99年6月29日 | H本の誘惑 第1回エロ雑誌トトカルチョ | |||||||||
ゲスト:杉作J太郎、井筒和幸、岡元あつこ(進行)、蔵野孝洋、ビビる、安生洋二 | ||||||||||
めずらしくお膝元、ハウフルス内で撮影の今回。タモリ倶楽部ではエロネタも多いので、資料としてかはたまた社員の趣味か、ハウフルスにはエロ本も多数ある。端から眺める男性にとっては御馳走をぶらさげられているようなものでつい手にとってしまうもの。そこで今回はそんな男性の習性?に目をつけたドッキリ的企画。順番に蔵野・ビビる(大木・大内の順)・安生を偽企画をダシにハウフルスに呼びあからさまにエロ本が並ぶ控室に案内、ひとりにする。控室には何台か隠しカメラをセットしており、ひとりになったときどのような反応・行動を示すかをタモリ以下が観察するのだ。また、ターゲットがエロ本を選ぶとしたら見事にジャンル分けされている10冊の中からどれをまず選ぶかをタモリ・井筒・杉作が2点買いで賭ける。最初に選ぶ2冊までが正解で、正解すると「快感」にかけてカニ缶をひとつプレゼント。タイトルにあるように、本来はこの賭けの部分がメインになるはずだったのだろうが、編集ではターゲットの行動・反応を見せるのに多くの時間を割いている。なぜならこの行動が予想以上に面白かったからだ(と思われる)。とくに蔵野・大木は両者の行動が対照的なこともあってじっくり見せていた。蔵野が何にも動じない堂々とした態度、大木が常にあたりを気にしているおどおどした態度。大木は誰か入ってくるたび慌ててエロ本を隠したりして、まるで思春期の子供のよう。微笑ましい。大内と安生はいつもの時間にやった空耳の後にサクサクっと見せただけ。基本的にある程度時間が経ったら電話でターゲットを観察者側に呼び込むというかたちをとっている中で、最後の安生だけは放っておいたままおひらきにしてしまったということがあったにせよ、実質蔵野と大木の行動を観察しただけだ。あ、一応最後(空耳後、大内の前)にH本座談会なんてものもあったか。一種の覗きであってあんまり趣味が良いとはいえない企画だけど、これは面白いよ。笑い転げた。「素」が見られる。覗かれていたと知ってダウナーになる蔵野たちもまた、芸人だけにヨゴレをうまく見せている。目立たないながらもポイント高いのが岡元で、こんなネタで紅一点という状況においてまずまずの進行ぶり、蔵野や大木の行動に目を輝かせながら食い入るようにモニタを見る場面がナイス。トゥナイト2で共演したことのある杉作にカニ缶を渡す時、「おめでとぅ」と「ございます」を付けないところに微妙な親しみを垣間見たり。先週に引き続き「来週までこのネタでひっぱろうよー!」と思ってしまうような濃さ。個人的にはまず今年の三指に入ってくるであろうネタ。保存版。A。 空耳アワーの結果
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99年6月22日 | 浅草キッドのフーゾク道 〜たのしいクイズ付〜 | ||||||||||||
ゲスト:来栖あつこ、藤森みゆき、浅草キッド(進行)、伊藤雅子、梅垣義明 | |||||||||||||
浅草キッドが送る「○○道」シリーズの第2弾。ここで彼ら、原点に回帰してきた。風俗である。業界有数の風俗ジャンキーとして名高い彼らがフーゾク道を伝授。これにかつて番組でやった風俗店名当てクイズを絡ませている。クイズのほうの基本ルールは以前と同じ。男女ペアのチームを組み、解答を男性が書きそれを女性が読むというもの。タモリらおやぢ連に言わすとこのうら若き乙女の微妙な恥じらいがたまらんらしい。チームは玉袋・来栖、タモリ・伊藤、梅垣・藤森の3組で、何の脈絡もなくチーム名までついた。性感帯チーム、ソープランドチームと来てイヤイヤデブ専チーム(どこかは明らか)と名乗るのは拍手もの。全体の流れはクイズ、フーゾク道講義、またクイズとなるが、都合上記述は先にまとめてクイズから。中盤(再開後)からタモリが優勝を完全に度外視して暴走しだし、伊藤の体格を利用した長台詞ばかり読ませるようになる。これに来栖が好反応。ウケまくり。後半暴走しすぎでダレてしまったが、この暴走っぷりはなかなか。なおオンエアは5問だけ。優勝は玉袋・来栖の性感帯チームだったらしい。さて、フーゾク道。キッドによればちゃんとフーゾク必勝法というものが存し、守るべき「試合の組立て方」(このへんにキッドのプロレス・格闘技好きを感じるね)は全部で5項目あるらしい。