Kuma くまちゃんのマニアコーナー(9) ホーロー駅名板の巻 |
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また鉄道のネタで恐縮ですが、道東方面を旅して、そそられるものを見つけてしまったので報告します。 見つけるといっても、前から目にしていたんでしょうが、あらためてその良さを発見したというもの、それはホーロー(琺瑯)駅名板です。 昔から駅には駅名が描かれた看板が様々あり、ホーローのものも縦書きの平仮名で、電柱に貼られたものなどがありますが、ぼくが今回注目したのは、駅舎の入口の上に大きく掲げられている駅名板です。つまり、ここが駅だとはっきり主張しているメインの駅名板です。 とくに、紺色の地に白文字で大きく駅名が漢字で書かれ、その下に白文字のローマ字が書かれているもの。 一昔前までは、地方の木造駅舎の入口には多く見かけたような気がするのですが、どうもこのタイプは道東の駅に多いのかもしれません。他の地方では白地のホーロー板だったり、木の板に書かれていたりしてますから。 今回の旅でまず目にしたのが、根室本線の糸魚沢(いといざわ)駅でした。 この駅は、国道沿いにありますが、厚岸湖と湿原に囲まれた人家の少ないところにあります。もちろん無人駅ですが、古い駅舎が健在でその正面に紺地のホーロー駅名板が掲げられていました。 天気も良いので明るいところで見ると、目立ちます。 次に目にしたのは、同じく根室本線の東釧路駅です。釧路駅の隣、網走に向かう釧網本線が分岐する駅です。この駅はかつては重要な位置だったのでしょうが、現在はかなり粗末な扱いを受けていそうなのが、列車に乗っていても感じていたので、一度立ち寄ってみたかったのです。 釧路駅の隣とはいえ、幹線道路から奥まったところに入っていった袋小路みたいなところに駅がありました。向かいはわりと新しいDという大型スーパーの駐車場ですが、経営上閉鎖されているらしく、周りが柵で囲まれていました。駅まで隔離されているようです。 さて、駅といえばここも無人駅ですが、ブロック造りの重厚な建物。本線の分岐点でもあり、石炭貨物の集約地でもあったところなので、駅員も多かったのでしょう、待合室も事務所も広いのですが、誰も居らずがらんとしています。この駅は駅前広場側ではなく、改札口側にホーロー駅名板がありました。色も書体も糸魚沢と同じなので、見た印象も一緒なのですが、要はかっこいいのです。ただそれだけなんですが、結局は。 それでも最近、こういう質感のある、手をかけて作ったというデザインが身の回りに少ない気がしてるので、こういうものは貴重だと思います。 この紺地のホーロー駅名板に関しては、どうも道東に多いような気がします。国鉄時代からの駅舎を今も使っているところ。昔見たけどもう無くなっているところもあります。どのくらいの地域に、あとどれくらい残っているんでしょうね。探して見まーす。 眠いのでもう寝ます。おやすみなさい。 |