はビターテイスト」(愛液が酸性からアルカリ性に変わるため)、「人間の皮の中で一番分厚いのは精嚢袋」、「大黒天が小槌を持つ前に右手で表現していたのは女性器」(日本では性の神であるため)、「勃起のメカニズムを解明したのはレオナルド・ダ・ヴィンチである」、「蛸の足は1本男性器にもなる」(正しくは足の1本が精子を送り込む役割を果たす)、「インポの原因がフィジカルかメンタルかを見極めるために切手を使う」(人は夜勃起する性質があるため、ミシン目つきの切手を巻きつけておけばわかる。いまは病院でもわかる)。 途中クイズ形式でのエロビア披露も。正解するとアッなるポイントを追加。「日本国語大辞典の中で8番目の『生』の意味は?」(こたえ:生身の男女の性器。また、避妊具をつけない状態での性交)、「江戸時代セックスをする時に使っていた銀杏・里芋・昆布は何のために使っていたか?」(ローション)という問題が出た。 最後には2問しか出していないのになぜかエロビアクイズの優勝を選定。1問目を当てていたタモリ・金村が優勝した。賞品は高級ソーセージ・貝と貝柱の詰め合わせ。 レビューとしてはエロビアの羅列でえらくあっさり終わってしまってるが、お得意のパロディもの(そういえば、パロディってほぼ毎回エロに塗り替えるね)なので良い仕上がり。補足エロビアもわりとよかったし。雰囲気も喋りもオッサンでオブジェへの触り方もいやらしい金村や上滑りな感じのシャカがいるとはいえ、それを補って余りある乾の活躍がよかった。やっぱり格調高いエロをやって危ない語を喋らせるならこの人の右に出るものはいないですね。これからも末永い活躍を! しかしせっかくだから思いっきりタモリ倶楽部的な出演者である本家の八嶋・高橋コンビをひっぱってきてもよかったのでは。そこまでは許してもらえないんだろうけど。A。 1本目は清水圭からの作品。
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03年2月19日 | Kenプレゼンツ 男の建造物 ダム放水大賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲスト:ken、松尾貴史(進行)、加藤明日美、竹村公太郎(解説) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラルク・アン・シエルのkenは知る人ぞ知るダムマニアで、入れ込みようは業界屈指。今回の企画はそんな彼の持ち込みであるらしい(真偽のほどはわからない)。なんでもダムは男の建造物であり、その中でも放水がもっとも男らしさを感じさせるのだとか。そこで、放水という観点から優れたダムをカウントダウン形式で紹介する。 カウントダウンの前になぜkenがダムを好きなのか聞くところからはじまるが、「トンネルやビルと違って中まで充填された最大の構造物であるところがいい」などと早速熱弁をふるいはじめるken。それに呼応するように竹村も語り出し、ダム好き2名はあっという間に意気投合した。そして「ダム好きにあらずんば男にあらず」というフレーズが入ったくす玉を割ってスタート。 トップテンは以下の通り。
基本的には淡々とダムを見て放水を見て、というだけだが、温井のコンジットゲートやクレストゲートから放水される様にkenはもちろんのこと他の面々も食いついてきたため、和やかに進んでいった。加藤ですら、放水になぜか大笑いしたり「(アーチダムの)他に形があるんですか?」と質問したり(あれ、もしかして台本か?)、「侮れない」と悟ったりしていい食いつき。放水シーンの隅にはそれを見ているメンバーの表情も映るのだが、思わず「おー」「すごい」と声をあげたり口を半開きにしたまま見たりと、最後まで興味深く見ていた模様。 加藤の質問を受けて初級ダム講座も開かれた。ダムは大別してアーチダムとロックフィルダム(フリップはロックフィルムダムと書いてたがまちがい)、重力式コンクリートダムの3種類である、というはなし。また、kenがいままで訪れたダムの話や、「たまに行くならこんなダム」として神奈川県の沼本ダムが紹介された。 第1位の黒部ダムは映画「ホワイトアウト」の撮影にも使われたらしいが、タモリのコネで?機動隊の役をもらったkenの出演シーンがカットされてしまったというこぼれ話で締め。 こんなご時世にあって流れに逆行するかのような完全なダム礼賛企画になってるのが素晴らしい。