紹介図書目録 |
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B145 宗教一般 死と葬儀 (別室)
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B142 女性史・伝記・生き方 伝記・生き方 (別室)
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宮田美乃里の特別室 (別室) |
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図書紹介 留意事項 |
書名: ガンに勝った人たちの死生観 |
No. B950010 NDC 494.500 |
著者/出版社: 帯津良一/主婦の友社 |
初版2004/04/01 \1500 |
内容:
生への執着よりも、「死は、そんなに悪いものじゃない」という死生観を築いた人が、予想を超えた奇跡的な回復をみせることがある。 第1章 ガンに勝った人たちがたどりついた死生観 「死はそんなに悪いものじゃない」 「天命に安んじて人事を尽くす」 ほか 第2章 なぜ、死生観を持つと自然治癒力が高まるのか?―心の循環・生命の循環 二一世紀は精神性と霊性の時代 死もまたいのちの通過点 ほか 第3章 「死は終わりではなく、旅立ちなのだ」 若い外科医のころ なぜ、ガンの再発率が下がらない? ほか 第4章 「先生、宇宙でまたお会いしましょう」旅立っていった私の戦友たち 「故郷の大島で死にたい!」瀕死の床から驚異の回復を見せたTさん 「主婦として包丁を持って死ねれば本望」満ち足りた最期を迎えたSさん ほか 帯津良一[オビツリョウイチ] 1936年埼玉県生まれ。医学博士。帯津三敬病院名誉院長。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院第3外科、都立駒込病院外科部長を経て、82年、埼玉県川越市に帯津三敬病院を設立。気功、漢方薬、呼吸法などの東洋医学と西洋医学の結合によるガン治療を行っている。日本ホリスティック医学協会会長。調和道協会会長。 |
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メモ: ホリスティック 帯津三敬病院のサイト紹介はこちら |
書名: 怖がらないで生きようよ がんと共生する医師のポジティブ・ライフ |
No. B950007 NDC 916.000 |
著者/出版社: 小倉恒子/講談社 |
初版2002/10/20 \1600 |
内容:
乳がん手術・離婚、そして再発・転移…それでも、どっこい私は生きている!乳がんになってからの15年、がんと無理に闘わず、かといって逃げもせず、自然体で生きてきた。医師ならではの抗がん剤副作用対策、イメージトレーニングの効果や代替療法、暮らしの工夫の数々も語る。 第1章 まさか、乳がんが転移するなんて! 第2章 一九八七年夏、乳がんが見つかった 第3章 手探りしながら、術後の不安を乗り越える 第4章 医師として乳がんに育てられる 第5章 がん患者を本当に救えるのは誰だろう 第6章 自分を生きはじめた女性たち、家族たち 第7章 二〇〇〇年秋、胸骨に転移した! 第8章 再発・転移してからの人生に願いを込める 第9章 乳がん治療はどのように行われてきたか 第10章 二〇〇二年、PET検査で新たな転移が見つかった 第11章 がん患者はいかに癒され、安らぎを得ていくか 第12章 生ある限り、がんと闘い、共存する幸せ 小倉恒子[オグラツネコ] 1953年、千葉県松戸市に生まれる。東京女子医科大学卒業。卒業と同時に順天堂大学医学部耳鼻咽喉科へ入局。いくつかの病院を経て、1984年から、松戸市立病院に勤務。1993年から松戸市立福祉医療センター東松戸病院と、平和台病院の耳鼻咽喉科医を兼任。 1987年に乳がんを発病し、手術する。二人の子供を育てながら、医師としても積極的に活動。2000年にがんの再発をみるが、その間も、本業のかたわら、ボランティア活動に、趣味の社交ダンスにと、意欲的な生活を続けている。 |
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メモ: |
書名: がんだから上手に生きる |
No. B950009 NDC 916 |
著者・出版社: 田原節子/海竜社 |
初版2004/02/13 \1500 |
