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Time Tripper's Clockの構造の解説

歯車のお話し
時計といえば、歯車をイメージされる方が多いと思いますが、 一言に歯車といっても、色々な部位から成り立っています。 まず、歯車、かな、軸と、実は軸の先に「ほぞ」とよばれる軸を一段と細く削った部分があるのですが 私の作った歯車にはありません。軸そのもので支えるため、当然その分抵抗が増すのですが、 全体的な構造上の問題、強度の問題と、作りやすさということでこんな歯車になってしまいました。 腕時計などでは、針の先ほどの「ほぞ」を人工ルビーなどで支えるほど徹底した摩擦の軽減を行っているものです。 しかし徹底的に違うことは、通常は軸ごと回転するのですが、 この時計では、軸はフレームに固定されており、軸上で歯車と「かな」がセットとなって回転することです。 時計というよりは、昔の「からくり人形」に使われていた歯車に近い形をしています。 歯車の厚さもこの分厚さですので、摩擦も相当なものですが、この厚みがいかにも木製時計という感じかして捨てがたいのです。 「かな」の部分も小さい歯車にすればよいのですが、単純ノコギリ型歯車をしっかりホールドするためにも、この型がベストでしょう。


歯車
各歯車の大きさがわかると思います。 以外と数が少ないと思われるかもしれませんが、 殆どの機械式時計はこの程度です。 ただし、鳴り物等のカラクリを持つ場合はもう少し多くなります。





かな


「かな」はこのような形をしています。 3mmのクラフト棒を円周上に挿しています。 単純な三角歯車を確実にホールドし、適度ななめらかさを与えてくれます。 これにより歯車の多少のピッチの差や、誤差を吸収します。


時間

長針よう歯車です。

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