紹介記事目録 | |
対策
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2001年
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記事紹介の留意事項 |
読売 |
2001/12/18 |
夕刊 | 1 |
面 | No .N354y011218e1 | |||||
福岡県/城島町 |
中学3年 |
男 |
15 |
大沢秀猛 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 福岡・中3自殺/県・町に1000万円賠償命令/地裁判決「いじめの苦痛に責任」 |
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メモ : 1996年1月、いじめを苦にする遺書を残して自殺した福岡県城島町の城島中学3年大沢秀猛君の両親が、町と県に約9400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2001年12月18日、福岡地裁で言い渡された。 横山秀憲裁判長は「学校側に自殺の予見可能性はないが、いじめを防止できず、秀猛君が受けた精神的、肉体的苦痛に対する賠償責任がある」と述べ、町と県に計1000万円の支払いを命じた。両親は「予見可能性が認められず残念」として控訴を検討する。 訴えていたのは秀猛君の父秀明さんと母園子さん。判決で横山裁判長は、秀猛君へのいじめについて、入学式当日に同級生から暴行を受け、3年生で恐喝被害に遭うまで、いじめが継続、しかもエスカレートしたと認定。 さらに「一年生の時、担任教師に3回も相談したが、いじめと理解されず、教師への不信から、その後申告しなくなった」として、「相談に誠実に対応していれば、早期に解決できた可能性がある」と学校側の対応を厳しく批判。 しかし、学校側が自殺を予見できたかどうかについては、「いじめは悪質で重大だったが、家庭でも自殺をうかがわせる様子はなく、予見可能性があったとは認められない」と判断した。 両親が学校側に自殺に関する詳細な説明を求めた調査報告義務については、「学校側は警察の捜査など制約された時間の中、迅速に調査しており義務違反があったとまでは認められない」とし、両親の主張を立ち退けた。 秀猛君は1996年1月、農業用水路の水門でクビを吊って死んでいるのが見つかった。遺書には約30万円を脅し取られたことなどが書かれていた。県警は1996年3月、同級生2人を恐喝容疑で書類送検し、福岡家裁久留米支部は保護観察処分にした。二人とは示談が成立。両親は1996年11月、「息子の死の真相が知りたい」として提訴した。 管理人:関連記事「両親の控訴を棄却/城島中いじめ自殺訴訟控訴審/福岡2002/08/30」はこちら |
朝日 |
2001/11/13 |
朝刊 | 31 |
面 | No .N354a011113m31 | |||||
埼玉県/久喜市 |
中学3年 |
女 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「つかれた」と2中学生心中?/埼玉、メモ残し |
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メモ : 2001年11月12日午前5時50分ごろ、埼玉県久喜市のダイエー久喜店西側駐車場に少女2人が倒れていると久喜署に通報があり、病院に運ばれたが、ともに死亡した。 2人は久喜市内の中学3年生の同級生で15歳と14歳。6階には「2人の中学生活」と題したメモなどが残され、「もう疲れちゃった、生きていることに」などと書かれていた。同署は2人が一緒に自殺を図ったとみて動機を調べている。 |
読売 |
2001/10/01 |
夕刊 | 13 |
面 | No .N354y011001e13 |
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大阪府 |
大阪府教育委員会・服部祥子 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 小5の2割「死にたいと思った」/ストレス低年齢化/大阪府教委アンケ |