で、ダムといえばもろに学生時代にやってたことであり、いまもそれに遠からぬことをやっていて、さらには微妙に絡んでる第3回世界水フォーラムに竹村が噛んでおり、と他人事じゃないので贔屓目に見てしまうのは致し方なく。良かったです。kenがダムマニアなんてすっかり忘れていたけど、まだ興味が持続しているようで何より。迫力を出すためか、わざわざプロジェクターを使ってるのがいい感じ。こういう企画になると得てしてつまらながりがちな女性ゲストも加藤が健闘。ていうか、加藤明日美ってわりと好きかも。あの甲高くひどい笑い声がいいわ。普通に考えるとCくらいだけど超贔屓目にて保存版。 安齋、大島に行ったときに波に乗っていたら大波に巻き込まれて1回転したらしい。
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03年2月12日 | 企業最前立線! ソフト・オン・デマンドの実像に迫る! | |||||||||
ゲスト:浅草キッド、加藤彩子、杏野るり、高橋がなり、渡辺宏樹、新保英之、石上雅一、長岡幸子、大久保光範、天野こころ、菅原ちえ、とっちん | ||||||||||
不況続きの世の中だが、そんな中にあってソフト・オン・デマンドが日の出の勢いであることは周知の事実。就職希望者は殺到(離職者も多いようだが)、四季報にも掲載されるほどで、いまや業界では並ぶものがないほどだ。そこで今回は本社を訪ねてその実像を探る。 会社訪問ということでまずは受付から。AV制作会社で受付がしっかりあるところからタモリは感心した風。商品が一同に会したディスプレイスペースには杏野と加藤が待ち構えていて、彼女らの案内で社の歴史を学ぶ。テリー伊藤の元弟子であるがなりが中心となって設立した平成7年から数々のヒット作、一部の大コケ作を産み出し現在の地位を築き上げた様を勉強。 次に訪れた制作部は入るなり仮眠用ベッドが目に飛び込んできたり卓球台が置いてたりはするが、いたって普通っぽいオフィス。ちょうどがなりもいて、ちょっと話を聞く。緊張からか若干おどおどした感じのがなり、少し前に発覚した横領事件が応えているよう。新入社員からも話を聞く。今までで一番ハードな現場や自分の思う良い作品、撮りたい作品を聞いた。3人いるわりになぜか新保ばかりから聞いていたが。 自慢のスタジオへもお邪魔する。スタジオでは番組収録の前日に杏野が撮影を行ったとのことで、一同大興奮。また、小道具部屋ではローションづくりの現場に遭遇し、衣裳部屋では数多くの衣装にタモリが何故か「着たいなあ」と羨ましがっていた。 ここから杏野に代わって天野が案内役となり編集部へ。ソフトオンデマンドの作品の売りであるデジモ処理を行っているところだ。ひとり12時間かけてようやく1分ぶんの処理が終わるという気の遠くなるような作業に玉袋などは感激。企画会議を覗いてみると、イタコを使った作品の打ち合わせ中だった。ユーザーからの企画を作品化するレーベルもあるとのことで、続いてはそれを集積するハガキルームへ。 さらには監督インタビューも敢行。とっちんから話を聞く。このとっちん、平成2年から1年半タモリ倶楽部ADをやっていたそうで、タモリに「おひさしぶりです」と頭を下げる一幕も。そんな彼だが今では年収およそ3,000万円ということで、ディレクターのヤマダ氏もがっくり。大出世もいいところだ。 最後になぜか男優の募集要項が記載された。念のため別窓で用意。こちら。 浅草キッド(というか玉袋)、とにかく大張り切り。実際、想像を絶する辛さはあるだろうけど面白そうだもんなぁソフトオンデマンドの現場って。社の歴史をソフトオンデマンドって黎明期から知ってるんだなあ(見てないけど挙がってた作品は全部タイトル知ってるよ…)と実感されるほど、かの社は馴染みがあるため何やら感慨深いものが。まさか出てくるとは思わなかったがなりまで出てきたしね! 会社の特殊さばかり先行する感があるが、実は今回は至極まっとうな会社訪問だったような気がする。ところで「ぜんりつせん」ったら「前立腺」だけどテロップでは「線」だった。いいのかなあ。B。 関連リンク:ソフト・オン・デマンド
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03年2月5日 | 実録事件ファイル 空き巣に入られた男たち!! | ||||||||||||
