記事紹介の留意事項 |
京都 |
2011/07/05 |
刊 | 面 | No .N176k110705xxx |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20110705000106 | ||||||||||
見出し: 「ブルカ取れ」の命令可能に 豪主要州、警察権限拡大 |
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メモ : オーストラリアの最大都市シドニーを抱えるニューサウスウェールズ州の政府は2011年7月5日までに、顔や体を覆う「ブルカ」や「ニカブ」などの衣装を着用するイスラム教徒女性に法令違反を疑うような正当な理由がある場合、顔を見せるよう警察が命令できる権限を与える新法の制定を承認した。 最近の裁判で、違反者がブルカをかぶっていたため被告と同一人物か確認できず、無罪となったケースを受けた措置。オファレル州首相は「顔を覆うあらゆるものが対象」とし、差別的な意図はないと強調した。 地元メディアによると、命令に逆らった場合、禁錮1年や罰金刑を受ける可能性がある。 |
京都 |
2010/05/26 |
刊 | 面 | No .N176k110526xxx |
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ベルギー |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20110526000043 | ||||||||||
見出し: ベルギーでブルカ禁止を法制化 欧州で2番目 |
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メモ : イスラム教徒の女性が全身を覆う衣装「ブルカ」や「ニカブ」を公共の場所で着用することを全面的に禁止する法案が2011年5月25日までにベルギー議会を通過、ベルギーがフランスに次いで欧州で2番目にブルカを全面禁止する国となることが確定した。ベルガ通信が伝えた。 法律は1カ月以内に官報に掲載され、掲載から10日後に発効する。 法律はテロ対策など治安上の理由から、道路や公園、建物など「公共の使用やサービスを目的とした場所」で、身元確認を不可能にする、顔や全身を隠す衣装の着用を禁止し、違反すれば15〜25ユーロ(約1700〜2900円)の罰金か最高7日間の禁錮刑を科す。 |
朝日 |
2010/01/08 |
刊 | 面 | No .N145a100108xxx | ||||||
フランス/パリ |
ブルカ |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/international/update/0108/TKY201001080106.html | ||||||||||
見出し: イスラム女性の顔覆うベール、仏与党が禁止法案 罰金も |
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メモ : イスラム教徒の女性が顔をすっぽり覆う「ブルカ」などのベールについて、公共の場での着用を禁止する法案をフランス与党が準備し、「違反すると750ユーロ(約10万円)」との罰金条項が盛り込まれる見通しとなった。仏メディアが与党幹部の発言として2010年1月7日伝えた。 法案は、文化的行事の際などを除き、街頭などでの着用も含めて原則禁止としているうえ、着用を強制した者にはさらに重い罰金刑が科される条項も盛り込まれるという。 ブルカやニカブと呼ばれるこうしたベールはアフガニスタンなどで着用が広がっているが、フランスでは女性抑圧の象徴とみられている。仏国内でも着用の動きがあるため、2009年、国民議会(下院)に調査委員会が発足。サルコジ大統領も「女性の尊厳の問題」として「歓迎されない」と発言していた。 ただ内務省によると、仏国内でブルカなどを着用しているのは1900人程度で、法律で禁じるほどの数ではないという指摘があるほか、そもそも衣服を規制するのは女性の人権侵害という声もある。最大野党の社会党は法案に反対を表明。国内外のイスラム関係者の反発も招きそうだ。 政教分離を徹底するフランスでは、2004年に公立学校でのイスラム教のスカーフ着用が禁止されている。 |
朝日 |
2009/08/13 |
刊 | 面 | No .N145a090813xxx |
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フランス/パリ |
ブルキニ |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/international/update/0813/TKY200908130090.html?ref=reca | ||||||||||
見出し: イスラム教徒用水着「だめ」 仏の公営プール拒否で論議 |
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メモ : パリ郊外に住むイスラム教徒の女性(35)が、体の線などを隠すようデザインされた同教徒用の女性水着「ブルキニ」を着て地元の公営プールで泳ごうとしたところ、断られた。プール側は「衛生上、着込んだ格好で泳ぐのはだめ」と説明しているが、女性は「イスラム教徒への差別だ」と反発している。仏メディアが2009年8月12日に伝えた。 ブルキニは、イスラム教徒の女性が顔まですっぽりと覆って着用する「ブルカ」とビキニを合わせた造語。パリジャン紙によると、頭髪を隠すベール、体を覆うコート、ズボンからなる。オーストラリア在住のレバノン人が2007年に発案したという。 女性は「イスラム教の教えに沿い、体をあまりさらけ出さずに水泳を楽しめる」とブルキニの着用を決めたが、プールを管理する地元当局は「イスラム教とは無関係。ひざ上まである半ズボンの水着なども認められない」などとして拒否。女性は納得せず、市民団体の支援も受けて法的手段も辞さない構えだ。 政教分離を徹底するフランスでは、2004年に公立学校でのイスラム教のスカーフ着用が禁止された。公共の場でのブルカなどの着用禁止を求める声も強まり、国会に調査委員会が発足したばかり。委員の間では、ブルキニを含むスポーツをめぐる問題も調査対象にすべきだとの声が出ているという。 |
朝日 |
2001/09/13 |
夕刊 | 12面 | No .N145a010913e12 | ||||||
ロサンゼルス |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 新たな悲劇/米のイスラム教徒 各地で迫害/「殺す」脅迫電話次々/商店街で女性に暴行 |
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メモ : 米国の同時多発テロの背景にイスラム系過激派組織が疑われることから、米国各地でイスラム教徒に対する暴行事件が起きている。2001年9月12日、ロサンゼルスに本部を置く全米規模の人権団体ムスリム公共委員会は、朝日新聞の取材に対して「我々は迫害されている」と訴えた。 同委員会によると、ワシントンではスカーフをかぶった女性が商店街で集団暴行された。ニューヨークでは、イスラム教徒のタクシー運転手が車から引き出されて殴られた。ロサンゼルスでは、12歳の女の子が学校で級友に囲まれていじめを受けた。同委員会にも「殺してやる」などの脅迫電話が30件あったという。 ロサンゼルスで発行する全米イスラム教徒の雑誌「ミナレット」の編集長アズラム・アブドゥラ氏は、「今回の悲劇で私たちはほかの米国民と同じ立場だ。しかし、新たな悲劇が生まれている。」と訴えた。イスラム過激派の犯行と伝えられることについて同氏は「テロはアラーにもそむく行為だ」と語った。 全米には約4万人のイスラム教徒がいる。ほかにもワシントン州でモスク(イスラム教会)が暴徒に襲撃されたり、「アメリカから出て行け」と怒鳴られたりするなどの事件が伝えられる。 一方でこうした動きを批判する冷静な声もある。飛行機をハイジャックされたアメリカン航空の代表は「民族や宗教を理由にだれもスケープゴートにしてはならない」と語った。 |
京都 |
2010/03/15 |
刊 | 面 | No .N176k100315xxx |
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アラブ首長国連邦/ドバイ |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100315000024&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 「公の場でキス」と禁固刑 ドバイ、英カップルは上訴 |
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メモ : アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで、英国人の男性(24)と女性(25)のカップルが「公の場でキスした」などとして2009年11月に一時逮捕され、2010年1月に裁判所から禁固1月の判決を言い渡されていたことが3月14日、分かった。ドバイ英字紙ガルフニューズなどが伝えた。 ドバイは多くの観光客を受け入れているが、地元住民は保守的なイスラム教徒が中心で、公の場で性的と受け止められる行為は禁止。同紙などによると、2人は「あいさつとしてほおにキスしただけ。唇には触れておらず、違法ではない」として同日、上訴した。 ドバイの海岸近くのレストランで2人が酒を飲んでキスをしているのを地元女性らが目撃し、当局に通報。その後保釈されたが、パスポートを取り上げられているという。 |
読売 |
2000/07/03 |
朝刊 | 27面 | No .N176y000703m27 | ||||||
アラブ首長国連邦 |
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シリーズ・特集;NEWS BOX | ||||||||||
