IISOとKAIZENの部屋
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(更新: 2022.10.29)

   

NEW ISO27001-2022 改訂版(第3版)が発行された。(2022.10.28)
ISO/IEC27001-2022第3版が2022.10.25に発行された。今回の改定は、今年2月に改訂発行されたISO/IEC27002と関連があり管理策が大幅に改定されたことによるものである。規格本体部分はわずかだが変更が見られる。内部監査とマネジメントレビューは、箇条が細分化されわかりやすくなっている。附属書の管理策は、ISO/IEC27002:2022と整合がとられ、2013版と比較していままでの114項目が、58項目の更新、24項目の統合、11項目の新規で全体として項目数は93項目で減ったが(この対比表は、FDISで見られる)、実質的には管理策自体は増加となり、内容も更新されている。ISO27001:2013を認証取得済の組織は規格発行日から3年以内に移行が必要である。これからISO27001認証取得予定の組織は、この第3版を適用した方が良いと思われる。いずれにしても、ISO27002:2022版の管理策の検討をお薦めする。

NEW ISO27000シリーズ(情報セキュリティマネジメントシステムが急速に拡充してきている。(2022.10.03 更新2022.10.29
 最近、情報セキュリティに関する事件が頻発し、実害が官庁、研究機関、大企業のみならず、中小企業や、社会インフラにも拡大してきている。ある自動車メーカーでは、「サプライチェーンでつながる部品メーカーがランサムウェア攻撃を受けてシステム障害が発生し、数十か所に及ぶ国内工場の生産ラインを停止。1万台を超える車の生産に影響が生じた。」というようなインシデントも発生している。IATF16949でも最近の、公式解釈集(実質改訂)で、情報セキュリティ面の強化が打ち出され、対応を迫られている企業が増えてきている。こうした状況も反映してきていると思われるが、ISO27000シリーズは矢継ぎ早に、改訂や新規発行が続いており、2014,2015年頃発行の規格は、改訂の時期となっている。ISO27002は、2022年2月に改訂され、「管理策」が大幅に変わっている。これを受けて、基幹規格であるISO27001もFDISが締め切られ、10月25日にISが発行された。例によって、日本の国際規格、国際規格を扱う部門からは、ほとんど邦訳版も出ていないし、JIS化に至ってはほとんどされていない。ISO27002-2022版は今年2月に発行されたが、10月にようやく、邦訳版が発行された。これが日本の現状である。現時点でISO27000シリーズはどうなっているか調べてみたのでご覧いただきたい


NEW IATF16949:2016 公式解釈集による実質改訂情報 (2022.05最新版)   (2022.06.01)
NEW SI's が5月に発行され、6月より適用されます。SI23-25です。原文はこちら
SI23: 4.4.1.1 製品及びプロセスの適合性 - 組織は、サービス部品及び外部委託しているものを含むすべての製品及びプロセスが、材料要求事項8.4.2.2項参照)に対する適合性を含め、適用されるすべての顧客、法令及び規制要求事項に適合していることを確実にしなければならない。
SI24: 附属書 A: A.1 コントロールプランのフェーズ: 注記3の追加。
SI25: 附属書 A: A.2 コントロールプランの要素  e) 部品番号
又は共通コントロールプラン書

NEW IATF16949関連情報:FORD,BMW等一部の会社CSRで、FMEAの提出要求がある場合ソフトウェアでの提出が求められる。(2022.05.29)

Ford Motor Company Customer Specific Requirements for IATF 16949:2016 – Effective 03 January 2022 で、「FMEA ソフトウェアサプライヤーは、基礎FMEA、部品FMEA、コントロールプランおよびその他の該当する情報の整合性を確保する FMEAソフトウェアを使用するものとする。 」となっている。これが関係する各社で大きな影響が出ていて、日本の会社にも波及してきている模様です。
これに対応するソフトウェア情報は、例えば、「FORD FMEA SOFTWARE」で検索してみてください。また顧客から適用を求められた場合、「どのようなソフトウェアを使えばよいのか」よく聞いてソフトウェア導入を目指す必要があるかもしれません。(2022.05.29)

