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N176  伝統習俗
紹介記事目録
日本
アジア
アフリカ
その他
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記事紹介の留意事項






















































































日本


産経
2005/03/06
朝刊 No .N176s050306mxx





シリーズ・特集;
見出し:
山の神許す?「女人解禁」 「坑内労働」で労基法見直し検討
メモ :
「女人禁制」となっている鉱山やトンネル、地下鉄工事などの「坑内労働」について、国は規制を大幅に見直す方向で検討に入った。すでに労働基準法の改正を視野に入れた検討作業が始まっている。「坑内」は女性の労働が法律によって唯一、一律に禁じられている場所。「女性が入ると山の神が怒る」といった迷信もあり、議論の過程でさまざまな意見が出そうだ。

検討作業は、日本経団連や東京都が昨年、規制改革を取りまとめる内閣府に要望をしたことを受けて始まった。厚生労働省内に専門家の検討会合が設けられた。夏には報告がまとめられ、労働政策審議会で法改正の議論が始まる予定だ。

女性の坑内労働は、昭和22年に労働基準法に規定された。坑内の労働環境が過酷だったことが背景となった。

その後、医療や研究・取材目的に限り女性の入坑を認める改正がされたが、現在も肉体労働はもちろん、現場監督や責任者としても女性の入坑は認められていない。

工事関係者の間に「女性が入ると、同じ女である山の神が嫉妬(しっと)して、落盤事故などが起きる」といった迷信・縁起担ぎがあることも、女人禁制が長く続いてきた一因のようだ。

見直しを求めた日本経団連は、「技術の進歩に伴い、現場での安全・環境は格段に改善が図られており、坑内労働にのみ性別による制限があるのは男女雇用機会均等法の精神に反する」としている。土木・技術など工事に関連する職だけで600人近い女性職員が社会進出している東京都では、地下鉄や下水坑工事現場での人のやり繰りに苦慮する場面もあるという。

専門家会合は、医学、工学、法学などの専門家で構成され、坑内労働の作業形態や女性の健康などに与える影響を科学的な面から議論している。

トンネルと鉱山の労働環境の違いや、女性の労働を全面解禁するか、あるいは監督業務など肉体労働を伴わない労働に限るかが今後の論点となりそう。現時点で、迷信について検討の対象とする予定はないという。


坑内労働

労基法で女性の労働を禁じている「坑内」とは、一般的にトンネルや地下鉄、炭坑、鉱山、下水坑など「地表に出ない部分の工事現場」を指す。すでに工事が終わり安全衛生が保証され、一般の人が通行可能な場所、例えば完成したトンネルや地下鉄は除外される。


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大相撲

読売
2001/07/08 朝刊 15
No .N176y010708m15

大阪市文化財協会理事長


脇田修
シリーズ・特集; 論点
見出し:
「女人禁制」に柔軟な対応を
メモ :
(前略)モノや、遺跡の保存は進んでいるが、文化財保護で難しい問題は、宗教民族の行事・催し物の取扱である。そこでは「歴史的な伝統」として、現代社会にすでに合わないことでも行われているからだ。

中でも女人禁制は、大相撲の土俵に女性が上がることや祇園祭へ女鉾が参加することなどで問題になったが、この他にも厳島神社の能舞台など宗教行事や芸能の場においても見られる。

厳島神社の祭神は弁才天なのだから「女」ですのに、と笑っていた女性もいたが、それどころか今は女性に支えられている習い事でも女人禁制の場があるときいている。これらは「伝統」のもとに、当事者が問題のあるここを承知しつつ残しているものである。

小学校の高学年だった戦時中、参拝に行った神社で、何人かの女子児童が鳥居の外でじっと待っていたのを不思議に思ったことがある。今は禁止事項を書いた立て札などほとんどなくなっているし、それを意識している人もまれになた。すでに多くの「伝統」は、現代に適応すべく改変されているのだ。

歴史家として、私は伝統を守りたいし、葬儀における清めの塩も、今なお日本の慣習として残っているが、女人禁制のように女性の心に傷を与えるものについては、早急に改め、その上で文化財保存に努めるべきであろう。
(後略)

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朝日
2001/03/08
朝刊 35
No .N176a010308m35
大阪府
大阪府知事


太田房江/時津風理事長
シリーズ・特集;
見出し:
「伝統」に押し出され/太田知事「土俵入り」断念/「リベンジ」ならず/女性団体 時代錯誤の声も/「女性施策ない」批判の裏返し?
メモ :
2001年3月7日、大阪府の太田房江知事が大相撲春場所の優勝力士に対する土俵上での知事賞授与を要望していた問題で、日本相撲協会の時津風理事長は、女人禁制の伝統を守りたいとして知事側の申し入れを拒絶する意向を伝えた。

