紹介図書目録 | ||||||
※ 初版出版年ごとに紹介しています | ||||||
2013年
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図書紹介 留意事項 |
書名: 指導死 追いつめられ、死を選んだ七人の子どもたち。 |
No. B354018 NDC 371.45 |
著者・出版社: 大貫隆志【編著】/高文研
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初版2013/05/0515 ¥1,785 |
内容: 学校の指導が適切であったなら、子どもが死ぬことはなかったはず。学校での「指導」後に子どもが自殺した「指導死」。その「指導」の背景を探り、学校での懲戒、叱り方、指導の仕方とともに考える。 1 追いつめられた子どもたち―遺族の手記’00‐’02 2 子どもを失った親が向き合うもの―なぜ“「指導死」親の会”ができたのか 3 追いつめられた子どもたち―遺族の手記’04‐’09 4 二度と「指導死」を起こさないために―事例から学ぶ 5 問われているのは「指導」であって、子どもではない 6 事後の対応で求められること 大貫隆志[オオヌキタカシ] 2000年9月、長時間の生徒指導などを受けた翌日、次男大貫陵平が自殺。生徒指導による子どもの自殺を「指導死」と名付け、問題提起を行う。「指導死」親の会代表世話人、NPO法人ジェントルハートプロジェクト理事。子どもの自殺問題解決に向けて、講演などさまざまな活動に取り組む。 |
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メモ: |
書名: ディスカヴァ−携書 いじめ・自殺 この30年で何が変わり、何が変わらないのか |
No. B354017 NDC 371.45 |
著者・出版社: 宮川俊彦/ディスカヴァ−・トゥエンティワン |
初版2013/04/15 ¥1,050 |
内容: いじめる子を悪者にすれば済むのか?学校や教師を責めれば済むのか?親を訴えれば済むのか?いじめはこの国の社会と個人のあり方を映し出す鏡だ。1985年「全国いじめ実態調査」を実施して以来、四半世紀を超えて問題を追究してきた著者が訴える。 第1章 いじめを善悪で捉えるな 四半世紀を経ても変わらない状況 「いじめられる子がかわいそう」では済まない 「わが子さえよければ…」という意識が蔓延している ほか 第2章 学校をどうするか 教育は「社会化」に向けて行われてきたか? 学校というものの捉え方が変化している 子どもだけでなく大人も「社会化不全」 ほか 第3章 親は、教師は、どう対処すべきか まず、親は介入を控えよ 子どもにどうしたいのかを問え 強権的な社会をつくればいじめはなくなるが、それでいいのか? ほか 宮川俊彦[ミヤガワトシヒコ] 表現教育者、財団法人国語作文教育研究所所長。作文・表現教育の第一人者として、小1から中高大生、一般までを対象に文章教室を開催、200万人余の作文を分析・指導してきた。大学の教授・副学長・政府関係委員など歴任。NHKテレビ・ラジオのコラムを担当、テレビキャスターを経て、評論家・寓話作家としても知られ、著作は120冊を超える。 |
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メモ: |
書名: きみはなぜ生きているのか? |
No. B354016 NDC K913 |
著者・出版社: 中島義道/偕成社 |
初版2010/06/ ¥1,260 |
内容: 「ぼくはきみの味方。これから五日に一度手紙を書くよ―」高校生になって、ひきこもってしまったクライ君のもとに、ある日とどいた一通の手紙。そこには少年を勇気づけるように、「過去」「未来」「いま」そして「死」について、つづられていました。死を見つめ、考え続ける哲学者が放つ、哲学ファンタジー。 1 きみがいつか死ぬということ 2 未来はどこから来るんだろう? 3 過去はどこへ行ってしまったのだろう? 4 「いま」って何だろう? 5 どうしたらきみは幸せになれるんだろう? 6 どうせ死んでしまうのに、なぜ自殺してはいけないんだろう? 7 きみはだれだろう? 中島義道[ナカジマヨシミチ] 1946年福岡県生まれ。東大大学院人文科学研究科修士課程修了。哲学博士(ウィーン大学)。2009年、電気通信大学教授を定年前に退官。現在「哲学塾カント」を主宰。 |