NEW AIAG VDA FMEA ハンドブックの最新動向  (2022.03.27)
 自動車セクター規格、AIAG VDA FMEA ハンドブック第1版は、2019年に発行されました。従来のAIAG FMEA第4版とはその内容、構造が大きく変わったため、新FMEA適用の移行に関しては、「移行を慎重に計画」することになっていて、企業の決定と、顧客の要求を考慮して「新しいプロジェクト」から移行日を決定するとなっています。当社の調査では、欧州系のOEMでは、かなり移行が進んでいるようであるし、フォードでは、CSRに「新規プロジェクトから、新FMEAを適用」と書かれております。北米の日系自動車部品企業にも顧客要求もあり、続々と適用の方向で進んでいるとの情報があります。こうした波は、日本国内の企業にも波及して来ると思われますので、準備を進める、あるいは、企業決断で適用の方向に進むものと思われます。
 また、AIAGから第1版の正誤表が出ており、日本規格協会発行の日本語「AIAG VDA FMEA ハンドブック第1版」も、日本語の正誤表が出ていますので、直しておくのが良いでしょう。これはインターネットで入手できます。今までおかしいと思われていたところが直されています。
 第1版は大きな変更であり、書式も変わったので、その変更に手探りの企業も多いのではないかと思いますが、まずは、その変更の主旨と、新しいコンセプトを理解する必要があります。RPN=S×O×D方式が もはや推奨されなくなり、マトリクス方式になったということが構造的な変化で、書式が横長で見にくくなったり、前半のステップ2からステップ4の仕組みの意味がわからないという声も聞かれて、利用者の戸惑いがみられます。この新ハンドブックは、「ストラクチャーツリー」をよく理解する必要があり、そして、本文にも書いてありますが「石川ダイヤグラム=特性要因図」が重要な役割を担っています。日本人が理解しやすい手法がキーとなっているのです。
こうした、FMEAの利点と、FMEAの限界をよく理解して、利点を伸ばし、及ばないところは他の手法で補うことが重要ではないでしょうか。早晩、AIAG VDA FMEA ハンドブック第1版に置き換わってゆきますが、今からその準備に入ることをお薦めします。ハンドブックをしっかり読めば、納得して自信をもってFMEAを進めることができます。
 当社では、AIAG VDA FMEA ハンドブック第1版のセミナーを開催しております。


IATF16949関連AIAG CQI規格の適用組織が増えてきている。(2022.1.4)(2022.1.8追記)
 2021年の動向として、CQI規格を適用する組織が増えてきているように思う。CQI規格は、ご存じのようにAIAG(アメリカ自動車工業会)が発行する「継続的品質改善」の規格で、IATF16949をサポートする上位の品質規格であり、下記のように、特殊工程(熱処理、メッキ、コーティング、成型、半田、溶接、ろう付け)の品質管理規格や、効果的なエラープルーフ、効果的な問題解決、トレーサビリティ―ガイドラインといった管理手法等を含む体系である。この規格は、AIAGの研究チームが、組織の枠を超えて、技術的な指針を含む高度なものとなっており、日系の自動車会社の北米系列会社も編集に参加している、IATF(9社5工業会)以上の、オール自動車セクターともいえる規格である。又、AIAGは、自動車セクターのみならず、他のセクターも使えうる規格で有ろうと自信をもって宣言している。この規格自体は強制力はないが、OEM,あるいはティヤー1クラスからの顧客要求となっているものも多く、今後広まってゆくものと思われる。顧客要求となればそれは適用しなければならないが、先取りでマスターして、最上位の品質管理を目指す組織もあり、昨年はそのような組織からの講習依頼があった。特殊工程(熱処理、メッキ、コーティング、成型、半田、溶接、ろう付け)については、内部監査やサプライヤー監査に使われることになっている。品質マネジメントシステムの管理指針のみならず、特殊工程の技術水準についても推奨値が出されており、かなり自信を持った異質な規格といえよう。規格数も多く、多岐にわたっているので組織で重点的に取り組む規格を選び適用することが望ましい。特殊工程については、該当するものがあれば、自動車セクター以外でも積極的に導入されることをお薦めする。