この問題は昨年、国会でも取りあげられた。協会の対応が「女性差別」に当たるかどうかで議論沸騰。大阪で女性の権利向上を訴える。

時津風理事長「男だけで担ってきた文化と形式を伝承していきたい」
太田知事「委員会のようなものを設けて、国民に見える形で検討してください。これからどんどん女性の知事が出てくる可能性がある。今後も検討を続けてほしい。正直言ってどうしてなのか、という気持ちはある。」

NPO「フィフティ・ネット」の森屋裕子代表「差別的な刊行を見直していこうという時代に、女性を蔑視しているとしか思えない。協会がこの一年、きちんと検討したのかどうかすら見えてこない」

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アフリカ


朝日
2009/06/05
No .N176a090605xxx
南アフリカ
大統領

67
ズマ大統領
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/international/update/0603/TKY200906030001.html
見出し:
行事で選ぶファーストレディー 一夫多妻の南ア大統領
メモ :
南アフリカからの報道によると、出身民族が一夫多妻を実践し、自らも3人の妻がいるズマ大統領(67)は、公的行事に同伴する夫人(ファーストレディー)を1人に絞らず、行事に応じて決めることにした。大統領報道官は、場合によっては全員を連れて行くとしている。

大統領府のホームページによると、ズマ氏の妻はシザケレさん、ノンプメレロさん、トベカさんの3人。子どもは19人いる。5月9日の大統領就任式には妻3人ともが招待され、ファーストレディーはだれなのかが注目されていた。さらにズマ氏が別の女性とも婚約したばかりだということも知られている。

南アでは重婚は禁止されている。だが、ズマ氏の出身民族のズールーをはじめ、伝統的に一夫多妻を実践してきた民族に対しては、事実上の一夫多妻を認めている。

とはいえ、実際に一夫多妻の大統領は初めて。人種や性別の平等をうたう国の大統領にふさわしくないとの批判が根強い。一方で、ファーストレディーを1人に限定しないのは、3人に平等に配慮したためとも言えなくはない。

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京都
2001/07/06
朝刊 9面 No .N176k010706m9
コンゴ



シリーズ・特集;
見出し:
「魔女狩り」400人虐殺  コンゴ/ウガンダ軍支配地域  失業中の村民、暴徒化
メモ :
アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)北東部の村々で2001年6月半ば以降、「魔女狩り」で約400人が暴徒により殺害された疑いが浮上している。隣国ウガンダから伝えられたところによると、コンゴ北東部を支配しているウガンダ軍の当局者は2001年7月4日、これまでに394人が殺され、逃げ出した村人がウガンダ国内に流入していると語った。

コンゴは今も内戦状態にあり、国際機関などによる公式の確認はないが、ウガンダ紙や英紙によると、虐殺が始まったのは2001年6月15日。コンゴ北東部のアル地区の村で、ささいなきっかけからリンチにあった男性が「魔術を使った」と自白=B騒ぎが広まり「魔術団」の摘発が始まったという。

アフリカ奥地では今なお魔術に対する信仰が強い。病院のない地域では医術に用いられて信頼を集めるが、一方で「魔術使い」は「のろい」や「まじない」結び付けられ、恐怖の対象にもなりやすい。口減らしのため高齢者を村から追い出したり、有力者だった夫を亡くした女性から財産を奪い取ったりする際に「魔女狩り」はよく利用される。

アル地区の場合もリンチに加わった暴徒の多くが失業中の村人で、殺害後は被害者の家財道具や家畜を山分けしていたという。ウガンダ軍はこれまでに、虐殺にかかわったとして約90人を逮捕したとされる。

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朝日
2000/12/19
朝刊
No .N176a001219m7-1
ケニア/キムス
シリーズ・特集;
見出し:
エイズが心配/ケニア割礼儀式
メモ :
ケニアの一部地域では男子割礼の儀式が5年に一度有る。今回も10歳前後の少年50人が儀式を受け、1ヶ月間森の中で集団生活を送り、年長者から成人としての礼儀などの教えを受ける。

しかし、割礼の際に同じナイフを使うので、エイズの感染が危惧されている。

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京都
1999/03/02
夕刊 2
No .N176k990302e2
ケニア/カジャド



アフリカ・インランド教会(AIC)女学校
シリーズ・特集;
見出し:
マサイ族少女の駆け込み寺/ケニアの教会女学校/強制結婚逃れ教育と夢  享受
メモ :
ケニア南部カジャドの私立アフリカ・インランド教会(AIC)女学校は、幼いうちから結婚を強制されて教育の機会を奪われた牧畜民マサイ族の少女たちの駆け込み寺≠ノなっている。意に反する結婚生活から逃れ、学校の寮に寝泊りしながら勉強を続ける少女たちの学習意欲は高く、将来は「教師になりたい」「看護婦になりたい」と夢は膨らんでいる。