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メモ : 大阪府教育委員会は、幼児教育施策の参考にするため、2001年6‐7月、大阪府内の「小学校5年」「中学校2年」「16、17歳」など世代別にアンケートを実施。学校や家庭生活に関する「過去と最近」の体験や悩みを降り返る形式で質問項目を設定、5年生は309人が回答。 「小学校1‐3年生のころ、つらくて死にたいと思ったことがある」に対して、5年生の調査結果では「(とても)あてはまる」と回答した児童は55人(17.8%)で、他世代の5%以下と比べて突出。「最近、あてはまる」と回答した児童は67人(21.7%)いた。 一方全体の80%が「学校生活は、低学年のころも最近も楽しい」と答え、90%近くが「家庭が楽しい」と答えた。 調査に協力した大阪人間科学大学の服部祥子教授(精神医学) 「表面的には楽しく過ごしているが、少しでも嫌なことがあると『疲れた。死にたい』と逃避する子どもが増えている。心に染み込むような、実のある体験が足りないことが背景にある」 |
朝日 | 2001/05/16 | 朝刊 | 31 | 面 | No .N354a010516m31 | |||||
東京都/港区 | 高校2年生 | 女 | ||||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 2女子高生/上京 飛び降り自殺/遺書 交互に筆跡「理由ない」 |
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メモ : 2001年5月15日午前2時半ごろ、東京都港区のマンション前の路上で、福岡市内に住む市立高校2年生(16)の女子生徒と県立高校2年の女子生徒(17)が倒れており、まもなく全身打撲で死亡した。 友人らによると、2人は5月13日に東京であった音楽グループ「野猿」のコンサートを見るため、上京していたという。 バッグとリュックの上にはルーズリーフ11枚が入った封筒があり、2人が交互に書いたと見られる筆跡で「理由はない」「強いて言えば疲れたから」「死ぬ理由もないけど、生きている理由もない」などと書かれていた。また、「ありがとう」「お世話になりました」という友達らに送る言葉も記されていた。 |
朝日 | 2001/05/09 | 朝刊 | 1 | 面 | No .N354a010509m1 | |||||
エース損害保険 | ||||||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 児童・生徒の自殺無条件で保険金/エース損保/私学向け新商品 |
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メモ : 外資系のエース損害保険は、東京都の内の私立高校の協力を得て、児童・生徒がけがをしたり自殺した場合に、学校が保険金を払う損害保険の新商品を2001年5月9日から売り出す。 いじめが原因の自殺だけでなく、進路や恋愛の悩み、家庭不和が原因と見られる場合でも保険金が出る。このほか授業中に鉄棒から落ちて死亡・休日に車にはねられて死亡・町内のマラソン大会で倒れて翌日死亡などのケースや、原因不明の突然死も保障する。 文部科学省によると、1999年度に全国の小中学校に通う児童・生徒で死亡したのは1000人を超え、自殺者も公立の小・中・高校だけで163人にのぼる。 損害保険は、生命保険と違い、これまで自殺の場合は保険金が払われなかった。学校でのいじめなどで児童・生徒が自殺した場合は遺族と学校側が裁判で争うケースも多く、賠償責任が確定するまで時間がかかった。このためエース保険は学校側の賠償責任の有無にかかわらず、「見舞金や葬儀に必要な費用」と考えて速やかに払うことにより、「日本の風土にあった解決をサポートする」という。 保険料は、保険金が校内や修学旅行中の事故死で100万円、自殺や校外の死亡で50万円の契約の場合、児童・生徒一人当たり年間980円。 私立学校向けの保険では、外資系のAIU保険(No .N310a010406m3参照)が2001年4月、いじめや教師の体罰、セクシュアルハラスメントなどが原因で訴えられた場合に備える保険を発売したばかり。 管理人:エース損保のサイト紹介とスチューデント・ケアの紹介はこちらから 次の文章は山野井良民保険Web新着情報からの転載です ●エース損保生徒の自殺も給付対象の私学向け保険販売(2001年5月9日) 独自開発商品の「wiz(団体総合補償制度費用保険)」を、私立学校法人向けにカスタムメードした新保険「私立学校法人向けwiz(スチューデントケア)」の販売を開始。 「スチューデントケア」は、教育現場の抱えるリスクが多様化する最近の状況に対応し開発。現在学校法人は複数の保険に加入しているのが通例だが、これまでの保険ではカバーできなかった補償の空白部分や対象外とされた時間帯についての検討を中心に行い、「必要な補償を必要な分だけ、必要な時に」提供することを可能とした。 具体的には、学校の管理下で発生した生徒の傷害事故および突然死を含む特定疾病(細菌性食中毒、日射病・熱射病)での補償制度(災害死亡補償、後遺障害補償、療養補償)と、学校管理下、管理外および死亡原因を問わず生徒の死亡時の補償制度(葬祭補償)の二つの補償制度から構成。 従来の免責条項から自殺を削除、業界で初めて生徒の自殺も給付の適用対象とした。 なお、この保険は、学校の管理責任リスクもカバーする賠償責任保険のオプション付加が可能。 |