見出し: 戒律の国で初の女性運転手 |
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メモ : ペルシャ湾岸のアラブ首長国連邦(UAE)で女性タクシー運転手が登場した。イスラム教の戒律が厳しく男性中心社会の湾岸諸国で、女性のタクシー運転手が誕生するのは初めて。 女性を採用したのは国営のDTC社で、採用されたのは25歳から35歳までの7人。運転技術から簡単な英会話まで、3ヶ月間の訓練を受け2000年6月からハンドルを握っている。 ただこれが、湾岸諸国での女性の社会進出を意味する出来事といえるかは議論の余地がある。 この地域では女性は夫以外の男性に顔を見せるのも避けるべきだとする社会的慣習が根強く、女性は気楽にタクシーを利用できない、。DTC社によると、男性運転手との同乗を嫌う女性利用者からの要望が強く、女性運転手の採用に踏み切ったという。 このため、運転手も全員イスラム教徒で、頭を覆うへジャブをかぶる。また、街を流したりせず、乗せる客は電話で予約した女性だけ。 運転手に採用されたアッザ・モハンマドさん(35) 「夫の親族からは『運転手は男の仕事だ。女性は家庭で子育てに専念すべきだ』と反対された。夫が賛成してくれたので何とか採用された。」 |
朝日 |
2004/01/22 |
朝刊 | 6面 | No .N145a040122m06 |
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イスラエル・パレスチナ |
女 |
21 |
リーム・ライーシ |
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シリーズ・特集; | |||||||||||
見出し: 子ども残して自爆がイスラムの教えか…/パレスチナ 母親のテロに賛否 |
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メモ : パレスチナ自治区ガザで2004年1月14日に起きたイスラエル兵に対するパレスチナ人女性による自爆攻撃について、パレスチナ人の間で賛否の議論が起こっている。イスラム過激派組織ハマスの指導者は「女性戦士による占領との戦い」と称賛した。しかし、女性には幼い子供がいたことで、母親が子供を残して自爆することがイスラムの教えなのかという疑問がでている。 自爆したのは、リーム・ライーシという21歳の女性で、3歳の長女と1歳の長男の母親だった。2004年1月15日にガザであった葬式には、女性の自爆攻撃の実施に共同声明を出したイスラム過激派ハマスとパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの支持者2000人以上が集まった。 ハマスの指導者マフムード・ザハル氏は「女性が占領闘争に参加したことは、イスラエルとの間の力関係を変えることになろう」と演説した。ハマスの精神的指導者ヤシン師も女性の自爆を「殉教」として支持する声明を発表した。 しかし、ガザ在住のジャーナリスト、ムハンマド・ワヘイディ氏によると、葬式で弔問者に応対していた女性の兄(35)は、「私が事前に知っていたら妹を力ずくでも止めた。イスラエル兵を殺しても、幼い子供2人を残して死ぬのは、殉教とはいえない」と語った。 また女性の夫の兄(32)は「イスラムは女性が戦いに出ることを禁じている。コーランのどこに、母親が乳飲み子を残して聖戦に行けと命じているのか」と、義妹の行為と彼女の自爆を促したイスラム宗教者を非難したという。 ワヘイディ氏によると、ガザで「殉教(自爆)作戦」の実行者の家族が、その行為を祝福しないのは異例のことだ。町でも人々の間に、彼女の自爆を手放しで喜ぶ雰囲気はない。 管理人: http://www.asahi.com/international/update/0122/002.html には次のような内容が付け加えられていました。
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毎日 |
2002/01/31 |
刊 | 面 | No .N145m020131xxx |
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イスラエル・パレスチナ |
パレスチナ赤新月社職員 |
女 |
28 |
ワファ・イドリス |
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シリーズ・特集; http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/article/chuto/200201/31-04.html | ||||||||||
見出し: 傷つく子供見て決心?/自爆テロの赤新月社女性 母親が思いを語る |
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メモ : エルサレム中心街で2002年1月27日発生した女性による自爆テロ事件で、自爆テロ犯とみられるパレスチナ赤新月社職員、ワファ・イドリスさん(28)の母ワシフィアさん(62)が2002年1月30日、ラマラの難民キャンプで毎日新聞の取材に応じた。 ワシフィアさんや家族の話によると、イドリスさんは27日朝、普段通り、赤新月社のボランティア活動に参加するため自宅を出た。30日早朝になってパレスチナ治安当局者が訪れ「娘さんが自爆テロで死亡した」と告げられた。イドリスさんは連絡のないまま、外泊したことはなかったため、家族は自爆死したと確信したという。 イドリスさんは2年前から赤新月社の活動に参加し、インティファーダ(抵抗闘争)で負傷したパレスチナ人の手当てをしていた。 ワシフィアさんは「娘は、今日も子供が血を流しているのを見たとか、目の前でパレスチナ人が殺されたというような話をよくした。思いつめていたのかもしれない」と涙をぬぐった。 さらに、ワシフィアさんは「パレスチナ人が自爆したといったニュースをみると、娘は『私も自爆死するかもしれないわよ』と笑って言ったことがあった。冗談だと思っていた」と振り返った。また、「悲しいが、娘は殉教者になったのだと思う」と自分に言い聞かせるように話した。 |
毎日 |
2002/01/29 |
刊 | 面 | No .N145m020129xxx |
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イスラエル・パレスチナ |
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シリーズ・特集; http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/article/chuto/200201/29-01.html | ||||||||||
見出し: イスラムの常識超える「殉教」 エルサレム 女性自爆テロ/治安対策見直しも |
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メモ : パレスチナ人の女性が2002年1月27日、エルサレム中心街で自爆テロを敢行したことは、イスラエル、パレスチナ双方の治安当局に大きな衝撃を広げている。アラブ・イスラム社会では女性が聖戦(ジハード)に加わることは珍しく、女性による初の自爆テロとなったからだ。パレスチナ側ではイスラエル軍の封鎖措置などによる不満の蓄積が女性をも過激な行動に走らせ、「殉教者」にさせたと受け止められている。 女性は10キロ相当の爆弾が入った大きな袋を提げて買い物客を装い、爆発させ、1人を死亡、150人以上を負傷させた。 女性はヨルダン川西岸ナブルスのアナジャフ大学でイスラム原理主義運動に傾倒していた20歳の学生と報道された。しかし、背後の組織から犯行声明は出ていないうえ、在学の記録が見当たらず、素性は依然、なぞに満ちている。 2002年1月28日付イスラエル紙ハーレツによると、イスラム原理主義組織「ハマス」に最近、自爆テロ志願の複数の女性が訓練を受けたいと申し出たが、ハマス側は女性の自爆テロに反対したという。 アラブ・イスラム社会では一般的に、女性が男性主体の戦闘に参加することは好まれていない。過去にパレスチナ人女性が対イスラエル闘争で爆弾を設置したり、銃撃、航空機乗っ取りに加担した例はあるが、自爆テロの実行例はなかった。 このためイスラエルの治安当局は女性活動家の行動に対し、ほぼ無警戒の状態だったといえる。治安当局筋は事件後の2002年1月27日、「今後は情報収集や治安対策面で見直しが必要だ」と語り、女性に対する検問などを厳しくすることを示唆した。 一方、パレスチナ自治政府の西岸治安当局トップのラジューブ氏は「パレスチナ人社会の絶望は今後、より多くの女性を自爆攻撃に誘引しかねない」と懸念を表した。 |
京都 |
2008/02/01 |
刊 | 面 | No .N176k08021xxx |
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イラク |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008020100227&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 自爆テロで72人死亡 バグダッド、今年最悪 |
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メモ : 【カイロ1日共同】イラクの首都バグダッドで1日、2カ所の市場を狙った爆弾テロがほぼ同時に発生、ロイター通信によると、治安当局者は計72人が死亡、約150人が負傷したと語った。今年に入ってからイラクで最悪のテロ被害で、AP通信によると、いずれの爆発も女の自爆テロとみられる。 イラクの治安は米軍増派などで改善に向かっているが、脆弱であることをあらためて示した。 ロイターによると、バグダッド中心部に設けられたペット市場で1日午前、女が自爆し、少なくとも45人が死亡、約80人が負傷した。その直後、バグダッド南東部のイスラム教シーア派地区にある鳥市場でも爆発があり、27人が死亡、約70人が負傷した。 |