内容: それは、悪性の乳がんだった。余命半年の宣告!奇跡の五年を生きて、今だから言えること!愛といのちと闘いの記録。 第1章 予期せぬ宣告 悪いものが出ました ―変だ!と思ったら即、行動を 第2章 不信感がぬぐえない そんな情報は有用ではない ―がん=死ではない 第3章 手術、そしてかすかな疑念 こんな体になって、どうやって普通に生活できるの? ―医師に従順になることが信頼することではない 第4章 闘うべき敵 希望のないことなんて言えっこない ―闘うべき「敵」を知ることが、まず第一歩 第5章 患者の自立 伴走するだけだが、一緒に走ろう ―患者は「自立」しなければならない 第6章 すわ!再発か! 先生についていきます ―よい医師と出会うために 第7章 体の声心の声 樹と一緒に呼吸したい、樹と一緒に眠りたい ―心と体が求めるものに耳を澄ます 第8章 家族のいたわり たとえ意識がなくても、私をミーティングの真ん中に! ―家族は病人にどう関わるか 第9章 病気仲間 どうして私がこんな病気になってしまったのだろう ―「病気仲間」に支えられ支えて 第10章 生きている時間 神様はそんなに不公平ではない ―なだらかな坂道をよりなだらかに 第11章 総一朗と節子 私は死ぬわけにはいかない、あなたに生きていてもらうために 田原節子[タハラセツコ] エッセイスト、田原事務所代表。1936年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、日本テレビに入社。結婚・出産を経てアナウンサーとして17年、CMプロデューサーとして10年勤務したのち退社。89年に田原総一朗と結婚。98年10月に炎症性乳がんを発症、胸椎、腰椎、脳、眼、大腿骨に再発転移はあるが、満5年生存を超えた。乳がんを中心に、医療、そして女性問題をテーマに各方面で執筆・講演活動を行っている。がん患者のための雑誌『月刊がんサポート』で「田原節子のもっと聞きたい」インタビュアーを務める。 |
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メモ: 炎症性乳癌 |
書名: かに心書 乳がん私の決めた生き方 限りある命を花のように |
No. B950008 NDC 916 |
著者・出版社: 宮田美乃里/リヨン社 |
初版2003/11/25 \1500 |
内容: 現代の最新医療でも、民間療法でも、宗教でも、ほかの治療法でも、それを支えにして生きている人たちがいる限り、私はそれを否定しない。その人たちにとってよいのなら、それでいいと思うだけである。ただ、私自身は現代の最新医療にも、民間療法にも、宗教にも、できるだけ頼らずにいきたいと願っている。「なぜ?」と問う人もいるかもしれないが、野に咲く花が、自然に精一杯生き、やがて自然に朽ちていくように、無理な努力をすることなく、生命に執着することなく、自然な死を迎えたい――そのように考えているからなのである。 まえがき 序章 夕映えの空 第一章 告知 1 アヴェマリア 2 偶然の一致 3 セカンドオピニオン 4 お見合い 第二章 孤独な生い立ち 1 市と静寂 2 幼年時代 3 少女時代 4 思春期 第三章 フラメンコ 1 不思議な夢 2 踊る苦悩 第四章 恋愛 1 愛の告白 2 光の体験 3 分析家との婚約 4 婚約破棄 第五章 短歌 1 悲しみに咲く花 2 片想い 3 孤独 第六章 告知から一年 1 母とがん 2 祖母の闘病 3 医師への手紙 4 心の傷 最終章 この瞬間に命を傾けること あとがき/参考文献 宮田美乃里 みやたみのり 1970年11月23日生まれ。歌人。静岡市生まれ。大学では心理学を専攻する。在学中および卒業後、フラメンコ・ダンサーとしてイベント等に参加。フラメンコ・ダンス講師となるが、病気により現在は休職中。 |
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メモ: 宮田さんの歌集「花と悲しみ〜魂の軌跡〜」紹介はこちら 宮田美乃里特別室へはこちらから |
書名: がんと向き合って |
No.B950006 NDC916.000 |
著者/出版社: 上野創/晶文社 |
初版2002/07/10 \1400 |
内容:
「睾丸腫瘍」―26歳の新聞記者が突然、がんの告知を受けた。ただちに左睾丸の切除の手術を受けたものの、がんはすでに肺全体に転移していた。心配なのは恋人のこと。「僕は、この先どうなるかわからない“不良物件”」。ところが彼女は、「大丈夫、私がついているから」とにっこりした。さらに数日後、彼女はいきなり満面の笑顔で言ったのだ、「結婚しよう」。超大量化学療法、2度の再発、3度の肺の手術…著者は3年間の闘病のすえ、現在、報道の第一線に復帰している。ひとはひとりで死んでいくけれど、ひとりで生きることはできない。苦悩とともに生きるひとへ、勇気と励ましを送る一冊です。 1 「入院した。入籍する」 予期せぬ告知 戦線離脱 ほか 2 死の何がそんなに怖いのか 「残念ながら進行がんです」 あくまで社会復帰を目指します ほか 3 「峠」と言われた夜 超大量化学療法 医師と患者 ほか 4 影あって光きわだつ 復帰 一年遅れの結婚式 ほか クロワッサン9月25日号、著者インタビュー掲載! 