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作っている人も、これから作る人も

動力は何ですか?

動力は、重りで引き紐を引く事により、動力車を回転させます。 丁度、ハト時計と同じ原理です。 重りには2KGくらいのものを使っています。 グランドファーザータイプの時計でも重りで動いている時計もあります。 とにかくエコロジーな時計です。

針はどこですか?

この時計には針は付けていません。 勿論、針を付ける事はできます。そのための出力も用意していますが、 この時計の面白さは、厳密な時間というよりは、型や動き、音を楽しんで頂けたらと思います。 それ以前に、最初は動かす事、動きつづける事が難しいでしょう。

時間は正確ですか?

作り方しだいで全く違ってきますので、一概に正確とか正確でないとは言えませんが、 正確な時間がほしいのなら100円時計の方が間違いなく正確です。 ただし、歯車がある程度スムーズに動けば、振り子のタイミングをとることで 時計は正確な時間を刻むはずです。 振り子は、長さでタイミングが調整できますので、時間をかけて調整すれば なかなか良い線までいけると思います。

一番車のスペンサーはどう作るの?

一番車の設計図の左下にあるスペンサーは、12mmの円柱に6.5mmの穴あける必要があります。 これが、けっこうやっかいです。 この部品は一番車とフレームの位置関係を整えるスペンサーです。 元々の設計には無かった部品ですが、時計を動かし続けると フレームと歯車の隙間が安定しなかったため、追加した部品です。 私は、この部品を手元にたまたまあった、クラフト棒で作りました。 元々のクラフト棒は設計よりほんの少し大きめだったと思います。 ただし、穴あけには苦労しました。 というのは、ドリルのベンチに固定して穴をあけだしたのですが クラフト棒がかなりの摩擦熱をもち、煙が出てくる始末です。 クラフト棒はかなり堅い木でできているためこのようなことになります。 多分5、6本あけ直して、やっとできたと思います。 (燃えるやら、割れるやら、曲がるやらで・・・(^^;)) ただし、何も設計書どおり作る必要はありません。 ようは、フレームと歯車の間隔を整える物なので、棒状になっていなくてもいいわけです。 形状よりは間隔が大事なのです。 もし、工作が難しい場合は、木板に穴をあけて、適当な大きさに切ってもいいと思います。 この時、厚みが足りないようなら、何枚か通せばいいでしょう。 あるいは、大きめのクラフト棒に穴をあけて、削ってもいいでしょう。 この時二番車との間隔には注意して下さい。 一番車の軸から二番車の歯車までは約5mmはありますので、この隙間に気を付けて下さい。 フレームと歯車の隙間はあまりキッチリしすぎないようにして下さい。 その他の歯車にスペンサーが無いのは、一番車を固定すると ほかの歯車の位置はさほどずれないからです。

一番車の爪の作り方?

説明書6ページ「爪の作り方」の8行目〜9行目の「左右の長さ」「二本の爪で支える」の意味は、 図面の一番車の上部と下部の両方に爪があるということです。 図面の方でも片方を略してしまったのでよくわからなかったと思いますが、 爪は上下(左右)2つで止めるようになっています。 爪は6mmのクラフトに半分程穴をあけ、その中に差し込みます。 それを一番車に挿すわけですが、そのままでは歯止がありませんので、 隣に2mmの穴をあけてストッパー用の棒を挿します。 これで爪は歯車に蹴り出されてしまわないで、カチカチと止まります。 ホームページ(解説、動力) に一番車のクローズアップ写真がありますので参考にしてみて下さい。 「ます寿司」に心をとらわれ、説明が不十分で申し訳ありません。


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