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メモ: |
書名: 扶桑社新書 小学生が「うつ」で自殺している 臨床現場からの緊急報告 |
No. B354015 NDC 493.937 |
著者・出版社: 植木理恵/扶桑社 |
初版2009/09/01 ¥735 |
内容: 気づかぬうちに子どもの心が壊れている!小5男児が病院で首吊り自殺した。彼の心を蝕んだのは紛れもなく「うつ」だった。彼は決して特別な例ではない。気鋭の心理学者による「児童が抱える心の闇」衝撃の臨床ルポ。
第1章 A君を自殺に追いやった「小学生うつ」の正体 小5男児が自ら選んだ「死」 「僕は迷惑をかけるだけの存在」 ほか 第2章 増加する「小学生うつ」の背景にあるものとは うつ病を招く性格と環境 ◎性格的要因 空気を読む子はうつ病になりやすい 「自分のせい」はうつ病の始まり ◎環境的要因 学校における「行きすぎた平等教育」の問題 多忙な小学生、多忙な教師 子どもを蝕むケータイ文化 ほか 第3章 「うつ病」を患う小学生たちの慟哭 事例1 自殺未遂の小3男児 事例2 「家族会議」に心を病んだ小6女児 事例3 パニック障害を患う小3女児 事例4 生と死の境界が分からない小5男児 事例5 両親の不貞を知りリストカットする小3の女児 事例6 兄への劣等感から摂食障害になった小6女児 事例7 ラブホテル街で補導された小6女児 事例8 看護師をナイフで切りつけた小5男児 事例9 「学習障害」でなくうつ病だった小2男児 第4章 「小学生うつ」治療の最前線 うつ治療の進め方 @ 初回診療 A 初回診療後から「寛解」まで B 認知療法 C 行動療法 D 親が子どもにできること 第5章 子どもをうつ病にさせない予防策 自分を愛しているか、子どもに愛を伝えているか 子どもの情動と一致 ほか 植木理恵[ウエキリエ] 1975年大分県生まれ。心理学者、臨床心理士。東京大学大学院教育心理学科を終了後、文部科学省特別研究員として心理学の実証的研究を行う。日本教育心理学会において最難関の「城戸奨励賞」「優秀論文賞」を史上最年少で連続受賞する。現在、都内総合病院心療内科でカウンセリング、慶応義塾大学理工学部教職課程で講師を務める。著書に『シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術』(マガジンハウス)、『ネガティブな自分をゆるす本―ポジティブ・シンキングのとらわれをはずそう!』(大和出版)、『人を見る目がない人(講談社)など。 |
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メモ: |
書名: 自殺した子どもの親たち |
No. B354014 NDC 368.3 |
著者・出版社: 若林一美/青弓社 |
初版2003/01/19 ¥1,680 |
内容: わが子の自殺によって身を砕く衝撃と悲嘆におそわれ、絶望の淵に立たされる親たち―。逃れられない冷厳な事実と向きあい、のこされた者としてどう生きるのかを模索する真摯な体験記を交えて、自殺の意味と死別の影響を考える。 