朝日 | 2001/05/08 | 朝刊 | 34 | 面 | No .N354a010508m34 | |||||
大阪府/高槻市 | 府立高校2年生 | 男 | 17 | |||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「違法取り調べ 息子自殺」/ひき逃げ事件高槻署が聴取/両親が府提訴 |
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メモ : 2000年12月18日、大阪府高槻署からひき逃げ事件で事情聴取を受けた府立高校2年生の男子生徒(当時17歳)が自殺した。生徒の両親は2001年5月2日、違法な取調べで自殺に追いつめられたとして、大阪府を相手に慰謝料など総額2000万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。 訴状によると、2001年12月17日、自転車に乗った少年がミニバイクと接触し、擦り傷を負う事件があった。少年が「近所のうどん店の配達バイクに似ていた」と話したことなどから、翌日、アルバイトの男子生徒が高槻署で約3時間事情を聞かれた。男子生徒は関与を否定し、「やってない」「警察の取調べはすごかったです。大声で怒鳴り出したり、僕の事をうそつきと呼んでいました」などと書かれた遺書を残し、マンションから飛び降りて死亡した。 同署は2001年1月、男子生徒を被疑者死亡のまま業務上過失障害と道路交通法違反の容疑で書類送検した。警察庁は保護者らを立ち合わせるなどの措置をとるよう通達しているが、大阪府警の重歳敏夫刑務部参事官は「操作は適正に行なわれた」としている。 両親 「署員は保護者に連絡なしに呼び出して取り調べた」 |
読売 | 2001/04/30 | 朝刊 | 26 | 面 | No .N354y010430m26 | |||||
CPI危機予防研究所/新福知子/富永良喜 | ||||||||||
シリーズ・特集;e-ライフ教育 | ||||||||||
見出し: 学校ぐるみ 専門家に学ぶ/「キレる」予防法/危機管理体制/場面設定 教師が研修/自殺防止も重点に/米国のプログラム 予兆見逃さず対応 |
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メモ : 春は子供たちが新学年を迎えて環境が変化し、受験時の悩みを引きずるなど、ストレスをためがちな季節。学校現場では、子供の突発的な暴力や学級崩壊に対し、学校ぐるみで専門的な「危機管理」体制を学ぶ動きが広がっている。 凶悪犯罪が多発する米国の学校のプログラムに学び、教師がチームで子供を落ち着かせる方法を研修したり、臨床心理氏の指導でストレスを和らげる授業を行なったり。子供の変化が見えにくく、力で威圧する従来の指導が通用しないことも取り組みの背景にある。 ●2001年3月まで千葉県松戸市のスクールカウンセラーを勤めた宮崎市の新福知子さん(35)は、アメリカの「CPI危機予防研究所」で学んだ。その後、研究所の日本代表として教師の研修を始め、子供の授業妨害、対教師暴力、殺人、自殺などが対象で、問題行動の減少に効果をあげている。 研修では、子供の怒りの段階ごとに場面を想定して訓練する。 例えば、凶器を持った生徒には ・生徒の恐怖心を増長させないよう、教師が落ち着く ・凶器を取り上げようと焦らない ・凶器ではなく、生徒に目を向ける ・生徒から3歩以上後ろに下がる ・生徒に長く話しかけて時間を稼ぐ ・「深呼吸していい?」など簡単な話し掛けで、生徒から「うん」「はい」と肯定的な答えを引き出すなど ●米国のCPIのプログラムでは、子供の自殺への対応も学校での重要な危機管理の一つになっている。 新福知子さんによると、米国の統計では、15歳〜24歳の若者の死亡原因は、自殺が2番目に多く、年間5000人に上り、特に4月と5月が多い。 