ゲスト:石田靖、安齋肇、なんきん、古藤光国(解説) | |||||||||||||
以前空耳の中で触れられていたように、安齋は先日空き巣に入られてしまったらしい。彼だけではなく、石田も昨年は空き巣に入られたという。実際、被害件数もここ5年でおよそ100倍になっているのだとか。未だそのときのショックが癒えないふたりがタモリにアドバイスを求めにやってきた。タモリもコメディアン刑事(笑)としての血が騒いできたようで、現場検証に乗り出すことに。今回は、実際に空き巣に入られた現場を再現・検証したり、最新の防犯事情を勉強したりする。 まずは石田邸を再現。「東京なんてタモリ倶楽部以外来ないだろう」「ああ、軽演劇(新喜劇のこと)か」とタモリに冷やかされつつ検証。窓を割って鍵を開けるという侵入方法で、DVDプレイヤーとアダルトDVDが前に出されていたという。盗まれたのは腕時計とサングラス。ベランダに足跡が残ってはいたが、現在も未解決のまま。続いて安齋邸。部屋中荒らされていてどんぶりいっぱいの小銭を盗まれたらしい。ただ彼の場合はやってきた鑑識・警官がひどい花粉症で鑑識の粉で咳き込む人と「見てますよ」と笑顔で話しかける人、意味なく被害ゼロのレコードのコレクションの写真を撮る人とめちゃくちゃだった模様。そんな話をしているところへ突然なんきんが登場。彼も経験者とのことで、彼の現場も再現。なんきんの場合はやや特殊で、そもそも20年くらい前らしいが、帰ったら犯人と鉢合わせしたらしい。しまってあったビデオを一本一本チェックされて、盗られたのは洋ピン一本のみだったのだとか。 ではこうした空き巣に対抗する手はあるのか? そこで一同は最新防犯事情を学びにカギの救急車へ。玄関ではマルティロック・セーフティーサムターンのようなディスクシリンダーより開けにくい玄関の鍵を使うのがいいらしい。窓ガラスではフィルムを貼る・特殊な膜を挟んだガラスを使うといった対策が有効。最後にはセキュリティシステムの紹介もしていたが、後半はなんだか半分くらい営業だったような。 なお、今回随所で披露された空き巣に関する豆知識は、○高層マンションは玄関から、低層階はベランダから侵入されやすい、○新宿に盗品交換所があるらしい?、○車両盗難は注文制?、○人は大事にしているものを右に置く習性がある、○玄関の開け方にはバールによるこじ開け・ピッキング・カム送り・サムターン回しがある、○網入りガラスは普通の板ガラスより危険(飛散しないうえ音が小さく、割れやすさは変わらない)、といったところ。 なんきんの登場シーンや一連のコメディアン刑事話は面白かったが、経験者ばかりなこともあってかあまりテンションの上がらない回。豆知識ばかりで終わってしまうのもなんだか。いま住んでいるところなんかは新しくないので空き巣入り放題っぽくてちょっとおそろしいなあ、と恐怖が増すだけで終わってしまった感。フィルムでも買うか…。昔から知っていたのか台本を読み込んだか知らないけれど、珍しくタモリが積極的に絡んできている。だからどうということもないが、普段のやる気のなさを思うと不思議な感じ。なんきんは髭を剃ったほうがいいような気がします。D。 安齋が企画出演しているにもかかわらず、お相手は安齋だけというある意味特別編。2代目ソラミミストのときに安齋がつくり以降コーナーで飾られていたパネル、盗難に遭ったらしい。「最近手ぬぐいばっかりじゃないですか?」との安齋のけしかけに、タモリは2本目の前にTシャツを宣言したが、あまりの内容に結局手ぬぐいに。
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03年1月29日 | 80'sカフェバー「胸キュン。」 本日オープン | |||||||||
ゲスト:神戸みゆき、矢沢心、浅草キッド(博士が進行)、泉麻人(店長・解説) | ||||||||||
