>デビルサバイバー プレイ日記 〜 5 day
前日までのあらすじ >
その日、僕が目覚めた時。
登場人物が全て、ポニーテールになっていた。
幼なじみは巨乳のままポニーテール。
巫女さんも隠れ巨乳のまま問答無用にポニーテール。
ロック歌手も陰鬱な表情をみせなたらポニーテール。
養護教員のおねーさんは、元々縛っているけどさらにポニーテール。
それだけでも嬉しいというのにどうしたんだろう。
登場している悪魔もポニーテールになっているではないか。
ネコマタちゃんも艶めかしい腰つきのままポニーテール。
モーショボーもロリっこのままポニーテール。
ラクシュミ様も熟女の雰囲気を醸し出したままポニーテール。
こんな世界がポニーテールに満たされるなんて一体どうしたんだ!
日頃健気に頑張ってい、妄想突破は全部ポニテ美女にお任せしている自分の為に、ポニーテールの世界の魔王様が僕に捧げモノをしてくれたのか。
嬉々としてそう思うと幼なじみがポニーテールになっておっぱいを腕にこすりつけながら上目遣いに問いかける。
「こんにちは、ポニーテール王国の王様。衣装はセーラー服にします?それとも、メイド服にします?」
さらに衣装も選べるんですか!
思わず小躍りしながら勢いに任せて選んだのは。
「メイドもいいけどスク水もね!」
第三のビール。
ならず、第三の選択に驚かれるかと戦々恐々とするも。
「わかりましたご主人様」
柔らかな笑顔とおっぱいで幼なじみまさかの同意。
スクール水着×ポニーテールの破壊力にワクワクテカテカして待っていた所。
「お待たせしました」
の声が。
嬉々として振り返った俺の目の前に現れたのは。
「こういうのがお好きなんですねご主人様」
の声も野太いYASUPONさんのスクール水着。
嫌、なんというか流石に子持ちのオッサンがスクール水着はどうでしょう、せめてアツロウたんなら。
狼狽えるな!
素数を、こういう時こそ素数を数えるんだ!
所で素数って何だっけ。
「それではご主人様の為に今日は張り切っちゃいますよ、ふんふん!」
と。
軽くパニクってるうちにどんどん近づくYASUPONさん。
あぁ何というかごめんなさいもうしませんから助けてください。
アッー!!!!
そんな悲劇がおこった翌日から物語りは始まるのです。
アツロウたん : 「ついに 過去を模造 しはじめたか……」
幼なじみのポジティブおっぱい : 「まぁ、何か自分が負け組になる過去の模造だから許してあげましょう」
という訳で。
いよいよ5日目がはーじまーるよー。
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さて、前日。
コスプレメガネっこ、ミドリちゃん(多分腐女子)が危ない!
という情報を聞き。
ミドリちゃんを殺す奴は逆に俺が殺してやるぜ!
