99年12月21日 オナニー生活の裏ワザを大公開!! D.伊東家の食卓
ゲスト:デビット伊東、パイレーツ、三村マサカズ、パラダイス山元、大隈いちろう、なんきん、山田ゴメス
昨今は成人向のビデオやサイトの普及により元来「抜ける」という位置付けであった番組OPもその本義を失いつつある(もっともそんなことになってもあのOPがあるからこそタモリ倶楽部なのだけれど)。そこで今回はそんな歪んだ(?)社会に鋭くメス。普通のオナニーに飽きてしまった現代人に新たなズリネタを提供すべく、おなじみのゲストがそれを「裏ワザ」という形で紹介。まあタイトルからわかるように日本テレビ系「伊東家の食卓」のパロディーである。ちなみにタイトルは「ディーいとう〜」と読む。タモリが父親、デビットが母親、パイレーツが娘役。その他が紹介者。無論本家と同様チャイムも用意されていて評価はそれで示される。さて、紹介される裏ワザは「ビーチボールをアレに変える裏ワザ」(三村提供)、「ジェットコースターでイッちゃう裏ワザ」(パラダイス)、「ミカンで、全身が感じる裏ワザ」(大隈)、「女性の歌声でイッちゃう裏ワザ」(なんきん)、「風俗店に行った気になる裏ワザ」(ゴメス)、「エロスの音色を奏でる裏ワザ」(ゴメス)。会場ではいちいち実践して沸いたりひいたり。最後にダイジェストまで見てから最優秀裏ワザを選出。事前の評価が高かったのはパラダイスと大隈の技だったが実践した時の意外性が評価されたか、大隈に決定。鱒と蛎が贈られた。ついでにパイレーツの使ったマウスピースも。1年ぶりのデビット、「来たよ…」という前と変わらぬ登場シーンに受ける。さらに途中の発言「TK(タイムキーパーね)の山田さん」にバカ受け。やっぱりこの番組に出るデビはいいですなあ。なんきんの登場時の台詞も好き。また、本家より圧倒的に優れている点としてタモリが正しいチャイムの打点を叩いているところが挙げられる。さすが音楽をやってる人は違うね。好感。ミュートして叩くのもよかった。全体的に裏ワザ自体よりそれを取り巻く周りの反応が面白かった。パラダイスの写真撮影とかね。三村の必死さとかね。最後のパイレーツのツッコミというかコメントも意外によかった。毎週見ている人ならばだるまプレイの回に出てきた人が続々出てくるのにも受けたのでは。保存版。A

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
エリック・クラプトン サンフランシスコ・ベイ・ブルース 手ぬぐい
エアロスミス ウーマン・オブ・ザ・ワールド Tシャツ

 

99年12月14日 低予算で一獲千金 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に学べ!
ゲスト:雨上がり決死隊、小松沢陽一、川勝正幸
今回のお正月映画のひとつの目玉は超低予算(なんとおよそ300万円!ヘタなゴールデン番組より安い)で140億円の特大ヒットを生み出した「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」である。低予算といえばタモリ倶楽部も負けてはいない。実際にはそんなはずはないけれど、前回など「5,500円あれば番組が2本できる」とタモリが言ったほどだ。今回は低予算という番組と同じキーワードを持つこの映画を鑑賞しつつ、成功のノウハウを映画から学ぶが、舞台背景などを小松沢から説明してもらいつつ普通の映画鑑賞、というのが実際のところ。さて番組中でいくつか挙げられるノウハウは●ホラータッチ、●ドキュメンタリータッチ、●撮影スタッフが主役、●年表作り、●周辺情報を煽る。これらを雨上がりはいちいち実践しようとするも総コケ。成功してるのはハンディカメラを使って臨場感を出そうとするところくらい。最後にスタッフ全員で映画を鑑賞。しかし終わってからのスタッフや雨上がりのコメントを見るとまったく身になっていない模様。また、タモリ・川勝・小松沢のコメントは「予備知識を完全に入れておいた方がいい」「二度目の方が面白い」「強引な映画」とのこと。映画の紹介としてはヘタな紹介番組よりよくできているとは思う。小松沢と川勝の説明がなかなか上手くて徐々に気分を盛り上げる。たまに深夜特番で見せられる紹介はかえって萎えるもんね。この回を見て映画を観に行こうと思った人も多いに違いない。わたしは観ないけど。今回、笑える場面はほとんどない。いっぱいいっぱいの雨上がりに笑えなければまったく笑えない。D

