99年10月26日 | 最新日本語講座 ギャル語1999(いくない?いくない?) | ||||||||||||
ゲスト:松尾貴史(進行)、斎藤陽子、みうらじゅん、現役ギャル3人(かほり、ようこ、ちえ) | |||||||||||||
常に変化しつづけるコンピュータ業界をも凌駕する速度で変化・進化するコギャルことば。既にコギャルという言葉は存在せず、彼女らの呼称は「ギャル」であるとする向きまである。今回はそんな日進月歩の言語世界を垣間見る企画。常に変化し続けるわけだから、収録時当時での最新版といえよう。形式はクイズと言えなくもないもの。タモリ・斎藤・みうらがギャルの発する一センテンスの意味を考える。1問目は答えをフリップに書かせて三段落ちよろしくみうらがボケをかますが、あまりにみんなわからないせいか2問目以降はみんなで相談しながら解いていく。しかしみうらは相変わらず下ネタ直結のボケ連発であまり解く意志が感じられない。言葉の意味自体は答えを聞けばほー、と思えるものばかりだがいきなり言われてもわからない。最後に「これだけ覚えて帰りましょう」といった感じできょうのインパクト一等賞だった「おまえマジとべっ(どこかに行ってしまえ)」を振り付きで勉強。「あらかじめ(キメの手の形を)用意しておくからダメなんだ」と納得していたタモリだったが、一番最後の実践でやっぱり用意してるじゃん!なお、最後の方では「ギャル語20年史」なる企画があったことを匂わせているが、さして盛り上がらなかったのかオンエアではカットされている。結局、企画の弱さを松尾・みうらの強力布陣で補った感じ。ギャルを統率できるのはいつもの出演者では松尾くらいしかいなかろうというのもあるけど。みうらのボケくらいにしか味わいがない回か。また、武田広のナレーションが「いまいちばんナウいギャル語をバッチシレクチャー」と、意識した台本なのであろう古臭いものであることにクスッ。C。 空耳アワーの結果
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99年10月19日 | タモリvs若手芸人 グッとくるAV!!炎の五番勝負! | |||||||||
ゲスト:X-GUN(嵯峨根が司会)、デンジャラス、野性爆弾、杉作J太郎 | ||||||||||
近年はインターネットなどの普及により、エロ業界もタモリ曰く「電脳的かつインタラクティブ」(タモリに似合わぬ台詞!)な世界になりつつある。それでも未だ確固たる地位を築いているのがエロ業界の代表格であるビデオ。やはりここぞという時にはビデオ、なんだそうな。若手芸人がビデオに造詣が深いのは風俗に造詣が深いのと同じくらい至極当然であるがタモリもビデオには相当詳しい。そこで今回はおすすめビデオをタモリと若手芸人側と双方で出し合って(タモリ側のビデオが本当に彼のセレクションかどうかは疑わしいが)、より劣情を催す方はどちらかを勝負する。ちなみにビデオはどうやらインディーズ中心。この判定を下すのが「AV業界の鉄人」なんてテロップをつけられた杉作だ。初っ端から声が荒いのが可笑しいね。さて勝負は全5回戦。1回ごとに(後付けの?)テーマがあって1回戦は女戦士対決、2回戦は叩かれ対決、3回戦は制服乗り物対決、4回戦は激似対決、5回戦は変態プレイ対決。勝負は5回戦までもつれこんだ結果、タモリが勝利。ただ、客観的にみるとタモリの圧勝だと思われるが…やはり台本か?勝者のタモリには11月に発売予定のビデオ100本が贈られた。また、途中ではそれぞれの嗜好を語る「オレのグッとヌケるAVサミット」も開催。今回はエロネタながら特に爆発もなく終わってしまった。華がないからか?そんな中で、あまり突っ込まれないから地味だが杉作はやはり面白い。興奮するとともに行動が変になったりいつのまにか身を乗り出していたり。タモリに言いくるめられる芸人たちの情けなさもまた一興か。ただ個人的に一番受けたのは「電脳的かつインタラクティブ」だったような。C。 空耳アワーの結果 2本目に教授(not 坂本龍一)が出演。
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99年10月12日 | 高度成長期 テレフォンショッピング | |||||||||
ゲスト:大槻ケンヂ、BOSE(スチャダラパー)、蔵野孝洋、小林國利(店主)、中野安子(進行) | ||||||||||