という偏った正義に目覚めてしまったハカセ、ことケイスケ・パロ・ウル・ラピュタ。(仮名)
彼がその偏った正義で断罪した面子の中にはある不良チームのメンバーも含まれており。
不良チームのメンバー、そのヘッドである二階堂は、メンバーのケジメという事でケイスケ・パロ・ウル・ラピュタを私刑にかける事に決めます。
二階堂 : 「メンドーな事は嫌なんだけどよ……ケジメはつけなきゃいけねぇし」
ケイスケ・パロ・ウル・ラピュタ : 「面倒だと!? 言葉をつつしみたまえ! キミはラピュタ王の前に居るのだ!」
二階堂 : 「何かこいつ最高にウザイから殺してもいいって気分だしな!」
と。
二階堂さんの殺っちまおうぜゲージはすでにMAX。
もし本当にラピュタ王と出会ってしまったら、ラピュタ王がヌッ殺されるのは目に見えている状態です。
コスプレメガネっこ、ミドリ(以下便宜上腐女子) : 「つまり、二階堂さん×ケイスケって事だよね!」
アツロウたん : 「いや、その理屈はおかしい!!!」
何とかして、ラピュタ王を説得しこの偏った正義の裁きをとめなければいけません。
が。
ケイスケ・パロ・ウル・ラピュタ : 「ははは、人がまるでゴミのようだ!」
ラピュタ王ときたら、すでに正義の裁きにノリノリ。
デスノートをもった夜神月君が新世界の神をやめなかったように、このラピュタ王もラピュタの王である事をやめようとはしません。
このままでは、説得所ではない……。
いや、説得する以前にガイドーがラピュタ王を見つけてヌッ殺す可能性さえあります。
腐女子 : 「戦って、うち勝った方がその力をもって無理矢理負けた方を蹂躙する……キャー!!!」
アツロウたん : 「だからそんな展開はないっ!」
そうなる前に何とかラピュタ王を発見しなければ。
しかし、確実に発見出来る可能性は少ない。
そんな時。
二階堂には気にかけている女性が居るという事。
腐女子 : 「えー、二階堂×ケイスケもありだと思うのにー」
アツロウたん : 「お前的にアリでも、世間的にはナシだよ!」
そしてその女性……アツロウたんの元家庭教師で現養護教員のマリ先生は亡き恋人が「クドラク」(吸血鬼)に殺された、その仇を討つ為。
クドラクの敵対者であるクルースニクを呼び出し、その魂を宿す事で戦っている事を知ります。
腐女子: 「えーと、つまり……クルースニク×クドラクって事でいいのかな、かな?」
アツロウたん : 「何でもかけ算で考えるの、おにーさんどうかと思います!」
二階堂は仕方なくラピュタ王を倒そうとしている身。
腐女子 : 「うん、本当はケイスケの事好きなんだもんね!」
アツロウたん : 「いくら封鎖で皆テンパっているからって、そんな真実はない!」
もし、ラピュタ王退治より優先の仕事があればそっちに行くのでは?
そう思った主人公さんご一行は、二階堂に 「キミが大好きなマリ先生が吸血鬼に狙われているぜ!」 という事をタレ込みます。
腐女子 : 「……つまり、二階堂さん×クルースニクなんだね!」
アツロウたん : 「逞しッ、想像力逞しすぎるよこの子!」
マリ先生が気になって気になってしょうがない二階堂さん。
それを聞きつけ、マリ先生のピンチを格好良く救おう!
その心意気でマリ先生を捜す事になり、何とか二階堂の意識をラピュタ王からそらす事に成功します。
腐女子 : 「えー、二階堂×ケイスケじゃなくなっちゃったんだぁ……」
アツロウたん : 「うん、ひとまずラピュタ王の命はこれで長らえたよな……」
腐女子 : (´・ω・`)
アツロウたん : 「って、何かしょんぼりしてる! しょんぼりしているよこの子!!」
ともかく。
何とか二階堂さんの気を逸らしたご一行。
ですが、どうやらクドラクというのはなかなかの強敵の様子。
腐女子 : 「強敵!? むむ。 クルースニク×クドラクだと思ってたけど、これはクドラク×クルースニクかもしれないね!」
アツロウたん : 「何でもそんな風に結びつける乙女回路に、全俺が驚愕だよ!」
いくらクルースニクの魂が力を貸しているとはいえマリ先生は普通の人間。
強力な悪魔であるパズズを従えているとはいえ、二階堂一人では手に余るかもしれません。
腐女子 : 「二階堂さん×パズズ……パズズ×二階堂さん……?」
アツロウたん : 「いや、無理矢理考えなくてもいーから」
それに、二階堂に恩を売っておくのもいいかも!
後々、マリ先生とフラグをたてるのもいいし!
俺×マリ先生!
何と甘美な響きだ、おねーさんキャラ万歳!
