- 関連プロパティ
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font-family
対応状況
N7.0 Win |
N6.0 Win |
e6.0 Win |
e5.5 Win |
e5.0 Win |
e5.0 Mac |
e4.5 Mac |
O7.0 Win |
O6.0 Win |
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△ |
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○ |
△ |
○ |
文字を描く書体を指定します。HTMLでいう font要素 の face属性 と同様な働きをします。しかし、'font-face'というプロパティはありません。
font要素 の face属性 の場合は、複数のファミリを指定してもまとめて"(二重引用符)か'(一重引用符)で括りましたが、このプロパティの場合はファミリごとに"か'で括らなければなりません。例外的に、ファミリ名に空白類が無く、ASCII文字のみの場合(正確にはIDに指定可能な文字列)は引用符で括る必要はありません。
複数ファミリを指定した場合は、最初に書かれたものから順に、使用可能なファミリが適用されていきます。このように、優先度順に並べられたファミリ名のセットを、フォントセットと呼びます。連続して書く事にはもう一つの意義があり、それは、多言語で文書を書く場合です。この場合、言語ごとに違うファミリが必要になる事もありますし、また意図的にそうしたい場合もあるでしょう。
'font'を利用して、ほかのプロパティとまとめて指定する事も可能です。
例を挙げておきましょう。
body { font-family: "ダサ字", "へた字", "MS Pゴシック", Osaka, monospace}
最後には総称ファミリを書いておきましょう。
UAがその文字を表現出来るフォントを知らない場合、別のシンボルに置き換えても良い事になっています。可能ならば、「この文字わからなかったよ」というシンボルが良いとの事。
- 注意点
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- IDに含める文字以外を含むファミリ名の場合は引用符で括る必要があります。
- 最終的な選択肢として、総称ファミリ名を指定しましょう。
- fontを併用する場合は、効果の兼ね合いに注意しましょう。
- CSS1とCSS2の相違点
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- CSS2では総称ファミリに詳しい解説がつきました。
- CSS1では要素全体に一つのファミリしか採用されませんでしたが(付属書には任意で導入しても良いと記述がありました)、CSS2では言語ごとに違うファミリを適用する事が可能になりました。