01年4月25日 | 業界相談役シリーズ第3弾 マチャミの私の結婚相手を探して | |||||||||
ゲスト:久本雅美、植西聰、アーミ昌令 | ||||||||||
女性の結婚年齢が上がってきている(もちろん男性についても言えることだが)。それとともに、結婚しない女性も増えているという。しかしそれは久本に言わせれば「しない」のではなく「できない」のだと。今回は結婚「できない」久本が結婚を求めてタモリに相談する業界相談役シリーズの3回目。タイトルの日本語が変だが、オリジナルは「マチャミの」で改行が入るのであまり違和感なし。また、タイトル末尾にハートマークが入る。 まずは久本の理想のタイプを聞くとともに久本の人となりに触れるが、途中で彼女の憧れが福山雅治であると判明、いつの間にか福山雅治と懇ろになるにはどうすればよいかというテーマになる。そこで植西やアーミに恋のアドバイスを求めることに。植西からはごく普通のことしか聞けなかったが久本はそれなりにいい気分に。アーミからもいいことが多く聞けて久本の気分は昂揚。 そこへ福山が近くのスタジオでリハーサル中との情報が。早速スタジオへ向かい出待ちをすることに。しかしなかなか現れない。スタッフが確認に出ると…きょうはバックバンドのみのリハだったと。どうやらスタッフ側は初めから会えないことを知って移動していたようで、知らぬは久本のみだった。本気で会えると思っていたらしい久本にとっては少々かわいそうなことに。で、今回の結果はノーコンテスト、とのこと。 今回は企画そのものはわりとどうでもいい感じだったが、本筋とはあまり関係ないところでいいところが見られた。特に、とにかく長い前フリをしておきながらしょうもないオチとなったミュージックステーションの話(もちろんタモリの話)は個人的に気に入った。他、撮影風景を称して「ケチャのリーダーみたい」と言うなど、平時に比してタモリが冴えていた印象を受ける。9年ぶりという久本はさすがバラエティー慣れしているというか、タモリと1対1でも的確なツッコミを入れていた。本題に絡む女性らしさもよく出ていた感じ。C。ちなみに今回、OPにタモリの登場シーンがあり、新鮮で良かった。 空耳アワーの結果 安齋、髪を切ってた。また、業界相談役シリーズに蛭子能収から相談が来ていた。要旨は「タモリ倶楽部に出たい」というもの。
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01年4月18日 | 900回記念緊急特別企画 2代目ソラミミストオーディション大会 | |||||||||||||||||||||||||||
ゲスト:なぎら健壱(進行)、眞鍋かをり、安齋肇、ポカスカジャン、YOU THE ROCK★、YOU、杉作J太郎 | ||||||||||||||||||||||||||||
今回で番組も900回。そのよき日に安齋が突然の空耳卒業宣言。何でも空耳により遅刻のイメージがついてしまい、本業にも社会生活にも影響が出てきたのだとか(彼は本業では遅刻していないと語っているが、本業でも遅刻が多いことは空耳内トークでも語られている。強いて言うなれば見苦しい毎回の言い訳が影響しているのだろう)。会場は騒然、急遽2代目ソラミミストを決めるためのオーディションが安齋が事前に選んだ4組の間で開かれた。それがPSJ以下の4組である。タモリを含む他4名が審査にあたる。 始めになぎらからソラミミストに求められる条件として、近況の豊富さ・流暢な葉書の読み・音楽知識の豊富さ・一般的な英語の知識の4つが掲げられた。杉Jは早くもピンチといった感じだが、安齋でもこの半分くらいしか満たしていないと思われる。 オーディションは各組が実際にタモリと組んで空耳アワーを進めるという実戦形式で行われた。順番はPSJ、YOU、ユウ、杉J。PSJはグループの特徴でもある音楽を交え賑やかに、YOUはごくオーソドックスに淡々と、ユウはよく喋り、杉Jはダメ人間っぷりを大いに発揮して終了。 さて、いよいよ2代目ソラミミスト発表という段になって候補全員が隔週録りの番組ペースに参加できないことが判明。で、安齋が元の地位に収まることに。すなわち、次週からもソラミミストは安齋である。企画開始時からある程度予想されていたが、結局は元鞘だったわけだ。 