ニューウェーブ復権なんかもその一環なのかもしれないが、最近80年代ブームらしい。そんな折、80年代を思い出させてくれるカフェバー・胸キュンがオープンした。今回はここ胸キュンにて、タモリ・神戸チーム、玉袋・矢沢チームに分かれて当時の風俗に関するクイズを行う。クイズの回答権は、ルービックキューブを掲げるというまるで意味のないが、番組らしいやりかたで得られる。 玉袋はキレカジ系、博士はDCブランド系、神戸はオリーブ系、矢沢はお嬢様系、泉は黒服とそれぞれ当時の象徴的ファッションに身を包み(タモリだけ普通の格好)クイズに臨む。また、当時流行ったスライム、エリマキトカゲ、ハイレグも見つつ、いざ本題へ。 問題は「ブルーハワイ・マイタイ・ピニャカラーダとともに流行したトロピカルカクテルは?」(玉袋チーム正解)、「マハラジャが流行らせたディスコ文化は黒服・お立ち台・ドレスコード、他には?」(タモリチーム)、「83年に物真似が大流行したスターは?」(玉袋のプレゼントによりタモリチーム)、「入れ替え制が導入されたセーラーズ、店にいられる時間は?」(タモリチーム)、「キャバクラ・マントル・ノーパン喫茶・ファッションヘルスを誕生した順に並べよ」(タモリがゴネて両チーム正解)といったものが出された。 もっともクイズよりも今回は当時を振り返ることに焦点が当てられていた感もあり、玉袋・タモリを中心とした回顧トークが盛り上がった。玉袋がディスコに一張羅をまとって突撃するもスニーカーがダメで入れなかった思い出話、タモリがRUN DMCに誘われた逸話、セーラーズブームの頃にサクラの行列が生まれたという話など様々に花咲いた。風俗絡みでは当時を知らない神戸を騙したり。また、「浅草キッド 俺達の80'sグッズ」と題して、ふたりが当時のグッズを紹介するコーナーも。博士はタモリのフィギュアを、玉袋はジャッキーチェンの映画やプロレスのパンフを紹介した。 いちおうクイズの表彰も行い、タモリ・神戸チームが3対1(あれー? ゴネ得のポイントを除けばそうなるけど)で優勝。賞品はセーラーズのトレーナー。 80年代は小学校を出るか出ないかで興味のない時代だが、出演者自体は強力なので面白かった。とくに浅草キッド・泉の登場シーンの素晴らしいこと! 泉なんて淡々と階段を下りてきただけなのになんでそんなおもしろいのか。女性陣も手慣れたふたりで、現時点で最強に近い布陣。ただいいとも出演もあってタモリに慣れすぎたのか、矢沢がタモリに暴行を加えたのが衝撃的。タモリもまんざらではなさそうだったのでお気に入りではあるんだろうが、やっぱり見ている側としては「そんなことしていいのかよ!」と。ぐだぐだなクイズパートも味といえば味。ひとつのひな形のような回だったが、密度は濃い。B。前回太くなったエンドロールのテロップは、また元に戻った。 安齋、仕事ばかりだった80年代の中で唯一はまっていたプリンスについて熱弁。落ち着いた最近にがっかりしている模様。
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03年1月22日 | 潜入!餃子パラダイス「萬餃苑」 究極の餃子を食べまくろう!! | |||||||||
ゲスト:YOU、なぎら健壱、パラダイス山元、パラダイス山元と東京ラテンムードデラックス、園田ルリ子 | ||||||||||
日本にはラーメン好きとともに餃子好きも多く、池袋に餃子スタジアムができるほどだ。YOUも餃子スタジアムの行列に入って餃子を食べたほど好きらしい。そんな人たちの間でも知られざる名店があるらしい。それがパラダイスの営む萬餃苑である。餃子王(自称?)の肩書きを持つ彼は、趣味が高じて店まで持つようになってしまったという。今回は萬餃苑で彼の餃子をみんなでいただく。 さてこの萬餃苑、番組のための臨時出店かと思いきや、ちゃんと営業許可証も取っている正式な店らしい(会員制だが)。事務所も兼ねているんだとか。しかも手作り餃子の店ということで、客も実際に作ってたべるものらしい。このへんは普段もそうなのかよくわからないが。で、せっかく年明け1回目の放送ということもあってか、餃子で新年会を催すことになった。 早速餃子作りにとりかかる4人。作り方はこちらを参照。途中からは刺激を受けたタモリも自分が普段作るオリジナル餃子を作り始めた。なぎらも調理師免許所持の腕前を如何なく発揮。YOUだけが作業から取り残された感。手伝うもののすぐ「飽きた」といったり。しかし発言は人一倍でことごとく会場の笑いを誘い、しっかり役割分担ができていたように見受けられた。 で、パラダイスの「精力ビンビン焼き餃子」「海鮮水餃子」、タモリの「満州餃子」が完成。味は全て好評で、各人箸が進む進む。さらにはボーカルに園田を迎えたパラダイス山元と東京ラテンムードデラックスの生演奏が場を盛り上げる。「おさかな天国」をパクった「餃子天国」、タモリも加えた完全オリジナル「マンボDE餃子」を演奏した。