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(目的)
載荷試験は、載荷重〜沈下関係から地盤反力係数や極限支持力などの地盤の支持力特性を求めることを目
的とする。
(適用範囲)
@載荷板は、直径30cm以上、厚さ25mm以上、の円形板(鉄製)を用いる。
A沈下量の測定は原則として、載荷板の対称な位置に配置した4個のダイヤルゲージを用いて読みとる。
B反力荷重には、トラック、バックホウ、H鋼などが一般に用いられている。
Cテストピットを掘削する場合は、試験地盤の原位置状態を変えないように注意し、載荷板の下には砂など
を薄く敷いて板のなじみをよくする。
D試験地盤が地下水面下の場合は釜場を設けて、水を汲み上げ、地下水面を試験面以下に保つ。
Eこの試験は、設計構造物の荷重影響圏内の地層が試験地盤と同じとみなされる場合に適用する。地層が不
均一な場合や圧縮性の地盤、あるいは荷重影響圏内に特に圧縮性の大きい土層がある場合には、この試験
の結果のみから地耐力、特に沈下特性を求めることはできない。 |
@載荷板を用いて地盤に載荷し、載荷重と変形量を測定する。
A載荷方式として試験目的に応じて1サイクルあるいは多サイクル方式を選定する。
B荷重は予備載荷の後、計画最大荷重を5〜8段階に等分割して載荷し、各荷重段階における時間と沈下量
の関係を求める。
C試験は計画最大荷重まで載荷するが、途中の荷重段階で沈下が急速に進行し地盤の破壊が明らかになった
場合は、その段階で試験を中止してもよい。
D各荷重段階における荷重保持時間は30分程度、繰返し過程では5分程度の一定時間とする。 |
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