岡田修一

　兵庫県小野市出身。1930(S5)東京帝国大学法学部卒業。逓信省に入省、途中、運輸省に転じ、'48運輸省海運局長に就任。 港湾審議会委員、航行安全審議会委員等を務める。'54退官し、日興海事社長、明治海運グループの明治土地建物社長などを歴任。
　'60.11.20第29回衆議院議員総選挙に兵庫県第3区より自由民主党公認で出馬し当選し、衆議院議員を1期務めた。 この選挙は日米安保条約改定に反対する安保闘争で解散後の選挙であったが、選挙への影響はほとんど無く、「所得倍増計画」を掲げた自民党が圧勝した。 なお、この選挙で当選した自民党メンバーには、社会党の浅沼享子(18-1-3-12)、民主党の麻生良方(9-1-13)と争って勝利した元都知事の安井誠一郎(2-1-2-37)、花村四郎(25-1-45)、後に首相になる海部俊樹（全国最年少当選）らがいる。 また、この選挙で落選者に、世耕弘一(8-1-9)、松田竹千代(20-1-10)らがいた。政治家としては自身のキャリアから海運業の再建整備に関する臨時措置法案などを担当し発言などをした。
　'63.11.21第30回衆議院議員総選挙にも自由民主党から出馬したが落選。'66.5ジャパンライン株式会社社長などを務めた。従2位 勲2等旭日重光章。享年64歳。

＜歴代閣僚と国会議員名鑑など＞
＜墓誌より＞

＊墓石は洋型「岡田家」。右側に墓誌がある。戒名は大乗院殿法運修徳大居士。妻は久子。

浅沼享子、 麻生良方、 安井誠一郎、 花村四郎、 世耕弘一、 松田竹千代