アツロウたん : 「なぁ。俺、お前にまでツッコムのいやなんだけど」
勿論。
俺×幼なじみ。
あると思います!
俺×腐女子。
あると思います!
俺×巫女少女。
あると思います!
腐女子 : 「…… 俺さん×アツロウさん、とかは?」
あると思います! あると思います!
アツロウたん : 「ねーーーーよ!!!」
と。
ともかくマリ先生を助ける為にひたはしると丁度マリ先生はクドラクと戦闘のまっただ中な様子。
ここで助けて恩を売らねば!
そしてあわよくば俺とのフラグを!!!!
アツロウたん : (後者が本音だな……)
乙女のピンチに颯爽と現れるリアルタキシード仮面参上!
さぁマリ先生!
俺に助けられろ!
マリ先生(中身はクルースニク) : 「キミか、助けに来てくれたんだな!」
勿論!
中身じゃなくて器の方を!!!!
二階堂 : 「俺も器の方を助けに来たぜ!」
マリ先生(中身はクルースニク) : 「そんな、中身が男だからってそんな扱い……一応正義の味方だよ、私」
うっさい。
とっととマリ先生から出て行け。
そして俺にフラグを立たせろ!
二階堂 : 「むしろ、俺にフラグを立たせろ!」
マリ先生(中身はクルースニク) : 「感じ悪ッ、こいつら感じ悪ッ……もーいいや。面倒くさいからとっととクドラクを倒してこんな身体出て行こう……あ、一応言っておくけどクドラクは私が倒さないと意味がないからな」
……本当は颯爽と格好良く現れたタキシード仮面的な扱いで俺に惚れてほしかったが。
彼女に花を持たせる紳士。
というのも俺のイメージに相応しいからな。
わかった、お前にトドメをささせてやろう。
二階堂 : 「あぁ、お前の為には絶対なりたかねぇが、マリ姉ぇの為なら俺は一肌脱ぐぜ!」
マリ先生(中身はクルースニク) : 「感じ悪ッ、こいつら本当に感じ悪ッ……うん、でも頼むよ――」
と、言う訳で。
クドラクにトドメを切望するマリ先生&クルースニクの為に主人公ご一行様。
今回はサポートに回り、クドラクをじわじわ追いつめる事にします。
とはいえ。クドラクはこれで案外攻撃力が高め。
しかも、こちらの攻撃を吸収してくるという特殊能力付き。
削るのも命がけな上、有る程度不利になると逃げだそうというチキンマンです。
逃げないよう束縛をフルに使い。
よし、残りのHP少な目に!
二階堂 : 「よしッ……今だマリ姉ぇ、トドメを刺しちまぇ!」
という状態までもっていきました。
さぁマリ姉ぇ(中身はクルースニク)。
ここからがキミの領分だがんばれ!
マリ先生(クルースニク) : 「あぁ、まかせておけ。 死ね、クドラク!」
クドラク : 「ぐぐぐぐぐぐ……。」
マリ先生(クルースニク) のこうげき!
クドラク は 1の だめーじを受けた!
クドラク の はんげき!
かいしんのいちげき!
マリ先生は200のだめーじ!
クドラクはHPがかいふくした!
・
・
・
弱すぎるだろマリ姉ぇ、常識的に考えて!!!
しかもマリ先生。
なまじっかダメージを受けすぎると、相手の体力も大々的に回復させてしまうのがタチ悪すぎです。
また削り直しですか、マリ先生!!!
