2005年の目標を「必殺!享楽の小市民。贅を尽くして酉・鳥・トリ。」に決定したスタジオうつほでしたが、今年の雪の多さには、ほとほと参っています。
幸いにも当スタジオの駐車場は、ご近所のパチンコ屋さんが、ご厚意で重機を入れて除雪してくれますので、町の除雪車が寄せる重たい雪に苦労することはないのですが、それにしても今年は何回もやっていただいて大変恐縮しております。でも当スタジオではパチンコをする人がおりません。というわけで、道央地区のみなさんは、私たちの代わりに、どんどんパチンコをして欲しいものです。パチンコするならビクトリア。地域に貢献する、安心して楽しめる素晴らしいお店です。
ともかく、そんなわけで2月末で、3m近い雪山が、駐車場にできあがりました。
重機が雪を持っていくのは、近くの公園です。
夏の間は子どもたちが遊具で遊んだり、球技をするほどの、広めの公園ですが、冬は格好の雪捨て場と化すのです。今年も高い雪山ができあがっていました。2階建ての住宅よりも高いですから、5mはあるでしょうか。
そして中程には、雪山の間に、重機の通る道が出来ています。これは、ぜひ入ってみたくなる小道です。
どうやらみなさんの散歩コースらしく、足跡がたくさんついています。犬のフンらしきものも。
そして雪山ですから、当然、子供用のそり(北海道では「スノーボート」と呼ぶ)の跡も。
山をみれば、登ってみたくなるのが、人間ではないでしょうか。それともただのバカでしょうか。
一番高そうな雪山の頂上に着いたときは、嬉しくて思わず両手を上げ喜びの声を出してしまいました。当スタジオの入っている建物(2階建)の屋根より高かったです。
ご近所の笑いものとなっても構いません。あそこの奥さん、体が悪そうだったが、とうとう頭までおかしくなったかと云われても、この喜びには代えられません。
しばらく雪山で遊びました。いつもの見慣れた町内の風景ですが、角度を変えて見ると、新鮮です。冬季限定の楽しみです。岩内山もとても綺麗に見えました。
そのあと、雪山から下りて、今度は港に向かいました。
道路の雪が溶けて川になっていました。そんな流れに春を感じますね。それだけで、なんかハイテンションになってきます。
まるで盛岡市の浅岸駅に行った感覚です。こんなに都会なのに、野人になれるとは。意外です。
冒険心を満喫するには、やはり犬の登場が欠かせません。
昨年、岩内犬マップを作るために取材した犬に期待して足を運びました。すると、驚くべき光景が。
彼はなんとこの厳冬期でも、外で生活しているのです。
下手したらマイナス10度以下なのに。
外犬は体温で丸く雪穴を空ける、と、以前くまちゃんから聞いたことがありましたが、これはまさしくその光景です。
彼はとても警戒して、しばらく唸ってから、吠えていました。
しばらく犬を眺めてから、港をうろつきました。
岩内には流雪溝があるのですが、そこから港へ排出される水に何か期待して、排水口付近で若いカモメが泳いでいました。
それを眺めている、ハスキー犬のなれの果ての雑種犬を連れたおじさん。動物好きに違いありません。
ほのぼのとした気分になり、我々は一路帰宅の徒へ。といっても、100mも離れていませんが。
ちなみに我々は、他の字の地域、いわゆる町内から一歩も外に出ていません。だけど、ちょっとした冒険気分でした。