前田の算数

前 田 の 算 数  実 践 事 例
1年「かたちづくり」 色板4枚で形作り −同じ形と言えるかな?−
「感覚を豊かにする」って、どういうこと?


    



1、本実践の提案
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 ねらいを明確にもつ!
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低学年の図形指導における1番の難しさは、
ずばり、「ねらいを明確にもつ」ことにある。
色板を使っての形づくり。
指導書の“ねらい”には、
「素地を養う」「図形に親しむ」「感覚を豊かにする」「経験を豊かにする」
といった言葉が出てくる。
しかし、一体、「素地」って何? 「感覚」って何?
「親しむ」ってどうすること? 「豊かにする」ってどうすること?
何だか曖昧な言葉である。

本実践では、
「図形の感覚を豊かにする」とはどういうことなのかを明確にし、
そのための手立てを探ってみた。



2、目次
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 @、「感覚を豊かにする」ってどういうこと?

 A、単元全授業記録

 B、本時の指導略案

 C、指導案(PDF)


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3、本時の展開の概要
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 同 じ か な ?
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直角二等辺三角形の色板を4枚使って、いろんな形をつくる。
つくった形を発表し合う中で、必ず
「あれ、それ僕がつくった形と、同じ形だよ」
という問題が浮かび上がってくる。
そうした問題を取り上げて話し合いを行う。
子どもたちは、“同じ形かどうか”を説明する中で、
辺、角、頂点といった平面図形の構成要素に目を向けていく。



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