マリ先生(クルースニク) : 「今日はパンツのゴムが食い込んでるから調子が悪いな……」
二階堂 : 「そんな理由あるかよ! ちゃんとやれよお前、いい加減にしねぇと俺がトドメ刺すぞ!」
ともかく。
そんなマリ先生の圧倒的な火力不足に嘆きつつも何とかクドラクを撃破。
(マヒ系が効くと少し楽です)
恋人の仇を打ったマリ先生は満足。
そんな満足するマリ先生を見た二階堂も、また満足です。
二階堂 : 「……悪いな、マリ姉ぇが世話かけちまったみたいで」
……気にするな。
ちょっと、予想以上に世話が焼ける女だったけど。
それは全てクルースニクのせいという事にしておくから。と。
二階堂 : 「あぁ、マリ姉ぇの名誉の為そういう事にしておいてくれ。 クルースニクがダメな子! マリ姉ぇが悪い訳じゃないっ!」
マリ先生(クルースニク) : 「ダメな子じゃないぞっ! 仮にダメな子だったとしても、ダメな子という名のクルースニクだよ!」
とにかく、こうしてマリ姉を助け。
マリ姉が長芋くらい大好きな二階堂に恩を売る事が出来た主人公さん。
マリ先生 : 「……何か微妙な順位ね」
二階堂 : 「い、いや。本気にするなよマリ姉ぇ! 大丈夫、長芋より好きだよ!」
ひとまずマリ姉ぇの事が心配な二階堂を何とかマリ姉ぇの所に釘付けにしている間に、いよいよラピュタ王の説得といきましょう。
とはいえ、相手はラピュタ王。
しかも相手はラピュタの雷……ヤマの力を自在に使いこなすというくせ者です。
話し合いが出来る状態とは思えません。
いっそのこと ラピュタ王の存在ごとなかった事にしたい勢い もありますが……。
アツロウたん : 「……ダメだ! ケイスケは俺の中学時代からの友達なんだから、何とか助けてくれよ」
……と。
我がチームのブレイン、アツロウたんが助けたいと言ってるから仕方有りません。
何とか助ける方向性でいきましょう。
腐女子 : 「キャー、アツロウさんやっぱりケイスケ×アツロウさんなんですね。 ヤオイの方なんですね、素敵です!」
アツロウたん : 「だから素敵な要素とか何処にもないし、実際そういうかけ算公式に乗せられる関係でもないから!」
まぁ、アツロウたんが中学時代初めてケツを許した相手なら助けない訳にはいかないよな。
アツロウたん : 「あれ、コイツまで変な既成事実を作ろうとしているぞ?」
という訳でラピュタ王を説得するにも何にも。
とにかく、力の源を押さえておかなければ話にならない。
という訳で、デビサバ版ラピュタ王、ケイスケ・パロ・ウル・ラピュタを無力化する為。
その力の源であるヤマをヌッ殺し、その後説得するという戦法をとる事に決定。
己の正義を信じ、勝手に裁きを続けるラピュタ王の暴走をとめる為、いよいよラピュタ王と対峙します。
ラピュタ王 : 「……君たちか」
いかにも、俺達だ!
アツロウたん : 「いい加減、やめてくれケイスケ・パロ・ウル・ラピュタ! こんな事していい訳ないだろ!」
と。
アツロウたんが必死に説得するもやはり聞かず。
逆に。
ラピュタ王 : 「言葉をつつしみたまえ! キミはラピュタ王の前に居るのだ!!!」
と、一蹴される始末。
とにかくもー、あのヤマ様が居る限りは話になりません。
ヤマ様を倒すまで何とかしないと……。
とはいえとはいえ。
ヤマもなかなか強力な悪魔。
ラピュタ王 : 「あっはっはっは、人がまるでゴミのようだ!!!」
炎の力をフルに使い、ガンガンこっちを攻め立てる!
しかもチラホラと居るモブキャラクターが適度に邪魔くさいのが余計にタチが悪い状態です。
このままじゃ不利だ!
どうするアツロウたん!
アツロウたん : 「……俺は、アドバイスは得意だが戦闘は苦手だからわからんな!!!」
ここに来てアツロウたん、凄い事をカミングアウト。
……確かにアツロウたん。
力と体はメキメキ伸びる健康優良児だけど、魔力の伸びがイマイチ弱いから。
主人公を同系統のパワー型に育てていると、主人公のお下がりスキルしか貰えなくなったりして。
必然的に能力が主人公に劣るキャラになっていたりするもんな!!!
