始めに
この観察日記は2002年初夏、鯉の卵観察日記(その1)の続きです。
6月27日(60日目):孵化から8週間
孵化から8週間経ちましたが、水槽、バケツともまだまだまだまだ順調です。2匹のぬしも健在ですし、アルビノの稚魚も元気なようです。また、次々とぬし候補と呼ばれる程の大きさの稚魚も現れています。しかし、水替えをしてから2、3日ですでに水槽にあおこが発生してしまい、視界が悪くなってしまいました。恐るべし、あおこ。2匹のぬしは水槽の奥のほうでなかなか姿を写真におさめるのは難しいのですが、アルビノ君はよく現れるので写真におさめてみました。


稚魚の様子(2002年6月27日撮影)

稚魚の写真は、梅雨に入ってからマクロ撮影で接写するとどうしても暗くなってしまうので、今日はマクロ撮影をやめました。以前と比べてと小さく見えるかもしれませんが、稚魚達は順調に大きくなっております。そして、今日でまたある程度のドキュメントにまとまったので、ホームページにアップし、またある程度のドキュメントにまとまり次第、ホームページにアップしようと思います。(つづく)(2002年6月27日記)

6月20日(53日目):孵化から7週間
孵化から7週間経ちましたが、水槽、バケツともまだまだまだ順調です。昨日いきなり水替えをしたので、少し神経質になっていましたが、経過は良好のようです。2匹のぬしも健在です。アルビノの稚魚も元気なようなので写真におさめてみました。


稚魚の様子(2002年6月20日撮影)

稚魚の写真は、今までのようにデジタルズームを効かせてないので、少し小さめに見えるかも知れません。(2002年6月20日記)

6月19日(52日目):水槽の水替え
稚魚を金魚鉢から水槽に移し替えてからだいぶ経ちました。水槽の水はあおこで緑色に濁っています。そこで、今日は天気も良いことから一念発起して水槽の水替えをしました。水槽の底のほうは相当汚くなっておりました。また、それまで水面に浮かべていたビニール束もだいぶ汚くなっていたので、思いきって撤去しました。


水替え後の水槽の様子(2002年6月19日撮影)


水替え時の一時退避バッファ用洗面器の様子(2002年6月19日撮影)


水替え前の水槽の様子(2002年6月19日撮影)

稚魚の中には、以前から注目していたアルビノの稚魚も元気な姿が観察されました。また、水槽のぬしと呼べる程大きい稚魚が2匹いました。以前は3匹いたのですが、今日1匹が哀れな姿となって水底にゴミとなっているのが確認されました。果たして、この中からどれだけの稚魚が元気に育ってくれるのでしょうか?

あと一ヶ月位したら稚魚達はフィルターを導入できる程の大きさになっていると思うので、その時はまた水替えをしたいと思います。また、そのうちバケツのほうも水替えをしたいと思います。(2002年6月19日記)

6月18日(51日目):ベスト8の壁
今日、ワールドカップ決勝トーナメント第一回戦、日本対トルコ戦が行われました。残念ながら日本は圧倒的に攻めながらも負けてしまいました。今、夕御飯(五目ごはん)を多べた後、この文章を書いております。
なにか、夢の中から現実に帰ってきた気がします。試合後のインタビューで稲本選手が言っていましたが、続きは4年後のドイツで会いましょうということで。この稚魚観察日記がそれまで続いているとはまさか思いませんが、しばらくはまだ続けるつもりです。

追伸、今日ブラジルの選手団が浜松入りしたそうです。今度、21日に静岡スタジアム「エコパ」で行われるブラジル対イングランド戦は楽しみだなあ。(2002年6月18日記)

6月16日(49日目):死んでいく稚魚の傾向
昨日、今日とまた水槽で2、3匹の稚魚が死んでいるのが見られました。しかし、まだ断定はできませんが、なんとなく死んでいく稚魚の傾向がつかめてきました。

大きく立派になった稚魚は、体型ががっちりしていて、体色も灰色っぽく、水底でどっしりとエサをつついています。それに対して、水面でちょこちょこ泳いでいる稚魚の多くは、やせていて、体色も黒いままで、背びれなど体型も未成熟です。これらの稚魚がどうやら死んでいってしまう様です。

これらの稚魚はまだ多くいますので、しばらくはまだ稚魚の死に直面することとなるでしょう。対策は今のところ考えつきません。強いものが生き残ると割り切るしかないでしょう。(2002年6月16日記)

6月14日(47日目):チュニジア粉砕
今日は鯉の稚魚観察日記とは関係ないのですが、ワールドカップ予選第三戦のチュニジア戦が行われました。結果は、皆さん御存じの通り我が日本は完勝で、グループH組を一位で通過です。今、テレビのニュースを見終わって、風呂上がりでこの文章を書いています。今振り返ると、初勝ち点、初勝利、初予選突破と日本は非常に順調です。
次は18日のトルコ戦。果たして、この鯉の稚魚観察日記と同じくして、日本は勝ち進んでいけるのでしょうか?注目です。(2002年6月14日記)

