ここではわたしが傑作、もしくは価値ありと判断を下し、ビデオテープに残している回を紹介しています。わたしが傑作といっても他の人にはどうだかわかりませんが、そんな時は昔こんな企画があったのか、ってくらいに思ってください。放送日、順番は失念しておりますので一応放送順に近いかたち(下が古く上が新しい)になってますが諸般の事情により一部順番を変えています。そのところはご了承ください。本当に松尾貴史がよく出る。こんなにキッチュの出たネタをとっといてるんだなあと思いました。あと、渡辺祐の出演回数の多さといったら。最近はあまりでないのですけれど。
ワンランク上のゴージャステレビショッピング | ||||||||||||
ゲスト:向井亜紀、松村邦洋、中野安子、鷹雅紀(フードマシナリーテクノ)、小宮由紀夫(ジャホマ)、芝元達彦(さつき屋商店コンチネンタルフーズ事業部)、藤井陽一(ヤナギヤ)、上野昇吾(上野製作所) | ||||||||||||
珍しく「毎度おなじみ」の台詞そのものから広がっていく回。テレビショッピングも同様おなじみになった、ということでタモリ倶楽部風のワンランク上のテレビショッピングを開く。何がワンランク上かというと、業務用の機械の紹介をするのである。大きいし高いし、実際には一般家庭ではとても使われることはないだろうが。紹介するのは自動回転たこやき機(¥890,000)、全自動飲茶製造ロボット(¥3,900,000)、自動わさびおろし機(¥145,000)、連続式立体型成機(いわゆる練物製造機、¥2,000,000)、ハッピーフラワーキット(7本セット¥20,000、開花装置¥750,000)。紹介された後、開発会社の社員が来て実際に機械を使ってみせてくれる。上野製作所の社長の言動にみな振り回される。中野のどんなものに対しても大真面目な進行、松村の当時なかなか見られなかったタモリのモノマネなどがみもの。 空耳アワーの結果
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女にモテるシリーズ第一弾 飲み屋の手品師作戦 | ||||||||||||
ゲスト:ネプチューン、松尾貴史 | ||||||||||||
このところ、徐々に売れてきたネプチューンであるが、いまひとつ華がなくてモテないのが悩み。(現在ではそんなこともないと思うが…)そんな彼らに多芸な松尾貴史がレストランバーにてお座敷芸を披露、簡単なものを伝授する。松尾貴史の見せてくれる芸はおしぼり回し、割りばしの中を動く黒点、割りばしを紙で居合斬り、スプーン曲げ、コルクの持ち替えが2種類、ハンカチの中で姿を消す煙草、消えるコップ。松尾によって最初にどうなるか言わない、種明かしをしない、2度としないという手品の三原則も明かされる。ネプチューンの3人も大いに驚いて、ボケる暇もない。「本当になんでもできますねえ」「恐いわこの人」「何やこの人」と驚愕の嵐。あの堀内ですらボケないのはすごい。素の堀内が垣間見られる。それより何より松尾貴史の超人的芸の数々は必見。CMの後にネプチューンによる実践編のようなものが行われるが最後は彼らのネタになって収拾がつかなくなる。 空耳アワーの結果
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風俗店店名当てクイズ お店の名前でイキそうです | ||||||||||||
ゲスト:板尾創路、蔵野孝洋、渡辺祐(出題)、大島朱美、山田五郎、川崎愛、亀井昭二(MAN-ZOKU編集) | ||||||||||||
地場産業が風俗といわれる(?)ほどの五反田にてのエロネタ。近年凝った名前が非常に多くなってきた風俗店の店名の穴埋めクイズ。男女ペアでクイズに臨み、男性が主に考えそれを女性に耳打ちし、女性が答えるという仕組み。ペアは板尾と大島、山田と川崎、タモリと蔵野(蔵野が女装)。亀井は風俗誌の編集で、店名解説の役。珍妙な名前の店も多いため、答えを発表したのち一応その店に電話をかけて店名確認もする。全7問。風俗ネタなだけに店名を書くわけにもいかないので書けるのはこのくらいか。優勝は山田・川崎ペア。賞品はヌキにヌクという意味を込めてゴールドの栓抜き。エロネタとしてはまあまあ。130Rの2人が登場している貴重ネタである。 空耳アワーの結果