アツロウたん : 「最近、火力不足で敵悪魔が死なないからな!!!」
主人公を魔法系に育てているとまずないが、力に振り分けていると良くある現象がいまここに!
アツロウたん : 「そんな訳で、俺はアドバイスは得意だが実際の戦闘は苦手なんだ、期待してもヤマみたいにガンガン炎を使ってくる悪魔。俺には倒しきれねぇよ。 そもそも普通の敵だって倒し切れてねぇのに!」
ゴメンアツロウたん。
主人公である俺が暴れまくるにクリティカル率アップとか、そういう素敵なスキルを取り上げているばっかりに……。
って、どうするんだよアツロウたん!
このままでは俺ら全滅、ラピュタ王に跪くハメに……。
腐女子 : 「んー……」
?
あ、危ない腐女子さん!
そっちにはヤマ先生が!!!
腐女子 : 「ブフ! マハブフ! 氷の乱舞!」
ヤマ先生 : 「うぁらばひでぶあべし!」
ヤマを倒した!!!
腐女子 : 「私は、ケイスケ×アツロウさんが仲間に居てラブラブ、ってのがいーの! ケイスケが王として強引に無体を強いる、そういう展開は好きじゃないの!!!」
まさかの腐女子。
腐女子妄想の為に、ヤマ様撃破。
アツロウたん : 「正直、嬉しくねぇ……」
ともあれ。
ヤマ様を撃破したとたん、弱気になった僕らのラピュタ王。
ラピュタ王 : 「そんな……ラピュタ王のもとにひれ伏すことになるはずだったのに……」
アツロウたん : 「もうやめようぜ、ケイスケ・パロ・ウル・ラピュタ……まだやり直せるからさ……」
腐女子 :
_
∩
( ゚∀゚)彡 キッス!キッス!
⊂彡
ラピュタ王 : 「僕の正義が、間違っていたっていうのか……」
アツロウたん : 「……確かにお前の気持ちも分かるよ。けどさ、もっと別のやり方があると思うんだ」
腐女子 :
_
∩
( ゚∀゚)彡 セクロス!セクロス!
⊂彡
ラピュタ王 : 「でも、僕は……今までやってきた事が……間違いだったとしたら、僕はあまりにも……」
アツロウたん : 「いいだ、もう。間違いに気付いた時、贖罪はすでに始まってるんだぜ。行こう、俺らにしか出来ないやり方で、元の世界を取り戻すんだ!」
腐女子 :
_ ∩
( ゚∀゚)彡 AxCx! AxCx!
⊂彡
アツロウたん : 「って、人が格好いい台詞言ってる時に流石にその発言は、おにーさんどうかと思います!」
ラピュタ王 : 「というか、過激だなぁ今時の子は……」
ともあれ。
腐女子の力添えで無事に戻ってきたラピュタ王。
しかし。
ラピュタ王の活躍の為に、一日ほとんど使い潰してしまいます……。
ラピュタ王 : 「ゴメン、手間取らせてしまったみたいで……」
アツロウたん : 「気にすんなって………」
腐女子 : (男同士の友情……進化して愛、そして愛ッ……ワクワク)
アツロウたん : 「とはいえ、明日にもベル・イアルなる悪魔王と戦わなきゃいけないってのに、全然ベル・イアルの情報を得る事が出来なかったなァ……」
ラピュタ王 : 「僕のせいだね、本当にごめん……」
アツロウたん: 「まぁ、幸いベル・デルと違い不死者という訳じゃなさそうだから、拳で語り合えば何とかなりそうだけど……」
腐女子 : (普段やんちゃなアツロウさんが、ベッドの上ではてんでネンネだったりして……はぁはぁ)
アツロウたん : 「漠然と、炎の使い手って事くらいしかわからないなら対策がたてらんねぇよな……よし、明日。6日目はベル・イアルなる相手に本腰いれる為、一日情報収集としますか!」
……。
それなんだがな、アツロウたん。
アツロウたん : 「?、何だ。」
明日は、ベル・イアルとの対戦の前に。
この封鎖内の世界が滅亡するかしないか、って瀬戸際だろ。
俺らをヌッ殺す実力のあるベル・イアルの情報も欲しいけど。
それより、7日目の世界を何とかする方に尽力を傾けたいと思っているんだ、俺は。
アツロウたん : 「……何が言いたいんだ?」
……つまり。
俺は、明日情報収集なんてしないで、人のケツを追いかけたいと思います!!!