毎日 |
2004/01/23 |
刊 | 面 | No .N176m040123xxx |
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イラク/キルクーク |
安全の家 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「名誉殺人」恐れ、女性は駆け込み寺に |
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メモ : アラブ・イスラム社会には今も、結婚相手以外と性交渉を持った女性を父親などが殺害する「名誉殺人」と呼ばれる慣習が残る。フセイン政権崩壊後、イラク・キルクークにできた女性たちの駆け込み寺を訪ねた。家族と別れて暮らす女性たちは「将来も家族のもとに帰れることはない」と悲しい胸の内を語った。【イラク・キルクークで小倉孝保】 名誉殺人は、女性が結婚相手以外と性交渉を持つことを父や家族が不名誉と感じ、名誉を守るためには殺害も許されるというアラブ社会の考えから生まれている。アラブ各地でこうした慣習は残り、労働者共産党は「1991年から2003年までにクルド自治区だけで、9000件以上の『名誉殺人』が発生した」と発表している。 駆け込み寺は「安全の家」と呼ばれ、キルクークの労働者共産党が2003年6月に設立した。バース党以外の組織の活動が厳しく制限されていたフセイン政権下では「安全の家」はなかった。 「安全の家」はキルクーク市内の民家を利用。労働者共産党の一部以外にはこの存在は秘密にされている。現在、30歳の夫、25歳の妻の夫婦1組と20歳の女性2人の計4人と食事や洗濯などの世話役のペルビン・ムハンマドさん(39)が暮らす。 20歳の女性はアルビル出身で、15歳で結婚。その後、夫以外の男性と恋愛したことが家族に知れ、父に殺されかけた。また、もう一人の女性はスレイマニヤ出身で、12歳の時に男性2人組にレイプされ、それを隠して結婚。その後、事実を知った夫が女性の父に「事実を隠して結婚させた」と抗議。父は女性を殺害することを夫に約束したという。 女性たちは同党機関紙などで施設の存在を知って駆け込んだ。皆は「ここは家族のような雰囲気でリラックスして暮らせる。殺される心配がなくなった」とフセイン政権崩壊でこうした施設ができたことを喜ぶ。しかし、将来については「一生、家族の元に帰る日は来ないと思う」と口をそろえた。 |
京都 |
2010/07/11 |
刊 | 面 | No .N176k100711xxx |
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イラン/タブリーズ |
女 |
43 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20100711000001 | ||||||||||
見出し: 石打ちでの死刑、見直しも イラン、姦通罪の女性に |
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メモ : イラン司法当局は、姦通罪に問われ、同国北西部タブリーズの裁判所で2006年に石打ちによる死刑が言い渡されていた女性(43)に対して「刑の見直しや上訴審の準備がある」と伝えた。AP通信などが2010年7月10日、報じた。 女性への刑執行をめぐっては、欧米メディアや国際人権団体から非難の声が上がっていた。イラン人権評議会は9日、刑の見直しは欧米の圧力によるものではないとし「石打ち刑をほかの刑に変えることは珍しくない」と主張した。 石打ち刑はイスラム法(シャリア)が根拠で、DPA通信によると、イランでは、死刑囚が男性の場合は下半身を、女性の場合は首まで土に埋めて身動きができないようにし、死亡するまで石を投げる刑罰とされ、国際的批判を受けている。 |
読売 |
2001/04/24 |
朝刊 | 6面 | No .N176y010424m6 |
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イラン/ホラサン州 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 売春・麻薬歴の女性連続殺人/イランの聖地/保守過激派組織犯行か |
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メモ : イスラム教シーア派の聖地、イラン北東部ホラサン州マシャドで2000年7月以来、27歳から50歳の売春や麻薬使用の犯罪歴がある女性ばかり12人が相次いで殺害される事件が発生。「社会浄化」を狙う保守過激派集団による組織的犯行の疑いが強まり、国会や司法府が調査に乗り出した。 犠牲者はいずれも頭髪と体を覆うへジャブ(イスラム式服装)用に、被害者自身が付けていたスカーフなどで絞殺、放置されていた。 警察は容疑者として22歳の男性を逮捕したが、翌日にも売春の犯罪歴がある女性が殺され、組織的犯行との見方も出ている。 保守過激派から見ると、イスラムの戒律や社会規範のゆるみともとれる状況がハタミ政権が掲げる改革路線の進展で広がっている。警察はそれに不満を持つ集団の犯行と見ている。 |
朝日 |
2001/03/17 |
朝刊 | 8 |
面 | No .N176a010317m8 | |||||
イラン |
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シリーズ・特集;世界のくらし | ||||||||||
見出し: 戒律厳しいけど…輸入化粧品ブーム/『目立たぬ色』で目立ちましょ/イラン |
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メモ : 女性が人前で化粧をした顔を見せるのは「不道徳」とされるイランで、ヨーロッパの化粧品が人気。経済自由化の実験場、ペルシャ湾のキッシュ島では、イラン革命後初の化粧品の展示会も開かれ、中国やロシアのメーカーも出展した。 イスラム教の慣行や世間の目といった制約の中で、女性たちはしたたかにおしゃれを楽しんでいる。ポイントは「目立たない色彩」とか。 1997年のイスラム革命後、戒律を重んじる風紀警察が派手な化粧の女性から罰金を徴収した事もある。取締が緩み始めたのは4年前。開放・自由化を呼びかけるハタミ師が大統領になってからだ。今では町のあちこちで、フランスやイタリアの化粧品の広告を見かける。日本の商品も近く入荷する予定という。 テヘラン中心部のビジネス街の化粧品店女性店員の話 「一番の人気は茶色系の口紅ね。マニキュアは薄い紫色や淡い黄色。ここはイスラム教の国だから…」 30代の女性客 「美しくなるのに不都合なんてあるかしら」 |
朝日 |
2001/01/25 |
朝刊 | 7 |
面 | No .N176a010125a7-1 |
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イラン |
イラン護憲評議会 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 留学奨学金 女性認めず/イラン保守派、「戒律違反」と待った |
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メモ : 女性も男性と同等に海外留学の奨学金を支給すると言う新法に、イランの護憲評議会が待ったをかける。1997年のイスラム革命以降女性の留学をはばんでいた法律の改訂がまたしても困難に。 イランの大学生の半数は女性でありながら「既婚女性の海外渡航は原則として夫の、未婚女性は父親か保護者の許可が必要」という判断。 管理人:宗教との関りは複雑。女性の解放、男女平等の道は険しい! |
読売 |
2000/04/18 |
朝刊 | 6 |
面 | No .N176y000418m6 |
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イラン/テヘラン |
ハネ・レイハネ |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: イラン 若い女性の家出急増/「駆け込み寺」に97人/伝統的家族制度への反乱 |
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メモ : イランで、家庭不和などを理由とする若い女性の家出が急増。テヘラン市は1999年10月、家出女性を保護する施設「ハネ・レイハネ」(安息の館)を開設した。これまでに保護された女性は97人、現在共同生活を送っているのは、みな10代の22人。 女子中学生のサラさん(15)は、今年初めに家を出た。両親の勧めで結婚したが、夫は麻薬常習者だった。離婚を求めたが音にも両親にも無視された。発作的に家を出てテヘランに状況。その日の内に保護されてレイハネに収容された。レイハネが仲介に乗り出し、夫は離婚に応じ、サラさんは2ヶ月後に実家に戻った。 1979年のイスラム革命後、イスラム法(シャリーア)に基づく家族制度の下で、女性は自分の意志だけでは結婚も離婚もできず、家に縛られる。 家出急増の理由を女性弁護士のメヘランギズ・カールさんは次のように分析する。「女性たちの意識が変化し、自由や自立を求めるようになった。家出は、旧態依然の家族制度に対する女性の反乱」 意識変化の大きな要因は、女性の教育水準の向上。大学進学者の男女比は革命前、男性が7割だったが、1998年に逆転し、今では女性が52%を占める。男性と対等の権利や自由を求める10代の女性は確実に増加している。 2000年2月、国会議員に初当選した改革派の女性ジャミレ・カディバルさん 「家庭での男女平等を確立するためには、イスラム法の近代的解釈を通じて、家族法を改正することが必要です」 |
