いってきました
フェリーはちのへ
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岩手(南部)2004秋の巻(1) 2004年9月20日〜24日 お久しぶりです。 2004年の目標を明らかにしないうちに秋になってしまいました。今年の目標は「鍛錬!目指せ霧島−今年は肉体派で−」だったのです。元大関霧島。現・陸奥親方のような隆々たる肉体を目指して……が目標なのです。 これに即して、今年初めての本格的な旅は、なじみ深い岩手に行くことにしたのでした。 ただし岩手でも旧南部藩領しか行きません。 この時期は、スタジオうつほが現在のメンバーとなって10周年の年でもあるのです。 9月20日 (くまちゃん記) 夜7時半、腹ごしらえも済ませ、スタジオうつほメンバーは苫小牧に向けて車で出発しました。目指すは夜12時発の八戸行きフェリー。途中、台風15号の爪痕である、倒木地帯が各所に見られました。見慣れた森がなくなって空が見えていました。 フェリーは特等船室。夜をぐっすり休むために奮発しました。古い船なのであまり期待してませんでしたが、かなり広い部屋でした。 9月21日 雨の陸中八木 寝て起きたら八戸。くまちゃんは起きがけの揺れでちょっと酔ってしまいました。 9時に八戸着。チーフの実家、陸中八木を目指します。1時間もあれば着くところですが、八戸臨海鉄道の踏切を渡ったり、幕内・J文字君の実家に立ち寄ったりして、2時間もかかってしまいました。 陸中八木はまた雨でした。 昼寝のあと、お約束の駅へ。腕木式信号機とタブレット閉塞区間の駅として貴重な陸中八木駅ですが、いよいよ今年は、この両者が健在な路線がJRでも八戸線だけとなり、ますます希少価値が高まって、夏には陸中八木にもマニアが多数訪れたそうです。今年はこの地方も暑かったそうですから、チーフはアイスクリームでも売りに行けばよかったと悔しがっていましたが。 しかも、噂によると、いよいよこの路線も今年のうちに自動信号化(電球のある信号機に)されるとの情報もありますので、注目です。 何か変わったことはないか…、と見ると、ホームの延長工事らしきものをやっていました(マニア情報によるとその理由がわかりました)。そのほかは今のところ変わってないようでしたが。 2回出かけて、列車交換の写真などを撮って、くまちゃん満足です。 9月22日 七時雨へ お彼岸です。午前中は、お盆に行けなかったお墓参りをして来ました。やっぱり雨でした。午後もう一回駅に行って、八木を出発。向かうは県北・安代町の「七時雨山荘」。 山深い岩手の道を走るのは楽しいものです。北海道にはない風景、山並みの重なり、素朴な集落、かつて通っていた頃とそれほど変わっていませんでした。 九戸村のインターチェンジから八戸自動車道に。その手前にある道の駅は、最近出来たのでしょう、知りませんでしたが、ここで南部煎餅の耳を買いました。それから輪のように中が穴のあいた「麩」も。これぞ岩手(南部)です。 高速道で安代インターまで。そこから20分位山を走ると、晴れていればパッと別天地のような盆地が現れます。そこが田代平、七時雨山の麓に広がる草原です。北上川の源流でもあります。 あいにく霧の中でしたが、七時雨山荘に到着。実はくまちゃんがかつてバイトをしていたことがある山荘なのです。 懐かしい山荘の人達は10年前とあまり変わっていませんでした。くまちゃんも変わってないと言われました。ここは周りに人家もないところ。ぼーっとするには最上の場所です。 夜になると、物音一つしません。かすかに遠くで放牧されている牛の鳴き声がするくらいです。 (→つづく) |