アツロウたん : 「何とダメな報告を堂々と!!!」
という訳で。
ベル・イアルなんてどーだっていいから人のケツを追いかけるから張り切っていくよ! よ!
アツロウたん : 「そんなん、どーだっていーだろ! 殺されるかもしんねぇんだぞ、お前相手の正体くらい……。」
ベル・イアル。
スペルは…… Bel Ial。
続けて書けば Belial。
読みは「ベリアル」……かな。
地獄の軍団を率いるとも、初代のサタンとも言われソロモン72柱の一人に数えられる。
その姿は威厳ある王のような姿とも、美しい天使の姿とも、炎をまとう戦車を駆るとも伝えられている。
その名の意味は、無益。無価値。邪悪。
その本質は欺き。
弁舌に長け、神をも中傷し、救世主を告発までした。
特に有名なのはソドムとゴモラの街に淫乱さと悪徳を持ち込んだ物語か。
炎を扱う、と言っていたが純粋に炎だけじゃなく。
恐らく、万能系魔法を何かしらの方法で使ってくる可能性が高いな。
炎の方は耐性つけておけば何とかなるだろうが、万能属性は打つ手がない。
何かしてくる前に叩きつぶしてやるのがいいだろう。
何。
真・女神転生におけるベリアル様の扱いときたらただのロリコン(アリスと幸せに暮らしたいのだ!)の上、ツボに封じられる程度の体たらく。
それほど恐れる事ぁねーよ。
というか。
わきみのツボとか探せば、多分一発で死ぬよ。
伯爵はツボを怖がっているから。
アツロウたん : 「何か凄く知ってるな、お前……」
あぁ。
何せ俺自身、今の時点で充分堕落しているからな!
平たく言うと。
俺と悪魔は、同類だ!!
アツロウたん : 「あぁ、なるほどな……」
冗談なのに納得された!!!
冗談なのに!
アツロウたん : 「すまん、あまりに納得出来たモンで、つい」
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
ともあれ。
無事に仲間を取り戻し、いよいよ残りの日数も少なくなってきた主人公さんご一行。
はたしてこの先にあるのは、生きるか死ぬか。
それともハーレムか。
それとも。
腐女子 : (ケイスケ×アツロウさん……主人公さん×アツロウさんもいいな、アツロウさん総受け!)
腐女子の望む世界か!
先行きを色々と不安になりつつ。
翌日へと進むのでありましたッ!
・
・
・
というか。
今回、幼なじみのおぱーいに夢いぱーいの子が何も喋ってないよーですが……何かありましたか?
幼なじみのおぱーいに夢いぱーい(以下便宜上夢おぱい) : 「ううん、ちょっとね……」
ちょっと、何?
夢おぱい : 「いや、アツロウ×ケイスケ君でもいいんじゃないかな、と思って……」
まさかの幼なじみの腐女子発言に、全俺が驚愕!!!
夢おぱい : 「いやぁね、冗談よ。冗談!」
……ともかく。
これ以上腐女子が増えないよう祈りつつ……。
翌日へ続くのです。
ノーマルであるという事がマイノリティ。