日立電鉄線跡地利用と団地内排水路工事(初めに)  

 家の横の日立電鉄線が廃線となり、跡地が日立市に寄付され、これを何とか活用しようと、市としても色々な事を考えています。これに関連した排水路工事で幾つかの経験をしたので纏めてみました。
            最初の計画から完了まで丁度一年です。

役所との対応、なかなか大変でしたが、会長役所側も良くやってくれたと思います。

日立市は、太平洋に沿った細長い街で、これに沿って、245号線、JR常磐線、6号線が通っており、通勤時間にはこれらの道路が混雑し、JRをまたぐ道が一部に跨線橋で無く、踏切があるなど問題があります。電鉄線もこれらと並行して走っていたので、跡地を道路として使えないかなどの案を市として検討されています。

 我々の団地も、すぐ横が線路跡で土手になっています。ここを削り取って宅地を作り、団地内道路を利用して245号に繋ぐなどということになると、道も狭い。また、団地内は第一種低層住居専用地域ですが、鉄道線路横は、単なる第一種住居地域であり、3階以上の建物が建てられる可能性も出てきます。
このようなことは、全く知りませんでしたが、今回、調べて分かりました。自分達の事を知っておくということが重要だと感じさせられました。

 これは困るということで、団地会長と話しをして「電鉄線跡地利用を考える会」などを作り、懇親会なども兼ねて色々と対策も考えようという事にしました。

 もう一つ問題なのは、山側から太平洋に流れる河川です。昔は田圃やため池で保水力があり、狭い小川で問題がなかったのですが、すっかり宅地化して、各所で豪雨時などの水害が問題となってきました。このような小河川が日立には沢山あります。

山側の団地の下辺りから海まで100m以上の高低差があり、保水力がないと一気に水が流れます。このような場所が多く、市としても何回も改良工事をしてきました。

小生の住む団地も、造成時、水路を変え、その後、電鉄線や245号の導水路などを改修してきましたが、最近のゲリラ豪雨で、団地の一部の家が浸水し、土嚢などを積まねばならない状態でした。

 そこで、市としても色々と考えたようです。08年05月、団地内の測量などをやっているので、何ごとかと話しを聞いたら「下水道の測量です」と言うので、あまり気にもかけなかったのですが、6月に排水路(下水道)を通すので住民説明会をやりますという通達が来ました。

 早速、「跡地利用を考える会」の出番が来た訳です。

ここまでの経緯について、最終的に纏めてみました。各々にリンクさせたのでクリックして開いてみてください。

(1)               我が家の周辺

(2)               当初計画と検討

(3)               7月のゲリラ豪雨と計画変更

(4)               工事開始から完了まで