風俗には行ったことないのでその現実味はいまひとつわからないけど、まあそうかもなと思えるようなものばかり。女性陣もなぜか納得・感心。また、フーゾクグルメの1週間の過ごし方のモデルプランも紹介。少なくとも男性陣は納得の優れたもののよう。さらに「フーゾク紳士のたしなみ」「ボッタクリ店の見極め方」「No.1フーゾク嬢をゲットする術」などもやったらしいのだが時間の関係で割愛されてしまった。もったいなー。今回はイントロがやや強引でレビューにも絡ませられなかったが、ここしばらくではイントロもかなりの出来。クイズで女性陣が見せる微妙な恥じらいにしみじみするタモリに味わい。タモリの「人の番組を勝手に仕切る」なる浅草キッド評は言い得て妙。浅草キッドの話の上手さも味わえる。彼らは密室的なものよりある程度出演者がいたほうがいいかも。何より伊藤がポイントだ。貢献度たるやもう。いやーこのネタで来週までひっぱれたよ。何故にここまで、というほどの密度。保存版。A。 空耳アワーの結果 ネタ3本って、久しぶりだよね。
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99年6月15日 | ジューンブライド特別企画 バトルロイヤル・ウェディング IN 八芳園 | |||||||||
ゲスト:北野誠(進行)、アジャ・コング、井上京子、尾崎魔弓、イーグル沢井、大槻ケンヂ、岸田健作(With T) | ||||||||||
6月といえば、ジューンブライド。これって、結婚式場側が仕組んだものだとか聞いたことがあるけど、まあ、ジューンブライド。女の子のあこがれ。今でもそうなのか?何にせよ女子プロレス界にもジューンブライドの風は吹いているようで、福岡晶・紅夜叉などが寿引退したり、名前は忘れたうえに元選手だが相撲力士の魁皇と結婚したりとちょっとした結婚ブーム。そこで今回は結婚を夢見るうら若き乙女たち(といってもゲストのラインナップを見て明らかなように女子プロレスラーだが)が理想のダンナを得るべく自分の女性らしさをアピール、史上最強(笑)の花嫁候補に選ばれることを目指す。選ばれると、ウエディングドレス姿で自分のプロモーション映像を撮ってもらえるという特典がつくのだ。審査員はタモリ・北野・大槻だが今回はさまざまなイベントを通したうえでの総合的評価によって花嫁候補を決める。まず行われるのが「理想の結婚・トークバトル」。どのような男性と結婚したいかとか、理想の結婚生活をそれぞれ聞く。続いてデートの時のプライベートな服を見せてもらう「デートの時の勝負服バトル」。ワンピースや浴衣など、これが案外に似合ったりする。その格好のまま、デートの次の展開を想定してか、ふだん食べる量の分の弁当を作ってきてもらう「お弁当バトル」。量の多さ、油料理の多さ(特に唐揚げ)などはレスラーならではだが、概ね好評(尾崎を除く)。最後に岸田を迎えて送る「恋人とのツーショットバトル」。岸田とふたりきりの状況でどんな会話が聞けるか、そしてどんな新たな一面が見られるかを探る。しかしこれは岸田がベタな台本のような台詞を吐くだけだったり、予想以上に相手を恐がってしまったりしたせいでほとんど意味なしだった。以上を経て優勝したのはイーグル。絶品と評されたおにぎり、あの岸田とでも和やかな会話を展開できたことが効いたか。最後にはちゃんとプロモーションビデオが流れた。全体的に、4人とも女性の可愛らしさが出てると思う。いい感じ。出演者陣が茶化すほどでもない。照れたりするところもよいね。女子レスラーの意外な面が見られるという点ではなかなか。C。 空耳アワーの結果
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99年6月8日 | 収集家の宴 第1回ものタメ王座決定戦 | |||||||||
ゲスト:渡辺祐(司会)、みうらじゅん、原千晶、吉田豪、額田久徳、佐藤紀雄、なべやかん、パラダイス山元、サエキけんぞう | ||||||||||