世の中には常に新しいものが出つづけているから、古いものを使っているといざ壊れた時に同じものを探しても見つかりにくいもの。鼠捕りも、煙突掃除の道具もまた然り。そういう商品を絶滅寸前グッズと言うらしい。売れていないからそのような状態になるわけで、その視点に立てば後でタモリが表現しているようにデッドストックと言うこともできるだろう。今回は、そうした年配の人には懐かしい商品から今でも売れている商品まで、倉庫にある分も含め7,000種類も抱える雑貨屋から送る企画。商品の使用目的をクイズで当て、ついでにそれをテレビショッピング風で紹介。正解者は1問につき店の商品券500円分と問題となった賞品がもらえる(だが実際に商品をもらったかどうかは疑わしい)。オンエアで問題になる商品は檜風呂の隙間に防水のために差し込む「まきはだ」、その名の通りの「うちわ立て」、ごはんを入れたお櫃を保温するための「おひつ入れ」、布を伸ばすのに使う「伸子(しんし)」、どぶさらい(もしくはトイレ洗い)に使う「割竹」。他の解答者より15年ほどは長く生きているタモリだから年の功か、今回は独走。「3分たっても答えられないなら俺、(答え)言っちゃうよ」などと余裕もかます。それだけの余裕がありながらも他の人がひらめいた瞬間に答えるという、勝負に汚い面も久々にたっぷり見せる。したがって当然のごとく優勝はタモリで、6問正解(オンエア上は4問正解)のため3,000円分の商品券を獲得した。また、テレビショッピングパートでは商品を実際に使ってみるのでその使い方に結構感心するが、それよりも「お高いんでしょうねぇ」とか「えーっ!」という驚きようといったわざとらしさがたまらない。個人的には中野安子ひとりでツボにはまりまくり。出てきた瞬間手を叩いて大喜び。今回も「『もはや戦後ではない』と言われておりますきょうこのごろ」など、中野節は炸裂しまくりです。ちなみに商品を扱う時、中野以外みんな(店の商品と思われる)軍手をはめているのは商品に対するリスペクト?違うか。B。 空耳アワーの結果 安齋、九重佑三子「また一人」(アローン・アゲインのカバー)ブームらしい。
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99年10月5日 | 業界騒然!だるまプレイ(タイトル提示なし) | |||||||||
ゲスト:ビビる、ジョーダンズ、三村マサカズ、ゆうきまお(歌舞伎町「コギャルPARK」所属)、山田ゴメス、なんきん | ||||||||||
近頃は、というより昔からだけど、風俗界にはさまざまに趣向を凝らしたいわゆる「プレイ」が存在する。なんでも「非常階段プレイ」「透明人間プレイ」のようなものも存在するのだとか。そんな新手の風俗プレイに目をつけた今回は、番組独自に開発した(「実際には存在しない」とタモリが言っていたのでおそらくそうだと思われる)「だるまプレイ」で一本、である。幼い頃誰もがやった(もしかして最近はそうでもない?)だるまさんがころんだの要領でゲームを行い、一番早く風俗嬢にタッチできた者のみが恩恵をうけられるというのがこのプレイ。鬼?となる風俗嬢は「だるまさんがころんだ」と言うかわりに「わたしがヌイてあげる」と言って振り返る。恩恵を受けるべくこのプレイに臨むのはタモリと三村以外。このふたりは動いたかどうかの審判を下す役目であり、単なる傍観者であり。臨む側の総勢6名に課される関門はそれなりに多く、靴を脱いで部屋に入る→服を脱ぐ→下着一丁になったらタオルを腰に巻く→下着を脱ぐ→ここまでの間に自分の性癖の小道具を入れた鞄を装備→お茶でうがい→それを吐き出す→ゴール、である。動いたと判定されたら服を着直して部屋に入るところからやりなおし、お茶を吐き出した後で口から糸を引いていてもやりなおし、というなかなかにきついルール。30分めいっぱい使ってめでたくゴールできたのはビビる大木。はっきりいってだるまさんがころんだをやっているだけの回だが、なかなかに面白い。当然変な体勢で静止することが多く、それをこらえる姿とか絶妙の止まり方をしているところを見るとやはり感心してしまう。一度もアウトになることなく着実に進むなんきん画伯は見事。ひとりの人に注目して見ていくのもオツかも。その際は是非なんきん画伯を。B。また、今週からオープニングとエンディングのお尻が予告通り変わった。 空耳アワーの結果 日テレ「今夜は営業中!」でタモリがカツラを外して坊主になるシーン(この坊主も見るからにカツラだったけど)が話題に。「捨て身」らしい。ネタ自体は、先週より今週の方が面白いと思うんだけどねぇ…。
