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ちょう こせつ

長 古雪

ちょう こせつ

?〜 1883.11.26(明治16)

幕末・明治期の儒学者、画家

埋葬場所: 12区 1種 17側 22番

 豊後国日田郡馬原村(大分県日田市)出身。本姓は「長谷」氏であり単称して「長」という。父は儒家の長梅外(同墓)の第四子二男として生まれる。兄は漢学者・書家の長三洲(同墓)。幼名は綱吉、四郎。名は冰(本名の長冰としても著名)。古雪は号。諱は革。字は子金。
 幼い頃から父に薫陶を受け、11歳の時に漢詩人の広瀬淡窓の威宜園に入り画を学んだ。画をよくし、特に南宋画で多くの作品を遺した。

<大分県画人名鑑>


*土円墳墓に墓標「長氏塋墓」。右側に墓誌が建つ。「梅外允」と長梅外から刻みが始まる。梅外の妻の竹香(M19.8.28没)、長古雪の「古雪冰」と続き、長三洲は「三洲莢」と刻む。長三洲の妻は蝶子(嘉永3.8-S8.5.29:福岡県出身・八尋篤兵衞の長女)。長三洲の長男の長寿吉は「壽吉」と刻む。長寿吉の妻は初枝(M20.3-S31.10.18:旧姓は末弘、末弘巌石の娘、法学者の末弘巌太郎は弟)。長三洲の二男は長世吉。長世吉の妻は文子(M28.7-S38.10.8:東京出身・榊原浩逸の二女)。平成に入り新しく墓誌がもうひとつ建ち、長壽吉の長女の環(M40.12-H6.2.20)らが刻む。

*長梅外、長三洲、長古雪ら明治期に亡くなった人物たちは青山霊園に埋葬され、その後、多磨霊園に改葬された。


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