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放送700回特別企画 結成!全日本排便時下半身むき出し連盟 | ||||||||||||
ゲスト:梶原しげる(進行)、ガダルカナル・タカ、杉作J太郎、ホルスタインモリ夫、望月留美、高野拳磁、中村有志(以上出演)、松村邦洋、佐藤望、安田和博、有野晋哉、北野誠、松尾貴史、みうらじゅん、(小林克也)(以上電話出演)、上島竜兵(FAX出演) | ||||||||||||
放送700回記念のスペシャル企画。排便時にズボンもパンツもおろすだけでなく完全に脱ぐという習慣を持つタモリや梶原のような人間が全日本排便時下半身むき出し連盟、略称下むき連を結成、同志を募るもの。結成に当たって、結成式のお知らせを各界著名人数百人に勝手に送って日時、場所(テレビ朝日文庫会議室)、電話番号を連絡したうえで同志が来るのを2人が待つ。資格の照会を経て、連盟員となった人は芳名帳に記入する。なお排便時全裸になる者は規定を満たすものではないとして断っている。つまり下はスッポンポンだが上はきちんと着ていなければならないのだ。タモリによると全裸連は霞町(テレビ東京)の方で受け付けているらしい。途中中村が「お天気お姉さん2」の番宣に来る。小林克也の名前が括弧付きになっているのは、実は松尾貴史のモノマネであったから。しかし非常によく似ていて、スタッフも含めその場にいた人間をすべて騙したほど。松尾は次の日彼の事務所にお詫びの電話を入れたらしい。「非常に反響少なく」と終わることになるが、タモリ、梶原以外に8人(連盟発表)も集まったのだからたいしたものだ。8人というのは、杉作、モリ夫、望月、高野、松尾、みうら、上島、中村である。実は一番始めに来た松村が忘れられているので、2人のほかには9人ということに。また、全裸になる人も意外に多かった。かくて下むき連は会長タモリ、副会長梶原の体制で臨むことになる。杉作J太郎デザインの会員証が発行され、最後に番組に反対意見を寄せた穴井夕子、中野安子、松本ハウス、光浦靖子、峰竜太、ルー大柴の名前をのせて終わる。番組史上に残る大ドキュメンタリーである。 空耳アワーの結果 放送700回を記念してか、水準以上の作品が揃った。
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ズールーダンスを習おう(タイトル提示なし) | ||||||||||||
ゲスト:デビット伊東、蛭子能収、SHIKISHA、キャロル久末 | ||||||||||||
マカレナの大ヒットなど空前のダンスブームの中、南アフリカ共和国からやってきたビートダンス、ズールーダンスを女性3人組、SHIKISHAから習おうという企画。番組中ではかなりまじめな部類の企画。キャロルは通訳として登場。ダンスを習う前にコミュニケーションのために試験に出るズールー語講座を受講。こんにちは、暑い、瞳がきれいだねを学ぶ。そしていよいよズールーダンスを習う。出産の踊り、婚約の踊りが披露されたあと、段階を踏んで出産の踊りを学ぶ。蛭子が常にワンテンポ遅れた踊りを見せるうえ例によってひたすら笑い続けるので滑稽。一通りやったあと通して踊ってみる。タモリ以下3人はあまりに早くて手も足も出ない。踊りが終わってからなぜか突然リーダー、ジュリアの電話番号を手に入れようという企画にすりかわる。はじめは蛭子がチャレンジ。とんちんかんな英語で大ウケ。引き続きデビットが挑戦。妙に表情豊かに話すのが面白く、タモリもあきれる。適当なところでタモリが切り上げ、中途半端なまま終了。蛭子とデビはやはりいいな。 空耳アワーの結果 安斎が撮影時間ぎりぎりで現れたため愛想をつかしたタモリが進行。「きちっとやると面白いコーナーだ」と2人とも実感する。