コレクターはいつの世にもいる。昔なら切手なんかが一般的だっただろう。最近なら、なんだ?まあ何にせよ個性がより強調されるに伴って変なものを集める人もまたクローズアップされてきている当世。その急先鋒がみうらじゅんであることは言うまでもない。通販生活でさえ収集家に焦点を当て「コレキン王座決定戦」を催している。今回はそんな珍品コレクターが会し、かくてコレクターの王座を決めようではないかという企画。業界人を含めた6人が1対1のトーナメントで争い、戦う二人の話を聞きながら勝敗を決するのはタモリ・みうら・原の3人。例によって?二者択一による多数決。勝ち進むと更なるお宝が見られるというシステムである。だが敗者にも見せておきたいお宝披露の機会が与えられているので意味なしか。まずはタレント本の吉田とハイジグッズの額田の対戦。次にマイクの佐藤と怪獣フィギュアのなべの対戦。そしてシードとして貝細工のパラダイスと、書泉の栞と崎陽軒の焼売の醤油さしとの合わせ技で来たサエキ。決勝戦は吉田とサエキの組み合わせになったが、決勝戦がいちばんショボいということで優勝者なしという意外な結末になった。優勝者には「収集」転じて「シューシュー」ということで、空気入れ(なんとロゴに脱字発覚!)が送られる予定だったらしい。みんな勝ち進むたびだんだんと出品するものがショボくなっていったので、ひとりひとり順に見て協議の上でキングを決めた方がよかったような。それでもみうらの同業者の視点による愛あるツッコミ、原の素人の視点による(さらにワンダフルで培った?)投げやりなツッコミのギャップに味わい。サエキけんぞうをものすごく久しぶりに見たのでちょっと興奮。映った瞬間わかるほど変わらない姿にほっとする。また、本筋とは関係ないがタモリの好きな坂が近くにあることをダシに自宅のコレクションを見せようとするなべに対しタモリが言った「あれは駄坂」といったその言葉。駄坂!表現の新境地を見た心地。B。ちなみにディレクターヤマダ氏はパチスロコイン、AD比留間氏は中近東の切手を集めてるのだそうな。 空耳アワーの結果 1本目は明らかに歌詞が聞き取れるものだが、映像のマッチ加減と超有名作からということでこの賞品。
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99年6月1日 | カマめしとナベ料理を食べる(タイトル提示なし) 他2編 | ||||||
ゲスト:岸田健作(With T)、柳明日香、佐藤正宏、夢眠、猿丸 | |||||||
ついに、タモリが再三「ルナシーの真矢に似てる」と評しているオカマが登場(仮に出演経験があったとしてもものすごく久しぶりに登場)。今回は釜めしを食べようという展開から、この番組にありがちな駄洒落からオカマの作った飯、即ち「カマ」めしを食べようという展開に流れる。そのカマめしを作るのが件の彼女、夢眠ちゃんだ。彼女のマンションを訪ねて手作り料理を作ってもらいみんなでいただく。のだが、評判悪し。タモリが「こりゃまずい」とボソッと呟くほど。一緒に暮らす彼氏の猿丸くん(こちらはオナベ)も否定できないほどの出来らしい。なんでも、普段は彼が作るので彼女は全く作らないんだとか。そりゃまずくもなるわなぁ。最後に本人も自分の料理を口にするが思わず吐き出してしまうほどだった。口直しにということで猿丸くんがさっと手料理(これが鍋料理ならぬナベ料理)を披露。こちらは一同納得、舌鼓を打った。引き続き、愛ある生活を送る2人に、面と向かっては言えない互いへの不満を打ち明けてもらう。題して「夢眠&猿丸 直接言えないあなたの不満」。不満を暴露する間は相手にはヘッドフォンをつけてもらって何が不満かわからないようになっている。それもオンエアを見るとバレバレだけどな。最後に「クイズ ねえムーミン(夢眠)」。夢眠ちゃんに関するクイズをタモリ、柳、岸田に出題(佐藤は司会)、外れた場合に夢眠ちゃんが新たに作ってきた手料理を食べなくてはならないという一風変わった趣向のクイズ。この手料理、肉じゃがや卵焼きなどが出てくるのだがそこかしこにバターを使ってるので評判悪し。最初の時に比べると一部にウケがよかったけど。他、合間合間に夢眠ちゃんのカラダのことや夢眠と猿丸の馴れ初めなど、いろいろと話を聞く。タモリと夢眠が旧知なだけに雰囲気が和やか。友人のような関係が見えてきていい感じ。夢眠ちゃんが妙に可愛らしいし。それにしても…真矢に似てる。確かに似てるよ。B。 空耳アワーの結果 制作サイドで演出面のがあったとかで今回はネタ1本。おわびテロップも出てきた。
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99年5月25日 | 松坂登板満員御礼記念 クイズ!野球小僧田中 | |||||||||
ゲスト:爆笑問題、角盈男、伊集院光、えのきどいちろう | ||||||||||