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99年9月28日 | ミレニアム企画 2000年のオープニングを飾るのは君だ! お尻ギャルオーディション | |||||||||
ゲスト:辻義就(司会)、山田五郎、ダンカン、お尻ギャル候補14名 | ||||||||||
9月初頭に行われたらしいと情報が寄せられたり、関東では今月24日に放送される予定との噂があったりしたお尻ギャルオーディションが果たして放送された。ということは、9月中のお尻ギャル募集はやはりフリだったか。そうとしか思えんよなあ。さて、結局のところ応募総数は30通。うち子供5名(除外)、都合により参加できないのが10名、当日参加15名、と思いきやドタキャン1名で当日参加は14名に。この中から5名のお尻ギャルを選出することになる。オーディションはお尻を選抜することを目的としているために顔チェックは最後までなし。あると言われていた顔出しもなかった。お尻ギャル候補は別室にてお尻を披露(もちろん下着着用)、それをモニタを通して男性陣がチェック。発表はされなかったが、モニタの上に「皆さんとともに持ちつ持たれつヌキつヌカれつ」との「今日のテーマ」がのっていた。まずは1次審査。純粋なお尻の審査である。教授の詳細な解説(さすがお尻評論家!)やマイクを通した女のコとの会話を交えながら、10名に絞られる。書類審査なしのわりに意外とレベルが高く、審査員一同苦労した模様。2次審査は「お尻とトーク」。お尻の(持ち主の?)人間性に迫る。そして最終審査が実技となるお尻ダンス。課題曲、すなわちショート・ショーツにのって踊ってもらう。結果的に選ばれた5名は、順当といえば順当な5名。おそらくこのへんだろうと予想された結果ではあった。しかし削るのを惜しむ声もあって、OPで選ばれた5名を、EDでは敗者復活の5名を出すことに。今回は日焼けあとのあるお尻もあって新味。これらのお尻は来週からオンエアらしく、今回のお尻をしっかり目に焼き付けておくとどのお尻が誰のものかわかるだろう。みんな特徴的なお尻なので。笑える部分はほとんどないけど、オーディションを見るのは初めてなので個人的な価値はあった。お尻だけというのは妙に淫靡だな。C。 空耳アワーの結果 ジャンパーが出た。「あれ?これで出ちゃうの?」実感としてはそんな感じだけど、とにかく出た。映像の勝利だな。今回は2本とも似たような系統。
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99年9月21日 | 洋楽は日本語で歌うのが一番! クイズ?名曲殺し!? | |||||||||
ゲスト:なぎら健壱、クリス・ペプラー(司会)、萩原健太、濱田マリ | ||||||||||
ごくたまに(前回は1年半と少し前)催される、洋楽のヘンテコカバーの声の主を当てる音楽ものである。今回ははっきりとは示されていないが番組中でなぎらが歌ったように、「イエロー・サブマリン」の30年ぶりのリ・イシュー、映画「イエロー・サブマリン」UKバージョンの公開、そして結局立ち消えになったものの「イエロー・サブマリン・マシュー・ストリート・フェスティバル」におけるビートルズ再結成、このへんにかこつけて企画されたものだろう。さてクイズはタモリ・健太、なぎら・濱田の二手に分かれるチーム戦。当たると「カバー」ということで鰻の「カバ(ー)焼き」、もしくは生ビールが飲み食いできるしくみ。問題としてオンエアされたのは麻丘めぐみの「夢のカリフォルニア(オリジナルはママス&パパス)」、アン・ルイスの「10番街の殺人(ベンチャーズ)」、田中星児の「ザッツ・ザ・ウェイ(K.C.&サンシャイン・バンド)」、子門真人の「スター・ウォーズのテーマ(ジョン・ウィリアムスのインスト。日本語版のジャケットのイラストレーションはおそらくあの小松崎茂)」、九重佑三子の「アローン・アゲイン(邦題は「また一人」でなかにし礼の詞、ギルバート・オサリヴァン)」。他にも問題にはなっていないけど聴ける曲も。優勝はなぎら・濱田組かと思いきや、濱田の厳密さ(お人好し?)がたたって逆転でタモリ・健太組がかっさらっていった。特に賞品はないけれど、料理がちょっと豪華になって肝吸も付いてきたりした。そこでなぎらの言った最後のオチは無論なかにし礼の兄弟問題から。いや、それにしてもこんなへなちょこカバーがよくあるものだ。日本語もさることながらバックの演奏のしょぼさも笑わせる。みんな苦笑い、大笑い。多くの人が知っているなぎらと子門の因縁とか、なかにし礼の歌詞とか、濱田マリのがっくり来たときの台詞とか、随所に爆発の箇所もあって面白い。やっぱりこの種の企画はねえ。保存版。A。 空耳アワーの結果 タモリの思い描く番組を視聴する女性とは、キムタクよりみうらじゅんが好きと言いそうな人らしい。「見てみたい」と言っていた。