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マニア本サミット’96〜細分化されたエロスの考察〜 | ||||||||||||
ゲスト:杉作J太郎、松尾貴史、梶原しげる(進行)、大木さん(「マドンナハウス」編集スタッフ)、斎藤さん(「シェイブ」編集長)、松尾さん(「熟女秘宝館」編集スタッフ)、MANZAI-C | ||||||||||||
銀座、スケベニンゲンで行うエロネタ。ここが選ばれたのは単に店名と企画の意図が一致したから。実はここは有名なオランダ料理の店で、はなまるマーケットでTake2が食べに行ったこともある。今回はエロ本とは一線を画すマニア本の編集者を呼んで全国のみなさまにマニア本を広めようという企画。編集者と雑誌のコンセプトなどについて話をしながら、より多くの人に支持されるためにゲストが要望やアドバイスを寄せる。出てくる雑誌は美巨乳専門の「madonnna
HOUSE」、剃毛専門の「SHAVE!」、熟女専門の「熟女秘宝館」。途中で突然「マニア本クイズあんたも好きねぇ〜」が始まる。問題になる雑誌は巨乳雑誌「バチェラー」、○○ル系専門誌(自主規制。これは雑誌名の穴埋めクイズ)。そして最終問題のためだけにMANZAI-Cが登場。西野のマニアックな性癖を当てる。このクイズの優勝はJ太郎。賞品としてスケベニンゲンのフルコースメニュー(かなりまとも)が贈られた。今回は久々に決してゴールデンで放送できないネタだった。 空耳アワーの結果
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タモリ倶楽部カレンダーを作ろう(タイトル提示なし) | ||||||||||||
ゲスト:渡辺祐、みうらじゅん、安斎肇、遠藤久美子、林家ぺー、桜沢奈々子、デビット伊東、つんく、たいせー | ||||||||||||
年の暮れは次の年のカレンダーであふれかえる。そこでタモリ倶楽部のカレンダーを作って一本という企画。エンクミ以外はタモリ倶楽部に出そうな人ばかり。写真を撮って、イラストを入れて、と元来編集者である渡辺を中心に作る。ただ、コンセプトを一応設け、業界向けに作る、「タモリ」「尻」「安斎」をキーワードにする、ということになる。桜沢がお尻のモデルとして使われる。途中デビットが呼んでもいないのに来るというハプニング。とりあえず1月から季節に合った写真を順に撮っていく。しかしかなりアホな写真ができていく。カスハガと大差ない。業界向けということで、業界人の誕生日をよく知っている林家ぺーがカレンダーの各日にちに誕生日の人を書く。7月、8月の撮影中にたまたまつんくとたいせーが通りかかり、一緒に写真に入る。CM後、表紙をみうらが描いて周りに参加者の写真を貼り、完成。11月、12月は林家が業界の電話番号を書き入れてその作業を映しながら終了。これだけの顔触れが揃えば、やはりとっとかなきゃという気分。林家夫妻がバラで仕事をしている珍しい回でもある。 空耳アワーの結果 安斎、なんきん、しりあがり寿の劇団名が「新人類」になったと報告あり。後の「NAS」。
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時間無制限駄菓子屋一軒完食デスマッチ(うんちく付き) | ||||||||||||
ゲスト:久住昌之、伊集院光、西尾秀隆、北原光騎、荒谷信孝、安良岡裕二、渡辺智子、辻義就(実況)、嵯峨根正裕 | ||||||||||||
