携帯電話でのデータ通信

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通信料の比較
携帯で高速通信
ポケットボードで簡単電子メール

携帯電話でのデータ通信

携帯電話でのデータ通信は、速度が遅い。

しかし、そこは携帯電話。新幹線での移動時にも切れることは少ない。

移動時のMobile向け!

特徴

高速移動のデータ通信に強い

音声通話より料金が安い。会社によっては、1分10円程度から利用できる。

データの送受信が遅い

 

各種の通信方式

  回線交換 パケット通信
通信速度 料金 通信速度 料金(*2)
NTTドコモ(PDC) 9.6k 通話料金と同一 9.6k〜28.8k 0.3円/パケット
NTTドコモ(FOMA) 64k 専用料金(割高) 384k 0.2円/パケット
J-PHONE 9.6k 専用料金 非対応(*1)
au(CDMA) 14.4k 専用料金 最大144k 0.1円/パケット
TU-KA 9.6k 専用料金 非対応(*1)

(*1)J-PHONEとTU-KAでは、携帯でのインターネット接続(J-SKY及びEZウェブ)ではパケット通信を採用しているものの、パソコン等に接続してのパケット通信は提供していない。(*2)料金は割引サービスなどを一切適用せずに、一般的なプランを選択したもの。

回線交換方式は時間で課金されるもので、パケット通信方式はデータ量で課金されている。
(通信方式の違いではないが…回線交換は回線占有型で、パケットは回線共有型という違い)
少量のデータ送受信(テキスト主体のウェブサイト閲覧やメール)にはパケット通信が向いているが、
大量のデータ送受信(画像も含めた普通のウェブサイト閲覧や添付ファイルありのメールなど)は
回線交換方式の方が向いている。
「パケット通信が安い」というのは間違った表現で、回線交換とパケットの使い分けが重要と言えるだろう。
ちなみに、回線交換方式とパケット通信方式の違いについてはこちらを参照。

なお、ドコモPDCについては、パケット通信(Dopa)だけを利用するシングルサービスと、
音声・パケットの両方を利用するデュアルサービスとがある。
で、それぞれに何種類かの料金プランがあるが、対応機種が限られるためここでは省略したい。

 

携帯4社の比較

まずは、基本料金で。各社とも、データ通信向けの料金プランは特に無し。

回線交換(データ通信)

NTTドコモ(PDC)
1.5Gのほうに、データ通信向けの「データレート」があるが、800Mのほうには特に無し。また、「長得プラン」を使うと、深夜なら800Mでも3分目以降は1分9円になるので、これを使えば安くなる。発信にデータと音声の区別が無いので、おはなしプラスの無料通話分に、データ通信利用料金も含む。

NTTドコモ(FOMA)
特に割引プランなし

J-PHONE
特に申込みをしなくても、データ通信には「アクセスレート」が適用される。アクセスレートは料金プランごとに通信料が異なるので、やはり「スタンダードプラン」が最も使いやすいだろう。

au
データ通信専用の「Dレート」があり、料金プラン帯に関係無く1分15円で利用できる。申込みなどは不要。また、DDIのDIONやKDDのNEWBに接続する場合には、プランによって1分10円から接続できる。これらの料金は、「コミコミプラン」の場合には、無料通話分に含んで計算される。

TU-KA
J‐PHONEと同じように、データ通信発信時には「サイバーレート」が適用される。ただし、J‐PHONEとは違って、料金体系が複雑で細かいので、分かりやすいとは言えない。

 

パケット通信

NTTドコモ(PDC)
30万パケット以上は0.2円/パケットになる。ただし超過分のみ。申し込みは不要。

NTTドコモ(FOMA)
パケットパック(20、40、80の3種類あり)でパケット通信がそれぞれ割引に。定額料と同額の無料通信分が増える。

au
パケット料金を大幅割引するミドルパック・スーパーパックがある。

 

次に、通話料金(通信料金)で比較。

回線交換(データ通信)

