時間の記憶・プロジェクト
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時間の記憶・プロジェクト
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大阪都市空間 植物実験プロジェクト 2006
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(谷町1丁目双馬ビル 屋上 4月3日現在の地面の様子)
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風、雨、鳥や自然の出来事が植物の種を運び、そしてそこに植物が自然に生長するのを待っています。 そして、そ の種子が芽吹いた後、それら小さな植物を採
集し、この場所に生息していたのと同じ位置 になるように紙の中に漉き込みます。 |
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土、セッティング(2005年3月9日)
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この一連の植物プロジェクトは、過去、1999年から、美濃(岐阜)、士幌(北海道)、堺(大阪)、橿原(奈良)と、自然に恵まれた場所で行ってきました。しかし、今回のように都市空間でこのプロジェクトを行うということは、植物が自然に芽生えるには非常に困難な条件かもしれません。しかし、このビルは、大阪城公園西近くに位置しています。強い風や鳥が大阪城公園から植物の種子をこの場に運んでくることも予測されます。 過去行ってきた植物プロジェクトの経験から学んだことは、自然に恵まれている場所で行った場合でも、なかなか芽生えなかったり、除草剤が散布された場所でも、そこに植物が芽生えたりと、まったく予測ができないということす。 そこに植物が自生することを期待し、このプロジェクトを開始します。 |
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そして、芽生えた植物を採集し、その場に自生していたときと、同じ位置関係になるように紙の中に漉き込むことを考えています。 | ||
2005年2月15日
山崎由美子 |
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山崎さんのプロジェクトに共感してこの場所で実験をはじめていただくことになって、今日がその撮影初日。ギャルリ・OUのあるビルは大阪の中心部。そんな都会の真ん中でも、ほんの少しでも根付く条件があれば植物は育つ。実際にこのビルの屋上ではコンクリートの割れ目から、緑の葉が生えている。現段階で
は、このプロジェクトで何が見えてくるのか、はっきりとしたものはわからない。ただ、一人の現代美術作家によるこのプロジェクトは、出来上がった作品の
提示だけがアートではないことを示すだろう。これからはじまる培養土の変化と共に成長するアートを体感し、見守っていくことにする。 |
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2005年3月14日 蔭山リエチ:ギャルリ・OU ディレクター
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更新2006年4月11日 |
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