長い一服が、終わってまた戯言にはいりますか、 |
一服といえば、職人にお茶がつきもの、昔は、(40年も前の話) |
仕事前、出がけにお茶、仕事にかかる前にお茶、10時にお茶、昼にお茶、 |
3時にお茶、終わってお茶(おちゃけ)、まるでお茶を飲むのが仕事か? |
と思うほど 今では考えられない! |
でも当時を思い返してみると、お茶の時間が |
仕事の間のようなもので、10分〜15分くらい休憩でしかもそれが |
施主とのコミニケ−ションの場であり 職人同士の打ち合わせに成る |
茶を飲む=仕事かな と 思 え る
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朝茶は一日の難逃れ、とか 一杯茶は良くないとかありますが |
あまり関係ないようですね。 朝いきなり怪我する馬鹿もいましたし |
昼にお茶で思い出す事があります 縁の下の茶碗 ??? |
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私もこの歳になると、やたらと昔の事を思い出すことが多くなる。 |
思い出すままに、 「縁の下の茶碗」を 古い話で恐縮しています。 |
私が大工の見習いにはいって、間もないころで、 |
農家の家で改修工事をしていた時で、8月のとにかく暑い日でした、
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昼食の時で、施主の御好意で昼食の用意をしてくれていたのです、 |
玄関をはいった大きな土間の上がり縁で、部屋を背に一列に成って |
(成らざるを得ないのだが)食事を始めたわけで、職人は4人で一人は地走りの職方で |
Y氏は、二日酔いで食が進まない、それでも、せっかく用意をしてくれたのだからと、
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やっとのおもいで一杯を腹に納めたわけで、二杯は無理というのに、当家の人は、 |
職人は食べないと力が出ないと、そして農家には米だけは沢山あるとばかりに、 |
Y氏の二杯目を持ってきたわけで、しかもしっかり、「山盛り」で、
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汗 なのか、冷や汗 なのか、どっちも出ていたと記憶、茶をすするも、
飯には箸を付けられず、 |
参った様子
すると、当家の人が居ないのを見計らって、お茶碗を持って縁の下に、 |
ご飯だけを、ほおり投げた、他の三人は
その光景に、箸を止めて唖然とする人、 |
何が起きたのか理解できない人、
俺としては、何も投げる事は無いのにと、、、、、、、 |
次の瞬間この三人に
悲劇が待っているとは誰一人知ろうはずはなかった。 |
そして、それは直ぐにやってきた!!!!!! |
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ご飯と一緒に茶碗もほおり投げてしまったのである。あああああああ |
しかも茶碗の方が先に飛んでいる、ぐぐぐぐぐぐぐぐぐ |
本人は慌てている、声も出せずに、0x、¥+-/;xyz |
三人は????、、、、、、、、、、、0x¥+-/:xyz |
Y氏の悲劇はまだまだ続く、茶碗を取ってこなくてはならない、
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時間はない、Y氏は縁の下にもぐった、幸い農家の床下は高さがあった。
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出てくるまでの時間十数秒がめちゃくちゃ長く感じたのは、 |
俺だけでは無かったと思う、 |
Y氏が戻ってきた頭にはクモの巣が、胸と腹そして膝には黒い土が、
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こんな恰好はなかなお目にかかれない、 緊張、が笑いに変化 でも堪えなくては、 |
それは三人とも共通していた、0*+-/\\-+\**x+ |
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そして当家のばあさんが、「お茶をいれ変えようかね」、と登場。パチパチパチ(拍手) |
絶妙なタイミングである、
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Y氏の恰好を見た ばあさん「どうしたがねえ」、、、、、、、、、、、 |
Y氏は 咄嗟に「猫が **+-/。xyz」 「茶碗が 0x+-*//。xyz」 |
「縁の下 */-+xzyvx-*」 |
訳のわからぬ言い訳をする、 ばあさんは「そうかね、大変だったね」と |
意味が通じたとはおもえないが、あるいは、、、、、、、ばあさんは、、、、、、、 |
三人は何の援護も出来ずただ、 笑いをこらえる涙を拭うだけだった。 |
マンガのような出来事があったのです。
でもこの話にはもう少し続きがあって、、、、、、、、
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仕事を終えてから、三人は今日の出来事を、酒の肴に夜遅くまで酒を |
飲んだのは言うまでもなく、 |
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Y氏はこれで二日酔いが、二日続いた訳で、次の日の現場では、 |
精彩を欠いたのは明らかで、水ばかり飲んでいた |
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それでも、黙々と仕事をし、二日酔い、いや四日酔いの泣き言を |
口に出さないのは、職人の意地 いや 飲み師の意地なのかも知れない。 |
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その日の昼食も、お世話になったのですが、 |
盛りが少なめに成っていたのは、ばあさんの配慮かも
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そして、その夜は、もう酒は飲まないだろうと思ったが、 |
おかみさんに、叱られながらも、飲んだそうです。 |
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職人にはお茶と同じように酒も付き物かも知れません、 |
人が一生のうちに飲める酒の量が、決まっているとしたなら |
Y氏にも楽しい酒を長あ-く 続けて欲しかった。 |
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