なおこの映画、12月23日より全国松竹・東急系にて公開。ほぼ全国でやると思われるので興味があったら。アメリカに住む知り合いによると「典型的B級映画。まあマトリックスを観るくらいならこっち」とのことだが…。


空耳アワーの結果

OPでタモリが噛んだ。また、「ブレア・ウィッチ〜」のポルノ版も既にできているらしい。さすがアメリカ!

ミュージシャン 曲名 賞品
ジェームス・ブラウン マザー・ポップコーン 手ぬぐい
ベイビー・フェイス ザ・デイ Tシャツ
ロビー・デュプリー ふたりだけの夜 Tシャツ

 

99年12月7日 番組越年大作戦! タモリ倶楽部お宝フリーマーケット!!
ゲスト:浅草キッド、杉作J太郎、井筒和幸(以上出演)、パラダイス山元、渡辺祐、辻義就(以上声の出演)
年の瀬、である。巷では2,000年を目前にして浮かれているか慌ただしくしているかのどちらかだが、番組のほうは特に変化せず…ということもなく、実は年を越せないかもしれない危険な状況(という設定)らしい。そこで今回は年越し資金を捻出すべく、各界の名士から物品を集めてバザー(要するにフリーマーケット)を開催。まずはどんな商品があるのか、商品チェックと価格設定。集まった商品は切り抜き済みエロ本、自作曲録音テープ(提供者:みうらじゅん)、既に終わった公演のチラシ500枚と真空パックの手羽(パラダイス)、お尻の研究資料(山田五郎)、10年前の安齋肇の生写真(祐)、勝負服(辻)、愛用の枕カバーとタオル(杉作)、お守りなどお楽しみ袋(井筒)、黄金のスケベ椅子(キッド)、野球小僧田中の回に爆笑田中がサインしたと思われるサインボール、空耳アワーオブジェ、タモリ直筆サイン入りの番組台本、ビル・ロビンソンの回に作った手形入り手ぬぐい、早稲田を訪れた回のヒロスエの似顔絵、洋楽カバーの回の「アローン・アゲイン」「また一人」歌詞フリップセット(以上番組提供)。見てわかる通り提供者は(ある意味)名士揃い、番組ファンには欲しくてたまらない激レア商品のオンパレード。これらの商品、手に入れるチャンスがあるのかと思いきや、即座に売りに出してしまう。どこかまったくわからないほど人気のない暗がりで杉作が売り子となって販売。他の人はモニターで状況を観察しながら指示出し。そのうち見ていられなくなった井筒が助っ人参戦。杉作は妙に気負っている(いつも?)が井筒は手慣れたもので話術も巧妙。しかしそのうちぱったり客が来なくなり、客寄せのため杉作がサクラに。このへんからは2人の独壇場。客を連れてきた杉作がその場でサクラに豹変したり、半ば路上コントといった趣の井筒と杉作のトークが展開されたり。タモリたちの指示に素直に従い行動する杉作はすごい。終わってみての売り上げ総額は5,500円。安い…。きっとお客に番組ファンがいなかったのだろう。もっとも本気でこの売り上げで越年しようとしたわけでもあるまいし、それはそれでよいのだろうな。蚤の市の仕組みってよくわからないから、客も含め全て仕込みという可能性もあるし。だってあんな時間にフリマなんて不自然。警察は?…まあ、そのへんはそっとしておいて。また、OPで電気ストーブをつけたまま来たことを告白した杉作、EDでもどうやら家は燃えていなかった模様。メデタシ。テープ、欲しかった!というか最後まで聴きたかった。やや甘いけど保存版。でもB

