農業風景の日常詩
あぜみち・72
   

1/6付
 2020年はどのような年になるのでしょう。いや受け身ではいけないですね、どんな年にしましょうか。とは言いながら、一人の力は弱いし、いろいろ騒いでもなかなか世の中変わらないし・・・。諦めずに飽きずにコツコツと出来ることをやって行くより他ないか、 と思っています。
 農業では引き続いて農薬、除草剤を使わないで有機肥料で作物作りを続けようと思います。希望も少し見えてきました。土が健康的になってきた実感があります。 今まで私の所の畑はニンジンには合わないと思っていました。でも自作の有機液体肥料を追肥で使うようになって、美人の美味しいニンジンが出来るようになってきたのです。ネギもです。
 次に、有機栽培の米、麦、大豆、野菜などもっとたくさんの人に食べてもらいたい、また作ってもらいたいと思っています。 消費では特に農薬の影響を受けやすい子供たち、 若い人に。生産も若い世代で取り組んでくれる人を増やしたいですね。そのためには機会があれば、多くの人に農業の事、食べ物の安全、健康の事伝えて一緒に勉強したいですね。
 今年もよろしくお願いします。
(國母)


1/14付
 今年もおいしい野菜を作れます様、がんばらなければ――。と思います。
昨年は、台風など秋の雨の多い年でした。
まく時期がむずかしく、よい野菜ができず、今もって高値が続いています。
気候に左右される。それは理由にはならないのですが・・・。
 今年は安定した天候であります様、今、春野菜の種を播いています。
楽しみにしていてください。
(柏崎)


1/20付
 新年明けましておめでとうございます。東京で2回目のオリンピックが開催される2020年は、日本にとって大きな節目となります。また、この年は「子年」にあたり、再び新しい十二支のサイクルがスタートする年でもあります。
ここである文献からの抜粋ですが、子年の人の性格と特徴「ねずみ=寝ず身」とされ、真面目にコツコツと働く人が多いようです。倹約家で不要なものにお金を使わないため、若いうちから財を成すことができます。
また、ねずみはどこでも生きていけるだけに、人や場所をえり好みしません。環境への適応能力が高く、誰にでも合わせられるのが特徴です。コミュニケーション能力に長けているとの事。ねずみ年に肖(あやか)り前向きに暮らしましょう。
 話は変わりますが、昨年の暮れから年始めに掛けて、温暖化の影響なのでしょうか?各スキー場では雪不足の為、オープン出来なかったり、各イベントの中止が相次いでおり大変な状況の様です。
例年多発する、屋根の雪下ろしでの転落事故、雪山での遺難等が少ない反面、農家の方の冬場の収入源である除雲作業による日銭稼ぎが出来ないとの皮肉な一面もあるとの事。
 我が家では、現在「春人参」「春大根」「春ネギ」の播種?トンネル掛けの真只中です。いつも以上に温かい日々が続いており、体は楽ですが、気持ちの上では四季が無くなっているなと思いながらの今日この頃です。
(渡辺)
追記:1月の代表的花として「ウメ」があります。梅(ウメ)全般の花言葉は「高潔」「忠実」「忍耐」。白梅の花言葉は「気品」。


1/27付
 この冬は日本各地で記録的な暖冬で、雪も少なく夏場の水不足も懸念されていますが、ネギや人参を出荷している我家にとっては、寒さによる傷みが少なく有難い冬となっています。
ところで例年正月気分も抜けるこの時期になると、そろそろ税金の申告の準備やら本年の作付計画を考えたりと、何かと気ぜわしい感がありますが、同時にこれから新たな一年がスタートするんだという高揚感もあります。農家に定年はないので、生涯現役、今年こそはのチャレンジ精神を忘れず頑張ろうと思います。(塚原)


