巨骨は語る、世界最大の恐竜博2002

エピローグ

さて、一通りこうして観て回った訳だが、流石にこうしたものは久しぶりだけあって新鮮な感覚があった。多くの未見の恐竜を直接目にする事ができたし、そして何より、鳥類進化への過程がほぼ確実視される新しい証拠となる羽毛恐竜達の出現は驚きでもあり目新しかった。これら新しい恐竜の発掘により、恐竜は絶滅した訳では無いとの考え方が出てくる辺りは気分を楽しくさせてくれた。最近は都会の空を我が物とする烏を見る目も少しは変わってきたもんである。・・・相変わらず憎たらしい存在ではあるが。

今日見た事がもちろん全てではない。そして絶対でもない。進化の連鎖は確実に繋がった訳でもないし、大地はまだ未発掘の地域もある。今後どんな発見がこれらを覆さないとも言い切れない。その時はその時で、またこうした機会を得て確かめたいものである。
この百年で飛躍的に交通や通信が発達して狭くなった地球だが、やはりまだまだ広く、深い。

まだまだ眠ってんだろうなあ、骨

愚痴こぼし
今回一番困った事といえばデジカメでの撮影。
当たり前だけど、恐竜ってば被写体としてデカ過ぎ。フレームに収まらない事収まらない事。何とか収めようとしても人が多いし、暗い場所が多いから照明の当たり具合によって暗くなり過ぎちゃうし(フラッシュは基本的に普段も使ってないが、特に今回は被写体の大きさゆえ使っても効果無し)、焦点も上手く合っていないような感じ(手ブレのせいもあるけど)。テクニックでカバーできる事も多いのだろうけどIXYでは限界もある。少なくとももっと広角で撮れるものが必要ですかね。


[参考]
世界最大の恐竜博2002」カタログ
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