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くまちゃんのマニアコーナー(5) 路面電車の巻



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富山の路面電車
富山の路面電車




長崎電気軌道繁華街・西浜町
長崎電気軌道
3つの路線が交差する
繁華街・西浜町





長崎電気軌道浦上車庫配線図
長崎電気軌道
浦上車庫配線図
(電車がスイッチバックして
車庫に入ります)





函館市交通局駅前のホテルの窓から函館市交通局
駅前のホテルの窓から
(折り返しの電車が
スイッチバックします)




函館・青柳町電停
函館公園の最寄り駅
青柳町電停





函館どっく前にて
5系統の終点
函館どっく前にて




2002年4月30日

とうとう路面電車にまで、手を伸ばしてしまいました。

いわずと知れた、鉄道の一種(正確には軌道)です。

街中をゴトゴト走る電車たちの魅力にとりつかれてしまったのです。

かつては日本中の「都会」に路面電車が走っていました。というか、ぼくが見たわけではないのですが、いろんな街に路面電車が走っていたそうです。

それが、自動車の増加に伴い「車の邪魔」「遅い」という理由で、どんどん廃止されていったのでした。今では全国でもおよそ20都市でしか走っていません。

北海道でも、かつては旭川・札幌・函館に路面電車が走っていましたが、旭川は全廃、札幌と函館も路線は大幅に縮小されています。

札幌の電車(西4丁目−中央図書館前−すすきの)も、チーフが美容室に行ってる間とかにたまに乗ります。慣れちゃって、あまり珍しさを感じないけど、これも貴重。

そんな感じですが、このところぼくは路面電車のある街に行く機会があったので、はまってしまったのでした。

まず、去年の夏の暑い盛りに行った富山。ここは「富山地方電鉄」という会社が路面電車の路線を持っています。全線は乗りませんでしたが、頭に広告板を載せ、いかつい角張った電車が走っていました。

富山県内にはほかに高岡市と新湊市の間を「加越能鉄道」(この4月から3セクに移行)という会社が一部路面を走っていました。今度富山に行くときはぜひこの方面にも行きたいものだと思います。チーフよ。

それからぼくが魅了されたのは、九州は長崎です。

これはぼくがお仕事で長崎を訪れる機会があって、行ってきたのですが(お仕事なので「いってきました」はありません)、この街の電車は大活躍です。「長崎電気軌道」という会社がやっていますが、路線がたくさんあって、本数も多くて、何より運賃が安い。札幌の地下鉄の初乗りが200円の時代に全線100円均一(一日乗車券でも500円)、観光地を巡るには格好の足です。長崎の路面電車には1・3・4・5という運転系統があるのですが、つい全系統に乗ってしまいました。2はないの?とお思いでしょうが、夜間に1本だけ運転される2系統(赤迫−大波止経由−蛍茶屋)と、「浦上車庫前行き」にも乗ってしまいました。いい街です。

そしてこの前行ってきた函館。市がやっている電車、いわゆる市電です。現在は湯の川と谷地頭を結ぶ2系統と、湯の川と函館どっく前を結ぶ5系統があります。お気に入りの函館公園に行くには電車がとても便利。谷地頭方面(2系統)・青柳町下車です。

先日の「函館保養の旅」では、一日乗車券をフルに使って、これも全線乗ってしまいました。チーフが文句を言わなかったのが不思議なくらいでした。ああ見えて、結構好きなんでしょうね、こういうの。

この街の人たちは、電車通りを片側2車線として走ります。どこにもラインが引いてないのに。電車の邪魔だと思うのですが、それはそれで結構尊敬できます。

ローカル線もいいもんですが、都会を頻繁に走る路面電車もまたいいもんです。

交差点の急カーブをレールの軋み音をたてながら走行する姿は、外から見ても乗っていてもわくわくしますね。

最近「路面電車の復権」がよく言われるようになってきました。低公害で大量輸送できる路面電車が再び注目を集めているようです。車優先社会のツケなんでしょうね。車はこれまで路面電車をバカにして走っていましたが、電車にぶつかったら、車なんかぶっ飛ばされますよ。

車を置いて、電車に乗って街を歩こう、と思ったくまちゃんでした。

眠いのでもう寝ます。




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