京都 |
2009/09/14 |
刊 | 面 | No .N176k080914xxx |
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インドネシア/アチェ州 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091400195&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 石打ち死刑法案が可決 インドネシア・アチェ州 |
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メモ : 【ジャカルタ共同】インドネシア北西端アチェ州議会は2009年9月14日、配偶者以外と性交渉を持つ姦通罪で有罪判決を受けた場合、石打ちによる死刑を実施する法案を可決した。しかし、アチェ州政府は反対しており、州議会の特別委員会で協議し法案の修正を目指す方針。 石打ち刑は、2002年に同州で施行されたイスラム法(シャリア)が根拠。賭け事や売春をした人へのむち打ちは既に実施されている。人権団体が議会前でデモを行うなど、法案には強い批判の声が上がっている。 法案によると、姦通罪の証明には4人の証人が必要。また、独身者が婚前交渉した場合には、むち打ち100回の罰を受けることも明記した。 法案には州知事の署名が必要だが、署名がない場合でも可決から1カ月後に自動的に施行される予定。アチェ州のナザル副知事は「委員会で協議し、罰金や禁固への変更を求め、むち打ち回数も減らしたい」と法案修正を図る方針を明かした。 |
朝日 |
1999/11/30 |
朝刊 | 8 |
面 | No .N176a991130m8 |
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インドネシア |
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シリーズ・特集;変容するイスラム 10 | ||||||||||
見出し: 女性と魔術/土着化した穏健路線 |
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メモ : ラマダン(断食月)を前に、インドネシアでは結婚式ラッシュが続いている。聖なる月の前に結ばれたカップルは幸せになれると信じられているからだ。 結婚式の招待客の選定から会場の設営まで、花嫁の側が仕切る。 イスラムには「女性を家庭に閉じ込めようとする宗教」というイメージが付きまとう。だが、ジャカルタのイスラム高等学院のアズユマルディ学長は「聖典コーランには、そのような教えはない」と断言する。 預言者ムハンマドは女性に相続権を認めるなど、むしろ女性の地位向上に尽くした。ところが、彼の死後、古い慣習にしがみつく解釈がまかり通って来たという。アズユマルディ学長は「それは女性を下僕扱いして来た中東という地域の問題でありイスラムと直接の関係はない。コーランは、時代の変化に合わせて解釈すべきなのだ」という。 インドネシアでは1974年に新しい婚姻法が制定され、夫に一方的な離婚を認める制度や4人の妻帯などは廃止された。守旧派の抵抗を押し切ったのは独立心が強く行動的な女性たちだった。 人口2億人の9割がイスラム教徒という、世界最多の信者を抱えるインドネシアのイスラムを特徴づけるのは、女性の強さと「魔術との共存」といわれる。 ジャワでは今も病気を癒し願いをかなえてくれる白魔術と、よこしまな願望の実現を手助けする黒魔術が広く信じられている。ワヒド大統領の祖父も創設メンバーの一人である「ナフダトゥル・ウマダ」は「コーランも超自然的な力の存在を認めている」と神秘主義を肯定する。 ワヒド大統領は「イスラムは苦にや民族の枠を超え、人類全体を語る宗教にならなければならない」と訴え、新しいイスラムのあり方を模索する呼び掛けをしている。 |
京都 |
2009/12/17 |
刊 | 面 | No .N176k091217xxx |
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エジプト |
ウマイヤ・ハッサン | |||||||||
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009121700180&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 女性よスカーフ脱がないで アルカイダ幹部の妻訴え |
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メモ : 【カイロ共同】国際テロ組織アルカイダのナンバー2、ザワヒリ容疑者の妻を名乗る女性が2009年12月17日、イスラム教徒の女性のスカーフ着用を規制する欧州などでの動きに対抗し、イスラム女性にスカーフを脱がないよう訴える声明をウェブサイト上で出した。アルカイダ幹部の妻が声明を出すのは初めてとみられる。 ドイツで2009年7月、スカーフ着用を理由にエジプト人女性が刺殺される事件が発生。フランスでは長年、スカーフ規制の是非が議論になっていることなどを念頭に置いているとみられる。 ウマイヤ・ハッサンという女性の名で出された声明は「反スカーフ・キャンペーンは、イスラムと異教徒の最も激しい戦い」と指摘。「異教徒たちはイスラム女性たちに信仰を捨て、服装や身なりを変えさせようとしている」と批判した。 また、イスラム教徒の女性たちに、パレスチナやイラクなどでの「聖戦」に加わるイスラム戦士たちを支援するよう要請。 別の声明では、アフガニスタンやイラク、ソマリアなどのイスラム女性たちに「勝利までの忍耐」を呼び掛けた。 |
京都 |
2009/10/14 |
刊 | 面 | No .N176k091014xxx |
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エジプト | アズハル/タンタウィ師 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009101400139&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 「顔隠すベールは禁止」に反発 イスラム指導者発言にアラブ社会 |
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メモ : エジプトのイスラム教スンニ派最高権威機関アズハルの指導者タンタウィ師がこのほど、イスラム教徒の女性が顔全体を隠す黒いベール「ニカブ」について「宗教的な義務でなく、学校内では着用しないように」とアズハル付属学校の学生に指導し、アラブ社会に反発が広がっている。 エジプト女性は髪だけを隠す「ヒジャブ」姿が一般的だが、近年はイスラム色の強まりからニカブ着用の女性も増加。 AP通信などによると同師は2009年10月初め、ニカブ姿の女子学生に「ニカブはただの慣習だ。わたしはあなた方の両親より宗教を知っている」と述べ、構内でニカブを着用しないよう指導した。 発言の背景には、学生の身元確認を容易にして治安対策に役立てることや、イスラム原理主義勢力の拡大を警戒するエジプト政府への配慮があるとみられるが、カイロ大で女子学生数十人が抗議デモを行うなど保守層を中心に波紋が広がった。 穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」系のハムディ・ハッサン議員は「ニカブは有益だ。アズハルはベリーダンスの学校ではない」と激しく非難。国外にも批判は広がり、ニカブ姿の女性が多いクウェートの保守派国会議員も「恥知らずで、まともな発言ではない」と反発した。 タンタウィ師は8日、ニカブ禁止は女子の教室と女子寮内のみとし「校庭での着用は構わない」とトーンを弱めたが、批判は収まっていない。 |
朝日 |
2008/10/26 |
夕刊 | 16 |
面 | No .N145a081026xxx | |||||
エジプト |
女性書記官 |
女 |
34 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008102600023&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: エジプト初の女性結婚登録官 保守派は「反対」 |
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メモ : イスラム教徒が圧倒的多数を占めるエジプトで、結婚登録を担当する初めての女性書記官となったアマル・アフィフィさん(34)が、首都カイロ北部近郊のモスク(イスラム教礼拝所)で2008年10月25日、カップル1組の結婚式に立ち会い、仕事を開始した。中東通信が伝えた。 保守的なイスラム法学者らは、イスラム法が法廷での女性の証言は、2人で初めて男性1人の証言と同等にみなされるとしているとして、女性の結婚登録書記官1人だけが署名した結婚届は認められないとの立場。 アフィフィさんは2007年、結婚登録書記官になりたいとエジプト政府当局に申し出たが、法務省は申請を却下。アフィフィさんはこれにめげず家庭裁判所に不服を申し立て、最終的に訴えが認められた。家裁側はアフィフィさんについて「優れた法律運用の能力がある」と評価した。 |
朝日 |
2001/04/02 |
夕刊 | 16 |
面 | No .N145a010402e16 | |||||
エジプト |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「代理母は反イスラム」/エジプト宗教界が容認を退ける判断 |
