昔は、幕岩といえば正面壁のことだったようだ。
しかし茅ヶ崎ロックの人気におされて最近は空いていることが多い。
そのぶん自分たちのペースでのんびりクライミングできる。
長いルートも多く、カンテとフェースを使うクライミングはなかなか面白い。
終了点がないルートも多く、そのようなルートでは木を使って懸垂する。
懸垂下降にはくれぐれも気をつけましょう。
<写真> (98/3/14 撮影)
- まずい生姜焼(10a)
- 途中で何回も両手を放して休めるので安心です。
最後は見た目ほど難しくない。
人工壁のガバに慣れている人には簡単だと思います。
- グリーン・ウィンド(10a)
- 「No.1 ルート」の左が取り付きで、ビレイヤーにもここまで登ってもらった方がよい。
30mくらいある長いルートです。
私が登った時は核心部と上部がビショビショに濡れていたけど、乾いていれば面白いかもしれません。
- サマー・アイズ(10a)FL
- シン・クラック沿いにフェイス・クライムする。
ちいさなホールドにうまく立ち込んで登る幕岩の 10a。
- かゆいところ(10c)FL
- 中間部のレイバックでカンテを登るのが核心でしょう。
でもちょっと短すぎる感じ。
- アッチョンブリケ I(5.5)
- 新しいハンガー・ボルトが打ってあり終了点もある。
今日クライミングを始めた人でもリードできそう。
私にもフリー・ソロできた(^_^)。
- アッチョンブリケ II(5.4)
- 傾斜がないので「I」より簡単です。
- ファンファーレ(10b/c ★)
- 核心部は、手で持つところと足で立つところが分かれば難しくない(あたりまえか)。
核心手前では足ワザも使える。
- 土星人(10d ★)OS
- 下部が核心です。
上部は快適、でもボルトは遠い。
- 馬が踊る(5.9 2P)
- 1ピッチ目、ボルトが3本打ってある細長い岩を登って大きな木のあるテラスへ。
2ピッチ目、ガバを探しながら快適に高度を稼ぐ。
- 逃げるロバ(5.9)
- 「馬が踊る」の1ピッチ目を登ってから取り付く。
「馬が踊る」の2ピッチ目のバリエーション的なラインです。
あまり登られていないようで上部は苔が生えていました。
- ペーパー・ドール(10a 2P)
- 1ピッチ目、取り付きが少し薮っぽいが、鮫の背ビレのようなカンテを使って豪快に登る。
2ピッチ目はチムニーの左からフェイスへ。
ロープの流れが悪くなるけれど通して登ることもできる。
- ポニーテール(5.9 ★)
- 核心部はリーチが影響します。
それ以外はグイグイ登れます。
テラスの上からは左のカンテを登ります。
右のハンガー・ボルトのラインは「ペーパー・ドール」の2ピッチ目です。
終了点がないので最後は懸垂です。
- よくわからん!(10c)
- 右コーナーと右壁は限定だそうです。
ハング、カンテ、フェースと変化に富んでいて限定が気にならなければ楽しめます。
名前の通りルート・ファインディングが大切です。
ハングの中に浮いた石があるので落とさないように気をつけましょう。
- まかしょ!(10c)
- 「サムシングニュー」下部にある、フェイスからカンテを登るハンガー・ボルト3本のラインです。
「サムシングニュー」の下部として登られているようです。
三本目のボルトは腰の位置でクリップするのが楽です。
赤本のトポは間違っていると思います。
「サムシングニュー」のカンテと「ABURANUKI」のクラックの間から登り始め、「サムシングニュー」のカンテに合流するのが「まかしょ!」だと思います。
- サムシングニュー(11a)
- 将棋の駒のような上部フェースでのボルダー的な数手が核心でしょう。
下部は、オリジナル・ラインは RCC ボルトが2本あるカンテを登るようですけれど、今は、新しいハンガー・ボルトが打ってある「まかしょ!」を登るのが自然でしょう。
- コマンド(11b)
- 素直に登ると 10b 程度。
限定があるのでしょうが、よく分かりません。
2ピッチ目は苔が生えていたので登りませんでした。
赤本のトポは間違っています。
「意識の問題(11b/c)」と「コマンド(11b)」の位置が逆です。
- ジムシー(10c)
- 下部はやさしい。
上部はけっこう登りにくかった。
雨の流れ道なので濡れていることが多い。
- かずえちゃんとしおちゃん(10d ★★)
- カンテを使う変化に富んだルート。
最初と最後がポイントかな?
真ん中でテラスにでれば両手を放して休めます。
- コナン(5.9+)
- やさしいコーナー・クラックだけどムーブとしてはフェイス・クライミングです。
その気になれば左右のルートのボルトも使えるけど、やはりフレンズとナッツで登りたい。
- いつか(10c)
- 終了点付近がハッキリしないルート、最後は木をつかんでいいの?
終了点からの泥で汚れていたり、濡れていたりすることがあります。
- リフレクション(10d)
- 上部のムーブは面白いけれど下部はアプローチという感じ。
上部で右に行くのは 5.9 のバリエーションです。
- ともだちプライス(10a)
- ルート図では壁の途中で終了になっているけど、本来は「カマクラ」と同じ終了点まで登るラインだと思います。
三本のハンガー・ボルトぞいに登ってから右にトラバースし、錆びた二本のRCCボルトにそって「カマクラ」の終了点まで登ります。
- カマクラ(10c/d ★★)
- スラブです。
私には結構きびしかった。
雨後は泥で汚れていることがあります。
- シダアウヌサイ(10c)
- ルート図ではボルト二本になっていますが、錆びたRCCボルトと二本のハンガー・ボルトの計三本あります。
ワン・ポイントのルートです。
- Big Muhi(10a)
- 最初と最後が少し難しい。
真ん中あたりはガバガバです。
5.10a にしては辛いという話もあります。
|