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かわじ あきら

川路 明

かわじ あきら

1925(大正14)〜 1995(平成7)

昭和期の作家、バレエ演出家

埋葬場所: 10区 1種 14側 12番

 東京神楽坂出身。祖父は大蔵官僚・教育者の川路寛堂(同墓)。父は詩人の川路柳虹(同墓)。姉に女優の川路夏子(同墓)。妻はバレエダンサー・指導者の松尾明美(同墓)。
 早稲田大学でフランス文学を修め、詩、作詞、小説、翻訳、編集などの文学生活を送る。特に随筆に秀ていた。
 1950(S25)妻の松尾明美や姉の彩子(橘あや子)の影響でバレエに興味を抱き、バレエ『失楽園』の作・演出者としてバレエ界にデビューし、一躍注目を集めた。バレエの代表作には『未来のイブ』『天と地の声』『伯爵家の舞踊会』等がある。'53音楽新聞新人賞、'77日本芸能実演家団体協議会(芸団協)功労賞を受賞した。
 妻の松尾明美バレエ団の代表を務め、バレエの創作や演出のほかに、振付や指導も行った。日本バレエ協会常務理事、全日本舞踊連合常務理事総務部長などを歴任。著作も多く、バレエの著書に『バレエ入門 バレリーナの手紙』『バレエ・レッスン例題300選 世界のメソード』などがあり、『バレエ用語辞典』編著も行った。

<著者略歴など>


*墓石は洋型「川路家」。裏面は「昭和丗五年四月建之」。墓誌などはない。

*姉(長女)の川路夏子は女優。姉(次女)の彩子はバレエダンサーで結婚し橘あや子として活動。妹(三女)の美鈴はデザイナー。遠縁に(曽祖父の彰常の弟の川路新吉郎の孫)に理学博士の川路紳治らがいる。


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