※ CQI-17 はんだ付けシステム評価の規格解説コース新設しました。ここでいう「はんだ付け」は、表面実装関係のはんだ付けが主体で、全体で19のプロセス評価表があります。     (2022.1.8追記)

CQI 当社講習対応状況
CQI-8 重層的プロセス監査ガイドライン(LPA) 2 CQI-8-layered-process-audit
CQI-9 特殊工程:熱処理システムアセスメント 4 CQI-9 Heat Treat System Assessment (HTSA)  規格解説コース※
CQI-10 効果的な問題解決のためのガイドライン CQIi-10-effective-problem-solving-guideline
CQI-11 特殊工程:めっきシステム評価 3 CQI-11 Special Process: Plating System Assessment 規格解説コース※
CQI-12 特殊工程:コーティングシステムアセスメント 3 CQI-12 Special Process: Coating System Assessment
CQI-13 eAPQP XMLのためのCQI-13技術実装ガイド CQI-13 Technical Implementation Guide for eAPQP XML
CQI-14 自動車保証管理ガイドライン CQI-14-automotive-warranty-management-a-guideline
CQI-15 特殊工程:溶接システムの評価 2 CQI-15 Welding System Assessment
CQI-16 ISO/TS 16949:2009 ガイダンスマニュアル CQI-16 ISO/TS 16949:2009 GUIDANCE MANUAL
CQI-17 特殊工程:はんだ付けシステム評価 1 CQI-17 Soldering System Assessment 規格解説コース※
CQI-18 効果的なエラープルーフ CQI-18 : GUIDELINE TO EFFECTIVE ERROR-PROOFING
CQI-19 サブ階層サプライヤー管理プロセスガイドライン CQI-19 Sub-Tier Supplier Management Process Guideline
CQI-20 効果的な問題解決ガイド cqi-20-effective-problem-solving-practitioner-guide
CQI-21 効果的な問題解決のためのリーダーガイド CQI-21 EFFECTIVE PROBLEM SOLVING LEADER GUIDE
CQI-22 品質不良のコストガイド CQI-22 The Cost of Poor Quality Guide
CQI-23 特殊工程:成型システムの評価 1 CQI-23 Molding System Assessment 規格解説コース※
CQI-24 故障モードに基づく設計レビュー (DRBFMリファレンスガイド) CQI-24 Design Review Based on Failure Modes (DRBFM)
CQI-25 SPCクイックスタートガイド CQI-25 SPC Quick Start Guide
CQI-26 SPCショート ラン サプリ CQI-26 SPC Short Run Supplement
CQI-27 特殊工程:鋳造システムの評価 2 CQI-27 CASTING SYSTEM ASSESSMENT
CQI-28 AIAGトレーサビリティガイドライン CQI-28 Traceability Guideline (1st Edition)
CQI-29 特殊工程:ろう付システムの評価に関する要件 1 CQI-29 Brazing System Assessment ※2021新規格
特殊工程 (2022年1月現在)
※ 講習詳細は、電話、メールでお問い合わせ下さい。
規格例:





IATF16949:2016 公式解釈集による実質改訂情報 (2021.11最新版)   (2021.11.28)
IATFでは、16949:2016の実質改訂情報を公式解釈集で公開している。これは、認証審査にも適用されるので注意されたい。今まで、22箇条の解釈が出ているが、最新発行は、2021年7月で、2021年11月現在有効。IATFのHP

https://www.iatfglobaloversight.org/wp/wp-content/uploads/2021/08/IATF-16949-SIs-July-2021_ja.pdf
6.1.2.3  緊急事態対応計画 サイバーセキュリティが強化されている。
7.1.5.3.2. 外部試験所 外部試験所の認定範囲、非認定機関を使う場合の条件が改訂。
6.1.2.1 リスク分析 サイバー攻撃の脅威が追記
7.2.1 力量 - 補足事項 訓練及び認識にもまた,組織の作業環境及 び従業員の責任に関係した,予防に関する情報を含めなければならない。この情報の例とし て,装置故障の予兆,及び/又はサイバー攻撃を受けた兆候についての認識等