先が読めていた点はマイナスだが、面白く見られると思う。下ネタ空耳でうつむき加減になる眞鍋を捉えるオヤジ的カメラワークが秀逸。何といってもスキだらけ、ツッコまれまくりの杉Jが素晴らしい。本当に2代目が選ばれるとするとオーディションを見る限りではダントツでYOUだろうが、身贔屓も加わって是非杉Jにやってほしいと思わせる内容だった。今更言うまでもないことだが、彼のダメっぷりが番組に良く合ってることを実感させる好例。YOUが的確なツッコミで杉Jのダメさを際立たせていた。久しぶりによく笑った。あと、PSJの絡みでシタールが見られたというのが個人的収穫。せっかくユウが出たのなら番組をかき回してほしいところだったがまあそれは次のお楽しみ、といったところか。保存版。A。やや甘いけど、ここしばらくの低調ぶりに比べれば。 また、今回は関東では4月最初の放送だったのだが、何とOPが一新されCGになった。OP曲「SHORT SHORTS」の編集の仕方も尋常ではない。数秒のOPが終わってすぐCMというのも奇妙。EDのスタッフロールも番組の締めにくっついてくるようになった。まだ1回しか見てないのでなんとも言えないが、たぶん今後はこのようになるのだろう。CGの安っぽさ(最近のテレビ番組の中では極めて低いレベルと思われる)はらしいといえばらしいけど、違和感あり。タモリはどう思ってるんだろう。 空耳アワーの結果 上記のような内容につき、変則的な空耳アワー。エントリーの4組が2曲ずつ紹介していった。
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01年4月11日 | タモリ vs 畑山 vs 鶴太郎 素質だけなら一番ボクサーに向いているのは誰? | |||||||||
ゲスト:矢沢心、畑山隆則、片岡鶴太郎、小久保とものしん(進行) | ||||||||||
今回はボクシング世界チャンピオン、畑山を迎えての企画。ボクサーとしての素質を男性3人が対決形式で競う。矢沢は畑山ファンとしての登場だが、ただのギャラリーである。 第1戦はボクサーに必要なものはまずこれといった感じで動体視力対決。ただ、畑山の体験談で動体視力が特に必要ないことも明らかになった。さて対決はパネルの向こうを駆け抜けていく4人の女性(内一名オカマ)をすき間から見て、誰がオカマかを当てるもの。すき間を広げるなどして何回か見た結果、当たったのは鶴太郎ただ一人。 第2戦はボクシングの1ラウンドの時間に絡めた3分間を体内時計で計る対決。3分に一番近いタイムを出した人が勝利。なぜかカップラーメンにお湯を注いで戦う。これは畑山が勝利した。 第3戦はボクサーはグローブを合わせた瞬間相手の強さがだいたいわかる、といったことからグローブをはめた時の洞察力を試す対決。女性の頭のサイズや先ほど登場のオカマさんのバストをグローブ越しに当てる。これは実寸に近い人が勝利。頭のサイズではタモリが、バストのサイズでは畑山が勝利した。 畑山一歩リードで迎えた最終戦はスピード・瞬発力対決。ボウルの中に入っている物を素早く取り、それに関する駄洒落を言えたら勝利。ここでも畑山が一度お手つきするも圧倒的なスピードを見せつけて勝利、結局素質が一番あるのは畑山ということになった。優勝賞品は番組特製チャンピオンベルト。 今回はたいして盛り上がることなく終わってしまった感じ。使い古された小ネタ連発で一度も笑うことなく終わった。強いて言うならオカマさんが綺麗でよかった、ってくらい。あと意見を求められた場面で畑山が大きな咳をした場面か。それ以外はさっぱり。鶴太郎が個人的に合わないというのもあるが、今回は正直面白くなかった。E。 空耳アワーの結果
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01年4月4日 | 初心者が名曲を演奏 曲名当てクイズ | |||||||||
ゲスト:田中章、ガダルカナル・タカ(司会)、嘉門洋子、クリス・ペプラー | ||||||||||