NTTドコモ
まず、1.5Gの「データレート」を利用した場合、通信料は相手先は関係なく、平日昼間1分15円・夜間土日祝1分13円・深夜早朝1分10円になる。ただし、データレートを利用できるのは、1.5GのAプランのみ。また、1.5GはDoCoMo(中央)・DoCoMo東海・DoCoMo関西の3社しか提供しておらず、その他の地域には存在しない。800Mを使っていて、長得プランを利用していた場合、平日昼間3分73円・夜間土日祝3分39円・深夜早朝3分31円程度となる。(おおむね同一県内への通話。なお、長得プランなので、1分目よりも3分目以降のほうが通話料が安い)

J-PHONE
データ通信にはアクセスレートが適用。これは料金プランによっても通信料が異なるが、スタンダードプラン・トークパックゴールドを例にすると、時間帯・相手先に関係なく一律1分12円。ローコールプランやその他のトークパックでは、この1.5倍の料金になる。また、系列のODNへの接続は料金が安くなり、スタンダードプランでは時間帯に関係なく一律1分10円で接続できる。プロバイダと契約していない場合には、J-フォンアクセスインターネット時間帯に関係なく一律1分10円で接続できる(スタンダードプランの場合)。

au
データ通信専用「Dレート」が、データ通信時に自動的に適用される。cdmaOneでは一律1分15円。「プロバイダへの接続サービス」は、KDDIのDIONだけだが、この場合には、cdmaOneのコミコミOneエコノミー以外は一律1分10円で接続できる。

TU-KA
データ通信専用「サーバーレート」は料金プランごと、時間帯ごとに分かれていて分かりにくいが、ビジネスプランでは平日昼間のみ1分15円・その他の時間帯では1分10円となる。しゃべろービッグプランでは一律1分15円となる。

 

パケット通信

NTTドコモ(PDC)
基本的に0.3円/パケット。302シリーズなら0.2円パケットにするプランなどもあり。

NTTドコモ(FOMA)
パケットパックなしの場合は0.2円/パケット。
パケットパック20だと0.1円、40だと0.05円、80だと0.02円となる。

au
ミドルパックはパケット料70%引き、スーパーパックはパケット料80%引きとなる。

 

次は各社のインターネット接続サービスについて。

NTTドコモ
mopera(モペラ)」を利用してインターネットに接続できる。月額料・申込みなどは不要。通信料として通話料のみ。「#9601」でドコモの提供する情報サービスにアクセスでき、「#9602」でインターネットに接続できる。なお、着信先は東京となるので、東京までの携帯電話への通話料がかかる。パケット通信でも、パケット料だけでインターネットに接続可能。

J-PHONE
J-フォンアクセスインターネット
はJ-フォンのインターネット接続サービスで、「*7300」で接続する。利用料は1分15円から(stdプランの場合、lcプランの場合は17円/分)。また、ODNへ特番「*8800」で接続でき、通信料はアクセスレートよりも安い1分10円からとなる(stdプランの場合、lcプランの場合は12円/分)。ただし、別にODNと契約をする必要があり、こちらはODNモバイルパックを利用することで月額980円となる。請求はJ-PHONEとは別途にODNより請求される。

au
回線交換方式だと、特にインターネット接続サービスはない。DIONを使うと通信料が割引されるのがせいぜい。パケット通信では、0.15円/パケットでインターネットに接続できるau.NETがある。

※「DAREDEMOインターネット」については、現在サービスが提供されているのか不明なため削除しました。

TU-KA
データ通信料金「サイバーレート」だけでインターネットに接続できる「InternetFreeway」がある。特番「*202」で接続する。料金は1分10円から(料金プラン・時間帯による)。

 

Eメール利用についてのサポートなど。

NTTドコモ
moperaサービスの一環としてmoperaPOPメール(月額500円)とmorepraIMAPメール(月額1500円)がある。両方とも、通常のメールサービスと同等の機能を持ち、転送なども可能。もちろん、iモードでのEメールアドレス取得も可能。

J-PHONE
スカイウォーカーのEメールサービス(月額300円)を利用すると受信に利用できる。その際、任意のアドレス取得や、返信先(reply-to)の設定、署名の設定などもできる。PCでも利用できるサービスはない。

au
EZウェブで取得したアドレスをPCで利用することが可能(ただし、au.NET接続時のみ送受信可能)。

TU-KA
EZウェブ対応の機種なら、電話機単体でEメールが利用できる。

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