6月13日(46日目):孵化から6週間
孵化から6週間経ちましたが、水槽、バケツともまだまだ順調です。水槽のほうで死ぬ稚魚はあおこで見えないせいもありますが、ほとんどいなくなりました。以前触れたアルビノの稚魚も元気です。また、大きいものは2cm位になってきました。どちらかというと、バケツにいる稚魚のほうが比較的大きいものが目立ちます。また、バケツのほうにもあおこが発生してきました。


稚魚の様子(2002年6月13日撮影)

稚魚の写真は、梅雨に入ったためすこし暗くなってしまいました。とほほ。(2002年6月13日記)

6月09日(42日目):ロシア撃沈
こんなに夜遅くにパソコンを立ち上げるのは何年ぶりでしょう?少し興奮ぎみですが今日の出来事を振り返っておきたいと思います。

今日の午前中散歩に行くと、昨日は公民館にいたドッジボールの子供達がいません。耳をすますと、上島小学校(かみじましょうがっこう)のほうから校内アナウンスが聞こえます。どうやら今日は小学校で町内対抗の試合が行われているようでした。

夕方、水辺の公園に足をのばすと、子供達が川に入り、自分が卵を採取した辺りでたもで魚を捕まえている様でした。沢山魚が捕れるかなと思いました。また、今日は夕方でも結構熱かったです。サッカーワールドカップの今日の相手ロシアは熱さに弱いようなのでしめしめと思いました。

今日の夕御飯のおかずは父の友だちからいただいた天竜川の鮎のテンプラでした。鮎は魚に占うと書きます。今日のロシア戦にげんをかついで、11匹いただきました。そういえば、今稚魚達にエアーレーションに用いているセラミックストーンはたしか高校生の時、鮎の養殖用にも用いられているというので購入した、エアーの細かいタイプのやつと記憶しております。

そして、運命のワールドカップ初勝利となるのですが、明日はテレビが大変なことになるでしょうね。初戦のベルギー戦では引き分けだったけど試合後は負けたような気分になり、素直に喜べませんでしたが、今日は違います。ぐっすり眠ることができるでしょう。さあ、次は14日のチュニジア戦だ!(2002年6月09日記)

6月06日(39日目):孵化から5週間
孵化から5週間経ちましたが、水槽、バケツともまだ順調といえるでしょう。水槽のほうで死ぬ稚魚も最近は五匹くらいと安定しています。というか、水槽には大量のあおこが発生しており、視界が10cmぐらいしかないので、死んでいる稚魚を判別できません。まあ、見えないほうがフィルターの役目を果たして精神衛生上良いとも思います。水槽、バケツとも写真におさめてみました。


水槽の様子(あおこ発生のため水は緑に濁っています)(2002年6月06日撮影)


バケツの様子(水底にゴミがこどんでいます)(2002年6月06日撮影)


稚魚の様子(2002年6月06日撮影)

稚魚はやせているものから太っているものまで大小さまざまです。太っているものは尻びれもでき、思わず「でかっ!」と心の中で叫びたくなり、だいぶ魚らしくなってきました。そして、水槽の中に1匹乳白色をした突然変異(アルビノか?)のものがいます。今後、この1匹の動向を見守っていこうと思います。元気に育つとよいのですが。(2002年6月06日記)

6月02日(35日目):コップ作戦再び、しかし断念
最近頭を悩ましていたこと、それはバケツのほうは皆元気なのに、水槽のほうは毎日10匹位ずつ稚魚が死んでいってしまうことです。当初、水槽は金魚鉢と比べて容量がでかいためコップ作戦は必要ないと思っていました。ところが今日改めて水槽を観察すると、水槽の中の水流は結構激しい様です。稚魚の死因がこれにあるかとも思い、水槽にもコップ作戦を導入しました。これで稚魚の死亡に歯止めがかかると良いのですが。余談ですが、午前中散歩をしていると、十軒公民館のところで、小学生たちがドッジボールの練習をしており、自分の小学生の頃を思い出しました。自慢ではないですが、自分は結構ドッジボールは強かったです。

コップ作戦を導入して1時間後、水槽を見ると稚魚達の様子が少し変です。数匹が水面で頭を上げて泳いでいます。このままではヤバいと思い、コップ作戦は中止して元通りにしました。やはり稚魚へのエアーレーションは難しいと感じた一時でした。

夕方、水槽のことが一段落して散歩に出ると、途中でなんと自分の黄金の左腕に、空から飛んで来た鳥に糞を落とされました!これは、水槽はバケツに比べて絶対数が多いのだから少しのことで動じず、木を見ず森を見よとのことだと、真摯に受け止めることにしました。(2002年6月02日記)

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