長野県東筑摩郡寿村(松本市)出身。父は松本銀行取締役の草間代次郎、以津の次男として生まれる。弟(三男:幼名は偉瑳武)の草間偉は土木工学者。
14歳で東京独逸学協会学校に入学し5年間修行。1898(M31)第一高等学校入学。1901東京帝国大学医科大学入学、'05卒業後、同学病理学教室に入る。'08(M41)1月北里柴三郎博士の知遇を得て、伝染病研究所に転じ、細菌学および血清学の研究に当たる。'10 ドイツに留学し、フライブルク大学病理学教室に入り、アショフ博士に師事。'12(T1)10月ハンブルク熱帯病学研究所に転じ、研究に従事。'13.2帰国、伝染病研究所技師として復帰。'14.11北里柴三郎博士の北里研究所創立に参じ、同研究所部長に就任。'19.4慶応義塾大学医学部創立に際し、病理学教室主任教授に就任。
わが国の病理細菌学の権威として知られた。医学博士。享年58歳。
<平凡社『日本人名大事典』> <草間滋のご遺族様である石橋隆様より情報提供>
※草間家の貴重な情報をご提供していただいたご遺族の石橋隆様が、2013.3.24(H15)が永眠されました。享年は70歳。戒名は真岳隆道居士。それに伴い、現在墓石は「草間家 石橋家 之墓」となっている。墓誌も石橋家用のが草間家墓誌の隣に建之された。
第409回 ご遺族の言葉 病理細菌学の権威 草間滋 お墓ツアー
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