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ちょう ひさよし

長 寿吉

ちょう ひさよし

1880.8.4(明治13)〜 1971.3.21(昭和46)

大正・昭和期の歴史学者、文学博士

埋葬場所: 12区 1種 17側 22番

 大分県出身。号を[山古]雪。祖父は儒家の長梅外(同墓)、父は漢詩人、書家として知られる長三洲(同墓)。 その長男として生まれる。1904(M37)東京帝大史学科卒業。翌年同大講師、'08(M41)から奈良女子高等師範学校教授。 1912(T1)から三年間ヨーロッパ留学。帰国後学習院教授となり、'25(T14)から九州帝大法文学部教授兼図書館長として赴任。 この年から再度約一年半ヨーロッパ留学。'30(S5)論文『ブランデンブルグ侯国政治訓諭の一考察』によって文学博士号をうける。 '40定年退官し、九大名誉教授となる。東京に居を移し'46より上智大講師、'54より教授となる。'65同大を辞職。 『史学概論』『西洋近世史』『近世欧州史研究』等の著がある。漢詩、書もよくした。

<日本人名現代-497頁>
<五輪塔様より情報提供>


墓誌

*土円墳墓に墓標「長氏塋墓」。右側に墓誌が建つ。「梅外允」と長梅外から刻みが始まる。梅外の妻の竹香(M19.8.28没)、長古雪の「古雪冰」と続き、長三洲は「三洲莢」と刻む。長三洲の妻は蝶子(嘉永3.8-S8.5.29:福岡県出身・八尋篤兵衞の長女)。長三洲の長男の長寿吉は「壽吉」と刻む。長寿吉の妻は初枝(M20.3-S31.10.18:旧姓は末弘、末弘巌石の娘、法学者の末弘巌太郎は弟)。長三洲の二男は長世吉。長世吉の妻は文子(M28.7-S38.10.8:東京出身・榊原浩逸の二女)。平成に入り新しく墓誌がもうひとつ建ち、長壽吉の長女の環(M40.12-H6.2.20)らが刻む。

*長梅外、長三洲、長古雪ら明治期に亡くなった人物たちは青山霊園に埋葬され、その後、多磨霊園に改葬された。


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