園田が露出度の高い衣装(胸に餃子皮をあしらったビキニトップ)なのでタモリも「いい正月だねぇ」とご満悦。 最後はデザート・○んこ餃子で締め。具材の色を見るに伏せ字にする必要は全くないはずだが、なぜか伏せ字だった。マン盆栽で何にでも「マン」をつけていた名残を匂わせたか? 関東では年明け一作目ということで新年会。のっけから好作。さすがタモリは料理になると真剣。パラダイスやなぎらもいいかんじ。また、YOUの存在の大きさが際立つ回でもあった。いま女性ゲストで意識せずにいちばん気のきいた(というか状況に応じた、適切な)コメントを出せる人だろう。餃子も旨そうでいいなあ。餃子だいすき。萬餃苑の会員になりたいわ。餃子スタジアム行きたいわ。近く市内の専門店に行く予定だからいいんだけど。ところで萬餃苑までの道すがら、付近の住所がばっちり映っちゃったけどモザイクかけなくてよかったのかしら? 行っちゃうよ? B。なお、新年になったからかなんかしらんが、エンドロールのテロップが太くなった。 安齋、唯一作る料理が餃子らしい。プチトマトを入れるのがいいんだとか。「何も入れないほうがいい」というタモリに珍しく「なんですっとー!?」と素っ頓狂な声をあげていた。
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03年1月15日 | 2002年 ロケ弁当オブ・ジ・イヤー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲスト:山瀬まみ、原田龍二、アリtoキリギリス(石井は一部解説)、富川悠太(進行・解説、以上出演)、ニ平光一、南田裕介、武内絵美(以上VTR出演) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2002年も終わりということで(本放送は02年の放送最終日)、番組でも締めくくり企画、食にまつわる一大イベントを催すことになった。それが今回の企画である。数多あるロケ弁の中から、2002年最も愛されたロケ弁を決定するのだ。 といっても、都内で70社、500種類超の弁当から選ぶのは大変なので、アンケート調査に基づいてテレビ朝日の番組での発注数上位30種類をノミネート。この中から選ぶという算段だ。まずはそのランキングから見ていき、随時解説・試食を織り交ぜる流れで番組は進んだ。 発注数ランキングは下記の通り。タモリが若干不満を漏らしていたが、あくまで発注数のランキングということで、スタッフを多く必要とする人気番組で使われる弁当ほど上位に食い込んでいるのだろう。具体的な番組名は一つも出てこなかったけれど。括弧内が業者のなまえ。
オンエアで具体的に出演者が食べたりしたのは30〜26位、20〜16位、10位、7〜1位。もともと食べることで人間は幸せになるし、各人にとっても馴染みのある弁当が多いようで、弁当ごとに盛り上がる展開となった。さらに、完全にいじめられキャラになった石塚には出演者総出で食べさせないようにブロック。富川にまであっさり断られる地位に転落。めげずに何度か試みようとするが、その都度否定されていた。また、食に関することだけあってタモリの薀蓄も随所で炸裂。1位を見て「何これ?」と言ったところもご愛嬌。 協議の結果、ロケ弁オブ・ジ・イヤーは津多屋・のり2段幕の内に決定。2位はまい泉・ヒレかつサンド、3位は金兵衛・銀だら弁当と一同納得のランキングになったよう。ひとり石塚だけは食えもせず投票もできず、不満気味であったが。最後に津多屋に電話をして感謝の気持ちを伝え、和やかな終了。 02年キャラを確立した石塚のいじめられっぷりを楽しむ回。特にタモリは怪談話のときに言っていたネタ「受精が雑」を蒸し返すことに始まり、「石塚は研ナオオさん?」「お前は突っ込むな」「お前の目はアリクイの目だ」「お前のジャンパーにはなんでアホって書いてあるんだ」「逆ギレかよ」「何だその声は?」と酷い発言の連続。石塚は石塚でその地位を受け入れているようなのでよいのだろうが。初進行の富川はアナウンサー企画で優勝したご褒美か? 石塚に対する容赦のなさはしっかり心得ているようだし、進め方も無難で将来有望。勝田や小久保とは違う! また、一部にセンセーションを呼んだ南田君もVTR出演。こうしてみると、企画だけでなくこうしたところでも02年を回顧しているのかなあ、という感じだ(南田君は01年だけど)。企画自体は内輪ネタ感が強くよくわからなかった。弁当ってあまり食べないし…。03年の開催にも若干の含みを残したが、果たして。C。 この回はチャンネル間違いで録画し損ねましたが、幸い放送遅れ地区に職場の人が住んでいた関係で映像を入手できました。ここで感謝。 関連リンク:喜山飯店; 金兵衛; まい泉; クックデリバー; 安愚楽亭; Rad-ish; ポパイ; 崎陽軒; 紅雀; 沙門; 荒井屋; みねや; グルメ杵屋(これ以外の店は見つからず) 安齋がたびたびコーナーで宣伝していていた彼の待ち受けサイト、年内(02年末)打ち切りが決定したらしい。