女性セブン9月19日号、紹介記事、大きく掲載! ほか読売新聞、日刊ゲンダイなど、今月も多々紹介、絶賛されています。 「抗がん剤の副作用、自死を思う夜、そして凄絶な超大量化学療法の場面。すべてが率直に描かれ、読み手の心をつかむ。」(日刊ゲンダイ9月6日) 「告知の衝撃、苦しい大量化学療法の様、揺れ動く心を平明な文体で記述している。取材に復帰するあたりのくだりなど読んでいて胸が熱くなる。」(読売新聞) 「這いつくばるようにして乗り越えた現実、揺れ動いた心の内を素直に表現したかった」(クロワッサン、著者談話より) 読者からの感動の声もたくさんいただいています! 上野創[ウエノハジメ] 1971年東京生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。1994年、朝日新聞社入社、長野支局、横浜支局を経て、2001年9月から東京本社・地域報道部員兼社会部員。 2000年10月から約一年間、朝日新聞神奈川版で、闘病体験の手記「がんと向き合って―一記者の体験から」を連載 |
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メモ: がん、睾丸癌 |
書名: がん・家族はどうしたらよいか 告知・医療・ホスピス・看取り 迷い、悩んだとき |
No.B950005 NDC494.5 |
著者/出版社: 季羽倭文子/池田書店 |
初版2002/12/25 \1200 |
内容: 第1章 がん告知を受けて動揺する気持ちを見つめる 1 家族の揺れる気持ちを見つめる 2 がん告知について家族が考えること 3 病人の気持ちを理解するために 4 告知するか、しないか迷う時に 5 知りたい時に知りたい事を 6 告知を望まない病人もいる 7 こんな時には知らせよう 8 告知後の家族の関わり方 第2章 病院・医療関係者との関わり方 1 病院についての質問いろいろ 2 医療関係者との関わり 3 セカンド・オピニオンを聞く 4 看護士との関わり方 5 ケースワーカーをどう活用するか 6 医療費の問題 第3章 がんと共に生きる 1 がんに関する基礎知識 2 がんの治療と経過 がんと向き合い、がんと共に生きる 3 化学療法・放射線療法による副作用への対応 4 民間療法 5 がんと向き合うための支え 第4章 がん終末期の緩和ケア 1 緩和ケアとは 2 身体の痛みをとること 3 鎮痛薬による疼痛コントロールの基本 モルヒネ・その他のオピニオイド鎮痛薬理解のために 4 呼吸困難に対応する 5 食事が食べられない時 6 残り少ない時期の毎日の暮らし方 7 死を迎える苦しみを分かち合う 第5章 ホスピス・緩和ケアを選ぶ 1 ホスピス・緩和ケア病棟で過ごす 2 緩和ケア病棟はどこにある 3 緩和ケア病棟入院について気なること 4 在宅ですごす 5 どこまで在宅で過ごせるか 6 在宅で死を看取る時 第6章 家族の死を迎えた後で 1 悲しみから立ち直るために 2 病的な悲しみの反応 3 死別後の悲しみへの対処法 付録 全国ホスピス・緩和ケア病棟連絡協議会会員一覧 季羽倭文子[キバシズコ] 1930年生まれ。国立岡山病院付属高等看護学院卒業後、臨床看護に従事した後、看護教育を行う。英国留学により看護管理、訪問看護を学び、ホスピスで研修を受ける。帰国後、日本大学医学部付属板橋病院に訪問看護室を開設。 日本看護協会常任理事に就任後、1987年にホスピスケア研究会を開設。現在に至る。朝日社会福祉賞(朝日新聞社)および国際がん看護貢献賞(米国がん看護学会)を受賞 |
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メモ: がん、ホスピス、終末医療、緩和ケア |
書名: 癌を抱えてガンガ−へ 性と死の不安と向き合う |
No.B950004 NDC |
著者/出版社: 高垣忠一郎/三学出版 |
初版2002/12/07 \1500 |
内容:
長年不登校問題と向き合ってきた心理臨床家が、ある日、不登校児のお母さんの気づかいですすめられた人間ドックの検査で、「精密検査を必要とする」といわれ、そして、前立腺癌と診断される。ホルモン療法で、乳房が膨らみ身体が女性化してき、切れといわれ、性の機能の喪失の危機に向き合う。癌を抱えてインドへの旅。前立腺手術。生・性・死・再生について真正面から語る。 1 癌との出会い 「前立腺癌」とその診断、治療について勉強する ホルモン療法 ほか 2 癌と向き合い、性と死の不安と向き合う 「僕」の癌と向き合いたい 「性」と向き合う@、A ホルモン療法がセックスに及ぼう影響 精神が勃起しした 人の心と治療のあり方 隠喩としての病と「椿姫」 僕の「閉塞感」 ほか 3 「内地留学」−癌を抱えてガンガーへ インドの旅は「死」と出会う旅 強迫症の時代=「信じること」の不可能な時代 「祈り」の心は身を委ねる心 僕の「ニライ・カナイ」安満地 死と再生の物語 ほか 4 入院記 現代の生物学が人間の「個体性」とケアーについて教えてくれること 「死と再生」について考える ほか 高垣忠一郎[タカガキチュウイチロウ] 1944年、高知生まれ。京都大学教育学部卒業。専攻、臨床心理学。大阪電気通信大学教授を経て、現在、立命館大学大学院応用人間科学研究科教授 |