JIS Z 8115:2019/JIS C 5750-4-3:2021 ディペンダビリティ(総合信頼性)関連 の改訂-FMEAに関して影響がある。(2021.09.29)
JIS Z 8115が今までの2000年版から2019年版に改訂された。これは、オリジナル規格IEC 60050-192:2015版を基にしているが、日本独自に若干の追記がなされている。総合信頼性の規格であるが、この中にFMEA関連の記述があり、2000年版では、JIS独自の追記があって混乱を招いていた。又、FMEA関連で、JIS C 5750-4-3 故障モード•影響解析(FMEA及びFMECA)が最近2021年8月20日に制定された。
JIS Z 8115:2019年版-故障モード定義: 故障が起こる様相。 記1 故障モードは,失われた機能又は発生した状態の変化によって定義されることがある。前者の例として,“絶縁劣化”及び“回転不能”が,後者の例として,“短絡”及び“折損”がある。  注記2 対象によっては,故障モードの代わりに,“不具合モード”,“損傷モード”,“障害モード”,“欠点モード”などという場合がある。注記3 分野によっては,故障が起こる様相だけではなく,故障の結果の様相を含む場合がある。  注記4 附属書JE参照。 
JIS C 5750-4-3 :2021  ディペンダビリティマネジメントー 第4-3部:システ厶信頼性のための解析技法一 故障モード•影響解析(FMEA及びFMECA)
故障モード定義:  故障が起こる様相  注釈1 故障モードは,発生した状態の変化によって特定してもよい。状態の変化には,機能の喪失及びその他の状態変化がある。  注釈2 “弁が開かない”及び“起動しない”が機能の喪失の例として,“短絡”及び“折損”がその他の状態変化の例として挙げられる。  注釈3 人的故障モードは,誤った行為の実施にせよ,必要な行為の省略にせよ,人間の行為の結果として喪失される機能によって特定される。

ちなみに、オリジナルは、IEC 60050-192:2015, 192-03-17IEC 608122018 FMEA and FMECAと同じ)failure mode
manner in which failure occurs  (直訳:故障の起こり方 Note 1 to entry: A failure mode may be defined by the function lost or other state transition that occurred. (簡易訳)注記1 故障モードは、失われた機能や発生した他の状態遷移によって定義することができる。」である

旧 JIS Z 8115 : 2000 では、 「故障モード:( failure mode: manner in which an item fails)故障状態の形式による分類。例えば,断線,短絡,折損,摩耗,特性の劣化など。」であった。例えば‥以降がJIS独自に追加され、混乱を招いた。

解説:2019年版では、定義が、「故障が起こる様相」となっており、「後者の例として‥以下の例文」がJISとして追加されている。 ※自動車セクター AIAG VDA FMEA ハンドブックでは、故障モードの定義は、DFMEAでは「故障モードは、アイテムが意図した機能を満たすことまたは提供することに故障する可能性がある方法として定義されます.故障モードは機能から派生します.故障モードは技術的な用語で説明されるべきであり、必ずしも顧客が目立つ症状としてではありません.」としており、こちらの方がわかりやすい。

更に、JIS C 5750-4-3 :2021  では、FMEAの取り組み優先が、相変わらずRPN=S×O×D計算であり、FMEAの最近の主流は、RPN=S×O×D計算方式を捨てた、自動車セクター規格 コアツール「AIAG VDA FMEA ハンドブック第1版(2019発行)」のいわゆる、7ステップ、マトリクス方式、であると当社は感じている。「AIAG VDA FMEA ハンドブック第1版(2019発行)」については、こちらを見てください。

