中国二億五千万年、驚異の大恐竜博

鳥類へと進化の途上にある多くの恐竜を確認した同じコーナーには、同時代に生きていた恐竜以外の魚や昆虫、植物の化石も多数展示されていた。セミやゴキブリといった昆虫の祖先たちも随分と昔からいたものだなと感心しながらも、やや昆虫が苦手な自分には時折現れるちょっと大きめなそれに少々身震いもする。カゲロウの幼虫の集団などはちょっと勘弁願いたい。

そして展示は最終コーナー「地球と人類の未来区」へと抜ける。
そこでは恐竜から姿を変え今も生き続ける鳥と、多くの他の動物達と、人との共存を願うメッセージを残し、今回の展示は全ての幕を閉じる。

チュアンジエサウルスの頭

昨年から今年にかけ、随分と新しいものを見る事ができた。そして兎にも角にも注目すべきは中国の発掘の進捗だという事を改めてまざまざと見せられた。今日まで常識と思われていた定説、逆に異端視されていた仮説が、明日の発見で覆る様を今後も度々目にする事になるかもしれない。
当地から日々発せられるであろうニュースにそんな期待を抱かずにはいられない。


[参考]
「驚異の大恐竜博」公式カタログ
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