プログラムによると、子供の自殺には @ 「もし死んだら、もういじめられなくて済む」などと自殺を考える A 「僕なんかいなくてもいい」「もう死んでやる」などと会話の相手を脅迫する。 B 本当に死ぬ気はないが、刃物を手にしたり薬を大量に服用するといった、 自殺のそぶりをして騒ぎを起こす。 C 自殺未遂 D 自殺が遂行され死に至る という5段階がある。 これを3段階まででとどめるには、教師が子供の予兆を示すサインを見逃さないことが必要。 対応では、まず、子供のサインを冷静に受けとめ、保護者に伝え、校内で危機介入チームを作る。 禁物なのは、 ・子供のサインを無視したり、冗談と受け流したりする。 ・説教や説得をする。 ・無理に子供のプライバシーを守ることに固執し、一人で助けようとする。 ・危険な状態の子供を一人にする。 といった対応だという。 日本教職員組合のシンクタンク、国民教育文化総合研究所の「学校の危機対応研究委員会」では、新福さんに協力を求め、7月までに危機対応のマニュアル化をする。 ●兵庫教育大学附属発達心理臨床研究センターの富永良喜教授(48)は、生徒たちに「君達は、怒りや悲しみを、人を傷つける行ないや言葉で発散せず、自分で和らげる力を持っている」と説明している。 富永教授 「人間関係の体験が乏しい今の子供たちは、ストレスを自覚しコントロールする力が弱い」 「子供が攻撃的になったり、自分を押し殺したりせず、感情を自然な形で表現できるよう、教師や親らが子供への接し方を考えてほしい」 「研修を受けた教師たちが自分の学校の教師たちの意識を変え、校内で危機管理チームを作り、子供の相談から突発的な問題行動の対応までをプログラム化する動きを広げてほしい」 富永教授に学んだ栃木県の小学校教諭森田勇(44)さん 「教師の経験則による指導は、無意識に権威や管理に頼りがちで、大人並みのストレスを抱えてキレる子供には通用しない」 「知識を教えることに追われる日常を見直し、じっくり子供の声を聞く必要を感じる」 兵庫県立教育研修所の教育総合センターは2001年5月に、富永教授の実践を軸に、「心の危機対応実践ハンドブック」を作り、県内の学校に配布する。 |
読売 | 2001/04/19 | 朝刊 | 31 | 面 | No .N354y010419m31 | |||||
静岡県/駿東郡 | 静岡地裁沼津支部 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 恐喝で高2自殺 8800万円償え/静岡地裁沼津支部/元同級生らに命令 |
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メモ : 静岡県駿東郡の私立高校2年の男子生徒(当時16歳)が4年前に自殺したのは、中学時代の同級生2人に恐喝、暴行されたためとして、男子生徒の両親が同郡の元土木作業員(20)、元高校生(20)の2人とその両親を相手取り、慰謝料など約1億1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2001年4月18日、静岡地裁沼津支部であった。 判決によると、元土木作業員らは1997年4月上旬、男子生徒から計16万円を脅し取り、4月11日には同郡の河川敷で生徒の顔を木刀で殴るなどした。生徒は2日後、「親からもうお金をとれません」などと記した遺書を残し、自宅で首つり自殺した。 高橋祥子裁判長は「恐喝と自殺の間には因果関係がある」として、元土木作業員らに計7700万円の支払いを命じ、親には「保護者としての監督義務を怠ったが、自殺は予見できなかった」として約1100万円の支払いを被告側に命じた。 |
京都 | 2001/04/19 | 朝刊 | 27 | 面 | No .N354k010419m27 | |||||
静岡県/長泉町 | 高校生 | |||||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: いじめで自殺 予見可能/元同級生2人と親/8800万円支払え/静岡地裁判決 |