空耳アワーの結果

出たぞ!ジャンパー。タモリをして「最高」と言わしめた作品。これで今年3枚目。また、オブジェは売れなかったらしくいつものように置いてあった。

ミュージシャン 曲名 賞品
バックストリート・ボーイズ イッツ・ガッタ・ビー・ユー 手ぬぐい
TLC ウィスパリング・プラヤ ジャンパー

 

99年11月30日 ゲーマーVSゲンバー 「パワーショベルに乗ろう!!」バトル
ゲスト:爆笑問題(田中が進行)、松村邦洋、ゲンバー3名(大城広光、山内義春、佐藤一敏)、ゲーマー3名(篠原元貴、古屋陽一、児山計)、青木円
近頃は「電車でGO!」に端を発する乗り物操縦体験ゲームとでも言おうか、そのような種類のアーケードゲームが人気。この時流に乗って、パワーショベル(通称ユンボ)のゲーム、「パワーショベルに乗ろう!!」も誕生した。今回はそれに目をつけて、ゲームはやったことがないものの実際に現場でパワーショベルを自らの手足のごとく使っている重機オペレーター(番組では彼らをゲンバーと呼んだ) VS パワーショベルは当然運転したことがないけれどゲームの腕には覚えありのいわゆるゲーマー、といった構図をもってこのゲームで勝負してもらう。3対3の一種の団体戦だ。双方テレビに関しては素人だし互いの意地もあるだろうから、おそらくガチンコ対決。OPではタモリと太田の勝負も見られるがこれはタモリの圧勝。さすが小器用なタモリとRPG・SLG一辺倒の太田といったところか。さて本編の対戦では、さすがに対戦だけでは何だと思ったのか出場者の人間性もチェック。事前に回答してもらったアンケート(好きな女性のタイプとか)の結果を見る。実は対戦よりこちらの方に時間を割いてたり。競技種目は1回戦から3回戦まですべて異なっていて、深く穴を掘るもの、プールのウミガメをすくうもの、プレハブを壊すもの、と実際にゲームで遊べる種目である。また各対戦の勝者には青木から花束が贈られる。この対戦、なかなか実力伯仲といった感じで1回戦はゲーマーの勝利、2回戦はゲンバーの勝利。最終決戦になった3回戦は僅差でゲーマーの勝利。総合成績ではゲーマーの勝利となったわけだがゲンバーも実際と操縦感が違うにもかかわらずずいぶんと健闘したほうだと思う。最後には青木がひそかにチェックしていたMOP(もっとも男らしいプレイヤー)が発表され、これは1回戦に出場したゲンバー、大城氏が受賞した。賞品は蕎麦焼酎3リットル(ゲンバーにぴったり!)。今回は、久しぶりに爆笑問題が出たわりにはいまひとつかなあ。松村もあまり目立った印象がない。田中も若干痛々しいような。太田は半端によかった。何よりゲーマーですよ、ああた。風貌はともかく、あの回答を見せられるとひくって!ゲンバーはそれなりによかったと思うけど。D

空耳アワーの結果

2本目、3本目は同一投稿者によるもの。「合わせ技」らしい。もしかしたら2本あわせてTシャツなのかもしれないけど、はっきりとはわからない。見た限りでは下記のように判断される。

ミュージシャン 曲名 賞品
ノーランズ 恋のハッピーデート 手ぬぐい
NAS エスコバー '97 手ぬぐい
グラディス・ナイト ライセンス・トゥ・キル Tシャツ

 