はじめに 遺族の悲哀 自殺の研究 suicideとself―murder 黙された悲しみ――silent grief 第1章 生の余白に 自殺は「物語」の終章にはなりえない 第2章 感じやすい魂――ame sensible【ameのaは、aに^】 渾然一体とした「痛みと慰め」――dying message sanctification reaction 十九歳――次男の死 少年から青年へ 「なぜ」 家族のなかの死 第3章 谺(こだま)に耳を澄まして――父の悲しみ ひとり子の死から二十七年を生きて 息子へ 第4章 たゆとう命――自殺の予防は可能か のこされた者と逝った者――surviver/victim からみあう悲嘆――multiple grief どうすれば生きていかれるのか セルフ・ヘルプ・グループ あるがままを受け止める あとがきにかえて 若林一美[ワカバヤシカズミ] 1949年、東京都生まれ。立教大学大学院修了。デス・スタディに早くから取り組み、アメリカのミネソタ大学「死の教育と研究」センターに研究者として留学。現在、山梨英和大学人間文化学部教授。「死」「ホスピス」などの問題に取り組み、子どもを亡くした親の「ちいさな風の会」世話人も務める。IWG(死と遺族に関する国際会議)会員。 |
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メモ: |
書名: 学校での「自殺予防教育」を探る |
No. B354013 NDC |
著者・出版社: 得丸定子 編著/現代図書 |
初版2009/03/31 ¥1,250 |
内容: 学校で行う「自殺予防教育」の授業は特別な取り組みをしないとできないのか?特別な知識がいるのか?精神科医や臨床心理士、カウンセラー以外の人はできないのか?本書はこの3つの疑問を根底に書かれた。本書は、学校教育で取り組める自殺予防教育について、理論と実践編から構成されている。理論編では、いのち教育、道徳教育、国語教科書の内容、SOC(センス オブ コヘレンス=首尾一貫感)の各視点から、死生観、自殺予防教育のあり方・アプローチ・方法について論述。加えて、日本では未紹介のフィンランドの自殺予防対策の全体枠を、学校教育に限らず紹介。実践編では、小・中学校における2実践を報告している。 ※平成20年度上越教育大学学術研究成果出版助成 はしがき 第1章 学校で「自殺予防」は可能か 第2章 「自殺予防」と道徳教育 第3章 「自殺予防教育」を支える死生観 第4章 生きる意味と自殺予防 第5章 フィンランドの自殺予防対策 第6章 自分を包む世界への信頼感を高める授業 第7章 教材『大切な人を自殺から守るために』と授業実践 上越教育大学教授 得丸定子、上越教育大学教授 青島祐子 、上越教育大学教授 林泰成 、大阪教育大学教授 岩田文昭 、長岡市立東北中学校教諭 菊地一秀 、北翔大学北方圏学術情報センター研究員 山田眞知子 、聖トマス大学日本グリーフケア研究所研究助 山本佳世子 |
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メモ: |
書名: 先生、もう生きていけない! 少女たちは、なぜ死を思いとどまったか? |
No. B354012 NDC 916 |
著者・出版社: 藤井誠二/三一書房 |
初版1988/04/15 \906 |
内容: 第一章 せんせい、もう、たたかないでください 先生が怖い なんでも話せる友達がほしかった どうして私を守ってくれないの いつも高い所から落ちようと思っていた ほか 第二章 世の中が嫌になったのです 真紀子の机の上に花が活けてありました 両親はいつもケンカばかりしていました 由美となら死ねる ほか 第三章 わたしは、いつから「弱い子」になったのでしょうか 誰も追ってこない場所に行きたい 「オマエのためだから」という言葉はウソです 先生だけには相談しなければよかったと思っています 奈々のことを知り、生きてみようと思い始めました 逃げることって、とっても大切 ほか 第四章 街角、海岸、わたしの居場所 暗闇の中で私の後ろ髪はザクッと音をたてて軽くなった 先生までいっしょになって私をシカトした 二十歳になったらなにかいいことあるのかなあ ほか 第五章 人を愛したいそして愛されたい 転校は私を拒食症にした いい子でいたい自分と、その反対の自分 ほか 藤井誠二[フジイセイジ] 1965年愛知県生まれ。ノンフィクションライター。TBSラジオ「アクセス」火曜日レギュラーパーソナリティ。大学非常勤講師もつとめ、「ノンフィクション論」や「取材学」といった実験的な授業をおこなっている。 |