きゃいいいん。爆笑問題だ。 今年の現時点でのプロ野球の話題といったら何といっても松坂(と阪神)。野球ファン、というより原辰徳ファン(某番組で「歴史上の人物だもの」と熱弁をふるったほど)の爆笑田中も松坂には注目しているようでフォームの研究をしているらしい。松坂だけではなく他のプロ野球有名選手のフォームを再現することもできるようだ。そこで今回は田中がいったいどの選手の再現をしているのかを当てるゲーム。田中にとっては研究の成果を披露するよい機会、といったものかもしれない。相変わらずボケをかます司会らしくない司会が太田で他の4人が解答者。正解すると田中のサインボールがもらえ、その数によって優勝者を決める。オンエアになった問題は桑田、落合、イチロー、角、もちろん原、ブライアント、松井、野茂、王(球団名割愛)。原の問題は田中一番のお気に入りシーンなのであろうバットを真後ろに放り投げるシーン。田中は当然熱が入って、熱弁をふるうわ同じシーンを何回もやるわ後ろの芝生まで飛ばしてしまうわ取りに行くのだけで息を切らしてしまうわで周囲が沸く。タモリ曰く「孤軍奮闘・孤立無援」の興奮ぶり。その後も問題は続き、最終問題までで4人が1ポイント差の中でひしめく大混戦。王が最終問題なのだが、みんなすぐにわかってしまう。みんな分かり合った状態で誰も答えを言わないまま田中のフォームにいちゃもんをつけて指導したり語りあったり。そんなことをしている間に、そこをついたタモリがあっさり逆転で優勝をかっさらっていった。ただし賞品はなし。最後は田中がビートたけしやタモリを使った小ネタを披露。全体的に太田のボケる機会が少ないので大きな笑いがない。ただ田中がどんどん興奮して死語を吐いたりするのでそのへんの切れぶりが楽しい。基本的にものまねも上手いし。なお、タモリによればこの企画は「最近のテレビ番組が忘れかけたような初歩的なこと」なのだそうな。確かにこんなストレートなの、全国ネットじゃもうタモリ倶楽部くらいしかやらないだろうな。C。 空耳アワーの結果 2本目はジャンパーになりかけたが会場の雰囲気に敗れ以下の賞品になった。
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99年5月18日 | どちらが先にマスターするか!? 指スケVSスケボー 他2編 | |||||||||
ゲスト:出川哲朗、なぎら健壱、桜庭あつこ、斉藤孝吉(スケボー講師)、本間章郎(指スケ講師)、X-GUN、ビビる | ||||||||||
今回は結果的にオムニバス的内容になった。スポーツにいい季節なので再ブレイクの兆しが見えるスケボーをやろうという出川に対し、なぎらは近頃話題のフィンガーボード、通称指スケ(人差し指と親指を足に見立て指でやるスケボー)を提案。そこでタモリ・なぎら・桜庭が指スケに、出川がスケボーに挑戦して、どちらが先に上手くなるかという競争が表題企画。だが、ともにその道の達人に指導を受けるもオーリーなる初期の段階でつまづいてしまって企画倒れ。せいぜいなぎらが少し上手くなった程度。もっとも講師のふたりの技(特に指スケ)は見事なもので必見。タモリも感心しきり。進歩しない状況に見切りをつけて行われた次の企画は「第1回タモリ倶楽部指スポーツアワード」。指を足に見立てて1m走、PK合戦、二人三脚に興じる。最初はタモリ対なぎらだったのに最後には出川・桜庭も加わって熱戦を繰り広げた。優勝はタモリで「指」にかけてUB40のアルバムが贈られた。ひとしきり楽しんだところで指スケの練習に戻るかと思いきや、ここでX-GUNとビビるが乱入。「すべる」にちなんでトークがスベることにかけては抜群(誉め言葉ではないが本人たちが言ってるのだから仕方ない)の二組が「X-GUN&ビビる ギャグが思いっきりスベったトーク」を紹介。サムいギャグや、スベった思い出が語られるが実際たいしたことない話ばかり。個人的にはタモリがしてくれたきたろうの話は好きだけどな。最後に、トークがスベった男の優勝者を桜庭が選出、X-GUN嵯峨根が選ばれた。彼には賞品として「スベラーズ」が贈呈される。そんな感じで終わってしまった。なぎらの軽いボケの連発は笑えるがその他はどうということもない回。並。C。 空耳アワーの結果 表記が元の「曲名/ミュージシャン」に戻った。
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99年5月11日 | 浅草キッドが教える真のラーメン道 | |||||||||
ゲスト:岡元あつこ、浅草キッド | ||||||||||