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03年1月8日 | 海外進出決定!? フランスから雑誌取材がやってきた!! | |||||||||
ゲスト:安齋肇、中川家、杉作J太郎、PATRICK MACIAS、RONNY SANATANA、高橋ヨシキ | ||||||||||
番組放送20周年を地味に過ぎ、21年目に突入した長寿番組・タモリ倶楽部だが、このたびなんと海外から取材依頼が舞い込んだ。なんでも、現在の日本を紹介する総合情報誌(のわりにマニア的内容が多そうだが)「JAPAN
MANIA」に載るのだという。今回はこの模様を番組にしてオンエア。 さっそく番組コンセプトについての質問が出て、「テレビ番組になりえないものをテレビ番組にする」とそれらしい回答をタモリがするが、日本語が話せるとはいえ完璧ではないインタビュアーのパトリックにはよく理解できなかったようで、通訳として高橋を呼び出す事態に。 高橋が来てからは取材は順調に進み、「タモリ倶楽部はどんな層が見ているのか」(回答:広く浅く)、「OPでたくさんのお尻があるのはどうしてか、海外ではとても考えられない」(特別な意味はない、また、日本では下着を着けていれば地上波でも大丈夫)、「タモリ倶楽部の将来はどうなるか」(将来もなければ過去もない)、「泥団子の回なんかは番組哲学(シンプルに)を表しているように思えるが、シンプルすぎやしないか」(それがいい)といった質疑が活発に行われた。 一方で番組側からも「番組を見たことはあるのか」(ある。プラモの回や泥団子の回を見た)、「空耳アワーをどう思っているのか」(日本人はアホだと思う)、「プラモの回を見たというがどう思ったか」(マルサンのプラモを持ってるのがうらやましかった)、「アメリカにもタモリ倶楽部みたいな番組はあるんじゃないか」(ない)といった外国人から見たタモリ倶楽部というものを尋ねる発言が多く出た。 ただ、パトリックが杉Jのファンであり、漫画家であることのみならずLLクールJ太郎としての活動も知っていることが判明したあたりから雲行きが怪しくなりはじめ、自著「Tokyoscope」に関連して東映映画について熱弁を振るいはじめてから一気に方向転換。急遽逆取材を敢行し、「PATRICK MACIAS‘S 日本のお宝グッズ BEST5」(アポストロフィじゃないがテロップママ)と相成った。 さてパトリックのお宝トップ5、5位はガッチャマン・大鷲の健のフィギュア、4位は「宇宙からのメッセージ」パンフ、3位は数々の漫画、2位は初代ゴジラの人形、1位は「現代やくざ 人斬り与太」ビデオ。突然怪しげな動きを連発するパトリック。杉Jも得意な話題が多くなり、発言が増え、完全にふたりの世界を作り上げてしまった。そのままなし崩し的に終了。 彼女と別れた話を暴露されて、以降突っ込まれまくる杉Jはさすがにいい味で、美味しいところを持っていってしまった感。久しぶりの出演とはいえ切れ味は変わらず。まあ、天然のいじられキャラだから切れ味云々の話ではないが。今回の取材がほんとうに記事になるならたいしたもんだし、それなりに中身のある質疑だったと思うが、それよりやはりパトリックのキャラクターがポイントか。お宝紹介になったら途端に生き生きするところがオタクっぽいわあ、と思いつつ杉Jと作り出す世界にあははと笑い。どうしてあんなにいいキャラなのかしら。期待してなかったわりには非常によかったです。B。 関連リンク:「JAPAN MANIA」(第5号?);「Tokyoscope」 出演者に安齋がいたので、出演者全員で見るバージョン。
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