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メモ : イスラム教学の最高学府エジプト・アズハル大学の最高指導者タンターウィ師はこのほど、代理は派を容認すべきだとする主張を退ける宗教上の判断(ファトワ)を下した。 婚姻関係が混乱しかねない事などを理由に挙げ、「女性の子宮を夫以外の精子や他人の受精卵、胎児などに使う事は認められない」とし、冷凍した精子を夫の死後に受精させる事も「死とともに婚姻関係は消滅する」として禁じた。 同大学の宗教科学部長で科学の進歩をイスラムに適合させていくべきだとするアブデル・バユーミ師が「子宮で胎児を育てるのは、乳母による養育と変わらない」と容認する考えを示し、教義上の論争になっていた。 バミーユ師は「子どものできない夫婦にとって朗報になる」と主張していたが、保守派は「イスラムは4人まで妻帯を認めており、子どもが欲しければ2人目の妻をめとればいい」などと一蹴した。 |
京都 |
2013/10/27 |
刊 | 面 | No .N176k131027xxx |
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サウジアラビア |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20131026000074 | ||||||||||
見出し: サウジで女性一斉運転 解禁求め、63人参加か |
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メモ : 世界で唯一、女性の運転が禁じられているサウジアラビアで2013年10月26日、解禁を求める団体が女性の一斉運転を呼び掛け、AP通信は計63人が運転したとの団体側の話を伝えた。13人がビデオ映像を寄せ、50人が電話などで連絡してきたという。サウジ政府は摘発を警告してきたが、逮捕などの情報はない。 参加者数が事実なら、これまでの一斉運転では最大規模とみられる。呼び掛けた女性の一人、エマン・ナフジャンさんは共同通信の電話取材に「きょうは解禁運動を象徴する日だが、これで終わりではない。 |
産経 |
2012/01/06 |
刊 | 面 | No .N176s120106xxx |
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サウジアラビア |
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シリーズ・特集;http://sankei.jp.msn.com/world/news/120106/mds12010608340002-n1.htm | ||||||||||
見出し: 女性下着店員に男は駄目 サウジ、やっと不満解消 |
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メモ : 女性が接客業に就くことが原則禁止されているサウジアラビアで、女性用の下着や服の販売店については、男性店員を禁じ女性店員だけを認める法律が2012年1月5日、施行された。女性団体は「要求が実現した」と歓迎している。アラブのメディアが伝えた。 イスラム教の戒律を厳格に守るサウジでは、不特定多数の男性との接触を避けるため女性の就労を規制。女性下着店にも男性店員しかおらず、女性からは「バストのサイズを知られるのは嫌」などと不満が強かった。 2006年には女性の就労機会拡大という狙いもあり、女性服飾店の店員を女性だけに限る法律が施行されるはずだったが、宗教界の猛反対で挫折。これに対し女性による抗議の不買運動も起きた。2011年、女性の地位向上に積極的なアブドラ国王があらためて同法の施行を決定していた。 |
京都 |
2011/05/17 |
刊 | 面 | No .N176k110517xxx |
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サウジアラビア |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20110517000013 | ||||||||||
見出し: 「世界最大」の女子大開校 サウジ、学生5万人 |
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メモ : 2011年5月16日付のサウジアラビア紙アラブ・ニューズなどによると、同国初の国立の総合女子大「ヌーラ・ビント・アブドルラハマン王女大学」が15日開校し、首都リヤド郊外のキャンパスで式典が行われた。同紙は、最終的に約5万人が学ぶ「世界最大」の女子大になるとしている。 女性の車の運転が禁止されるなど、保守的なイスラム社会のサウジでは、教育の場でも男女の同席が厳しく規制され、女性が教育を受ける機会が制限されてきた。 同大学の創設は、教育改革を進めるアブドラ国王が提唱。総工費は約53億ドル(約4300億円)で、15の学部があり、薬学、医学、経営学、コンピューターサイエンスなども学ぶことができる。 |
京都 |
2010/12/26 |
刊 | 面 | No .N176k101226xxx |
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サウジアラビア |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20101226000003 | ||||||||||
見出し: 女子高の運動会は「違法」 サウジ教育省が調査 |
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メモ : 【カイロ共同】女子校での体育教育が禁止されている保守的なイスラム社会のサウジアラビアで、六つの女子高がバスケットボールなどの対抗戦を開催、教育省が「こうした運動会は違法」として調査に入る騒ぎになっている。サウジ英字紙アラブ・ニューズが2010年12月26日までに伝えた。 サウジでは、車を運転できないなど女性に対するさまざまな規制があり、有力王族が昨年、女子の体育教育解禁に理解を示す発言をして話題になったほど。 対抗戦は西部ジッダで12月8日に開催。約200人の女子高生がバスケットボールのほか水泳や体操などの種目に参加、主催者は「サウジで初めての試み」としていた。 ところが、その様子がメディアで流れると、参加したハムラ女子高のファリダ・ファルシ理事長に抗議が寄せられたという。 |
朝日 |
2010/08/16 |
面 | No .N176a100816xxx |
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サウジアラビア |
サウジアラビア・日本女性経営者文化・経済交流協議会 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/international/update/0816/TKY201008150311.html | ||||||||||
見出し: サウジ女性、日本製品に関心 現地で調査、文具など人気 |
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メモ : サウジアラビアの女性はブランド好きで、商売熱心、日本製品に関心が高い――。日本の女性経営者らが現地で実施した調査から、こんな結果が明らかになった。2010年7月には「サウジアラビア・日本 女性経営者文化・経済交流協議会」も発足、男女が同席しにくいイスラム教国での市場開拓を目指す。 銀座テーラーグループの鰐渕美恵子社長を団長に女性経営者ら5人が2〜3月、約100点の日本製品を持ってサウジアラビアを訪問した。 50人の女子大生を対象とした調査では、文房具やお菓子が特に好評だった。書いた後に簡単に消すことができるボールペンは全員が「欲しい」。低カロリーのクラッカーも85%が「おいしい」、60%が「実際に入ってきたら買いたい」と答えた。ダイエットへの関心は非常に高かったが、こんにゃくゼリーは食感が嫌われた。70%がスキンケアをしており、肌の悩みは「オイリー」40%、「ドライ」30%だった。 また、銀行やスパ、エステサロンなどへの訪問を通じて、富裕層の女性の多くが自分名義の銀行口座を持ち、体を覆う民族衣装「アバヤ」の下にフランスやイタリアの高級ブランドの洋服を着ていることも分かった。 日本貿易振興機構によると、サウジアラビア人の平均月収は推定35万円。出生率が高く、人口の約4割は15歳未満で、子ども用品市場の伸びも期待できるとしている。 鰐渕社長は「売り込む分野を見極め、日本をよく知る現地パートナーを見つけることが重要」と話す。アブドゥルアジーズ・トルキスターニ駐日サウジアラビア大使は「サウジアラビアはイスラム教徒のマーケットでもある。(世界中から)巡礼に来て、お土産を買って帰る」と市場の潜在力を強調している。 |
京都 |
2009/10/26 |
刊 | 面 | No .N176k091026xxx |
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サウジアラビア |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009102600019&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 性遍歴告白番組に関与でむち打ち サウジ裁判所、女性記者に |
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メモ : サウジアラビア西部ジッダの裁判所は2009年10月24日、3代のサウジ人男性が自分の性遍歴を告白したテレビ番組の製作に関与したとして、サウジ人女性記者(22)にむち打ち60回の判決を言い渡した。AP通信が26日までに伝えた。 サウジはイスラム教の中で最も戒律に厳格なワッハーブ派が国教。裁判所は7日「不道徳な行為」で訴追されていた男性に禁固5年、むち打ち千回の判決を言い渡している。 APによると、24日の判決は女性記者が「(不道徳な)番組の準備や宣伝にかかわった」と指摘した。しかし、記者は「関与しておらず見せしめ」と反発しており、近く控訴するとみられる。 番組は7月中旬、レバノンの衛星テレビで放映。男性が14歳の時の初体験や携帯電話を使って女性を誘ったことなどを話し、サウジ国内で反発が広がった。 |