食事ネタはいつも変な方向に走るのでタモリはあまりいい思いをしていないらしい。オープニングで例として「1/10弁当」や「タイの家庭料理」を挙げていた。1/10弁当って、あまりいい思い出じゃなかったのか。旨そうだったのに。そんなオープニングであるからして今回は食事ネタ、ラーメンである。浅草キッドによればラーメンには流儀というものが厳然として存在するらしく、それをキッドから学ぼうというのが趣旨。ちゃんと基本・応用・上級とステップアップしていくのだ。その流儀は玉袋と岡元の寸劇から学び取ったりキッドの講釈によって学んだりする。さて基本編は旨いラーメン屋の見抜き方と食べ方。通は店に入らずに旨い店がわかるらしい。ダクトの匂いを嗅いでスープの善し悪しを、床や舗道のぬめりで油の善し悪しを、暖簾の具合で今までに来た人の量を判断するのだとか。そして食べる時は滑らないよう長靴を履き、マイダスターでテーブルを拭き、スープに備えて袖抜きを着けるのだとか。応用はディナーとしてのラーメン(ラーメンライス)の食し方。待つ間はビッグコミックオリジナルを読むらしい(一話完結ものが多いから)。で、ラーメンライスが来たらスープの染みた海苔をライスに巻いたり、ほうれん草をライスにのせてビビンバ風にしたり、ライスをスープにあけてクッパ風にしたりして食べる。みな胡散臭そうにやってみるが意外にも評判。タモリも思わず笑みをこぼす。上級は二日酔いのときのラーメンの食し方。銭湯で汗を流し、水を身体に当てて火照りを冷まし、ビールを一気にあおり、汗止めをしてスープを一気に半量あけて疲れた胃を落ち着かせ、替えスープを注文する。ただここで台本の流れに狂いが生じる。スープが熱くて一気に飲めないのだ。それでも何とか替えスープまで行って完結。「ラーメン道はへらぶなと同じ」というわかったようなわからないような格言で締め。「あまり極めたくない」とか「こじつけだ」といわれたラーメン道だが、ある程度は納得できるぞ。「こじつけだ」と言われるのには有名人のサインが絡むのだがそのくだりについては割愛。C。 空耳アワーの結果 地味に曲の表記法が変わった。ずっと「曲名/ミュージシャン」だったのに「ミュージシャン/曲名」になってた。個人的には大事件だがはたして気付かれてるのか。両方のネタに最近出演の多いおばちゃんが出てきて話題になる。
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99年5月4日 | 芸人から転職 風俗ライターへの道 | |||||||||
ゲスト:ジョーダンズ、杉作J太郎、カーツ佐藤 | ||||||||||
不況の影響か、転職を考えている人が多いらしい。それが本当かどうかはわからないが、現在かなりの割合の人が入社後数年で退職しているというからあながち嘘でもないだろう。転職の理想のかたちは趣味を生かした仕事に就くこと。そこで今回は風俗だったら任せろ!のジョーダンズが風俗ライターを志してライターを疑似体験。杉作とカーツが二人の書いた文章を添削指導する講師になる。まずは基本的な用語の説明を受ける。これは一種の隠語とも言えるような類のもので、オヤジ向けの夕刊紙・若者向けの風俗紙にはそれぞれ特徴があるのだ。当たり障りのない範囲でいくと「本誌記者も昇天」「ザップンしに行く」など。別にこんな用語の解説を受けずともある程度は書けそうだけどね。そうしてから実際に風俗を体験してそのレポを書くことになる。なお、ふたりが風俗を体験しに行っている時間帯に空耳を挿入。山崎は若者向け風に、三又はオヤジ向け風に教えられた語彙をふんだんに用いて書いていた。結局のところさしたる文才がなくてもどうにかこうにか風俗レポは書けるもので、いくらか添削が入るもふたりともほぼ合格の評価。杉作・カーツも大ウケ。もっともこのままジョーダンズが風俗ライターになるとは思えないけど。最後に、どんな状況でも気持ちいいように書けねばならないということで同じ「ぬく」でも髪の色を抜いた時のレポを書かせてみるのだがこれは…意味あったのか?という感じ。添削中の妙な盛り上がりが楽しいです。ネタがネタだけにエロに耐えられなければどうにもならないけど。B。 空耳アワーの結果 登場のタイミングは本文に記述の通り。いつものふたりにジョーダンズ待ちの杉作・カーツを加えた計4人の豪華版。ボブ・ディランが採用されるたびにみうらじゅんから抗議が来るらしい。カーツは2本目の映像を見て「テレビ史上最大の乳首が映った瞬間」などと言っていたが、たぶん数年前のビデオ大賞で大賞を取った作品のほうが大きく映っていたと思う。
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