本当かどうかはともかくとして、プリンプリン田中がナビゲーション付きのピアノを買った。ナビゲーションに従えばどんな初心者もらくらく名曲が弾けるということで「初心者ピアニスト 田中章リサイタル」を開くことに。ただ、それだけでは持たないだろうということでタイトルに掲げた企画も同時に開かれた。タモリ・嘉門・クリスが解答者となる。 もちろんいくらナビゲーション付きといってもプロのように弾けるはずはないから、田中の演奏はたどたどしいそれである。誰もが知っている名曲を弾いているにもかかわらずさっぱりわからないことも多いため、ヒントなしで正解すると3ポイント、ヒントを聞いて正解すると1ポイントということになった。 第1問からいきなりの難問(「枯葉」)に全員苦慮するが、以降は曲によっては田中の腕でもそれなりに形になったためテンポよく進んでいった。こうしたクイズものには珍しくオンエアでも8問もの問題が流れ、最終問題を前にしてタモリ8ポイント、嘉門5ポイント、クリス6ポイントと接戦に。 最終問題は逆転可能なポイントが設定され、嘉門が正解寸前までいくもタイトルが出てこなかったせいでタモリに横取りされ、タモリが優勝。賞品は豪華ピアノセットが転じた豪華「ぴあ」のセット。 初心者・田中の滑稽さが中心になるかと思いきや、易しめと思われた曲が多かったのと番組中で確実に田中の腕が上がったのとで思った以上に普通のクイズとなっていた。ただあまりに普通という感じも否めない。特に面白い部分が見出せたわけではなかったし。番組途中で見られたタモリの偽坂本龍一もさほどではなかった。企画そのものは「らしい」ものだった。しかしあれくらい弾けるなら自分も弾いてみたいな。C。 空耳アワーの結果 セットの一部として田中が参加(喋らなかった)。
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01年3月21日 | 大江戸線各駅調査隊 地下鉄と徒歩どっちが速い!? | |||||||||
ゲスト:山崎邦正、川村亜紀、山寺宏一(進行) | ||||||||||
地下鉄大江戸線が昨年12月12日に全線開通した。これによりハウフルスへ行くのも随分楽になったはずである。ただこの大江戸線、一駅くらいなら地下鉄に乗るよりも歩いたほうが速いというまことしやかな噂もちらほら。そこで今回は、一駅間の地下鉄移動時間と徒歩時間とを2隊に分けて同時に測り競う。グループはタモリ・山寺・川村(とスタッフ大勢)と山崎(と若いスタッフ若干名)。 まずは赤羽橋→麻布十番。タモリたちが歩き、山崎が地下鉄に乗る。格からして一見逆のようだが、地下鉄構内は撮影禁止ということでこのようになった。なお、地下鉄チームはエスカレーター、エレベーターは使用禁止。だらだら歩くタモリたちを映しつつ、随時山崎の様子も「山崎、『深いなぁ〜まだもぐるの?』」などとNaによって伝えられる。地下鉄ホームが深いせいもあってか、この区間は徒歩のほうが速かった。 続いて麻布十番→六本木。今度はタモリたちが地下鉄、山崎が歩き。「5秒に1回笑いを取る」と豪語して歩き始めた山崎だが結局何もできず。この区間も徒歩が勝利。さらにもう1ラウンド、六本木→青山一丁目。タモリたちが歩いて山崎が地下鉄を。この区間は今までで一番距離があったせいか地下鉄のほうが速かった。 最後に青山一丁目→国立競技場ということで再びタモリが歩き、山崎が地下鉄ということでスタートしたが、途中で山崎に電話が。徒歩チームはかったるくなって止めてしまった(山崎の歩き損)、という昨年末のSPと同じようなオチで締め。なお、随所で「大江戸線ひと口メモ」が挿入されたりタモリの大江戸線初体験記が語られたりした。 今回の企画はナイトスクープなら小ネタで片付けられそうだが、それで一本作るのがらしくていい感じ。2区間で徒歩のほうが速いと出ているが、実際はエスカレーターなりエレベーターを使うだろうし接続の問題もあるのでなんとも。まあ番組に望ましい結果が出たのでよしということで。地下鉄チームの模様が妙に面白い。武田のやけに抑揚を抑えたナレーションが効いていて、ここが一番面白かった。川村は積極的に喋っていて好感。山崎は例によって(?)いっぱいいっぱいだが、それが可笑しみを誘うのでまあいいだろう。B。 空耳アワーの結果 安齋、エスカレーターとエレベーターを間違うチョンボ。
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01年3月14日 | スナック「あい」No.1決定戦 | |||||||||
ゲスト:130R、伊藤愛子、岩田久実、若月みはる、大庭さち子、中村有見、長谷川勝俊 | ||||||||||
