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いってきました |
豪華フェリーでリゾート満喫 そして野人へ…(5) 2002年9月21〜24日 決行 ☆その5☆ やっと9月23日(月・祝)秋分の日 朝から温泉に浸かり、さっぱりした気分で松川温泉を出発。明るくなったところで温泉全体を見渡すと、ようやくこの宿の造りがはっきりと判りました。 せっかく松川を訪れたからには見逃せないのが、松川地熱発電所。日本ではじめての地熱発電所です。日本有数の温泉地でもあるこの八幡平一帯の地熱を利用して、蒸気タービンを回して電気を作っているのです。ちょろっと内部を見学。PRビデオを見ました。 よく地熱発電所というと、真ん中がくびれた円筒形の建物が出てきますが、これは発電機ではなくて蒸気を冷却する塔だったんですね。冷やされた水が塔のなかを流れ落ちているそうです。勉強になりました。 そう、この旅は日本の地下資源について考える旅でもあったのです。 さて、松川を下山すると雨が止んでいました。ぼくたちはずっと雲のなかにいたんですね。 下りたところは通称・東八幡平。次の目的地は「イーハトーブ火山局」です。 ここは、数年前から噴火の兆候がある岩手県の最高峰・岩手山の火山情報を知ることができる情報センターで、噴火時には地元・松尾村の災害対策本部となる施設です。国と県と村が立てた建物だそうです。実はここに勤めているのが、チーフのお友達Tさん。久しぶりに再会するのです。 イーハトーブ火山局では、お友達にいろいろと教えてもらいました。事前に資料も送ってもらっていたのですが、火山のこと、噴火のこと、実際に噴火した場合の影響のことなどが、図や映像でわかりやすく説明されています。岩手山って30もの火山が組み合わさってできてたなんて、知らなかった〜。 この施設の見どころ?は、土石流の再現模型です。Tさんが実演してくれました。 砂が入ったバケツと小さなブラシをもって、機械を動かします。ウィーン。 谷川を下った土石流は、麓の家々を呑み込んでしまいました。 そこへ、谷にいくつかの砂防ダムを置いてみると、あら不思議、砂はダムで押さえられて、麓は安全です。砂防ダムは役に立っている大切なものです、というお話の実演です。 この模型、数百万円するそうですが、よくできています。 ところで岩手山、噴火しそうといわれて久しいですが、その前に、最初に訪れた有珠山や、三宅島が先に噴火してしまいました。ほんとに噴火したら、東八幡平はもちろん、盛岡あたりまで被害が及ぶと予想されていますので、静かにいてほしいものです。そう思いながらイーハトーブ火山局をあとに。Tさんにはお世話になりました。ありがとう! 一路車は盛岡へ。スタジオうつほにとってはむかし懐かしいおなじみの道です。久しぶりに通ってみると、変わったところと、変わらずに残っているところがあって、それぞれに感心しました。特に盛岡市街に近づくと、真新しいコンクリートに囲まれた東北新幹線の線路が、初めて見る見慣れない風景でした。それでも北上川にかかる山田線の青い鉄橋を見ると、変わらぬ姿に安心しました(これを書いている12月1日に、東北新幹線:盛岡−八戸間が開通しました)。 |