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メモ: ガン、前立腺癌、ホルモン慮法 |
書名: がん患者の〈幸せな性〉 あなたとパートナーのために Sexuality & Cancer : For the Man/Woman Who Has Cancer and His/Her Partner |
No. B950003 NDC 494.5 |
著者・出版社: アメリカがん協会【編】、高橋 都・針間 克己【訳】/春秋社 |
初版2002/08/30 \2000 |
内容: 性生活は生きていくうえで大切なことの一つです。性についてどう感じているかは、生きていく意欲や、自分自身へのイメージや、人間関係に影響を与えます。しかし、医師も患者も、多くの場合、がん治療が性生活に与える影響については口にしません。この本では、あなたとあなたのパートナーに関わるがんとセックスについての情報を提供します。すべての疑問に答えることはできませんが、あなたとあなたのパートナーが、性生活について一緒に率直に話し合うために十分な情報を提供できるのでは、と考えています。(「はじめに」より) がん治療に起因する性のトラブルの対処法を、からだとこころの両面にわたって実践的にアドバイス。カウンセラー、自助グループのリスト付き。 第1章 正常な性生活とは何だろう? 第2章 健康な性反応とは何だろう? 第3章 性欲と性反応の構成要素 女性の性欲と性反応の要素 女性のオルガズムの正常パターン ほか 第4章 がん治療に負けずに性の健康を保つコツ 第5章 がん治療が性欲や性的反応に及ぼす影響 性欲の低下 がんの骨盤内手術にかかわる臓器 広汎子宮全摘手術 膀胱全摘手術 腹会陰式直腸結腸切除術 外陰がんの治療(外陰切除術) 膣の再建 骨盤内の放射線治療を受けている期間に性交できるか? 化学療法と性に関わる臓器 乳がんの局所的治療 妊娠は乳がんの再発率を高める? ホルモン療法の心理的影響にはどんなものがあるか? 治療が勃起に及ぼす心理的影響 がん治療と射精 ほか 第6章 性的問題への対処法 早発閉経の症状 からだの一部分を失うことに対応する がん治療後にオルガズムを得る 性行為中の痛みを防ぐ 膣ダイレーターを使う がん治療後の性的問題は永久的か? ペニスの神経や血流が損傷を受けたとき、勃起を回復させる方法はあるか? 陰茎プロステーシス ほか 第7章 いくつかのがん治療に特有なこと 人口膀胱・人工肛門 顔面のがん治療 乳房切除術/乳房再建術 片側または両側の睾丸切除 陰茎切除術 ほか 第8章 性生活を続けよう 外見の変化に対処しよう マイナス思考を改めよう 化学療法の外見への影響に対処しよう ゆううつな気分を吹き飛ばそう 自尊心を取り戻そう 十分なコミュニケーションをとろう 不安に打ち勝とう パートナーとの性生活を再開しよう もっと楽にセックスをしよう 性的関心を再びもとう 第9章 独身のあなたへ がんのことをいつ話すか 拒絶される可能性 つきあいの幅を広げる 第10章 がんに関する迷信を払いのける 性生活ががんの原因になるか? 性生活を控えたほうがいい場合 がんに対する他人の目 進行がん ほか 第11章 専門家による支援 がんセンターでの性的リハビリプログラム 避けるべきこと 上を向いて歩こう ほか 巻末付録 セックス・カウンセリング機関一覧(日本性科学会認定) ガン患者会・支援団体一覧 電話相談窓口 インターネット上のリソース ほか 高橋都[タカハシミヤコ] 岩手医科大学医学部卒。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。保健学博士。現在、東京大学大学院医学系研究科(健康学習・教育学分野)助手、日本性科学会幹事、日本サイコオンコロジー学会世話人。専門は、内科学、性科学、公衆衛生学、精神腫瘍学 針間克己[ハリマカツキ] 東京大学医学部卒、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。医学博士。現在、東京家庭裁判所医務室技官、日本性科学会幹事長、性同一性障害研究会理事。専門は、精神医学、性心理障害 |
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メモ: 関連記事「がん女性の性、みつめて/心と体、抱きしめてほしい」はこちらから |