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なかむら てつお

中村徹雄

なかむら てつお

1911.12.28(明治44)〜 1975.7.5(昭和50)

昭和期の男爵、政治家、実業家

埋葬場所: 22区 1種 27側

 東京出身。祖父は陸軍大将・男爵の中村覚(同墓)。大叔父は海軍中将の小林謙五(同墓)。父は鉄道官僚・男爵の中村謙一、玉枝(共に同墓)の長男。義弟(妹の豊子の夫)に「新幹線生みの親」の鉄道技術者の島秀雄(15-1-2-15)。1943.2.26(昭和18)父の中村謙一の死去に伴い家督を相続し、同.4.1 男爵を襲爵。
 '37(S12)東京帝国大学経済学部卒業。卒業後、浅野物産に入社。'46.6.29 貴族院の男爵議員の補欠選挙で当選。公正会に所属し政治活動を始めるも、約一年後、'47.5.2 貴族院廃止に伴い政治家を辞職することになった。享年63歳。

<平成新修旧華族家系大成>
<人事興信録>


墓所

*墓所内は正面左側に和型「陸軍大将 男爵 中村覺 / 室 中村外千代 之墓」、裏面は中村覚の歿年月日と戒名「大覺院釋歸入寶海居士」。妻の中村外千代の戒名は「大慈院釋妙悲智海大姉」。右側に土饅型の「中村家墓」。墓所右側に墓誌がある。

*墓誌は中村覚の母の つぎ(文政4.6-M35.12.30)から刻みが始まる。つぎ は山本爲右衞門の長女。滋賀県出身。なお父の中村千太夫の刻みはない。墓誌には覚の長女の貞子、覚の長男の謙一、徹雄の長女で早死した三名子、覚の五男の小林謙五、謙一の妻の玉枝、謙一の長男の徹雄、徹雄の妻の槻子、徹雄の次男の快介が刻む。(R5.12.1現在)

*中村謙一の妻で母は玉枝(1889.9-1964.3.5:同墓)。外務官僚の宮岡恒次郞の長女で東京出身。中村謙一と玉枝との間に2男2女の長男が中村徹雄。弟(二男)は中村達雄。妹(長女)の豊子は「新幹線生みの親」の鉄道技術者の島秀雄(15-1-2-15)に嫁いだ。妹(二女)の多摩子はバレエ評論家の芦原英了に嫁いだ。徹雄の妻は槻子(1921-2009.5.11:同墓)。槻子の父は小田原銀行の辻村常助。長女の三名子(S22.4.6歿:同墓)は早死。徹雄の次男は中村快介(H12.10.2歿:同墓)。


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