マサイ族の社会では、女性は12〜14歳になると結婚可能な年齢と考えられ、親は牛や現金などの結納品が整えば、娘を強制的に結婚させるケースが多い。このため少女たちは初めから学校へ行かなかったり、途中で退学せざるを得なかったりする。

アフリカ・インランド教会(AIC)女学校はマサイ族の少女たちに教育をと、南アフリカの宣教師によって1959年に設立されたが、10年ほど前から結婚を逃れ勉強を続けたい少女を無料で受け入れるようになった。連れ戻しにきた親を粘り強く説得、それでも納得しない親には、親が裁判で勝訴しない限り、少女を渡さない方針を貫いている。

彼女たちの年間の学費1万2000ケニアシリング(約2万2000円)や制服代、雑費などはボランティアが募金を集め支援している。日本の小学校に当たる初等教育(8)年の学校で全寮制。児童数は659人。うち30人が駆け込み組だ。

ナータ・オシム・マコさん(10)は、1989年1月、9歳の時に20代後半の男性と結婚させられた。牛4頭と5000ケニアシリング(約9200円)が結納品。嫁ぎ先には2日間いたが、夫に従順でないと「ずっと殴られた」。

隙を見て嫁ぎ先を逃げ出し、伯父の家に身を寄せた。小学校の校長をしている伯父は、ナータさんをAICに連れてきた。7人兄弟の3番目のナータさんはそれまで学校に行っていなかったが、今では「算数が一番好き」というほど学校を楽しんでいる。

父親は今でも「家に帰ったら殺す」と言っているそうだが、「家に戻らず勉強を続けなさい。おまえのことは忘れない」という母親の言葉を支えにしている。

マサイ族のソフィア・キデミ副校長
「教育を受けることによって、マサイの社会しか知らなかった子どもたちの世界がぐんと広がる」

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京都
2000/06/09
夕刊 15
No .N176k000609e15
ケニア・タンザニア



国連女性2000年会議
シリーズ・特集;
見出し:
寄宿学校が駆け込み寺/マサイの少女10歳前後で強制結婚
メモ :
ニューヨークで開幕中の国連女性2000年会議では女性の人身売買の是非も焦点になっている。ケニアやタンザニアに住む牧畜民マサイ人の少女たちは、早ければ10歳前後で結婚を強いられ、教育の機会を奪われている。

女性に夫を選ぶ権利はなく、男たちは娘が幼少の頃から父親と交渉し、花嫁を「予約」する。予約された娘は、割礼が終わり1ヶ月ほどすると結婚させられる。

ところが勉強を続けたいと結婚前や結婚後に家を飛び出す少女も増えている。ケニア南部カジャドにある私立の女学校は、そんな少女たちの駆け込み寺≠ノなっている。

寄宿制度の同学校は小中高校生遭わせて650人の生徒がいるが、うち約50人が「駆け込み組」だ。

マサイ女性であるプリシラ・ナングライ校長
「マサイは極めて保守的な社会。この20年間でも状況はほとんど変わってない。時間はかかるが教育を通して内から意識を変えていくしかない」

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アジア



京都
2009/03/02

No .N176k090602xxx
インド
下院議長

64
メイラ・クマル
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009060200186&genre=E1&area=Z10
見出し:
インド初の女性議長誕生へ   カースト最下層民出身
メモ :
インド総選挙で圧勝した与党国民会議派は2009年6月2日、同党のベテラン女性議員メイラ・クマル氏(64)を下院議長候補として下院事務局長に届け出た。野党インド人民党もクマル氏を議長に推すことに同意済みで、他に候補者が出なかったことから、3日の本会議でインド初の女性議長が選出されることが確実となった。

クマル氏は、伝統的な身分制度カーストが根付く同国社会の最下層に置かれる「ダリット(最下層民)」出身。

ダリット出身の議長は以前にもいたが、国民会議派はクマル氏を議長に推すことで、インド社会に根深く残る女性やダリット差別問題などを重視する姿勢を国民にアピールすることを狙った。

議長就任が確実となったクマル氏は「インドの女性にとって歴史的瞬間だ」と喜びを語った。

クマル氏は名門デリー大卒。外交官から政治家に転身。1985年以降、下院議員に計5回当選。ダリットの立場から人権問題や社会福祉分野などで活躍している。

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京都
2000/10/05
朝刊 7
No .N176k001005m7-1
韓国




シリーズ・特集;
見出し:
韓国/”理不尽な制度”を廃止/「同性同本」カップル晴れて結婚できます/儒教思想よりも個人の尊厳
メモ :
姓が同じでその姓の発祥地も同一である「同性同本」の男女の結婚を禁じていた民法の条項を廃止することが、2000年10月4日の閣議で決定された。

