農業風景の日常詩
あぜみち・71
   

11/5付
 「ぞうれっしゃがやってきた」は実話をもとにした、子供たちと大人で歌うミュージカルで1986年初演以後、各地で歌い続けられています。内容は戦争を生き抜いた日本でたった2頭の象と、その象を戦争から守った人びと、戦後その象の所へ各地からくる子供たちの物語です。
下手の横好きで、毎週1回練習し、12月に日光市で公演があります。小学校1年から6年生くらいの子供たちと歌っていますが、その生き生きとした声、全身を使っての振り付けを見聞きしていると大変楽しく、大袈裟ですがこの子供たちの健康、将来は命を懸けても守ってあげなくてはという気持ちになります。残念ながら場所が遠いので、わが孫たちは参加してないのですが。
直接この子たちの口には入らないかもしれないが、安全で安心できる有機栽培の農産物を作り続けようという決意を新たにしています。
 そして今年はいわゆる農福連携にも少しかかわりました。だんだんわかってきましたが、有機農業はそれらの中心になると思っています。またそのことは別の機会にお伝えします。
最後に一言ご連絡。私の農園のとちぎの星コシヒカリ玄米、うどんの残留農薬検査を農民連分析センターに出していましたが、いずれも検出無しとなりました。(國母)
※日光少年少女合唱団演奏会 日光総合会館ホール(日光東照宮前)
2019年12月8日(日) 午後2時開演 入場無料


11/11付
 連日続いたナスの出荷作業もほぼ終り、稲刈り等の秋の農作業も一段落したので、家内と二人で、車で長野、新潟方面に旅行に行ってきました。今年は紅葉が遅れているとのことですが、奥只見湖の効用は丁度見頃で、遊覧船からの眺めは最高でした。我々自営業の良い所は、平日出掛けられる事で、ずっと高速道路を走り通しでしたが、どこもすいていて快適な2泊3日の旅を終えて、また農作業を頑張ろうという気持ちにさせてくれた3日間でした。
(塚原)


11/18付
 皆さんこんにちは、先日までの異常気象によつ暑さや台風による豪雨、強風被害等の出来事があり大変でしたね。
さて、季節は着実に進んでおり、関東周辺の山々では紅葉のシーズンを迎え、山への行楽に行かれる方、また、インドアの方々は、テレビ観戦で、バスケットボールの八村選手やボクシングの井上選手、その他色々な方々の活躍があり楽しい事が沢山ありましたね。
そんな日々を過ごしているうちに、木枯らし一号がもう直ぐそこまで来ています。皆様風邪などひかないように、是非とも我々産直センターのメンバーが丹精込めてつくりました品々をご賞味頂き、体調万全で今年も残すところ1か月半を乗り切ってください。
追記:11月の誕生花は、ガーベラとツバキです。ガーベラの花言葉は、「希望」「常に前進」「前向き」などです。ポジティブなものが多く、相手を応援したいときなどに贈る言葉にぴったりです。(渡辺)


11/25付
 みなさんこんにちは。日ごとに寒さが身にしみる頃となりました。
これからは温かい具沢山スープや鍋物が恋しくなりますよね。
私はこの季節必ず作るのがバターナッツカボチャ≠使ったポタージュスープです。コクがあって濃厚でおいしいです。
最近は直売所などで見かける事も増えたと思います。見かけたら手に取ってみて下さい。
(稲葉)


12/2付
 私の孫たち、そして、すべての子供たちにも伝えたい事。
 私たちの小さい頃も農薬はありました。しかし使用は限定的で、畑でも、庭先でも素足で遊びまわれました。DDTを頭から掛けられたという方もいるかもしれませんが。
 でも、今の子供たちはどうでしょう。あちこちで神経毒農薬がまかれ、通学路でも除草剤がまかれ、素足で安心して遊べるところもあまりない。そして、遺伝子組み換え食品、添加物、農薬、除草剤残留の食べ物に取り囲まれています。2人に1人がガンになる時代?どこかの生命保険会社の宣伝文句ですが、いつからそうなったのでしょう。学校では授業についていけない子が増えて先生の手が回らないそうです。豊かに見えて決してそうでない、偽物にあふれた世界を生きていかなくてはならないサバイバルです。子供たちにまず伝えたい事、安全な食べ物を見抜き選んでいく力。本物を見抜く力と思います。そのような能力は今の学校で育ててくれるでしょうか。本当は、まず最初に教えてほしいことです。学校で教えてくれないのなら、自分達が伝えなくてはならないでしょう。
とりあえず、子供向け料理教室(安全なおやつ作り)などどうでしょうか。

こくぼ農園ブログはじめました。
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12/9付
 カレンダーも残り一枚となり、今年一年を振り返ってみると、ナスやネギの一部で日照不足や台風の影響で被害が出たものの、それ以外の作物に関してはだいたい平年並みと感じています。しかし、全国的にみると、広範囲にわたって水害が発生し、生活の基盤を失った人も多数いる事を思うと、我家でも建物共済の見直しや、国で進めている農業収入保険制度への加入について、本気で考えてみる必要があるのではと思う一年でした。(塚原)


12/16付
 皆さんこんにちは、12月になり朝晩の寒さが厳しくなりました。当方では、収穫と播種作業でてんてこ舞いです。
収穫面では、コンバインに似た人参ハーベスターと言う機械での秋冬人参の掘り取りが真っ盛りです。また、お正月に向けてゴボウの需要が高まり、 掘り取り選別作業に悪戦苦闘中であります。更には、ネギの収穫作業が重なっています。
播種面では、春大根、春人参があり、越冬に向けてのトンネル掛け作業、 そして、初夏に向けてのネギの定植等々の作業が重複しております。いずれにしましても、忙しさのあまりあっという間に時間が過ぎてしまう、貧乏暇なしの今日この頃です。
 話は変わりますが、平成から令和へと元号がかわりました。平成はバブルの崩壊に始まり、阪神並びに東日本大震災、新潟及び熊本地震、 各地での集中豪雨による甚大な自然災害、事件では、オウム地下鉄サリン、毒入りカレー、通り魔等々の事件など枚挙にいとまがない時代でした。これから、令和に代わり2020のオリンピックで幕を明け、明るい未来に向かう事を切に願いこの辺で終わりにしたいと思います。
皆様、来年も宜しくお願いします。(渡辺)
追記:12月の花はポインセチア。ポインセチアの花言葉は「聖夜」「幸運を祈る」ポジティブなものが多く、相手を応援したいときなどに贈る場合にぴったりです。


12/23付
 皆様、今年も一年本当にありがとうございました。
 今年は立て続けの台風被害を始め、様々な自然災害に翻弄される年でした。農業を取り巻く環境でも、種子法の廃止やTPP、日米FTAなど、未来の食料はどうなってしまうのか不安を抱かせるものばかり。生産者、消費者ともに考えなければならない問題だと思っています。
 来年の事をいってももう鬼は笑いますまい。自然との共生は来年からも厳しいことは多いと思いますが、皆様の理解と協力のもとに、これからの日本の農業、そして産直運動そのものを一歩でも前に進めていけたらと考えております。
みなさま、お体にはお気を付けて、よいお年をお迎えください。
(代打 職員.com)


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