始めに
この観察日記は
2002年初夏、鯉の卵観察日記(その3)
2002年初夏、鯉の卵観察日記(その2)
2002年初夏、鯉の卵観察日記(その1)
の続きです。
8月22日(116日目):孵化から16週間、秋の予感
日中は毎日暑い日が続きますが、台風13号が過ぎ去った後、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきました。もう、夕方散歩していると鈴虫の鳴き声が聞こえます。あと1ヶ月もすれば秋がやってくることでしょう。稚魚達は孵化から16週間経ちましたが、経過は安定して推移しています。死んでいく稚魚もほとんどいなくなりました。2匹のぬしも健在です。しかし、フィルターを導入した後も最近はあおこが発生するようになってきました。毎日1/4程度の水替えをするのが日課となっています。写真におさめてみました。


水槽の様子(2002年8月22日撮影)

今日でまた4週間経ちましたので、ホームページにアップしようと思います。ただ、だいぶ経過が安定してきたので、次回の更新は必ずしも4週間後ではないかもしれません。オフラインでは日記を続けていこうと思いますので、つづきはたぶんアップするつもりです。(つづく)(2002年8月22日記)

8月15日(109日目):孵化から15週間、フィルターの威力
毎日暑い日が続きます。稚魚達は孵化から15週間経ちましたが、経過は順調の様です。死んでいく稚魚もここ一週間で7匹と少なく、いずれも病気や体型が異常なものが死んでいっており、今後にも期待が出来ます。そして、なによりフィルターを導入したことであおこの発生がぐんとおさえられました。今までは水替えして1週間で視界が悪くなっていたのですが、今回は水替えから12日たった今でも視界はかなり良好です。2回程フィルターの掃除と少しの水替えをしましたが、それを割り引いてもやはりフィルターは大切なもののようです。写真におさめてみました。


これがフィルターの威力だ!(2002年8月15日撮影)

今思うと、あと2ヶ月、いや後1ヶ月はやくフィルターを導入していればもっと多くの稚魚が元気に育っていたかと思うと残念でありません。今後の参考になればと思います。
また、2匹のぬしも元気ですが、どうやら警戒心が強いようで、いつも見に行ってもフィルターの裏に隠れてなかなかその姿を拝見できません。えさをあげているのは誰でもなく、この私なのに!そう言えば、昔釣りで釣ってきた鯉を飼育しようとしたことがあったのですが、彼等はプライドが高いのかミミズとかの生き餌しか食べてくれなく、金魚のえさを食べてくれなくて困ったことがあります。今回は稚魚の段階から育てているので、さすがにえさだけは食べてくれます。そのうち自分にも慣れてくれるでしょう。(2002年8月15日記)

8月08日(102日目):孵化から14週間、グリーンFゴールドに感謝
観察日記も開始からとうとう100日をこえました。稚魚達は孵化から14週間経ち、大きさは小さいものから大きいものまで様々ですが、経過は先日水替えをしてから順調の様です。なんと水替えしてから1匹の稚魚も死んでおりません。そして、先日病気が出た希望の星のぬしも、薬のおかげでだいぶ治った様です。まずは一安心です。ただ、えらぐされ病の稚魚にはやはり効果は発揮できていません。写真におさめてみました。


希望の星、ぬしの様子(2002年8月08日撮影)

フィルターを導入したせいか、あおこの発生も抑えられている様です。フィルターの効果については、もう少し経過を見て、触れようと思います。
ところで、以前述べたシッポが上に反り上がってしまった片方のぬしですが、なんとなく原因がわかってきました。よく観察していると、大きいぬしは、水底で頭をこすりつけるようにしてえさをさがしています。その勢いが強すぎて骨格がままならないうちに反ってしまったと思います。対策としては水底に砂利を敷き詰めるのが一番だと思いますが、当面は稚魚が小さいので、えさを食べられなくなってしまう心配があるのでやめておこうと思います。金魚の本によると、水底に砂利を敷き詰めると、そこに住むバクテリアがふんなどを分解してくれて良いのだそうです。きれいな玉砂利を敷き詰める日がくるまで、稚魚達は元気に育ってくれるのでしょうか?(2002年8月08日記)

8月05日(99日目):また薬を入れなきゃ
今日の朝水槽の様子を見ると、最後の希望の星である正常な体型のぬしのシッポに病気らしき症状が現れていました。先日水替えした時に傷がついたことが考えられます。もう手持ちの薬は残っていません。早速今日薬を買ってきて経過を見守ろうと思います。治れば良いのですが。

午前の散歩の後、早速金魚屋さんに薬を買いにいきました。そこで聞いた話によると、今回のようなカビが生えたような病気には、グリーンFゴールドという薬が良いとのことでした(なんとゴールドというだけあって1200円!)。よくよく金魚の本を読むと、昔から自分が愛用していて、先月薬浴にも使った青色の薬は、グリーンFリキッドといって、同じグリーンFにもいろいろあるのだなあと思いました。えらぐされ病にはグリーンFゴールドが効くとのことで、どうりで先月の薬浴は効果があまりなかったはずです。


グリーンFゴールドを投入した後の水槽の様子(2002年8月05日撮影)

今度は水の色が黄色になってしまいました。今度こそ、病気が治ると良いのですが。また、ついでに水槽のカバーを250円で買ってきました。フィルターとの相乗効果であおこの発生がおさえられると良いのですが。(2002年8月05日記)

8月03日(97日目):水槽の水替え、そして、フィルター導入
ここ1週間は、暑い日が続きます。今日も良い天気です。今日は久しぶりに水槽の水替えをしました。また、念願のフィルターを導入することにしました。


救世主となるか?おさかなフィルター(2002年8月03日撮影)


水替えした後の水槽の様子(2002年8月03日撮影)

水がきれいになったところであらためて稚魚の様子を見ると、数が以前と比べてぐんと減ってしまいました。また、少し大きくなった稚魚も上から見ると背骨がまがっているものが多く、ひょっとしたらこのまま順調に育つのは今のところ正常な体型のぬしの一匹だけかもしれません。いや、ひょっとしたら全滅になるかも。それだけ生き物を育てるということは難しいことなのでしょう。(2002年8月03日記)

8月01日(95日目):孵化から13週間
気がつけば今日からもう8月です。外ではセミが盛んに鳴いております。稚魚達は孵化から13週間経ちましたが、経過は順調の様です。しかし、残った2匹のぬしに明暗が現れてきました。片方はだんだん黒っぽくなってきて体型もよく、もう金魚すくいの金魚よりも大きいくらいになってきました。もっとも、泳ぎが非常に速いので金魚すくいのようにはいかないでしょう。一方で、もう一匹のぬしは色が銀色をしていて、シッポのほうで背骨が上に反ってきてしまいました。今後の経過が少し心配です。
まだ、小さい稚魚もいますが、他の稚魚もだいぶ大きくなってきました。次に水替えをする頃には念願のフィルターを導入できるかもしれません。(2002年8月01日記)

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