99年11月23日 外国人用おみやげ対決! GEISHA&SUMO VS SHO-GUN
ゲスト:プリンプリン、佐藤正宏、渡辺祐、山田玲奈(通訳)、外国人ツーリスト7名、井村曉(エスアイブラザーズ)、木村清(林きもの)
銀座にはインターナショナル・アーケードなる外国人観光者を対象とした日本みやげの専門店街がある。陳列するのも売るのも日本人ではあるが、結局みやげを見極める、選択するのは外国人観光者。そこで今回はプリンプリンと佐藤がそれぞれ芸者(田中)と力士(加藤)、将軍に扮しておみやげをプレゼン。7人の観光者に聞いて支持の多いほうが勝利となる対戦を3回行う。この観光者、ちょっと仕込みっぽいけど…まあいいか。なお、この意見を求める前には値段も表示されるのでこれも決め手になっているかもしれない。1回戦は「ORNAMENT MATCH」と題され、佐藤は彫金時計と招き猫腕時計、プリンプリンは能面ピアスと将軍カフスを紹介。勝者はプリンプリン。2回戦は「TRADITIONAL DOLL MATCH」。佐藤はだるまの入れ子細工、プリンプリンは胴が巻物であるこけしを紹介。勝者は佐藤。1勝1敗で迎えた3回戦は「COSTUME MATCH」。ここで紹介の順番が変わった。プリンプリンは忍者スーツを中心としたセット、佐藤は統一の取れていない漢字入りキャップとバーベキューエプロンと寿司Tシャツ。刀と手裏剣「は」いいという若干限定された理由だがプリンプリンが勝利。これらの対戦の流れの中で、外国人が持つ日本のイメージがいまだ偏っているらしいことが感じられる。忍者がまだいると思い込んでいる人もいるようだったり、田中が扮した忍者の格好がイメージと違うといったり。最後に実際に売り場を担当している井村氏と木村氏に来てもらい売れ筋商品を見る。2人の店では大名扇子や漢字浴衣が売れているらしい。これに対して外国人の皆さんはおもむろに身を乗り出して質問をしたりして、今までの反応とまるで違うのが滑稽。全体を通して、山田の存在価値というのはあまりないような気がした。まあ通訳の場面ってのは番組上必要がない部分だから編集でカットされただけかも。佐藤やプリンプリン(とくに佐藤)がなんとか意図を伝えようと苦労するのが可笑しさを誘う。またタモリがめずらしく言い間違い。「アドリブ」を「アドレス」と言った。D

空耳アワーの結果

1本目には一時期大活躍した名物老女が出演。2本目はTシャツになる予定が「手ぬぐいください」とあったがために手ぬぐいになった。

ミュージシャン 曲名 賞品
ジャミロクワイ スカム 手ぬぐい
リッキー・マーティン アイ・カウント・ザ・ミニッツ 手ぬぐい

 

99年11月16日 大人の色気が爆発!! 熟女の魅力全て教えます(タイトル提示なし、看板はあり)
ゲスト:蔵野孝洋、板尾創路、ひさうちみちお、熟女7名
昔から知られていることではあるがタモリは熟女への造詣も深い、自称熟女ファンである。そのタモリが熟女パブを発見、いったいあれは何だという感じで一本、である。蔵野もひさうちも熟女好きで盛り上がるかと思いきや、板尾は熟女嫌いで「オバハンでしょぉ」と乗り気でない(もっともタモリによればオバハンは女を捨てた人であり、熟女はそれとはまた違うらしい)。そこでとりあえず、熟女パブに入ってすぐさま板尾を調教?しようとホステスとふたりきりにさせてモニタで様子見。子供がいる人もいるとのことで出演する熟女はみな顔隠し、というのが何やら淫靡。しかし板尾はどうしてもなじめないようで、せっかくのムードタイム(キャバクラにもある感じのもの)も「いいです、いいです」と言い出す始末。これはどうにもならぬと、熟女ホステスを7人呼んで彼女らの本音をいろいろ聞き出す。質問は「抱かれたいタレント」、「歌いたいカラオケ」、「あなたが熟女を感じる時」。こういう回答に熟女ならでは、というところが見えて興味深い。特にギャル系キャバクラ嬢とのトップ3と比較でその差が顕著になる。もちろんタモリらはしみじみうなづくのだが、板尾はどうも納得いかない模様。最後にみんなはもう一度(口実をつけて?)板尾にチャレンジさせようとするも、板尾は「許してください」「小学校の教頭先生にそっくりなんですよ」と逃げ出してしまう。最後まで彼には熟女パブは合わなかったようだ。タモリ・蔵野・ひさうちは熟女について熱く語って満足げ。板尾を説得しようとすれば自然と熱も入るよね。板尾のツッコミも空しくしまいにはやや開き直りぎみ。ただ、なんだかまとまりには欠けるような。D