駄菓子屋でゆったりと一本撮るはずが完食連という連盟の乱入で一転。完食連とは伊集院以下6名で結成される大食い集団で、店の食べ物一軒まるまる食べるという集団。急遽彼らの大食いドキュメントになる。うんちくを話すのはタモリ、久住。食べる完食連にはラムネ、コーヒー牛乳、ちびっこドリンクが飲み放題で与えられる。はじめは伊集院らも当然食い尽くす、とか大きく出るが、次第に弱気な発言が目立ってくる。完食する順番はラスク→さくら大根→ふ菓子→カレーあられ→酢だこと酢いか→ベビースターラーメン→かばやきシリーズ(蒲焼さん、焼き肉屋さん、酢だこさん、わさび海苔)→さくら餅→チョコパフェ→あんこ玉→うまい棒。うまい棒のあたりでは完食連も苦しくなり、スタッフを総動員して食べることに。しかし完食には至らず、それどころか惨敗。最後に食べた量を清算、43,740円。駄菓子屋とは思えない額。おそらくこの回は空耳を消すのがもったいなくて残っているのだろう。 空耳アワーの結果 安斎にどんな女性が好きなのかという質問が来る。また、ドイツからも投稿の葉書が届く。さらにテープチェンジというハプニングも。とどめにジャンパー。大当たりの空耳。
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緊急特別番組 素人童貞田中 徹底検証 | ||||||||||||
ゲスト:爆笑問題、山本晋也、桜井薫(ホスト)、「田中問題を考える若い女性の会」の皆さん | ||||||||||||
ネタのない時期に折よく飛び込んできた情報で一本。田中は爆笑の小さい方。彼は31歳にもなってプロで2回のみ、という素人童貞らしい。彼の素人童貞を何とかしようと様々な見地から考える。まず初対面の女の子と2人きりの状況を作り、どんな会話をするのか見てみるが、山本晋也に「これはもうだめだねぇ」といわれてしまうような会話。次に彼を呼んで彼の心のうちをきいてみる。話の途中でホストの桜井氏も加えて「田中物語」という昔の写真を見ながら彼の昔の話を聞く。桜井氏のアドバイスを受けたり他の出演者の口撃を受けたり、田中はぼろぼろ。次に「田中問題を考える若い女性の会」の皆さんにいろいろと意見を受けるも、やいのかいのといわれてばかり。結論として、もっと生身の女の子と付き合って泥まみれになってこい、また、イザベラ(田中の妻のその手のおもちゃ)とは別れろ、とタモリにいわれる。最後にイザベラを交えて一悶着。太田の毒舌があいもかわらずさえにさえる一品。 空耳アワーの結果 安斎にデザイナーにどうすればなれるのか、という質問が来て、実は彼がデザイナーのエリートコースを歩んでいたことが判明する。
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あれっ!俺のこと知らないの?IN東京ジョイポリス | ||||||||||||
ゲスト:デビット伊東、つぶやきシロー、光浦靖子、ネプチューン | ||||||||||||
この頃にお台場近くにできたジョイポリスでやろうという便乗ネタ。多くの人で賑わうこの地にて自意識過剰な若手芸人の世間への浸透度をはかろうという企画。つぶやき、光浦、ネプチューンの5人が変装してジョイポリスに潜り込み、その様子を隠しカメラで見る。みんな行く前は「パニックになる」などとえらい自意識。だが、戻ってくる時にはすっかり落ち込むんだな。はじめに行くのはつぶやき。誰も気付かない。次にサングラスを外すも、誰も意識しない。これ見よがしに人に時刻を聞いても誰も気付かない。ようやく一人見つける程度。次に光浦。彼女にも何の反応もない。わざわざ自ら名乗らなくては気付かれない。そしてネプチューン。堀内が単独で行く。しかしやはり駄目だ。次が原田。堀内と合流。わりと気付かれるようになってきた。名倉が行って3人そろう。しかしなんと底ぬけAIR-LINEに間違えられてしまう。CM後にはデビットが行く。だが彼も同じ結果に終わってしまう。みな結局は一般には知られていないのか。つぶやき、ネプチューンもブレイク前なので嘘のような認知度の低さが面白い。特につぶやきはわずかな間で有名になったのがよく分かる。 空耳アワーの結果 安斎に髪の手入れをどうしているのかという質問のおたよりが届く。
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