この法律は、儒教思想の影響で、王朝時代から続き、1958年に法制化されていたが、1997年位は違憲判決も出されており、これまで不法なために事実婚となっていた夫婦も多かった。

民法改正案によると、「同性同本」の結婚を自由にする一方、日本のように近親者同士の結婚を禁止する内容に切り替え、8親等以内の血縁者などの結婚を制限する。

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朝日
2000/04/05
朝刊 7
No .N176a000405m7
カンボジア/プノンペン




シリーズ・特集;
見出し:
女性歌手のミニ禁止
メモ :
カンボジアのフン・セン首相は2000年4月4日までに「伝統文化に反する」としてミニスカートをはいた女性歌手のテレビ歌番組への出演を禁止し、従わないテレビ局は放送免許を取り消す方針を明らかにした。カンボジアでは女性は膝丈より長いスカートに、そでのあるブラウスを着るのが一般的とされる。

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朝日
2000/01/26
夕刊 9 No .N176a000126e9
インド/ニューデリー
大統領


ナラヤナン大統領
シリーズ・特集;
見出し:
妻の殉死を美化する悪習「サティ」/インド大統領が痛烈な差別批判
メモ :
インドのナラヤナン大統領は 2000年1月26日の共和国記念日の前日、恒例の国営テレビ演説で、夫に先立たれた女性の殉死を美化する同国の悪習「サティ」がまだ残っていると警告し、女性差別廃止への取り組みを国民に求めた。

ナラヤナン大統領
「170年以上前に禁止されたのに今も起きもっと悪いのは、それを自殺とか聖なる犠牲とかと言い逃れることだ」

サティは夫が火葬される際、炎に妻が身を投げるヒンドゥー教社会の慣習で、親族からの強要もある。19世紀に社会活動家ラムモハン・ロイ氏が廃止を説き、法律で禁じられたが、一部の農村では今も続くといわれる。

1999年11月にも、北部のウッタルプラデシュ州で、夫を病気でなくした妻が、村人の見守る中で夫の火葬の炎に飛びこんで焼死した事件があった。

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京都
1999/09/26
朝刊 7
No .N176k990926m7
トルコ・イスタンブール




シリーズ・特集;
見出し:
余震におびえ、女性いけにえ
メモ :
1999年9月21日のトルコ各紙によると、1999年8月17日の大地震に見舞われたイスタンブールで、女性殺害容疑で警察の調べを受けていた男が、地震を止めるために女性をいけにえにしたと供述していることがわかった。

報道によると、ウメール・ジェルク容疑者(23)は9月13日、友人と市内の飲食店で知り合った被害者女性を墓地に連れ出したが、その際、偶然強い余震が発生したために狼狽し、「悪魔がいけにえを欲している」などと言って女性の首をしめ殺害した。

トルコ北西部では大震災以来、数千回の余震が起きており、精神状態が不安定になっている市民が増えている。

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その他

京都
2003/10/05
No .N176k031005xxx
ルーマニア



ロマ
シリーズ・特集;
見出し:
12歳少女結婚は無効に/ルーマニア
メモ :
ブカレストからの報道によると、ルーマニア政府当局は5日までに同国中部シビウで先月末、強制的に行われた少数民族ロマ(ジプシー)の12歳の少女の結婚について「法的に無効」とし、少女と(夫の)15歳の少年の保護者に子供をそれぞれ家に戻すよう命じた。

双方の両親はこれに従って少女と少年を引き取った上、学校にも再び通わせることに同意した。

今回の結婚は、少女が式から逃げ出そうとしたためメディアが取り上げ、欧州各地の人権団体ほか、欧州連合(EU)までがルーマニア政府に「人権侵害だ」と抗議する事態に発展。

同国政府の児童福祉当局は調査の結果、10代前半に結婚するというロマの風習で少年、少女の同意を得ないまま結婚が強制的に行われたと判断。双方の両親に「2人を引き取らなければ保護施設に収容する」と通告した。

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朝日
2000/02/08
朝刊 8 No .N176a000208m8
ニュージーランド
首相


クラーク首相
シリーズ・特集;
見出し:
NZ・マオリ公式行事/女性首相に伝統の「壁」
メモ :
ニュージーランドのクラーク首相は2000年2月6日、公式行事で女性は発言できないとする先住民族マオリの伝統に阻まれ、記念式典への出席を断念した。式典は1840年2月6日にニュージーランドのワイタンギで英国の植民地になることを規定した条約がマオリと英国の間で締結されたことを記念するもの。

クラーク首相は1999年12月に就任した女性首相で、出席して発言することを希望し、マオリの長老会議では一時、承認された。ところが、マオリ内から「なぜ、白人の女性はいいのか」と批判が噴出し、首相は結局出席しなかった。

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