京都 |
2008/10/30 |
刊 | 面 | No .N176k081030xxx |
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サウジアラビア |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008103000048&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: サウジに初の女子大創設へ 近代化目指し国王が決断 |
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メモ : イスラム教の中で最も戒律が厳しく保守的なワッハーブ派を国教とし女性の車両の運転も禁止してきたサウジアラビアが、女子専用の初の総合大学を創設することになり、首都リヤド郊外で2008年10月29日、建設工事の起工式が行われた。女性が学ぶ機会を得ることが難しかった医学、経営学、外国語などを教える。ロイター通信が伝えた。 サウジの宗教指導層は女性の教育、労働の機会拡大に強く抵抗してきたが、近代化に向け女性の雇用拡大は不可欠と考えたアブドラ国王が、女子大の創設に踏み切った。アッサーフ財務相によると完成は2年後の予定。 ロイターによると、私立の女子単科大学は既に複数ある。 サウジでは、女性は親や夫以外の男性と接するべきでないとされ、不特定多数の男性と接する機会のある外出の際は、目だけを出したアバヤと呼ばれる衣装で頭から足元まで覆う。2002年には西部メッカの女子校で火災が発生、アバヤなしで避難してきた生徒らを宗教警察が校舎内に押し戻し、多数の死傷者を出す事件もあった。 |
読売 |
2001/05/20 |
朝刊 | 6 |
面 | No .N176y010520m6 | |||||
サウジアラビア |
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シリーズ・特集;地球 ON-LINE | ||||||||||
見出し: ナンパ?学生ムチ打ちの刑 |
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メモ : 厳格なイスラム強国で知られるサウジアラビアで、女性に交際を迫ろうとした高校生と大学生計7人がムチ打ち15回の教育的指導≠受けた。地元紙によると、女性に話し掛けたり、電話番号を伝えたりした事に対する罰だが、中にはウインクや口笛だけでお仕置きされた少年もいたという。 |
朝日 |
2014/05/17 |
刊 | 面 | No .N176a140517xxx |
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スーダン |
女 |
27 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/articles/ASG5J0PCBG5HUHBI03F.html | ||||||||||
見出し: イスラムからキリスト教に改宗した妊婦に死刑 スーダン |
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メモ : スーダンの裁判所は2014年5月15日、イスラム教からキリスト教に改宗したとして背教行為の罪で27歳の女性に死刑判決を言い渡した。裁判を巡っては、欧米諸国が「信教の自由の尊重を政府に求める」と声明を出していた。 スーダンは、シャリア(イスラム法)を導入しているが、シャリアに反する「罪」によって、極刑が言い渡されるのは異例。AFP通信によると、女性は判決の前に3日間、イスラム教に戻るための猶予が与えられていた。首都ハルツームで開かれた裁判の中で女性は「私はキリスト教徒だ。背教の罪は犯していない」と訴えた。 女性は、南スーダン人のキリスト教徒の男性と結婚し、妊娠8カ月。異教徒の男性との関係に関しても、不貞の罪でむち打ちの刑の有罪判決を受けた。 スーダン政府は「スーダンだけではなく、すべてのイスラム国家で改宗は許されない」としている。(ナイロビ=杉山正) |
朝日 |
2009/09/11 |
刊 | 面 | No .N176a090911xxx |
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スーダン |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/international/update/0908/TKY200909080054.html | ||||||||||
見出し: ズボンはいたら「わいせつ罪」 スーダンで女性が罰金刑 |
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メモ : スーダンの首都ハルツームで、ズボンをはいていたという理由で女性が「わいせつ罪」容疑で逮捕、起訴される事件があり、ハルツームの裁判所は2009年9月7日、この女性に罰金500スーダンポンド(約2万円)の支払いを命じた。AP通信などが報じた。通常、わいせつ罪にはむち打ち刑が適用されるが、「非人道的だ」として国際社会の反発が強まり、裁判所の判断が注目されていた。 女性は元国連職員で地元紙記者のルブナ・フセインさん。フセインさんは罰金の支払いを拒否し、収監された。 フセインさんは7月3日、ハルツームのレストランでズボンをはいて食事中に知り合いの女性12人とともに警察に逮捕された。イスラム法に基づくスーダン刑法では、女性の脚線が明らかになるズボン着用はわいせつ罪にあたり、40回以下のむち打ち刑が科せられる。 逮捕された13人のうち10人は、逮捕後に各10回のむち打ち刑を受けたが、フセインさんは裁判で争うことにし、わいせつ罪やむち打ち刑の問題を国際社会に訴えていた。 |
京都 |
2011/01/11 |
刊 | 面 | No .N176k110111xxx |
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ソマリア |
イスラム過激派組織アッシャバーブ |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20110111000007 | ||||||||||
見出し: 男女の握手、会話禁止 ソマリアのイスラム過激派 |
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メモ : 【ジュバ(スーダン南部)共同】AP通信などによると、ソマリアのイスラム過激派組織アッシャバーブは2011年1月10日までに、首都モガディシオ周辺の二つの町で、男女が公共の場でみだりに握手したり、会話したりすることを禁止した。違反した場合は禁錮やむち打ち刑などが科されるという。 アッシャバーブはモガディシオを含む同国中南部を実効支配し、厳格なシャリア(イスラム法)を適用、暫定政府軍と戦闘を続けている。これまでに映画観賞や音楽、サッカー観戦などを「欧米的」として禁止している。 |
朝日 |
2001/06/22 |
朝刊 | 27 |
面 | No .N176a010622m27 |
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ソマリア |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: アフリカ・ソマリアの女性器切除/因習と闘う女性たち |
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メモ : アフリカのイスラム教国ソマリアでは、女性の性欲を抑制し、縫合によって処女性を守るというねらいによる女性器切除(FGM)の因習が世界で最もはびこっている。その苦悩をくぐり、孫を持つ代になった女性たちが、因習の一掃に立ち上がっている。 国連児童基金(ユニセフ)の昨年の調査によると、ソマリアでは95〜98%の女性が早いと5歳、遅くても10歳までにHGMの手術するのが一般的。外性器を鋭利な刃物で完全に切除した上、性器を縫合する。外性器の一部を切り取る方法や、傷をつけるだけの方法もある。 しかし、手術時の出血死や、感染症の危険性は大きく、性器の縫合により尿が出にくくなったり、生理不順の原因になったりすることもある。また、出産の時に、母子とも危険な状態になることもある。 宗教、文化、家族制度、処女性の重視などが因習一掃の前に立ちはだかっている。また、女性を苦しめるFGMに最も固執しているのが母親や祖母たちだといわれる。 因習は子供たちの心にも深く根を下ろしており、、女性活動家が、外性器に傷を付けるだけの方法で娘にFGMをさせたところ、娘は他の子と違うことに気付いて悩み、手術をやり直したという。 ソマリア各地で組織されているFGMに反対する女性のグループがFGMの害を訴えた結果、イスラムの多くの宗教家たちが、宗教的な根拠はないと支援するようになったという。 管理人:関連サイトL176はこちらから |
朝日 |
2011/07/22 |
刊 | 面 | No .N145a110722xxx | ||||||
中国/新疆ウイグル自治区 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/international/update/0722/TKY201107220556.html | ||||||||||
見出し: 新疆の警察襲撃「女性の黒いベール禁止引き金」 |