ISO環境関連規格一覧-最新版 JIS化の遅れは憂うべき状態  (2021.09.03)
環境をめぐる問題は、これからの社会全体にとって喫緊の解決テーマといえよう。ランダムにあげてみても、カーボンニューラル、気候変動、温室効果ガス、カーボンプライシング、ウォーターフットプリント、カーボンフットプリント、脱ガソリンカー、SDGs‥‥等、課題が山積しており、まだ開発途上、法制化途上、技術途上、であるものも多い。これ等の一部については、国際標準という面で、ISOもかかわっており、いくつかの標準が発行されており、これからも標準化が進んでいくと思われる。この度、ISO14001に関連して、現在の規格、ガイドライン等の発行状況を調査してみた。環境関係は範囲が広く、数も多く、その内容も日ごろなじみが少なく、難解であるものが多い。それにもまして、原文は英語(または仏語)であるが、そもそも日本語化されているものが極めて少なく、これで国際的に対応してゆくには極めて困難な状況であることがわかる。「2020年10月、第203回臨時国会の所信表明演説において、菅義偉内閣総理大臣は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました」。しかしその前提として、その基礎的なISO規格類が、日本語で利用できないようではどうにもなりません。例えば、ISO 14064-1:2018 温室効果ガス―第1部:組織における温室効果ガスの排出量及び吸収量の定量化及び報告のための仕様並びに手引は、2018年にISO規格が改訂発行されていますが、まだ改訂版JISは未発行です。 ISO 14050:2020 環境マネジメント - 用語も発行後1年たってもJIS化されていません。こうした規格がたくさんあります。まずは現状をお知らせしました。
ISO環境関連規格一覧-最新版は、こちらのPDFで。

ISO改訂情報:環境パフォーマンス評価―ガイドライン(ISO14031:2021改訂=第3版)、環境用語集(ISO14050:2020改訂=第4版) 
         (2021.08.16)
 
環境マネジメントシステム関連で、ISO14031とISO14050が最近改訂となった。ご存じのように、ISO14001:2015では、環境マネジメントシステムの狙いの重要な項目一つとして、「- 環境パフォーマンスを向上させる。」があげられており、詳細は、ISO14031を参照くださいと示唆されている。環境パフォーマンスについては14001の本文ではあまり書かれていないので、実際、原文を私的訳したところ、今回の改訂第3版は大いに役立つといえると思われる。ところが、なぜか、JIS化は遅れていて、現在入手できるのは、JIS Q 14031-2000年版であり、2013年版の改訂第2版はいまだに発行されていない。そうこうしているうちに、ISO 14031:2021年版が出てしまった。この第 3 版は、第 2 版(ISO 14031:2013)を取り消し、これに代わるもので、微修正を行っている.  - ISO 14001 及び ISO 14050 の用語が追加・更新されました.
- ISO 14001 に従い、「環境の状態"condition of the environment"」などの用語を「環境の状態"environmental condition"」に修正した.
- 参考文献を更新した. とのことである。いずれにしてもJIS化を急いでほしい。
参考までに、環境パフォーマンスとは何ぞやというこで、ISO14031:2021の一部の例示を紹介すると、
財務指標では、.4.2.2.3 環境パフォーマンスと相関のある財務パフォーマンス
 経営者の関心が、環境パフォーマンスと財務パフォーマンスとの関係を評価することにある場合、考えられるMPI(マネジメント パフォーマンス インジケーター)には次のようなものがある.
 - 製品またはプロセスの環境側面に関連するコスト(操業および資本).
 - 環境改善プロジェクトの投資収益率
 - 資源使用量の削減、汚染の防止、廃棄物のリサイクルによって得られる節約額
 - 環境性能または設計目標を満たすように設計された新製品または副産物に起因する売上高.
 - 環境上重要なプロジェクトに適用される研究開発費
 - 組織の財務状況に重大な影響を及ぼす可能性のある環境負債
製品では、A.4.3.2.6 製品
 経営者の関心が製品または副産物(例えば、さらなる商業目的のために生成および保持される、再生材や再利用材を含む主要製品以外の材料)に関する環境パフォーマンスにある場合、可能なOPI(操業 パフォーマンス 指標)には以下が含まれる.
 - 有害性が低減された状態で市場に投入された製品の割合.
 - 再使用またはリサイクルされた製品の数.
 - 製品の内容物のうち、再利用またはリサイクル可能なものの割合.
 - 欠陥製品の割合
 - 製品使用時に消費される資源の量
 - 製品の耐久性
 - 環境に配慮した安全な使用方法や廃棄方法が記載されている製品の割合
大気への排出量では、A.4.3.2.9 排出量
 経営者の関心が事業活動からの大気への排出に関連する環境パフォーマンスにある場合、可能なOPI(操業 パフォーマンス 指標)には以下の量が含まれる.
 - 年間の排出量
 - 製品1個あたりの排出量
 - 大気中に放出される廃棄物エネルギー
 - オゾン層破壊の可能性がある大気排出量
 - 地球規模の気候変動の可能性がある大気排出量.

