Kuma

くまちゃん☆旅のマニアコーナー  2002年青森県の稀少私鉄と稀少八戸線の巻


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営農
南部縦貫鉄道
営農大学校前駅跡
(撤去された踏切警報機が
ホームに放置)



七戸
南部縦貫鉄道
七戸駅跡



十和田市
十和田観光電鉄
十和田市駅
(始発電車がホームに待機)
増水大丈夫?



階上1
JR八戸線・階上駅
タブレット交換



階上駅2
JR八戸線・階上駅
進入する上り列車と
腕木式信号機



八木2
JR八戸線・陸中八木駅
進入する下り列車と
上り出発信号機



八木5
JR八戸線・陸中八木駅
交換後出発する下り列車

こんにちは。スーパーくまちゃん(修行済み)です。

今回も、チーフの故郷、北東北は陸中八木まで行って来たので、その折りの北東北の鉄道事象についてレポートします。

8月16日 青森県の私鉄探訪

早朝4時にフェリーで青森に着いたぼくたちは、寄り道せずに八木に向かうことにしたのですが、青森−八戸間の最短ルート「みちのく有料道路」を抜けてからは、国道4号線に沿って南下しました。この道路沿いには、野辺地と七戸を結び、この8月1日に正式に廃止となった(それ以前は休止)貴重な私鉄・南部縦貫鉄道の線路が走っています。

七戸町にはいるとすぐに、前にも見たことのある「営農大学校前」駅の跡が見えてきました。その名の通り、校門の前にホームがあります。レールもまだ残っていましたが、あたりは草ぼうぼうで、撤去された踏切の警報機がホームの上に置かれていました。もののあわれを誘います。

続けて七戸の町はずれにある七戸駅跡も訪ねました。朝5時です。この鉄道はバスと同じエンジンを持つレールバスが走る路線としてマニアには有名な鉄道でしたが、ひっそりと静まりかえっていました。あと十年もすれば七戸にも新幹線の駅が出来るというのに、この貴重な鉄道が存続できなかったのは残念です。

さらに南下すると十和田市です。ここを起点に三沢まで「十和田観光電鉄」という私鉄が頑張って走っています。十和田市駅を訪れると、ちょうど始発電車が発車を待っていました。5時50分発だったようですが、タッチの差で乗車できませんでした。珍しくチーフが三沢まで車で迎えに行ってもいいと言っていたのに。これまた残念。

ここの電車は東急電鉄のお古の旧式電車で車両マニアには貴重な存在なのだそうですが、新車(これも東急のお古)を導入するために引退するそうです。この夏はその手のマニアが多数訪れることでしょう。

ところで、連日の雨で、線路に沿っている川が大増水をして、今にもあふれそうです。大丈夫なのでしょうか。

8月16・17日 話題の八戸線探訪

さて、チーフの故郷を走るJR八戸線は、今や各種鉄道雑誌に取り上げられる存在となっています。12月の東北新幹線・盛岡−八戸開業に伴う東北本線の第3セクター化も時の話題ですが、時代の流れが対照的な、今なおタブレット交換と腕木式信号機が残る八戸線は注目の的です。特に陸中八木駅は、海を望む腕木式信号機が見られる駅として、『Rail Magazine』誌9月号では撮影ガイドまで掲載されていたほどです。

チーフがボンの散歩に行っている間、陸中八木駅まで歩いて出かけてみたら、案の定いました。マニアの人が。

関東あたりからわざわざ八木まで来ているようです。何度か駅に行きましたが、そのたびに違うマニアの人を見かけました。天気はいまいちで、撮影には不向きだと思うのですが、八木ではしょうがないですね。ぼくも2日に亘り、違ったアングルでの撮影を試みましたが、できあがりは、まあこんなもんでしょうか。その筋の人たちには敵いません。

そして、翌日、隣町の巨匠・フジノシキ先生をお誘いして、階上(はしかみ)駅を訪れました。ちょうど列車交換のシーンが見れる時間でした。腕木式信号機とタブレット交換の様子をシキ先生にもたっぷりと堪能していただき、シキ先生もその魅力を十分に理解されたようでした。ぼくも訪れた甲斐がありました。

ところで、このシステム、いつまで存続するんでしょうか。JRでも八戸線を含め2線区、タブレット閉塞区間が連続する線区は今や八戸線しかありません。訪れるたびに、その姿を記録していきたいと思うスーパーくまちゃん(修行済み)なのでした。

ねむいのでもう寝ます。おやすみなさい。




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