2/3付
食の安全、学校給食

 前回のお便りで世の中、なかなか変わらないと言いましたが食の安全、子供たちの未来に関することは、すでに変わりつつあることを実感しました!その中心はやはり女性、お母さんです。私たちも頑張らないと取り残されます。
 1月8日東京で「世田谷区学校給食を有機にする会」の集会に呼ばれて参加しました。有機栽培の食材を提供する側として、民間稲作研究所の稲葉さんなどと出席してきました。集まったのは、世田谷区の小中学生のお母さん、Foods for childrenという団体、他団体、地方議会議員、国会議員(議員は自民党、公明党を除く党)、農業と食の安全に関心のある人々、生産者など多彩で30人くらいでしょうか。会議の中で当面米、麦(パン、うどんなど)、大豆(みそ醤油)から始めることとなりました。出席者は9割方女性でした。給食の課題など子供に関することは超党派で協力しやすい、関心のあるのは女性ということと思います。とりあえず、3月9日(月)に「学校給食を有機にする全国集会 in 世田谷」が世田谷区で開催されます。関心のある方は問い合わせください。
学校給食が有機になると、有機栽培農家にとって追い風となり、持続可能な農業としての家族農業の健全な方向性が強くなります。世田谷区は都心で、米の自給はできず、周辺から支援が必要です。そのお手伝いをすることになります。自分の所、自分の孫にも早く有機の給食を食べさせたいですね。(國母)


2/10付
 新型コロナウイルスが猛威を振るっている中ですが、みなさん対策は万全ですか?過度に反応するのは危険ですが、まずは手洗い、うがい、顔洗い、そしてマスクですね。アメリカではインフルエンザが大流行して、多くの死者も出ているという事です。こうなってくると体を守る為には、ウイルスへの対抗力を高めていくのが効果的とのこと。野菜や果物、そしてたんぱく質を多めに摂る食事、適度な運動、あとは乳酸菌などを摂って、腸内細菌を元気にしてあげる。野菜は旬のもの、地場のものがいいようです。
健康な体は食事から、医食同源は古くからの中国の教えです。
 安全な食べ物ってなんだろう、と考えていた時に、たまたまラジオで自然農法でお米を作っている方の話を聞きました。以前には自然農法で野菜を作っている方の話も。どちらも聴いていて思ったのは、今の日本の情勢では、かなりのこだわりと思い入れがないと困難な道なんだなということ。でも、先人がいるってことは技術が確立していくってことでもある訳で、これからの日本の農業にとって財産なのではないかという希望を持ったことを記憶しています。ゆっくりでも薬に頼らない農業へと進んで行くといいと思います。その為には、自分たちも、国も変わっていかなければなりませんね。(.com)


2/17付
 今年は暖冬です。霜柱は数回みかけただけ。からっ風もなく、暖かい日が続いています。
12月、1月、2月と春大根を蒔き、3月、4月とこれから蒔きます。
また、春野菜を定植したり、種を蒔いたりします。春野菜がよくできますようにと願いつつ。
 今日、寒仕込みみそを造りました。米こうじ、大豆、塩を混ぜ、10月までねかせておきます。減塩、無添加のみそです。おいしいですよ。(柏崎)


2/25付
 大変だ!大変だ! 世界中で新型コロナウイルス感染被害やら風評被害で本当に大変だ!
世の中、便利になり世界中の人?もの?金?情報等々の行き来が当たり前となり、今回は、もろにマイナスインパクトとなってしまいました。一般庶民の私達が取れる自主防衛策としては、こまめな手洗い、 マスクの着用、なるべく人通りの多い所は避ける。 (これがー番難しい)東京2020は大丈夫だろうか?
リーマンショック級の経済打撃がありそうな予感???
 さて、話はかわりますが、2月も後半に入り、 徐々に温かくなってきましたね。花粉症の季節で嫌な思いをされる方々はお店にマスクが無くてこれまた大変ですね。
 今回は取り留めの無い話ばかりで申し訳ありません。何故かと言うと、日々の作業終了後に、 毎晩遅くまで目を赤くして確定申告と消費税のまとめをしています。消費税率変更に伴い、計算が複雑になりこれまた大変だ!
おしまい。(渡辺)
追記:(3月~4月)花として「フリージア」があります。 フリージアの花言葉は「あどけなさ」「純潔」「親愛の情」


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