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メモ : 静岡県長泉町の男子高校生(当時16)が1997年に自殺したのは、中学時代の同級生から恐喝や暴行などのいじめを受けたためだとして、高校生の両親が元同級生とその親に、約1億1千万円の賠償を求める訴訟を起こしていた。静岡地方裁判所は2001年4月18日、原告側の請求をほぼ認め、総額8800万円の支払いを命じた。 被告の二人は1997年2月、高校生を脅し金を貸したように見せかけ、高校生の父親から15万円を受け取り、さらに10万円を要求。1997年4月に木刀などで高校生を殴り鼻の骨を折るなどのけがをさせた。 高橋裁判長 「計り知れない苦痛を受けた被害者の悲惨な状況を考えれば、極度の恐怖心から逃げるため自殺を選ぶことは予見可能だった」 「おとなしい性格につけ込んで恐喝行為を繰り返した末に自殺という結果が生じた」 恐喝行為を知らなかったとされる二人の親について 「自殺まで予見不可能で、監督義務違反と自殺に因果関係はない」が、 「恐喝、暴行の不法行為は親が十分指導すれば回避できたはずで過失があった」 また「恐喝行為は極めて悪質で、被害者に過失はない」と自殺による過失相殺はゼロとした。 |
京都 | 2001/01/26 | 朝刊 | 17 | 面 | No .N354k010126m17 | |||||
長野県/長野市 | 長野高等工業専門学校 | 男 | 岡本豊 | |||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「友だち」の自殺を防げ/高校生らがいじめ相談/話しを聞かせてほしい/HPなどで呼び掛け |
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メモ : いじめが原因の自殺を防ごうと、高校生ら若者が「いじめから友だちを守る会」を結成した。同会のホームページへのアクセスは開設から二ヶ月半で1万5000件を越えている。2000年夏、いじめなどでこを失った親を支援する「いじめ、校内暴力で子どもを亡くした親の会」の会合が開かれた。そこに長野高等工業専門学校生の岡本豊さんら三人の若者も出席していた。岡本さんらは親友がいじめで自殺したり、いじめに苦しんだ経験があった。 三人は、 「学生の間で起きているいじめは、学生がなくそうとしないといけない」と会の設立を決めた。会の目的は、被害者の救済と加害者にいじめを止めさせること、そして傍観者をなくすことだ。 「親の会」の前島章良さん 「翌日子どもだけで会を作るといわれて驚いた。いじめの被害者は親にすら話せないことが多い。彼らが話せる場所を作ってくれた」 岡本豊さん 「(親友だった前島さんの息子の優作さんの突然の死に)なぜいじめの事を話してくれなかったのか。でも、後になって話せなかったのは自分の方に問題があり、話したくても話せなかったのではないかと考えた」 「悩んでいる人はもっとたくさんいるはずだ」 「自殺したら周りの人がどう思うか僕は知っている。話しを聞かせてほしい」 管理人: いじめから友だちを守る会のサイト紹介はこちら |
朝日 | 2001/01/19 | 朝刊 | 31 | 面 | No .N354a010119m31-1 |
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大阪府/堺市 | 堺市立商業高校 | 女 | 16 | |||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 堺・女子高生自殺/「いじめなかった」撤回/市教委・学校遺族に謝罪 |
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メモ : 1999年10月15日朝、自宅近くのマンションの踊り場から飛び降り自殺をした女生徒は、現場に「私をいじめた多くの方々へ 担任の先生へ おうらみします」などと書かれた遺書を残していた。 自殺前日には、女子生徒が「いじめられた」という理由で同級生にカッターナイフを突き付ける出来事があり、学校は両親に自宅謹慎させるよう伝えていた。学校は当初いじめはなかったと市教委に報告。遺族は学校に不信感を募らせ、損害賠償請求の提訴を検討していた。学校側はいじめの事実を認め、遺族に謝罪し2001年1月16日に和解が成立した。 女子生徒の父親は「ただ事実を知りたかっただけなのに、なぜこれだけの時間を要したのか。学校の対応は不誠実極まりなかった」と話している。 |
京都 | 2000/12/18 | 夕刊 | 11 | 面 | No .N354k001218e11-1 | |||||
大阪府/和泉市 | 中学1年生 | 女 | 13 | |||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 女子中学生飛び降り/13歳の誕生日に |
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メモ : 12月18日鶴山台団地の通路で飛び降り自殺。10階と11階の踊り場に女生徒の髪の毛が切り落とされて残されていた。 18日が誕生日だった。 |