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メモ : 中国の新疆ウイグル自治区ホータンの警察署が襲撃された事件で、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは2011年7月22日、イスラム教徒の女性が黒いベールなどを着用することを地元政府が禁じたことが、引き金の一つだったと報じた。 目撃者は同紙に対し、警察を襲撃したのは20〜35歳くらいのウイグル族の男たちだったと証言。女性が頭にまとう黒いベールや、頭から足元までを覆う黒い服の着用を禁じられたことに抗議していたという。 これに対し、地元政府当局者は同紙に、数カ月前からこうした衣装の着用を控えるよう求めていることを認めた。「宗教過激派に影響されやすく、武器も隠しやすいうえ、治安に悪影響を及ぼす」と説明。「美しい顔を見せ、美しい髪をなびかせよう」という標語を使っていたという。治安当局は事件を「平和的なデモではなく組織的なテロ」とする立場を崩していない。 |
朝日 |
2003/09/27 |
刊 | 面 | No .N176a030927xxx |
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ナイジェリア |
女 |
31 |
アミナ・ラワル |
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シリーズ・特集; http://www.asahi.com/international/update/0927/014.html | ||||||||||
見出し: 石打ち死刑判決の女性に逆転無罪判決/ナイジェリア |
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メモ : ナイジェリアからの報道によると、婚外性交渉で子どもをもうけたとして姦通(かんつう)罪に問われたアミナ・ラワル被告(31)に、上級イスラム法廷が石打ち刑による死刑を言い渡していた問題で、同国北部カツィナの上級審は2003年9月25日、同被告に無罪判決を言い渡した。 アミナさんは2002年3月、同国北部12州で導入されたイスラム法(シャリア)に基づき死刑を言い渡されたが、判決を不服として控訴していた。刑の残酷さなどから人権団体などが反対運動を起こし、昨年同国で開催予定だった「ミス・ワールド世界大会」で各国代表もボイコットを表明するなど批判を集めていた。 |
朝日 |
2002/08/21 |
朝刊 | 7 |
面 | No .N176a020821m7 |
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ナイジェリア |
アミナ・ラワル |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 婚外性交渉/判決は死刑/ナイジェリア女性に/上級イスラム法廷 |
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メモ : ナイジェリアからの報道によると、アブジャの北約300キロにあるフントゥアの上級イスラム法廷は2002年8月19日、婚外性交渉の罪に問われたアミナ・ラワル被告に対する石打ちによる死刑を支持する判決を言い渡した。被告が3月の死刑判決を不服として控訴していた。弁護側は上訴の構えだ。 離婚後に娘を産んだ被告は子供の父親を名指し、結婚する約束を得ていたと訴えたが、男性は否定したという。 ナイジェリアではここ2年ほどの間に、北部12州が次々とイスラム法(シャリア)を導入。婚外性交渉で女性が死刑判決を受けるのは2度目だ。刑の残酷さや女性に極端に不利な裁判のやり方などに批判が高まっている。 国際的にも注目された1人目の女性は2002年3月、「シャリア法導入以前の行為だった」とする上級イスラム法廷の判断で放免された。 |
朝日 |
2002/03/29 |
朝刊 | 7 |
面 | No .N176a020329m7 |
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ナイジェリア |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 女性の石打ち死刑、明暗/ナイジェリア |
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メモ : ナイジェリアからの報道によると、イスラム法(シャリア)を導入している北部の2州で、女性の婚外性交渉に対する石打ち刑をめぐり、二つの判断が示された。 ソコト州では、石打ちによる死刑をいったん言い渡された女性に対し2002年3月25日、同法による刑が導入される前の行為であったことなどから無罪の判断が出された。 同国内外の人権保護団体などが、女性の処刑撤回を求めて活動していた。 一方、同じ北部のカチナ州では、別の女性に婚外性交渉の罪で石打ちによる死刑が言い渡された。 シャリアによれば、結婚していない女性が子どもを産めば、罪は証明されるという。一方で男性側の婚外性交渉を裁くことは難しく、不公平さについても議論が持ち上がっている。 |
CNN |
2014/06/29 |
刊 | 面 | No .N176c140629xxx | ||||||
パキスタン |
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シリーズ・特集;http://www.cnn.co.jp/world/35050096.html | ||||||||||
見出し: パキスタンでまた「名誉殺人」、新婦の家族が自首 |
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メモ : パキスタン北東部パンジャブ州の警察は2014年6月28日、18歳の娘の結婚に反対する父と複数のおじが娘と新郎(26)をおびき出し、首を切断するなどして殺害する事件が起きたと報告した。2人は今月18日に反対を押し切って結婚したばかりだった。 パキスタン内で多発する、結婚問題などで家族の意向に応じない女性が殺害される「名誉殺人」の新たな事件となっている。 犯行の現場は同州サトラ村で、新婚カップルは縛られて、殺害されていた。犯行の目撃者などはいなかったが、女性の家族が警察に自首し、投獄された。 国連によると、名誉殺人の犠牲者は毎年約5000人に達する。しかし、女性の権利擁護団体などは実際の数字はより多数と見ている。パキスタンでは地方部での発生が多く、2013年の犠牲者数は869人とされる。同国では名誉殺人は家族の内輪の問題と受け止められ、警官を含め干渉しない事例も再三あるという。 パキスタン北部ハフィザバード市では今月初旬、118歳女性が望む結婚に反対する家族が女性を銃撃した上、袋詰めにして運河に投げ捨てる事件が発生。一命を取り留めた女性は、撃ったのは父と兄弟と証言していた。 また、ラホールでは先月、家族の意に添わない男性と結婚、妊娠していた25歳女性が、約20人に襲われ、レンガなどを投げ付けられて殺される事件も起きていた。20人には女性の家族も含まれていた。 |
朝日 |
2014/05/28 |
刊 | 面 | No .N176a140528xxx | ||||||
パキスタン |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/articles/ASG5W7768G5WUHBI02J.html |
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見出し: 恋愛結婚許さず、父親らが石投げ女性を殺す パキスタン |
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メモ : パキスタン東部ラホールの高等裁判所前で2014年5月27日、恋愛結婚した花嫁が、結婚に反対する父親らに石を投げつけられ殺された。地元テレビは、保守的な社会がもたらした悲劇として、大きく報じている。 報道によると、亡くなったのは、東部ファイサラバード出身のファルザナさん(25)。家族の意向で、いとこの男性と婚約させられていたが、別の都市に住む男性と恋愛の末、数カ月前に結婚した。 父親が花婿を誘拐容疑で告訴したため、ファルザナさんは「自分の意思で結婚した」と証言しようと高裁を訪れた。すると、待ち構えていた父親や兄、いいなづけの男ら10人あまりがれんがなどを投げつけて殺した。逮捕された父親は「名誉のためにやった」と供述しているという。 パキスタンでは、結婚相手を親が決めるケースが一般的で、恋愛結婚をタブー視する風潮がある。だが、裁判所の前で、警察官や通行人が傍観する中、白昼堂々と殺人事件が起きたことに衝撃が広がっている。(イスラマバード=武石英史郎) |
朝日 |
2000/04/06 |
朝刊 | 9 |
面 | No .N176a000406m9 | |||||
パキスタン |
文相 |
女 |
40 |
ズベダ・ジャラル |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: パキスタン/親が決めた結婚に背いた娘を殺す「名誉殺人」を文相追放へ/殺人許す法律ない 悪習の禁止法準備 |
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メモ : 父親が定めた結婚相手に背いた娘を殺す。そんなパキスタンの悪習「名誉殺人」に対し、「法律もイスラムも許していない」といいきって注目されているズベタ・ジャラル文相(40)が2000年4月4日、朝日新聞記者と会見し、「名誉殺人」を禁止する法律を作る事を明らかにした。 こうした人権への無理解を改善するには教育水準の向上が欠かせないと、義務教育を導入する計画だという。 文相は「このような殺人を許す法律はない。名誉を主張しようが殺人は殺人です。凶悪犯罪をやめるよう社会に訴えています」と話した。また、人権団体の報告を引用して、「年間300件以上」のこうした殺人の広がりを明らかにした。 「名誉殺人」とは、女性が親に背いて自分の選んだ相手と結婚したり、婚約者や夫以外の男性と親しくなったりした場合に、父親や兄弟が女性を殺し、「家族や部族の名誉を守るためにやった」と主張する事をさす。 また、パキスタンなど南アジアで報告される事が多い「調理用コンロの異常燃焼による主婦の焼死」が、「家族や夫による殺人と見られる」とも文相は明らかにした。 「名誉殺人」が広がる背景には、親が結婚を決める風習が残る一方、大学進学などで女性の交際範囲が広がった事がある。 文相は「女性への教育は不要だ」とする気風が根強い西部バルチスタン州の出身で、大学の授業には出席できず、試験だけ受けて卒業した。女児に就学の機会を与える学校を同州に開いたNGOの代表としても知られる。 ズベタ・ジャラル文相 「イスラム法もパキスタンの判例も、女性に結婚相手を自分で選ぶ権利を保障しています。イスラムは両親による強制的な結婚を認めていません。間違った慣習をやめなくてはいけない。」 「このような殺人はアラブ諸国や中東でもあります。1ヶ月前、ヨルダン王家が娘殺しを批判する発言をし、勇気づけられました」 |
