偏在化する電脳社会、WPCEXPO2003

給料取りになってから自分の中ではすっかり恒例になってしまったようだが、今年もその例に漏れず行って来た。
以前の会社の時はシステム導入とかを検討できる立場にいたので勤務時間を使って堂々と行けたのだが、今の会社では生憎そんな事できないので、ここ数年は貴重な休みを利用してすっかり自腹で訪問している。おまけに去年までは有明のビッグサイトで開かれていたのに、今年は規模が大きくなったのか幕張メッセになってしまった(交通費は多分安いけど)。全くもう、ただでさえ遠いのにどうしてこういうイベントは規模が大きくなる度益々不便になってしまうのか。臨海部の無い埼玉県民には・・・(以下いつもの愚痴なので略)。・・・ま、好きで行ってるから良いけどさ。

会場入口

ところでこのイベント、元々の名称である「WORLD PC EXPO」が示す通り、パソコンを中心にそれを取り巻く周辺機器やアプリケーションの新製品を中心に展示がされていたのが、近年はその中心アイテムが何なのかすっかりぼやけている。周辺機器を含め、コンピュータはネットワークを介した複数機器の相互連携で利用する事が当然となった今、パソコン単体の性能と機能の向上に目新しいものがすっかり無くなり、今ではデジタルを標榜するものであれば何でもオッケーってな具合で、携帯電話にデジカメ、テレビにビデオに自動車と、本来コンピュータではなかったものや固定化された環境での運用が前提でないものへのネットワークの拡散が広がっている。
本来云われている意味とちょっと違うかもしれないが、このどこにでもあり、どこからでも繋げるネットワーク、これが現在云われている「ユビキタス・コンピューティング」という流れなのだろう。今回の主題は正にこれであった。

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[reports-12] 2005.08.15再編
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