偏在化する電脳社会、WPCEXPO2003
いつもそこにあるネットワーク
冒頭でテーマは「ユビキタス」であると言ったが、それを実現する為にまず必要なのは広域・高速・安定的な通信環境である。そして最も重要なのは継続して利用をしたいと感じさせる魅力あるサービスである。今現在その状況に一番近いところにいるのは携帯電話を主要端末とした各種技術だろう。チケット予約や物品購入に直接利用する場面が実験段階から実用段階に既に来ている。そして今後は地上波デジタル放送を見据えたテレビ受信や動画配信コンテンツも始まろうとしている。一方無線LANを利用した技術は、PCをその主要端末として都市部でのビジネス分野を中心に今後も発展しそうである。VPN等を利用して会社のサーバから直接データを閲覧・更新したりする事も当たり前になってくるだろう。
また屋内、取り分け家庭の中ではホームサーバを主軸に各家電がネットワーク化されるというのも、主にオーディオ分野においては具体化されて来たように思う。でも果たしてこれが冷蔵庫やら電子レンジやらといった白物家電にまで波及するのかどうかはまだ正直言って疑問かな。時間の問題かもしれないけど、分かり易い提案が出ないとちょっと何が便利かよく分からないところだ。
このどこでもネットワークという構想がどの方向性に行きどの程度定着するのかまだ分からないが、何時の間にか自分の周りにも着実に浸透している様子は日々伺えるものである。特に携帯電話は最早電話機にあらず、オールインワンで何でもできる端末としてすっかり定着し、しかも今後もっと大きな広がりを見せる事が分かっている機器である。携帯電話に対する自分的な思想はTuKaの松本人志に近いのだが、通信速度の問題やモニタの解像度、バッテリーの継続時間の向上次第ではあっさりと多機能化奨励派に鞍替えしそうである。
ただ、そうは言いながらも何だか忙しない世の中になっちまうなあ、とか今更ながらアナログ人間的な情感も湧き上がる。一瞬にして広がる情報網は既にその良し悪しの両面を日夜見せている事を鑑みると、必要な技術を正しく理解し楽しく利用したい。そう思うところである。これは技術全般に言える事だが。
〜 オマケギャラリー 〜
Lindowsも触ってきました。アプリケーション起動の遅さが気になりますが、操作性はまずまずですかね。
ところで何故に竹林?
ところで何故に竹林?
おぉ、こんな場所でPaPeRoに出会えるとは!
そういやSONYは新型のAIBOを連れて来てなかったな。
そういやSONYは新型のAIBOを連れて来てなかったな。
んー、車もネット接続の時代とは。
目的はあくまでIT技術です。
だから目的はIT技術だっての!
もうどうでもいいや、って、こ、これは噂の21世紀最大の発明品では!?
人気が有り過ぎて在庫がたくさん有るという噂も最近聞くが・・・。
人気が有り過ぎて在庫がたくさん有るという噂も最近聞くが・・・。
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