京都 |
2009/09/18 |
刊 | 面 | No .N176k090918xxx |
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マレーシア |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091800067&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 未婚男女の性的行為にむち打ち刑 マレーシア |
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メモ : 【シンガポール共同】マレーシアの首都クアラルンプール近郊のイスラム法廷は2009年9月18日までに、結婚していないのに性行為をしようとした罪で、ともにイスラム教徒の男性(29)と女性(24)に対し、それぞれ罰金5千リンギット(約13万円)とむち打ち6回の判決を言い渡した。2人は罰金を支払い、むち打ち刑の執行停止を求めて上訴した。18日付同国紙ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。 判決によると、2人は恋人同士で5月16日夜、止めていた車の中で下着だけになるなどした。裁判官は2人にできるだけ早く結婚するよう勧告した。 マレーシアでは、イスラム教徒の婚姻や宗教倫理の関連事項についてイスラム法廷が裁く。最近では、ビールを飲んだ女性にむち打ち刑判決を下している。 |
朝日 |
2001/02/17 |
朝刊 | 7 |
面 | No .N176a010217m7 |
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マレーシア |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 未婚カップル100組ご用!/マレーシア/イスラム教に違反/バレンタインデーの夜に |
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メモ : マレーシア首都圏のスランゴール州で、バレンタインデーの14日夜から15日未明にかけ、州政府がホテルなどを捜索。「不倫カップル」約100組を取り調べた。国境のイスラムでは、未婚の男女が不審な場所で一緒にいる事を禁じているためだ。 地元紙によると、州政府イスラム問題巨区職員が公園などで計200組のカップルを発見。身分証明書で婚姻関係が証明できない104組を尋問。うち60組はキスなどの現場をおさえられたのに注意だけで釈放された。 検挙の基準に付いて当局は、「ホテルや車などの暗がりにいて、明らかに怪しい場合」と説明している。 つかまった44組のカップルは宗教法廷へ送られ、有罪になれば最高約9万円の罰金か2年以下の懲役となる。 |
朝日 |
2000/02/21 |
夕刊 | 11 |
面 | No .N176a000221e11 |
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マレーシア |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 夫の甲斐性を電脳管理?/マレーシア/複数の妻持つ男性は収入少ないと認めず/未婚の男女あいびきも監視 |
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メモ : イスラム教を国境とするマレーシアの連邦政府機関マレーシア・イスラム発展局は「イスラム情報システム」計画を5ヶ年で進める。複数の妻をめとる男性の結婚登録などイスラム独自の生活習慣に情報技術(IT)を導入するもの。 聖典コーランは妻たちへの公平な扱いを夫に義務付け、、豊かな収入も条件だ。男性信者の収入をデータベース化し、二人以上の妻を養えない場合には結婚を認めないなど、教義にそった指導を狙う構想だ。 「全マレーシア・イスラム党」のラムリ中央委員はITの導入を「社会のイスラムかに役立つので賛成」だと評価し、「若い男女が一緒にいる現場を見つけたとき、携帯端末で政府のデータベースと接続し、未婚かすぐに判明できるようになる」としている。 独身のマレー人地元記者 「友人が女性とバス停でバス待ちをしただけで、見回りの警官らに捕まり、宗教法廷に起訴された。ITで更に窮屈になる」 |
読売 |
2001/06/27 |
朝刊 | 6 |
面 | No .N161y010627m6 | |||||
ニューヨーク |
国連エイズ特別総会 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 国連エイズ総会/「性」巡り文明の衝突/イスラムと欧米 表記と団体参加で |
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メモ : 国連エイズ特別総会は、2001年6月27日に採択予定の「エイズ問題への取り組みに関する宣言」の「同性愛」や「売春」に関する記述を巡って紛糾。 宣言の当初案には、エイズに感染しやすいとされる「他の男性と性行為を行なう男性」「複数の相手と性行為を行なう者」などの健康を守る、との項目が含まれていた。 宗教戒律で同性愛や売春を厳しく禁じているエジプトやリビアなどイスラム諸国がこれに猛反発。 一方、性について比較的寛容なノルウェーやスウェーデンを始めとする欧州連合(EU)諸国は「現に存在するものを否定すべきでない」と、真っ向から反論した。 結局、「刺激的な表現」を取り除いた調停案が示されたが、強硬派のイスラム諸国は以前難色を示し交渉は一旦打ち切られた。 また、2001年6月25日には、米国のNGO「国際ゲイ・レズビアン人権委員会」の討論会出席を巡る一悶着も。同団体は参加を認められながら、イスラム諸国11カ国の反対で、「エイズと人権」をテーマとする分科会への参加を拒まれた。 これに対し、同団体を後押しするカナダが出席を認める決議案を提出。賛成62、反対0、棄権30で採択されたが、全会一致を目指す特別総会での投票は異例で、総会全体の行方に大きな不安を残すこととなった。 ●南アのエイズ対策「啓発」本格化 国連エイズ特別総会で、援助の枠組をもっとも必要としているのはサハラ以南のアフリカ諸国。世界最多の470万人のエイズ感染者を抱える地域大国南アフリカでさえ、まだ、国内の取り組みは緒についたばかり。 国連エイズ計画(UNAIDS)によると、貧困などで性産業に従事する女性の6割が感染者で、南アのクワズ−ルー・ナタール州の州都ダーバンで働く娼婦(20)は、「陽性なら死刑宣告と同じで、怖くて検査を受けられない」と話す。 南ア政府がエイズ対策を真剣に検討し始めたのは、感染者数が人口の1割を超えたと分かった、わずか1、2年前から。 複数の異性との性交渉が一部社会で慣例化しているため、エイズ対策の啓発活動そのものが半ばタブー視された側面もある。 エイズ予防の民間団体「ラブ・ライフ」のデビッド・ハリソン代表 「エイズがタブー視され、誤解や偏見がその拡大に拍車をかけてきた。オープンに語り合うことがもっとも有効な感染防止策だ」 |
朝日 |
2001/06/27 |
朝刊 | 6 |
面 | No .N161a010627m6 |
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ニューヨーク |
国連エイズ特別総会 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「同性愛差別なくせ」「一切認めぬ」/EU・イスラム国 対立/国連エイズ総会 |
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メモ : 2001年6月25日開幕した国連エイズ特別総会で、同性愛、売買春などによる感染を防ぐためにも人権に基づいた対策を取るべきだと主張するEUと、同性愛や同性結婚などは一切認められないと反発するイスラム諸国が激しく対立。 国連では2000年9月のミレニアム・サミット後から、エイズ特別総会で採択する政治宣言案作りを進めてきた。 草案の柱は、地球規模のエイズ健康基金の立ち上げの環境作りとエイズ禍対策への具体的目標設定。基金については合意。 予防や治療に着いても @ 15〜24歳までの感染を、最も感染率の高い国では2005年までに、世界全体では2010年までにそれぞれ25%減らす。このための国家目標を2003年までに作成する。 A2005年までに子供の感染率を20%減らし、2010年までに50%減らす などで合意。 しかし「エイズと人権」分野では協議がまとまらず、一旦打ち切って特別総会に入った。 EU側はエイズに感染した同性愛者などへの「あらゆる差別」をなくすことを強調。 そのため、UNAIDS(国連エイズ計画)と国連人権高等弁務官事務所が1996年9月にまとめた「エイズと人権に関するガイドライン」を政治宣言に盛り込むよう主張。 OIC(イスラム諸国会議機構・55カ国、地域)は「同性愛などを認めることはできない」と否定し、真っ向から対立している。 |