お尻ギャル、未だ募集中。上記の通り「番組を視聴している女性が見たい」ので是非、とのこと。 |
99年9月14日 | お前は絶対に許さない! 業界人怒り王決定戦 | |||||||||
ゲスト:渡辺祐(進行)、杉作J太郎、パラダイス山元、井筒和幸、ひさうちみちお、加藤賢崇、日よう子、初音映莉子 | ||||||||||
もうそんな時期でもなくなってきてはいるが、相変わらず昼間は暑い。暑くなるとイライラが募ってくるもの。まあそれとは関係なしに怒りはこみあげてくるもので、今回集まった怒れる男たちも相当クるものがあるらしい。今回は一般的にも有名な日本初の五寸釘バーにて、そんな業界人の怒りを藁人形にぶつけてもらう。ついでにその中から「怒り王」も選出しようという企画。怒っている面々は上の出演者中、杉作から加藤まで。それを客観的な視点から意見し、審査するのが日、初音、そしてタモリである。日が前回出演時に比べ驚くほど垢抜けしているので驚き。ただ、訛りは相変わらず。さて、本編は各人が順々に「○○!」などと恨みながら釘を人形に打ちこむのが基本の流れ。みんな「恨」の字が入った鉢巻を締めているが、それをはずすと怒りの漫画表現(血管が浮くやつ)がテープで貼ってある。それらとともに事実関係を詳細に説明、それに対して周りがあれこれ突っ込むのだが、端から見るとわりと笑えるものばかりで日のきつい一言も次々と飛ぶ。この周りが次々突っ込む場面がたまらない。また、杉作は最後に一つ突然思い出して2回恨む。最後の怒り王の発表は、5人の前にそれぞれ置かれたイカリングに日と初音がイカリソースをかけた人が優勝という番組らしい駄洒落(イカリにイカリを注ぐ)を重ねたもの。これには2回恨んだことが功を奏したか、杉作が選ばれた。賞品は番組独自に選んだ癒しグッズセット。今回は、かなり面白い!やっぱり顔触れがよかったのかな。おなじみの人が勢揃いという豪華さに加え日の絡みが絶妙。怒る5人のことを知っている分だけ楽しめるという特典付き。木槌を打ちこむ場面で指を打ってしまうのもまた滑稽。みんなが着てた白装束も欲しいなあ。保存版。A。なお、もし「日」が正常に表示されない環境にありましたらそれはいわゆる「日高」です。 空耳アワーの結果 安齋は最近クルマの中でもどした。原因は朝食の食べすぎ。タモリ曰く「コドモでもそんなことしないぞ」。
お尻ギャル、しつこく募集中。今回は2歳2ヶ月の女の子から来たらしい。また、下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)が「やってもいい」と言っているらしいが、さすがにそれは問題のようだ。 |
99年9月7日 | 検証 領収書の女(ヒト) | |||||||||
ゲスト:浅草キッド(水道橋が進行)、横森理香、斉藤ナナ、大島真弓、高瀬菜穂、香恋、桐山静子 | ||||||||||
領収書を見るとその人の生活が読み取れるようで、キッド曰く「領収書は女を映す鏡」なんだとか。わからないでもないが、それは女性に限ったことではないような…。兎にも角にも今回は、領収書に残る痕跡から女性の生活を覗くという企画。さまざまな職業の女性の一週間分の領収書から職業・性格などを割り出そうという一種プロファイリングのような知的ゲームだ。NHK「誰もいない部屋」に近いノリか?解答者はタモリ、横森、玉袋。出てくる職業はレースクイーン、テレビ朝日受付嬢、大学生、風俗嬢、女子プロレス練習生。それなりに深い読みが展開されて最近見ない知的な雰囲気が漂っている。しかし、読みきれない領収書ばかりでみな苦戦。特に苦戦したのが高瀬嬢。彼女に限らず意外な生態にタモリは呆れてばかりだ。後半に登場の女性陣にはやや好感を持っていたようだが。玉袋がボケ係として大ボケを連発するのがいい感じ。なお、今回はエンディングがやや変則的。エンディング中にナレーションがかぶったり、テーマ後にちらっと映像が入ったり。もっとも笑える部分はあまり多くなく、玉袋のボケと桐山嬢のくだりくらい。D。 空耳アワーの結果
お尻ギャル、依然として募集中。撮影時点で6通来たらしいがまだ足りないとのこと。参加希望者は顔写真と水着のバックショット写真を同封の上、以下の宛先へ。 あて先:〒106-8001 東京都港区六本木 テレビ朝日 タモリ倶楽部「お尻ギャル募集」係 以上の要項は再掲。前回と同じく無断掲載。 |