空耳アワーの結果

安齋、遅刻した。タモリ曰く「誰が言ったか知らないが、遅刻王」らしい。遅刻の分を取り戻そうと必死だが、ことごとくコケる。また、タモリは元・ドラゴンアッシュらしい(笑)。

ミュージシャン 曲名 賞品
ベン・フォールズ・ファイブ アンダーグラウンド 手ぬぐい
スノー セクシー・ガール Tシャツ

 

99年11月9日 江戸時代シリーズ第三弾 銚子のサンマを野田の醤油でしかも日本橋で食べたい!!(後編) 他企画内企画2編
ゲスト:なぎら健壱、伊集院光、松田純、コアラ(アニマル梯団)、柴田理恵、町山広美(空耳のみ)
前回に引き続きタモリ本人の企画による川下りである。柴田がついていきたいと駄々をこねるところで終わった前回だが、結局その駄々が実ってかもう1回戦やることに。「お姫様の座争奪 最終戦あっち向いてホイ!対決」である。ここでは激戦の末柴田が勝利。これで決まることになっていたようで松田と入れかわるかと思いきや、当然他の連中がゴネてもう一勝負(タモリが柴田の動きを気に入っていたこともある)。そこへなぎらが横槍、松田に代わって勝負に参加。しかしなぎらはあっけなく(わざと?)敗れおもむろに退場、柴田と交代する。結果伊集院・松田・柴田がタモリに同行することに。再スタート間もなく、「朝から醤油4なめだけ」の伊集院は空腹を訴えて知り合いの寿司屋ににぎりを注文。橋の真下で受け取る手筈を整える。しかしこの受け取りには失敗。2人分を川に落としてしまい(もったいない…)、2人前しかないことに。残った2人前のうち1人分を松田が食べることになり、残りの1人分を3人で争うという事態になる。どのようにして食べるかは松田の司会による「クイズ お醤油&サンマ」で。クイズの正解者が好きなネタをひとつ食べられる。タモリが随時ルールを追加してガリなどを勝手に食べたりしたこともあってか、伊集院はとうとうひとつも食べられない結末に。なんだか哀れ。その後は次々と新しい川に入り、橋にぶつかりそうになりながらも概ね順調に進んでとうとう日本橋に到着。さっそく料亭で調理してもらうことに。食べる段になってコアラが到着、大根を持ってきた。前週話されていた「不可欠なもの」とはこれらしい。ある程度見当はついていたが。そしてコアラも交えていよいよサンマを食す。みんな旬のサンマに舌鼓、さすがに伊集院も満足。全編通してタモリは新しい川に入るたび「やっぱり表情が違うよ」などと漏らしたり、半ば興奮ぎみでほんとうに嬉しそう。「大満足」の旅だった模様。「来週からおしごと」という言葉にいかに趣味的企画かがうかがえた。C

空耳アワーの結果

料亭に着いたところで挿入された。今回も旅の一行と共に見る。町山が自著の宣伝に現れた。一行に自著を配りながら、「編集しにくいことを…」と制作者らしい感想を漏らす。

ミュージシャン 曲名 賞品
エルビス・プレスリー アイ・ウォント・ユー、アイ・ニード・ユー、アイ・ラブ・ユー Tシャツ
ザ・ビートルズ ストロベリー・フィールズ・フォーエバー Tシャツ

 

