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関連プロパティ

font-size-adjust

対応状況
N7.0
Win
N6.0
Win
e6.0
Win
e5.5
Win
e5.0
Win
e5.0
Mac
e4.5
Mac
O7.0
Win
O6.0
Win
× × × × × × × ×
<数値> | none | inherit
初期値 none
適用 すべての要素
継承 する
レベル 2-
値の範囲 書いていないが、"0"以上と思われる
メディア visual

各フォントは、大きさの値として、フォントサイズのほかに、x-heightという値を有します。この値は小文字'x'の高さを示すもので、最終的な小文字の大きさは、この値に左右されます。

故に、同じフォントサイズでも、小文字のサイズはフォントごとにバラバラで、大き過ぎたり、かたや小さ過ぎて読み辛くなったりします。このプロパティは、そういった不具合を解消する為に導入されました。このプロパティを用いれば、フォントのx-heightを、代替フォントも含めたすべてのフォントで維持し続ける事が出来ます。

このプロパティでは、縦幅比(aspect value)、つまり'x-height'の値をフォントサイズで割った値を使用します。

キーワード解説
none
フォントのx-heightを維持しません。つまり、フォントごとの小文字の大きさは各フォントの'x-height'に依存し、結果バラバラになります。
<数値>
縦幅比を指定します。選択対象となるフォントごとに、以下の公式に従って拡大・縮小率を計算します。
y(a/a') = c
y = 当該要素の'font-size'の値
a = 'font-size-adjust'の値
a' = 現在選択中のフォントの縦幅比
c = 現在選択中のフォントの小文字に適用すべき'font-size'の値

例えば、14pxのVerdana(縦幅比0.58)を使いたかったのにそれは利用不可能で、代わりに縦幅比0.46の代替フォントが利用可能だとしましょう。このプロパティに 0.58 という値を指定しておけば、上の公式より、代替フォントの小文字のフォントサイズは14 x (0.58/0.46) = 17.65pxにすれば良い事になります。

代替フォントに限らず、英文には英語フォント、邦文には日本語フォントというように割り当てて使う場合に可読性を損なわないようにする為にも有用です。

趣旨からすると、小文字のフォントサイズのみに作用するのが正しいのでしょうが、CSS2の仕様書の内容のみで判断すると、すべての文字に作用してしまいます。

フォントサイズの調整は'font-size'の実効値を計算する段階で行います。つまり、'font-size'の継承には調整前の算出値を用います。

'font'を併用する場合は、このプロパティは'font'の後に記述しないと、無効となってしまいます。

注意点
  1. 'font'を併用する場合は、このプロパティは'font'の後に記述しないと、無効となってしまいます。
  2. 対応UAがほとんどありません。

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最終更新日:2018年07月18日
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