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メモ: 藤井誠二の著書「学校は死に場所じゃない―マンガ『ライフ』で読み解くいじめのリアル」紹介はこちら |
書名: 平凡社新書 大切に育てた子がなぜ死を選ぶのか? |
No. B354011 NDC 599 |
著者・出版社: 田中喜美子/平凡社 |
初版2007/02/09 \735 |
内容: 子どもたちが変だ。自らを傷つける子、自ら命を絶つ子―。日本の子どもたちはどうしてしまったのか?三十年以上、「母と子」を見つめてきた著者の眼に映る、子どもたちの「生きる力」が衰えた理由。「母子密着」の育児が、なぜ「生きる力」を失わせるのか。 第1章 「生きる力」を失った子どもたち 日本の不思議な幼児たち 子どもたちの「輝き」はどこに? 「欲すること」を知らない子どもたち 「素直な子どもたち」の生きる力 人間が「景色」になる 子どもたちから「現実」が抜け落ちていく すべてが「遊び」に――軽くなる命 「いじめ」の温床ができあがった ほか 第2章 今も残る「甘やかし」の伝統 「母になる」ということ 「自信のなさ」を植えつける親 西洋と日本の「子ども観」の違い 世界中にひろがる「甘やかし」 民主主義と心理学の影響 日本の母親は働く人だった 母親はしつけをしなかった 愛し、監督し、強制する母 「王様意識」から「自虐」へ ほか 第3章 「素直な子どもたち」のおそろしさ 生まれてはじめての赤ちゃん 子育てはバランス 「夕鶴」のおつう に観る日本人の姿 蔓延する幼児性 ほか 第4章 ゼロ歳でだめにされる子どもたち 「少子化」という現実 子育てを「仕事」にする主婦たち 素直さがはぐくむ病理 家族エゴイズムの価値観 ほか 第5章 主婦が望む「幸せ」のかたち 日本人の「母性」はどこから来るのか? 子どもを持つ幸福 主婦は「働きたがって」いない 堂々と遊ぶ主婦たち 子どもは社会からの預りもの ほか 最後に 政治は何を考えているのか 主婦と政治のもたれあい 逃げる男たち 政治が拍車をかける女たちの退廃 ほか 田中喜美子[タナカキミコ] 東京都生まれ。早稲田大学文学部フランス文学科卒業。グループわいふ代表取締役、『ファム・ポリティク』編集長。主婦の投稿誌『わいふ』を創刊し30年間編集長をつとめたほか、さまざまな出版活動や市民運動を展開。1997年に立ち上げた「ニュー・マザリングシステム(NMS)研究会」では、子育ての通信教育講座を開設し、丁寧なマン・ツー・マン指導で多くの母親の支持を集めている |
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メモ: |
書名: 10代のメンタルヘルス〈6〉 自殺 |
No. B354010 NDC 493.7 |
著者・出版社: ピーコック,ジュディス【著】、上田 勢子【訳】、汐見稔幸・田中千穂子【監修】/大月書店 |
初版2004/10/20 \1,890 |
内容: なぜ、死にたいと思うのか?うつ病との関連は?増えている10代の自殺について丁寧に解説します。 1 10代の自殺って増えているの? 2 どうして自殺したいと思うの? 3 自殺の危険性をかかえるのは、どんな人? 4 うつ病と自殺 5 友だちとしてなにができる? 6 自殺の危機を乗りこえる 7 自殺をふせぐ 8 残された人たち |
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メモ: |
書名: あなたは子どもの心と命を守れますか! いじめ白書「自殺・殺人・傷害121人の心の叫び!」 |
No. B354009 NDC 371.450 |
著者/出版社: 武田さち子/WAVE出版 |
初版2004/02/22 \1600 |
内容:
どれだけ肉体的には健康であっても、心を深く傷つけられたら、人は死ぬこともある。「心」への暴力も、「身体」への暴力と同じくらい、「生きる力」を奪う。そのことを理解し、あらゆる暴力から子供たちを守ってほしい。(はじめに より)「たかが、いじめ」では、ない!学校、教師、親は、その時どう動いたか?何を、どうすればよいのか?子どもを被害者にも加害者にもしないための必読書。 はじめに この本で取り上げている事例について 1 事例―「いじめ事件」を知っていますか? 1986年2月から2003年5月までの、いじめ自殺、いじめ報復事件、暴行死、 いじめ抗議自傷ほか109件の事例紹介 2 現実―いじめは、どんな子にもおきる ほんとうに「いじめ」は減ったのか? グラフ 文部科学省調査 いじめの発生件数と不登校児童生徒の推移 グラフ 文部科学省発表の子どものいじめ自殺数と食い違う新聞報道されたいじめ自殺数 「いじめ」とは、「生きる力を奪う心と体への暴力」である どんなことをされたら「いじめ」なのか? @心理的いじめ A暴力・身体的に危害を加える B物や金品に関する強要 ココが違う!現代のいじめ 傍観者がいると、いじめは助長される 大人たちに根強い、いじめられっ子への偏見 なぜ、子供たちは「いじめられている」と言えないのか? いじめがもたらす深刻な被害 どういう子がいじめているか? いじめた子は反省したのか? いじめた子はどのような処分を受けたのか? 反省しない子供たちは再び同じことを繰り返す 子どもたちは、なぜいじめるのか 3 対応―なぜ、「いじめ事件」は防げなかったのか? その時、教師はどのように対応したか? 学校は、どのような調査をしたか? 親たちはどのように対応したか? 警察は、どのような対応をしたか? 「いじめ事件」は、教訓となったか? 4 対策―「いじめ事件」を繰り返さないために 子どもたちのサインを読み取るには? 自殺の可能性があるのは、どんなサインか? 上手く子どもの話を聴き出すには? 周囲の大人が子どものためにできること いじめ対策として提言したいこと 参考資料 武田さち子[タケダサチコ] 1958年東京生まれ。一女の母。いじめのない社会をめざして活動するNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」理事。OLを経て、現在、世界子ども通信「プラッサ」編集委員、三多摩「学校・職場のいじめ」ホットライン実行委員など、草の根の活動を行う。 |
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メモ: いじめ、自殺、ジェントルハートプロジェクト 武田さんの管理するサイト「日本の子どもたち」さんのサイト紹介はこちら ジェントルハート・プロジェクトさんのサイト紹介はこちらから 関連記事 「「傷ついていい命ない」 いじめ自殺の遺族が中学生に体験語る」はこちら |
書名: 子どもをとりまく問題と教育 11 自殺 |
No. B354008 NDC 371.450 |
著者/出版社: 大原健士郎【編】/開隆堂出版 |
初版2003/02/14 \2300 |
内容:
第1章 自殺とは 大原健士郎 1節 自殺の定義 2節 慢性自殺 3節 自殺の原因 4節 自殺の心理学的特徴 第2章 自殺と他の病理現象 1節 自殺といじめ 小玉正博 2節 自殺と家出・非行 江幡玲子 第3章 自殺と家庭 松本英夫 1節 Risk Factor としての家族 2節 Protective Factor としての家族 3節 システムとしての家族 ほか 第4章 自殺と学校 1節 小学校の事例 鈴木康正 2節 中学校の事例 高橋哲夫 3節 高等学校の事例 長岡利貞 第5章 青少年の自殺と電話相談 1節 青少年の自殺 2節 電話相談と危機介入 3節 「いのちの電話」から見た青少年の自殺 第6章 自殺の予告兆候 1節 自殺の危険因子 勝俣暎史 2節 心理テスト 本間修 3節 自殺と絵画 石田元 自殺予告兆候としての「未完成サイン」 教育の現場でも活用できる自殺サイン発見、対処の骨子 4節 作文、日記、手記 第7章 少年の自殺の背景と予防 堀正士 1節 少年の自殺の実態 2節 自殺の予防 1 普段から心がけること 2 自殺の危険因子について 3 早期発見のこつ 4 「死にたい」という少年がいたら 5 専門家への受診を勧めるには 6 自殺未遂者への対応について 3節 不幸にして自殺が起こってしまった場合 1 学校における生徒の自殺に対する対応 2 遺された者への対応 3 群発自殺(自殺の連鎖)の予防 大原健士郎[オオハラケンシロウ] 1930年、高知県に生まれる。