目次を飛ばして本文へ パン屑リストへ

ICMFilter

指定されたICMファイルと交換する事により、色調を変化させます。これにより、そのデバイスで出力した場合、どのように表示されるかシミュレートする事が出来ます。

ICMについて

ICM(Image Color Management)とは、Microsoftが開発した、ICCプロファイルに基づいて作成されたCMS(Color Management System)です。端的に言うと、デバイス間の色のずれをなくす為に開発されたものです。Windows95でVer1.0が導入され、Wiodows98からは2.0にバージョンアップされました。

ICC(International Color Consortium)とは、CMSの標準化の為に、Adobe Systems社、Agfa社、Apple Computer社、Eastman Kodak社、Microsoft社、Silicon Graphics社、Sun Microsystems社、Taligent社の8社によって1993年に設立された業界団体で、現在は40社以上のベンダーが参加しています。ここで策定された最初の標準規格が、デバイスプロファイルの標準フォーマットを規定した「ICC Profile Format Specification」で、最初のバージョンは1994年にリリースされています(最新バージョンは、ICC.1:2001-04(3.4以降、年月が付けられるようになった))。このICCプロファイルに準拠した規格として、上述のICMのほかに、Apple社のColorSyncなどがあります。

ColorSpace

sFile | sRGB
初期値 sFile(多分間違い。デフォルトでファイル指定のはずが無い)

キーワード解説
sFile
Image Color Management(ICM)ファイル(拡張子が.icm)のパスを指定します。
sRGB
デバイス標準の色空間を指定します。

sRGBについて

Hewlett-Packard社とMicrosoft社が共同で開発した色空間の事で、Windowsでは95以降に搭載されています。ICCプロファイルを持たないデバイスに対しては、このプロファイルを利用します。

Intent

Picture | Graphic | Proof | Match
初期値 Picture

キーワード解説
Picture
指定されたICMとの関係を維持します。画像や写真に使用されます。
Graphic
色調や明度よりもむしろ彩度を維持します。グラフシートやビジネスグラフに使用されます。
Proof
出力デバイスが与えられた色をサポートしていなかった場合、その色に最も近い色を割り当てます。白は維持されません。
Match
出力デバイスが与えられた色をサポートしていなかった場合、その色に最も近い色を割り当てます。白は維持されます。

page top
最終更新日:2018年07月18日
Copyright © 2002-2018 ばあど All Rights Reserved.