農業風景の日常詩
あぜみち・69
   

7/2付
 みなさんこんにちは。もう7月!!1年の半分が過ぎてしまいました。早い!!
でも、私の家のメイン仕事「かんぴょうむき」は始まったばかりです。早起き生活が2ヶ月は続きます。がんばらないと。
 以前、「あの大きなプリンスメロンは何?」と友人に聞かれた事があります。生産量日本一でも『かんぴょうが夕顔から出来る』と知らない人も多いんですよね?去年、直売所などで『夕顔』を見る事が増えたような?かんぴょう≠謔閧熈夕顔≠ナ買うのもお得だったりするので、見かけたら手に取ってみてはいかがでしょうか?
(稲葉)


7/19付
 このところの日照不足や低温で、ナスの生育が遅れ、収量も半分くらいに落ちこんでいる状態なので、他の作物にも影響が出るのではと心配しています。
更に気がかりなのが、アメリカとの貿易交渉。参院選後にどんな無理難題をつきつけられるのか分かりませんが、これ以上食料自給率を下げる様なことだけは絶対にやめてもらいたい。それでなくても耕作放棄地の増加と担い手不足は年々深刻になるばかりです。(塚原)


7/22付
 みなさんこんにちは。
我が家では「春人参」の収穫がやっと終わったと思いきや、「秋冬人参」の播種準備の為、畑の耕運、肥料散布等々で悪戦苦闘中です。
 そんな状況ですが、「ネギ」と「短根ゴボウ」の収穫の時期となり、作柄は例年以上に順調のようです。
両方の野菜とも滋養強壮によく、天婦羅、薬味等で食し、梅雨明け後の猛暑に備え、体調管理に万全を期して農作業に励みたいと思います。
 追記:7月は「ひまわり」や「アサガオ」が見ごろです。暑さに負けず頑張ろう!
 (渡辺)


8/2付
大暑は過ぎて
 先週23日は大暑でした。とっても暑い・・・はずですが、どうも今年の梅雨は涼しいので、大暑と言われてもピンときませんね。でも、梅雨が明ければ猛暑との予想も出ています。要注意ですよ!水分、塩分、睡眠、休憩を十分に摂って熱中症にならないように備えましょう。
熱い(?)参議院選挙も終わりました。これから日本は、そして日本の農業はどこへ向かっていくのか、一有権者としてしっかり注視していかなければなりませんね。たとえどんな政権になろうとも、おかしいものはおかしいと言っていく事が大切だと思います。「諦めたらそこで試合終了なんだ!」なんてマンガやドラマみたいなセリフもこんな時は心に響きます。何事も終われば、さあ次!ですね。(代打.com)


8/9付
 みなさんこんにちは。
梅雨が明けたとたんのこの暑さ。熱中症対策をしながらの農作業です。みなさんも注意してくださいね。
 今回、坊ちゃんかぼちゃを入れたのですが、直売所では「ホクホク甘くて美味しい」と言われました。今回で最後の出荷になります。よろしくお願いします。
(稲葉)


8/20付
 長いお盆休みも終わり、日常生活へ戻りますね。時差ぼけにはなっていませんか?海外へいかずとも生活のリズムが変わると結構体調にきます。
 皆さんは覚えていますか?アメリカ大統領トランプさんが来て、大接待をしたあの数か月前の事を。あの時にお約束していた「いい知らせ」の中身がなんとなく見えてきました。ハッキリとした発表はないものの、農産物をたくさん買わされるもようです。
ただでさえ食料自給率が非常に良くない日本で、さらに農作物の輸入とは・・・。
安い物が入ってくるんだからいいんじゃないか、みたいな論調に流されると、日本人は本当に安い外国の野菜や果物やお肉しか買えなくなってしまいます。
今やアメリカでも、有機野菜や有機原材料の加工品を高いお金を出して買うような事態です。輸出用の安い農産物の安全性がどうなるかなど推して知るべし。ちゃんと調べる手立てはあるのでしょうか?
やっぱり近いもの、地場のものを守っていかないと、日本の食の未来は大変な事になってしまいそう。今こそ消費者が大きな声を上げる時です!(代打.com)


8/28付
 ブータンへ7/27から8/3まで行ってきました。民間稲作研究所のJICA支援を受けての援助3年の最終仕上げのお手伝いです。日本からは研究所の稲葉理事長、理事で化学者で、通訳もする坂田さん、ブータンの食の女性研究者で通訳もする総合地球環境学研究所の小林さんと私の4名が参加。
 私の役割はまず搾油機の修理です。搾油機のある農場には日曜日の午後遅い時間に到着。休日なのに、農場関係者の方が10名ほど集まっていて、これはどうしても修理しなければというプレッシャーの中、挨拶もそこそこ、修理にかかりました。ブータンの方々も積極的に手伝ってくれて、熱意、積極性を強く感じました。

 あたりがすっかり暗くなるころ、修理が完了し試験に入りました。電源を入れ回転スイッチをいれ、搾油機が静かに回転を始めると、皆さんから歓声が上がりました。近所の方が、お祝いの時に食べるという、干しブドウ入りのサフランライスと、ミルクティーを持ってきてくれました。暗い中みんなでいただきました。農場の若い作業員、農業省の案内役の職員などみんな作業を手伝ってくれ、喜びを分かち合いました。

 翌日はブータン王立大学の有機農業学科新設記念のセミナーに参加、日本の有機栽培の実例紹介をさせていただきました。学生が真剣に聞いてくれました。
 一日置いて修理した搾油機での大豆の搾油試験をしましたが、準備された大豆が乾燥不足で、順調にはいきませんでしたが、みんなで試行錯誤し、どうにか小さな瓶に1本絞ることができました。まだまだお伝えしたい事、写真など多いですが、またの機会に。

 福田屋宇都宮インターパーク店催事場で8月28日から9月2日まで、有機農産物マルシェが開催されます。私も出店します。色々工夫しています。ぜひお越しください。
(國母)


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