東京慈恵会医科大学を卒業。東京慈恵会医科大学助教授を経て浜松医科大学教授となり、1996年に同大学名誉教授となる |
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メモ: 自殺、群発自殺 |
書名: 青少年のための自殺予防マニュアル |
No.B354007 NDC145.700 |
著者/出版社: 高橋祥友/金剛出版 |
初版1998/08/20 \3200 |
内容:
本書は、わが国でも初の青少年を直接の対象とした自殺予防プログラムである。単なる解説書というよりは、実際に本書を活用してプログラムを実施できるよう、「自殺に関する認識テスト」(生徒用・教師用)を付し、親・教師・生徒に対して実施する上での注意事項や具体的な手順を詳しく紹介している。さらに、本書の大きな特徴としては、現代社会におけるマスメディアの果たす役割を重視し、報道の仕方や注意点に関する提言を行っている。 はじめに 第1章 自殺予防プログラムとは 1.自殺予防の各段階 2.外国のプログラムの一例:カリフォルニアの自殺予防プログラム 3.自殺予防プログラムはなぜ必要なのか 4.プログラムを開始するにあたって 5.自殺予防のためのステップ 6.危機的状況に準備する 7.自殺の危険の高い青少年にどう対応するか 8.自殺の危険への対応 まとめ 第2章 教師を対象としたプログラム 実施上の注意事項 プログラムの内容 はじめに 1.青少年の自殺の実態 2.自殺に関するありふれた誤解 3.現代の青少年の抱える問題 4.さまざまな原因からなる青少年の自殺 5.自殺の危険因子 6.自殺行動に及ぶ直前の危険徴候 7.どのようにして自殺の危険の高い生徒に援助の手を差し伸べるか 8.家族の病理 9.群発自殺 10.教師にできること,できないこと 11.死や自殺に対する自らの態度を明らかにしておく 12.地域にどのような精神保健の関連機関があるだろうか 13.自殺の危険の各段階の対応法(どのように危機的状況に対応するか) 14.質疑応答 第3章 青少年を対象としたプログラム プログラムの目的 生徒に自殺について教育する際の注意事項 青少年の自殺についての誤解 プログラムを進めるうえでの方針 第1回 青少年の自殺について 1.自殺に関する認識テスト 2.自殺予防プログラムの紹介 3.話し合いの基本原則を確認する 4.自殺した人を知っているだろうか? 5.宿題:地域でどのような機関が自殺予防の活動を行なっているか? 第2回 自殺の危険を示すサイン 1.抑うつ状態の特徴を理解する 2.ひどく落ち込んだ時のことを振り返ってみよう 3.自殺の危険因子 4.自殺が決行される直前のサイン 第3回 ストレス,アルコールや薬物の乱用,自殺の危険 1.青少年の抱えるストレスと自殺の関係 2.アルコールや薬物の乱用が青少年の自殺にもたらす深刻な影響 3.自殺の危険の高い青少年の特徴について復習する 4.ストレスや抑うつ感にどのように向き合うか 5.違法な薬物を使用している友達にどのように話しかけるか 第4回 自殺の危険の高い友人にどのように救いの手を差し伸べるか 1.「第2回 自殺の危険を示すサイン」の項目を黒板に書き出して,復習する 2.自殺の危険の高い友人に救いの手を差し伸べる四段階 3.自殺の危険の高い友人とどのように話し合うか 第5回 地域の自殺予防の関連機関について 1.「2.自殺の危険の高い友人に救いの手を差し伸べる四段階」について復習する 2.