99年11月2日 江戸時代シリーズ第三弾 銚子のサンマを野田の醤油でしかも日本橋で食べたい!!(前編) 他企画内企画3編
ゲスト:なぎら健壱、伊集院光、コアラ(アニマル梯団)、松田純、坂道コロコロ、柴田理恵
昔は銚子から海へ出ることなく江戸川などの水路を下って江戸城・日本橋まで物資を輸送していたという。ということは今が旬の銚子のサンマを川伝いに日本橋まで運んでそこで食べることは可能なはず、じゃあそれをやってみようという発案で始まる今回の企画。タモリによるところの「2年に1回くらい」であるという、「オレが面白いからやる」本人企画である。2年に1回くらいということは前回はこちとら会がそれにあたるのだろうか?企画案内で古地図を使っているところにそれが伺える。しかし江戸時代シリーズ第三弾というけれど、こちとら会のほかに何があっただろう?坂か?旅のお供はなぎら・伊集院・松田。松田は「今回のお姫様役」なる役割で参加。スタート地点は銚子と日本橋のおよそ中間点になる千葉県は野田。野田は醤油の名産地、ここで醤油を仕入れて水路でいざ日本橋、である。じゃあ銚子のサンマは?となるが、それは別働隊のコアラが早朝から銚子に走り手に入れているのだ。彼はそこから江戸時代のサンマ運搬経路を忠実に再現すべく、水路野田まで向かいタモリらに合流、サンマを渡す。しかしそれも束の間、ボートの定員の関係でコアラだけカメラ片手に陸路を進むはめに。以降本隊の合間にコアラの映像が挿入される。ただ、彼は今回の企画に不可欠なものを手に入れる任務を負っていて、その点ではなかなか重要だ。本隊は基本的にはモーターボートで川を下るだけなので退屈、そこで「お土産に最適! かわり醤油争奪 利き醤油大会!!」が松田の司会で催される。タイトルそのままの企画で利き醤油をして当てた者にはその醤油が与えられる。この利き醤油のせいで一行は喉が渇いてしまい、坂道コロコロが売るパックのお茶を買うことに。なぜか金を払ってもらったボールを籠に入れた分だけお茶が手に入るというシステムである。この後伊集院が尿意を催しやむなく一時停泊、そこにはお姫様役を虎視眈々と狙う柴田がいた。松田と柴田、真のお姫様を決定すべく「お姫様の座争奪! 腕ずもう対決」である。これには戦前の雰囲気に反して松田が勝利。しかしこれに納得のいかない柴田が2回戦を申し込み「お姫様の座争奪! 第2回戦ロシアン・ルーレット対決」が展開される。「座敷牢に入ってろ」というタモリの厳しいツッコミにめげずに果敢に挑む柴田だが自身のミスもあってまたも敗戦。それでも旅についていきたいらしく駄々をこねる。今週はここまでで次週に続くとのこと。今回はやけにゆっくりとした展開で次の週に持ち越される不安があったがお姫様争奪戦の途中に空耳が入ったことで不安が確信に。もっともタモリがかなり乗り気なのだろう、ゆっくりと言うよりは丁寧に作っていると言ったほうが正確か。対照的になぎらと伊集院の序盤のやる気のないこと。タモリもOPで自分の企画を「一般的な受けは芳しくない」と称してはいるけどかなりだるそう。ただ、そんな中でなぎらが、タモリの趣旨説明の際の熱弁に対して投げやりに発した「昔はね」というのが密かなツボ。松田が妙にやる気なのもなんか滑稽。まあ、ドキュメンタリーとしては楽しめるかも。C

空耳アワーの結果

旅の一行と共に見る、タモリ曰く「空耳アワー始まって以来のお客さまを」迎えた回だがゲストを迎えたのは今までにも、レビューを書き始めてからでも何度もある。ただ「こんなに大勢でやったことない」というのはまんざら外れてもいないような。また、めったに見ることのないタモリの頭頂部が見られる。けっこう薄い。やはり疑惑はシロなんじゃ?

ミュージシャン 曲名 賞品
チャック・ベリー アラウンド・アンド・アラウンド 手ぬぐい
フランク・ザッパ ユー・アー・ホワット・ユー・イズ Tシャツ