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いまむら もとなり

今村基成

いまむら もとなり

?〜 1940.1.4(昭和15)

明治・大正・昭和期の陸軍軍人(少将)

埋葬場所: 21区 1種 14側

 愛媛県出身。1905.3.30(M38)陸軍士官学校卒業(17期)。同期に東條英機(後の大将・首相)、後宮淳(後の大将:21-1-12)、佐々木吉良(後の少将:21-1-20)らがいた。同.4.21陸軍輜重兵少尉に任官。以降、様々な要職に就く。
 '30.3.6(S5)輜重兵第9大隊長を経て、同.8.1輜重兵大佐となる。'32.8.8輜重兵監部部員を歴任し、'35.8.1少将に昇進し、輜重兵監部附。'36.4.23輜重兵監に就任した。'37.8.2待命、同.8.22予備。

<帝国陸軍将軍総覧>
<日本陸軍将官総覧>


*墓石正面は「今村基成家之墓」。享年59歳と刻む。


【輜重兵(しちょうへい)とは】
 輜重兵とは兵站業務を専門とする兵士であり、戦闘行動の上で極めて重要な日本陸軍の後方支援兵科を指す。水食料・武器弾薬・各種資材など様々な物資を第一線部隊に輸送して、同部隊の戦闘力を維持増進することが主任務である。現在の陸上自衛隊では、輸送業務や輸送統制を行う輸送科と、糧食・燃料などの補給を行う需品科に分類されている。
 なお、多磨霊園に眠る輜重兵監歴任者は岡田貫之(9-1-17-22)、佐々木吉良(21-1-20)がいる。また、輜重兵や兵站の重要性を説き兵站専門家と称され、日清・日露戦争時に活躍した大澤界雄(6-1-13)、輜重兵第10聯隊長として支那事変後出征し、将来の輜重兵監と期待されていたが、現地で病没した前野四郎(16-1-11-12)らがいる。


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