地域にある自殺予防のための関連の機関について学ぶ 3.復習 まとめ 第4章 親を対象としたプログラム はじめに 1.堅苦しくない雰囲気を作る 2.親の不安にどう対処するか 3.家庭と学校の協力関係をあらかじめ築いておく 4.進行役は教師と専門家があたる 5.わかりやすい内容にする 6.できるかぎり多くの親が参加できるように工夫する 7.問題を抱えている親ほど参加しない傾向に注意を払う 8.学校はいつでも協力を惜しまないという点を強調する 9.家族を非難するのが目的ではない 10.親自身のこころの健康についても取り上げる 11.最後に個別に相談に乗る機会も保証する まとめ 第5章 自殺が起きたときの対応 1.群発自殺 2.自殺が生じた後の対応の現状 3.群発自殺予防のためのCDCの勧告案 4.生徒の自殺が起きた時にどのように対応するか まとめ 第6章 自殺報道についてのマスメディアへの提言 1.新聞による自殺報道の影響 2.テレビによる自殺報道の影響 3.わが国の自殺の報道の特徴 4.マスメディアに対する提言:青少年の自殺をどのように報道すべきか まとめ 第7章 自殺のケース研究 症例1:9歳 小学生 男(長男の死が家族全体に影響を及ぼした例) 症例2:14歳 中学2年生 女(自殺の危険が絵に現わされた例) 症例3:16歳 高校1年生 男(完全主義的な性格が破綻した例) 症例4:16歳 無職 男(不登校とみなされていたが,実は精神分裂病であった例) 症例5:17歳 高校2年生 女(手首自傷の例) 症例6:17歳 無職 男(有機溶剤乱用の例) 症例7:18歳 定時制高校3年 男 (暴走族仲間の死がきっかけとなって自殺の危険が高まった例) 症例8:18歳 高校3年生 男(典型的なうつ病の例) 症例9:18歳 高校中退 女(境界性人格障害の例) 第8章 自殺に関するQ&A Q1:子どもたちを相手に自殺について話し合ってもかまわないのだろうか? Q2:子どもの自殺はどちらかといえば稀な現象であるのだから,大げさに取り上げることはか えって問題ではないだろうか? Q3:精神科というと敷居が高い Q4:まず,自殺予防プログラムの何から始めたらよいだろうか? Q5:どのような態度で自殺について話し合うべきだろうか? Q6:家族にどのように働きかければよいのだろうか? Q7:昔もいじめがあったのに,自殺なんて聞いたことがない。今の子どもは精神的に弱くなっ てしまったのだろうか? Q8:最近,教師の限界を感じる Q9:子どもの気分が沈んでいるからといって,精神科の治療が必要なのだろうか? Q10:マスコミが自殺を引き起こすということは本当だろうか? おわりに 推薦図書 相談機関一覧:精神保健福祉センター・いのちの電話 |
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メモ: うつ病、自傷行為、境界性人格障害 |
書名: 不登校自殺 ―そのとき親は、学校は。 長男の命を守れなかった父親の手記 |
No.B354006 NDC371.450 |
著者・出版社: 木下秀美/かもがわ出版 |
初版 2002/05/07 \1600 |
内容:
長男を失った親の痛恨の思い、「死」の理由を探す長い旅―見えてきた大人の責任とは。 第1章 自殺 第2章 「はにかみ屋」のくせに「負けん気」の強い頑張り屋 第3章 統制と抑えつけが教育に優先する学校 第4章 失望から絶望へ、気づけぬ親の情けなさ 第5章 「何か」を求めた曖昧な日々を抜け出して 第6章 人ひとりが大切にされる学校に |
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メモ: 不登校、自殺 関連記事紹介 |
書名: 自殺のコスト |
No.N354005 NDC368.300 |
著者・出版社: 雨宮処凛/太田出版 |
初版2002/02/05 \1200 |