京都 | 2000/12/20 | 朝刊 | 25 | 面 | No .N354k001220m25-1 |
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大阪府/茨木市 | 高校2年生 | 男 | 17 | |||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 高2が飛び降り自殺/警察の事情聴取後に |
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メモ : 12月18日午後、8階踊り場から飛び降り自殺。ひき逃げ事件の関係者として高槻署で任意の事情聴取を受けた後、いったん帰宅し、茨木市の10階建てマンションに行った。 両親に宛て「自分はやっていない。大声で嘘つきと怒鳴られた」などと事件との関与を否定する遺書めいた手紙があった。 |
京都 | 2000/10/03 | 朝刊 | 9 | 面 | No .N354k001003e9-1 | |||||
京都府/乙訓地方 | 中学3年 | 男 | 15 | |||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 長男自殺の父親/生徒らの人権救済を/京都弁護士会に申し立て/不登校、学級崩壊に対応不十分 |
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メモ : 三年の二学期から不登校になっていた中学三年生の男子生徒は、私立高校入試当日の2000年2月4日、「自分に自信がなくなった。これ以上家族や先生に迷惑をかけられない」などと書かれた遺書を残し自宅で自殺した。父親が情報公開条令で入手したこの中学校の1999年度の不登校生は、全生徒の約5%にあたる37人おり、近隣の中学に比べ約30人以上多く、授業が成立しない学級崩壊も見られたという。 父親は、2000年10月3日、「行き過ぎた生徒指導が学校を行く苦しくし、学級崩壊や不登校を招いた。同じ悲劇を繰り返してほしくない」として、乙訓地方の公立中学の生徒達の学習の機会の保障や、不登校生とへのケアを求める人権救済を京都弁護士会に申し立てた。 管理人:Welcome to Kyoto Bar Association/京都弁護士会 関連記事はこちらNo .N354k020330m30 |
読売 | 2000/12/29 | 朝刊 | 23 | 面 | No .N354y001229m23-1 | |||||
兵庫県/龍野市 | 小学6年生 | 男 | 11 | 内海平 | ||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 小6自殺…3800万円賠償/龍野市が無断で遺族見舞金申請/学校健康センターに1700万円/「損失回収したい」 |
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メモ : 1994年に担任教諭に体罰を受けた直後自殺した内海君に対し、2000年1月、神戸地裁は自殺と体罰の因果関係を認め、龍野市に3792万円の賠償金支払いを命じた。 市は賠償金の補填を目的に、両親に無断で文部省の外郭団体「日本体育・学校健康センター」に遺族見舞金1700万円を申請、給付決定を受けていた。 両親は「了解した覚えはなく、詐欺同然の行為」と憤慨している。 |
読売 | 2000/10/02 | 朝刊 | 39 | 面 | No .N354y001002m39-1 | |||||
埼玉県/新座市 | 中学2年生 | 男 | 13 | |||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 中2飛び降り自殺/埼玉 校内で菓子食べ反省文 |
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メモ : 2000年10月30日午後10時10分頃、マンションから中学2年生の男子生徒が飛び降り自殺。中学校によると、同校では29日、二年生全員に校内で菓子を食べたことがないかどうか調査。この生徒を含め、食べたことがあると答えた21人に反省文を書かせた。 生徒のノートには「罪を償うために学校でゴミ拾いをします」などとの反省文に続き、「死にます。ごめんなさい。たくさん馬鹿なことをしてもう耐え切れません」と記されていた。 |