など、例示を参照することにより、ISO14001の実際の運用のために参考になる点が多い。

一方、ISO14050:2020第4版は。大幅拡充されて、新しい用語がたくさん入っている。第3版は2009年に発行され、現行のJISは、JIS Q 14050-2012発行である。これも、ISO改訂版発行から1年がたっているので早急な改訂版JIS発行が望まれる。こちらも私的訳により分析したが、新たな項目は、3.8 気候変動及び気候変動対策に関する用語、3.10 ウォーターフットプリントに関連する用語、 3.11 カーボンフットプリントに関連する用語、 3.12 経済及び金融に関連する用語などで、用語総数も、196から356項目(当社調べ)と大幅に増えて環境百科事典のような充実ぶりである。 環境に限らず、ISO規格は、万国で誤解のないように「定義」が非常に重要視されている。基本中の基本である。
 最近「統合マネジメントシステム構築(2017年初版発行)」に関する、日本語の参考書を購入したが、そのなかで、リスクと機会で、「機会については、日本語の「チャンス」が一番近いイメージではないでしょうか」と書かれていて残念に思った。ISO14001:2015でも、
3.2.9 リスクと機会: 潜在的な悪影響(脅威)と潜在的な有益な効果(機会)であり、一か八かのチャンスではない。英語圏では「chance]と[opportunity」との違いははっきり認識されていて、ISO9001や、ISO14001の機会は、「opportunity」のほうであり、好機と訳す場合も多い。英英辞典、Oxfordなどを当たってみるとよい。

JIS Q 22301:2020 セキュリティ及びレジリエンス―事業継続マネジメントシステム―要求事項 発売開始 (2020.11.10)
 ようやく、JIS Q 22301:2020 セキュリティ及びレジリエンス―事業継続マネジメントシステム―要求事項が、11月20日に販売されることになった。税込み3,300円 日本規格協会より。
 オリジナル(英文、仏文)は、2019年10月に出ている。このコロナ禍の中、以前にも増して事業継続が注目されている折、もっと早くJIS化できないのかと思う。しかもこの規格は、認証制度があり、発行から3年以内に認証済組織は改訂版への移行を完了しなければならない。もう1年たってしまっている。ISO22301:2019及びガイダンスであるISO22313:2020については、当サイトでは
「事業継続マネジメントシステムのページ(リンク)」に概要を掲載しているので参照されたい。ガイダンスのISO22313:2020については、JSAでは、英文のみの販売で、邦訳版は出ていない。こちらもJIS化が望まれる。今や国際的な競争時代である。ハードのみならず、ソフトの面においてもこうした標準化の動向に日本は乗り遅れないようにしなければならないと考える。




自動車セクター規格
 
IATF16949 支援
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最近、IATF16949の取得を目指す
会社が増えております。
IATF16949:2016は、国際自動車タスクフォースの、9社、5か国自動車者団体の認証規格であり、ISOのような国際規格ではない。日本の会社、団体は参加していないので、いわゆる日本的なビジネス慣行は通用しないと考えた方が良い。
当社は、米国研修を含む、IATFの動向を注視したコンサルティングを行っております。


IATF16949コンサルティングは、
貴社の状況に合わせまして
以下のコースを用意しております。

①IATF16949解説コース、
 ②IATF16949:2016新規取得コンサルティング
 ③内部監査員研修、
④コアツール研修

⑤AIAG VDA FMEA Handbook講習


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IATF16949:2016に関するご相談は、
当社宛メールでお問い合わせください。



ISO9001/14001:2015
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コンサルティング

1.規格解説コース
2.規格新規取得コース
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内部監査員研修



リモート講習に力を入れております。


新型コロナの影響で、訪問講習が制限される事態となっておりますが、リモートでの講習を積極的に取り入れ実施してきております。
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