内容: 死んでから後悔しても遅すぎる。『完全自殺マニュアル』が書かなかった自殺の損得勘定。致死量のクスリの値段、自殺者遺族の年金額、電車飛び込み自殺の損害賠償額、自殺物件の下落率、自殺でもらえない生命保険の種類など、本当に自殺は得か損か?後悔だらけの人生で、死んでまで後悔したくない人のための「自殺の費用対効果」バイブル。 第1章 基本経費編 死体処理 社会保障(健康保険・年金) 借金・住宅ローン 自殺物件 生命保険 COLUMN 1 自殺未遂のコスト COLUMN 2 過労自殺 第2章 手段別経費編 クスリ 首吊り 飛び降り 飛び込み ガス自殺 焼身 自傷 入水・凍死 COLUMN 3 インタビュー 山田花子の父 COLUMN 4 イジメ自殺 |
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メモ: 自殺、いじめ、自傷 雨宮処凛公式ホームページへのリンク |
書名: 卒業式まで死にません 女子高生南条あやの日記 |
No.B354004 NDC916.000 |
著者・出版社: 南条あや【著】 香山リカ【解説】/新潮社 |
初版2000/08/30 \1,260 |
内容: 初めて手首を切ったのは、中学1年のときでした―。死を選ぶまでの過激にポップなモノローグ。「わたし」だったかもしれない「伝説」の少女。 「南条あや」さんは1999年3月30日に亡くなりました。南条あやさんの死因は、死体検案書には、死亡の原因欄の直接の死因として、向精神薬中毒となっています。しかし東京都監察医務院は、死因の種類欄に「推定自殺」として、死体検案書を発行しているそうです。「推定自殺とは、自殺であるかが、完全に特定できない場合や、また状況的に自殺に近い時に通常主に用いられる語」だそうです。 はじめに(父より) 詩 いつでもどこでもリストカッター 日記 解説(香山リカ) ダメ精神科医Kは、南条さんに言われた。「もう一度だけ、顔を上げるように」。 |
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メモ: リストカット関連図書紹介はこちら メモリアルサイト「南条あやの保健室」の紹介はこちらから |
書名: 中公新書 群発自殺 流行を防ぎ、模倣を止める |
No.B354002 NDC368.300 |
著者・出版社: 高橋祥友/中央公論社 |
初版1998/07/25 \700 |
内容: 本書は、群発自殺と呼ばれる現象が起きる個人的、社会的原因を整理し、それへの具体的対策とは何かを考察するものである。 第1章 自殺の危険と群発自殺 第2章 連鎖自殺 第3章 集団自殺 第4章 自殺の名所での自殺 第5章 群発自殺とマスメディア 第6章 群発自殺の予防 |
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メモ: 自殺、いじめ |
書名: ライブラリ 思春期の“こころのSOS” 9 自殺 生きる力を高めるために |
No.B354001 NDC145.700 |
著者・出版社: 榎本博明/サイエンス社 |
1996/04 ¥1,417 |
内容: 第1部 青少年の自殺Q&A 青少年の自殺はどのくらいあるのでしょう 自殺が多い時期というのはありますか 青少年の自殺の原因にはどのようなものがあるのでしょう 青少年の自殺にはどんな手段が多いのですか 自殺傾向には性による違いはありますか 自殺にいたる心のプロセスはどうなっているのでしょうか 自殺企図に結びつきやすい境遇や経験というものがありますか 自殺を考えやすい性格というものがあるのでしょうか 自殺を考える人の家庭環境に何か特徴はあるのでしょうか 「自殺したい」と口にする人は自殺しないといいますが、ほんとうでしょうか 「いのちの電話」というのは何ですか ほか 第2部 1 青少年の自殺 3 青少年の自殺にいたる心理とその予防 ほか 自殺についての相談機関一覧 |
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メモ: 関連サイトはこちらから |