農業風景の日常詩
あぜみち・74
   次

5/10付
 イノシシについでキツネの被害で困っています。
先日、畑にネギを定植したところ、翌日見に行くと畑の一部がグチャグチャに荒らされているのを発見。急ぎ市販の害獣防除ネットを買ってきて畑の周囲に張り巡らせ、更に夜光るセンサー付きのライトも取り付けたりと、侵入を阻止する為の対策を講じたところです。
この畑は南側が崖になっていて、そこに以前からキツネが住み着いていた事はわかっていましたが、最近急に数が増えたらしく、毎晩わが家の畑が運動場となり大迷惑です。
その他にもタヌキやハクビシン等も増えているようで、空き家や耕作放棄地の増加も大いに関係していると思っています。
(塚原)


5/18付
 農作業は田の代かき、苗作りなど大忙しです。有機栽培に切り替えて3年目、田んぼの中は色々な生物で一杯です。藻類、ミジンコ類、豊年エビ、青色をしたイトトンボが飛び回り、カエルも東京ダルマガエル、アマガエルなどたくさんいます。鳥もゴイサギ、カルガモ、コチドリ、などたくさん来ています。必ずしも歓迎したくない生き物も含めて大変豊かになってきています。カメムシ、ウンカなど稲の害になる昆虫も来ると思いますが、クモ、カエルなどに頑張ってもらってやり過ごせると思っています。
 今年は田植のやり方を変えます。苗を一か所に1本だけ植えます。もちろん田植え機を使ってですが、ポットに一粒だけ種を蒔き、大きく育てて3株位に株分かれしたところで植えます。苗同士の競合が発生しないので無駄な株分かれが発生せず丈夫で強い稲となり、収量増、品質向上を期待しています。
 昨年分の米は無農薬有機栽培を希望される方が多く、現在予約で一杯となり、新規の注文はお断りしている状況です。今年は少し面積も増やし、ご希望に添えるよう頑張っています。
 世の中コロナ騒ぎで、安倍政権はコロナ対策そっちのけで火事場泥棒の様に、年金法、種苗法、検察庁法などの改正ひどいものですね。日本国民もここまでバカにされると、さすがに物言う人も出てきますね。私もツイッターというのを始めて、反対の意思表示をしました。これから、大した力にはなりませんが、意思表示をされた芸能人の方などひいきにして行きたいと思います。
(國母)


5/25付
 今年の5月は雨が多い。
まるで梅雨に入ったような天気です。
野菜が傷みやすい。
安定した天気になってほしいと願うばかりです。
田植えが終わった所が多い。
我家ではこれから。
田植えが遅くてもけっこうとれるんですよ。
もう霜の心配がないので
茄子、きゅうり、トマト、かぼちゃ、ピーマン、モロヘイヤなど
植えものが多い。
育ち、実がなるのが楽しみです。
(柏崎)


6/1付
 皆さん今日は、近所の田んぼでは、9割方田植えも終わりました。その近くでは麦刈りが始まり、その後すぐに田植えの方もいらっしゃり農繁期真只中です。
我が家では、春大根の収穫の終盤に入り5月末で終了となり、ネギの定植、播種作業及び病害、虫害予防も併せて行う予定です。
 また、春夏人参の収穫が5月21日からスタートしました。孫娘(3歳)が人参堀りと箱詰めの真似事のお手伝いをしてくれ、「うれしいやら、危ないやら、ハラハラドキドキ」の毎日が始まりました。
更に、びっくりした事は、葉っぱの中に成虫の雄のカブトムシを見つけた事です。今年も猛暑がもう直ぐそこまで来ているのかな?今回も農作業予定の近況報告がメインのお知らせとなりました。あしからず。
お体に気を付けてお過ごしください。
追伸:依然として新型コロナウイルスの猛威が続いております。3蜜(密閉、密集、密接)を避けましょう。換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。
おしまい。(渡辺)
追記:(6月)代表的な花として「アジサイ」があります。色によって変わる花言葉。青〜青紫色は「移り気」「冷淡」「辛抱強さ」「冷酷」「無情」「高慢」。ピンク〜赤紫色だと「元気な女性」。白は「寛容」です。


6/8付
 先日モグラを捕獲しました。庭の芝生の中にいくつも土の山やトンネルを作り荒らすモグラに困り、市販の捕獲器を買い仕掛けたところ、一匹つかまえました。ブリキ製の筒状のもので、入口と出口に弁があり、中に入ると出られなくなる仕組みの簡単なものですが、何度か試行錯誤の末に、やっと成功しました。筒から出してみると、意外に可愛いものでしたが、殺処分することに。
農業をしていると様々な生き物と共存していることを実感しますが、お互いもっと上手に住み分けが出来ないものかと時々思います。(塚原)


6/15付
 菜種の刈り取りをしました。少し早かったのですがカワラヒワという、スズメに似た小鳥が大群できて、熟したところからついばんでいました。これでは全体が熟したときには、私の取り分が無くなると思い収穫しましたが、かなりの被害でした。
 先日、知り合いの養蜂家から、イチゴの授粉で疲れたミツバチを休ませるために敷地内に巣箱を置かせてくれないかと頼まれました。置く場所を選ばないと、ミツバチが農薬の影響を受けて元気が無くなったり、死んでしまうこともあるそうで、私の所は有機栽培の菜種もあり、農薬は一切使わないので最適とのことで、2箱置くことになりました。見ていると天気の良い、暖かい日は早朝から忙しく蜂たちが出入りしていました。4月23日には−分蜂−巣分かれがありました。大群の蜂が竜巻のように舞い、どうなるのかと思いましたが、そのうち、近くのコンクリート壁にかたまってきました。大急ぎで養蜂家に電話連絡したところ、すぐに来て無事巣箱に取り込んでくれました。巣箱が蜜で一杯になると現女王蜂が半分くらいの働き蜂を連れて出ていくそうです。巣箱には新女王が誕生して後をつぎます。この騒ぎで、ハチミツのおすそ分けをいただきました。自分で育てた菜種のハチミツです。少しツンとした菜種の香りのする美味しい巣蜜もいただきました。有機農業をしていると色々体験できます。(國母)


6/22付
 田んぼもすっかり緑色に彩られて、実りの秋まで無事な成長を祈りつつ新米を楽しみに待っています。今年はカメムシの大発生が予想されていて、今から心配です。カメムシは実った稲穂を吸って、黒い点をつけてしまうのです。黒い点の入ったお米、見たことありませんか?産直センターには色彩選別機がないので、どうしても混じってしまうのですが、あまり多いと困ってしまいます。とはいえ高価な機械、易々とは購入できないのも現実。被害がないことを祈るばかりです。
 先日、新婦人の皆さんと産直協議会を開きました。今年のお米の取り扱いについて色々とお話ししました。結果、昨年と同じ値段、同じスケジュールで行けそう、ということになりました。あまりに不作だと変更もあるかもしれません。
農業は自然に左右されます。みなさんもおいしいお米ができますようにお天道様にお願いしてくださいね。(小室)


6/29付
  梅雨真っ只中
天気の良い日にじゃがいもを掘ろう。
天気予報を見ながらの野菜収穫、畑仕事。
予報が当たってほしいと思う時期です。
 今、何の種を蒔いたら大丈夫だろう。
夏を迎え、暑さに強い野菜は?
虫に食われたり、病気になってしまったり
なかなか難しく、頭を使います。
 茄子、きゅうり、かぼちゃがゴロゴロなり
成長が楽しみです。
(柏崎)


このページの最初へ

前ページへ
次ページへ



私たちのモットー
主な生産野菜





農事組合法人栃木産直センター