都内のスナックで一番多い店名は「あい(あい・AI・愛・藍)」だという。その数81軒。今回はそこから厳しい予選を勝ち抜いた(?)6店の主人がスナック「あい」の頂点をめざす企画。昔キャバクラ嬢の「あい」ちゃんNo.1を決める企画があったが、そのスナック版である。 まずは各店自慢から。各店の主人とタモリ・130Rとのヌルいトークが展開され、芸能人なら誰に似ているかというのも示された。あまり似てないせいでタモリの怒りはふつふつと沸いていたようだが、 そしてクイズによりポイントを競う。スナックだけに、マドラーを回すことで解答権を得るしくみ。問題に絡んでスナックの定義も明らかになった。それによればアルコールや食事・軽食を提供している店をさすらしい。食事を出すことで風営法にひっかかることもなく深夜まで営業できるとか。 問題は「スナック1号店はいつできたか」「平均使用額はいくらか」「『あい』という名前をつけた理由」「2番目に多い店名」など。スナックの定番カラオケのイントロクイズをとりまぜながらも、結局は最終問題に正解した店が優勝という展開に。新橋の「愛」が優勝、日本一のスナック「あい」になった。賞品はタモリ倶楽部公認コースター。 ネタはどうということもなく面白いというよりはつまらないが、素人が大勢いるとき独特のまったりとした流れは味わえる。クイズの時の各人のマイペースぶりなんかは130Rといえどノリを乱されていた感じ。みんなそれぞれに味があるし。まあ、それ以上のものはないのだが。賞品のコースター、実際に使ってるんだろうか。欲しいぞ。行きたいぞ。羨ましいぞ東京都民。たとえいくらか飲食代を投下することになろうとも行って、貰いたい気分。D。 なお余話になるが、今回のOPはスタッフが忘れたとかでダミーマイクはなく、台本をマイク代わりにして行われた。 空耳アワーの結果
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01年3月7日 | 業界相談役シリーズ第2弾 「私、クルマが欲しいんです…」 | |||||||||
ゲスト:アリtoキリギリス、南雲正義、うな加藤、坂井優美、村上一夫、服部和弘 | ||||||||||
アリキリ石塚が今の車のランドローバー・ディスカバリーから別の車に買い換えることになった。それについて他でもない業界相談役のタモリに相談しようという今回は、ヒロミに続く業界相談役シリーズの第2弾。「車には興味ない」と言うタモリだが、果たして。 さしあたっては中古車店を回って品定めをしていくことに。石塚の「外車で、女の子にモテる車」というテーマをもとにいろいろと見ていく。最初に目をつけたのはフェラーリテスタロッサだが、これは高すぎ。下取りも含めて予算の設定から。3年前に300万で買ったランドローバーは傷のせいで査定額60万、さらに石塚の貯金を合わせて予算を300万円に設定して以降の探索を行う。 1軒目で見たポルシェをキープしようとした石塚だが手付金云々のことを考えていなかったようで、結局キープもせずに2軒目へ。2軒目からはうなと坂井も加わって新車探し。ここではシボレー・タホを手付金1万円でキープ(しかし1万円って…)。しかし結局は3軒目のダッジかフォードかで悩むこととなり、ダッジに決定。しっかり契約も結んでいた。ということで今回は問題解決、ということに。なお番組で登場した車はこちら。 傷だらけの石塚の旧車を見て「まず廃車にしないといけない」と言うなど、タモリと旧車の絡みがよかった。石塚のいっぱいいっぱいな感じが画面全体に出ていた少々苦しい。素がそういう感じだと思うが。坂井の死んだような生気のない目がやけに気になった。アドバイスらしいアドバイスをしていなかったタモリだが、こうして見ると石塚があまりに危なっかしかったのでそれを抑える役としてちょうどよかったように思う。車は免許も持ってないし全く興味がないので何とも言えないが、個人的にはシボレー・タホにすればよかったのに、と思った。ネタとしては普通。石塚に焦点、という観点に立てばおそらくはテレビ史上トップ3に入るだろう。C。 空耳アワーの結果 安齋、地味にひどい読み間違いをしてた。
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